草薙寧々は鳳えむのことが好きだった。
友情もだが、恋愛的にも好きになっている。
「私…なんだろう…えむといると、すごく安心感が沸いてくる。
それに、なんでだろう…えむのことが好きになった。
likeの方じゃなくて、loveの方に変わっている…」
と、寧々はえむに対する恋心が溢れかえっていた。
(天成や類がいるけど…でも、えむの方が好きになってくる…
どうしたらいいの?この恋心…天成に何て言えば…)
と、寧々は思い切って、天成と類に直談判をした。
「フフッ、寧々くんは、えむくんに恋をしているって事。
僕は知っているよ?」
「知っていたの?」
「顔を見たらわかるよ?」
「そ、そっか…」
「俺もだ。俺より大切な人が出来たんだな」
「う、うん…」
「なら、目的は一つだ。寧々がえむを幸せにすればいい。
結婚して、幸せな家庭を築けばいい」
「えっ!?」
「司くんなら、告白しろ!とか、言いだしそうだよ」
「まぁ、司なら、言いかねないしな…」
「寧々は、どうしたい?」
「えむとケッコンして、幸せに暮らしたい」
「それなら、告白してこい!」
「わ、わかった…」
寧々は意を決意して、えむのいる、宮益坂女子学園へ。
「寧々ちゃんが、宮益坂に来るなんて、珍しいね」
「そりゃ、珍しいよ」
「それで、寧々ちゃん?急にどうしたの?」
「私、その…えむとお付き合いがしたい!」
と、寧々は思わず叫んだ。
「ほえっ?」
と、えむは首を傾げた。
「だって、私、えむのことが好きで、
ずっと、ずっと、付き合いたいって思っていて…!
それで、その…」
「ありがとう…あたしも寧々ちゃんと付き合いたい!」
「えっ?」
「寧々ちゃんは、夢中になる位、あたしのことが好きで、
コイビトになりたい!って、気持ちが、
弾けているんだね!」
「う、うん…」
こうして、寧々はえむと付き合うことになった。
それを、天成たちに伝えた。
「寧々が、それでいいなら、俺は良いと思う。
寧々が幸せなら、それでいい」
「そ、そんな…天成や類や司より、
えむを選んじゃって…」
「俺たちは大丈夫だ!」
「俺も頑張って女の子を探すよ」
と、天成は改めて新しい恋人を探す事になった。
「フフッ、何だろうね。寧々くんの、
これからを共に生きるのは、えむくんが一番だと思う。
僕は思うよ?」
「寧々がえむと付き合うとは…!
幸せに生きて欲しい!俺は!いつまでも、応援するぞ!」
と、司が叫んだ。
(よかったな。寧々。本当に心から愛する人が出来て。
俺も幸せだよ)
と、天成は感じるのだった。