マッドサイエンティストと毒舌歌姫   作:アッシュクフォルダー

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第十二話 ポケットサーキット

木原天成が、暇そうに、ゲームセンターに、

訪れたら、何やら、催しがやっていた。

 

(これは…ポケットサーキットか…懐かしいな。

俺も小学生の時は、よく一人で遊んでいたな…

後、ダチと、よく競い合っていたけど、

俺は、いつも、負けてばっかりだったな…)

 

と、俺はポケットサーキットの光景を見て、

懐かしがっていた。

 

どういう訳か、観に行きたくなり、

俺は、会場を、覗くことになった。

 

今日は、学校無いから、

暇だし、観に行くか…と思い、

軽い気持ちで、ポケットサーキットの会場に、

足を運ぶのだった。

 

(子ども達の熱狂も変わっていない。

十年経っても、やっぱり、根強い人気だな、

ポケットサーキットは)

 

ポケットサーキットとは、

おもちゃの車を、パーツでカスタマイズして、

走らせて遊ぶ、おもちゃである。

 

なお、略して、ポケサーである。

 

驚くことに、俺と同い年位の、

女の子達が、遊んでいた。

 

どういう訳か、宮益坂女子学園の子達が遊んでいる。

 

どんなに、カスタマイズしても、

どんなに、バランスよく性能を、良くしても、

勝てないのは、勝てなかったな…

 

運が悪いとしか言いようがない位だったな…

まぁ、勝ったことがあるのは、片手で数える程度だったな…

むしろ、これだけに限って、競い合って、

負けることが多かったな…

 

「あっ、キミは…天成くん!」

 

と、ポケットサーキットの主催者である、

ポケサーファイターが、話しかけった。

 

「ファイター…久しぶりだな、六年ぶりだな」

 

「あぁ、まさか、天成くんと、こうして、出会えるとは、

思わなかったよ…今、何しているの?」

 

「今は神山高校の全日制に通っているよ」」

 

「そっか、俺の母校だな」

 

「そうなんだな」

 

「俺はな、このバイトだけじゃなくて、

他にも、バイトをしていてさ…

このポケサーファイターの仕事の時給は、

1050円なんだ…」

 

「そ、そうなのか…」

 

「あぁ、正直、辞めようと思ったけど、

でも、何ていうか、天成くんの顔を見たら、

まだ、辞めたくないって、思うようになったんだ…」

 

「マジかよ…」

 

「あぁ、天成くんも、時々、顔を見せてやってくれ。

その…俺の元気が出るから!」

 

「あぁ、人の役に立てて、俺も嬉しいぜ」

 

「何ていうか、最近は、女子高生が、

時々、遊びに来るんだ」

 

「あーまぁ…見た感じ、宮益坂や神山の、

制服の女の子達だな…セーラー服とか、ブレザーの子もいたな…」

 

「まさか、女子高生が、ポケットサーキットに、

関心を持つとは、思わなかったよ」

 

「ある意味、驚き」

 

ポケサーファイターと、昔話で、花を咲かせた。

 

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