マッドサイエンティストと毒舌歌姫   作:アッシュクフォルダー

13 / 26
第十三話 結婚式のエキストラ!?

天成は司と電話をしていた。

 

「結婚式のエキストラ!?」

 

「うん、本当は、俺がやりたかったけど、

体調が悪すぎて、出れなくなった!

だから、お願い!頼む!天成しか、

頼める人がいない!」

 

「わかった。やろう!」

 

「さすが、天成だな!頼りにしている!」

 

 

その後…結婚式会場にて。

 

「すみません。本日エキストラとして参加する、

天馬司の代役の木原天成っていう者ですが…」

 

「あぁ、先ほど、お電話してもらった方ですね。

皆さん、あちらの控室にいらっしゃいます。

衣装も用意していますので、着替えてから、

あちらへどうぞ」

 

「ありがとうございます」

 

(それにしても、厳かで豪華な結婚式場だな…

ちゃんとしている…見るのは初めてだけど)

 

着替えた後…

 

(サイズはあったけど…それにしても…

エキストラは、俺を含めて、20人くらいか…

こういうことは、あまりよくわからないが…

わざわざ、こんなに集まるってことは、

きっと盛大な式になるはずだ。

司の頼みだ。頑張らないとな。

 

司から転送してもらった、メールの内容は、

先ほど、大まかに確認したが…

当日は、演出担当者が説明する。

と、あった。まだ、それらしい人物が見当たらないぞ…)

 

 

2人の式場スタッフが、挨拶した。

 

「エキストラの皆さん、お待たせしています」

 

「いよいよだな」

 

「只今、本日の演出担当の方から、

連絡が入りました。少々遅れるようです」

 

「その為、先に本日の流れを、

我々、式場スタッフが、ご説明します」

 

(俺も、よくわからないから、

説明してもらえるのは、助かるな)

 

「まず、今回の内容は、新婦様から新郎様への、

サプライズとなっていますので、

他の出席者の方に、内容を言うのは、

一切禁止されています」

 

「事前にお知らせした通り、

今回、皆さんにやっていただくのは、

式場内のフラッシュモブになります」

 

(フラッシュ…モブ?なんだろうな…?

どんなことをするんだろう?)

 

「段取りとしては、次の事を致します。

まず皆さんには、出席者のふりをしつつ、

屋外の人前式に参加していただきます」

 

「式の最後に、立会人代表である、

新郎様のご友人が、おふたりに対して、

こう言います」

 

(いかなる時も、互いに愛し合うことを誓いますか?)

 

「と、問います」

 

「新郎さまが誓い、新婦様が誓おうとした時、

この男性の方に、ちょっと待った!

と、声を上げていただきます」

 

(…?ちょっと、待った…?」)

 

「この男性の方には、新郎様の前に立ち、

こう言います」

 

(自分も彼女を愛している! 結婚しよう!)

 

「と、その場で、彼女にプロポーズします」

 

(…?)

 

「そこで、新婦様は、(私はこの人しかいない)

と、新郎様を選びます。

皆さんは、その場で、お幸せにと言い、

そのセリフをきっかけに、ダンスと歌が始まり、

おふたりを祝福する、内容になっています」

 

(よくわからないが…頑張ろう…難しいけど…)

 

「ダンスと歌については、既に担当が振り分けられています。

各自練習してください」

 

「その他、詳細はについては、

演出の担当者が、到着次第、

指示があると思いますので、お待ちください」

 

こうして、天成を含む、エキストラ達は、

ダンスと歌の練習をするのだった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。