マッドサイエンティストと毒舌歌姫   作:アッシュクフォルダー

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第十八話 木原天成の接客

木原天成は楽器屋さんの短期アルバイトに参加していた。

 

その時、天成は青柳冬弥と再会した。

 

「木原先輩?」

 

「青柳ではないか。結婚式のエキストラ以来だな」

 

「はい。その節はお世話になりました」

 

「俺もだ。改めて礼を言おう」

 

「はい。今日はよろしくお願いします」

 

「はい。よろしくお願いします」

 

楽器屋の短期アルバイトで、

木原天成と青柳冬弥は、それに応募して、

偶然、出会うのだった。

 

「青で統一しているな…」

 

「美しい…」

 

「そうですね。大事なことを学んだんです」

 

「大事な事?」

 

「はい。音楽を楽しむ心、それに接客のやり方です!」

 

「心得て来たって感じだな」

 

「はい」

 

青で統一された、外観。

海をモチーフにしており、

 

サックスやホルン、トランペットにギターにキーボード、

ドラム、トロンボーンまで置かれていた。

 

果たして、接客は成功するだろうか…?

 

「木原先輩は、アルバイトの経験はありますか?

自分は全くなくて…」

 

「俺も、あの結婚式のエキストラ以来だったからな…

後は、色々な手伝い位だな…」

 

「色々なアルバイトの経験をしていそうだったので…」

 

「役に立てなくて済まなかった。

だが、俺も冬弥の力になる」

 

「ありがとうございます。木原先輩」

 

こうして、二人で接客をこなしていった。

 

その時だった。

 

「いらっしゃいませ」

 

「えっと…その…」

 

「何かお探しですか?」

 

「ひゃぁっ!そ、その…」

 

「えっとね、この人ね、ピアノクリーナーと、

ミントモップを買いに来たんだ」

 

「そうでしたか。それなら…」

 

と、天成と冬弥はピアノの周辺アイテムコーナーへと、

お客様を案内した。

 

「ありがとうございます…」

 

「またの、ご来店お待ちしております」

 

と、冬弥と天成がお辞儀をした。

 

二人は、次のお客様を接客していた。

 

「…」

 

「何かお探しですか?」

 

「そ、その…サックスを演奏したくて、

動画を観て、カッコイイって思っていて…

でも、音の出し方がわからなくて…」

 

「サックスの音の出し方か…」

 

と、冬弥が考え出す。

その間、天成は初心者用のサックスを、

そのお客様に、勧めるのだった。

 

すると、冬弥が…

 

「木原先輩、俺に良い考サックスの音の出し方が分かるので、

任せて貰えますか?」

 

「そうなのか?よし、ここは青柳に任せる。

俺は他のお客さんを接客してくる」

 

「わかりました。ありがとうございます」

 

そして、冬弥は、サックスを吹きたい、

お客さんにサックスの吹き方を教えるのだった。

 

「動画で観た、演奏会で、サックスの演奏を聴いて、

それで…」

 

「わかりました。演奏する事は出来ませんが、

つい、先日、しっかりと音を出す方法をマスターした。

だから、君の目標が音を出すなら、出来るようになるまで、

俺が教えよう」

 

と、その小さな少年の、お客様の為に、

青柳冬弥が、サックスの、ちゃんとした音の出し方に、

必死で教えるのだった。割と熱がこもっていた。

 

「唇の振動させるイメージで、音を拭くみたいだ」

 

「わかりました、あっ!キレイな音!」

 

「一度、マウスピースで練習するのも手だ」

 

冬弥曰く、マウスピースで安定出来たら、

サックスも大丈夫だそうだ。

 

「はい!ありがとうございます!」

 

 

遠目で、青柳冬弥が少年にサックスの吹き方を教えている光景を観ていた。

 

「青柳の奴…結構、熱心に指導しているな…

俺はその間、接客をこなそう」

 

と、木原天成は、青柳冬弥の分、接客をこなした。

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