マッドサイエンティストと毒舌歌姫   作:アッシュクフォルダー

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第二十三話 ワンダーステージ 前編

クリスマスが開けた後、年末年始に入りかかろうして、

神山高校は冬休みに入っていた。

 

ワンダーランドステージにて。

 

そのステージで自主練をしていた後。

 

「ついに、明日は本番だな!各自、しっかりと休憩を取るように!」

 

「そうだね。万全の状態にしておかないとね」

 

「そうだな。休憩もほどほどに取らないとな」

 

「明日に備えないとね」

 

えむは浮かない顔をしていた。

 

「あのね。みんな、今日は本当にありがとう!」

 

「えむ?」

 

「お兄ちゃん達。最近、考えを改めてくれたの。

ステージのお客さんが増えたからかな?」

 

「そうだと思う」

 

「あぁ、その通りだ」

 

「最初は、えむが困っているから助けようと思っていたけど、

他のキャストにスタッフを見ていたら、わかったの」

 

「え?」

 

と、寧々が語りだす。えむが首を傾げた。

 

「ここは、ずっと、みんなを笑顔にさせる場所。

本当の意味で笑える場所だなってことがわかったの。

少なくとも、ここにいるみんなは、そうなって欲しいって、

思っているんだって。

今は私も、ここをそういう場所にしたいって思っている」

 

「寧々ちゃん…」

 

「寧々…!あぁ、俺もこの場所が良い場所であって欲しいと願うばかりだよ」

 

(思うことがあるが、だが、壊すような真似事だけは俺が、

いや、俺達が許さない!)

 

「そうだね。何よりここは、僕たちを笑顔にさせた場所だからね。

だからこそ、人々を笑顔にする場所であり続けて欲しいって、

僕も思うよ」

 

と、類と天成が納得した。

 

「寧々ちゃん。類くん。天成くん…!

あっ、司くんには、ごめんなさい!」

 

「なぜ、えむが謝るんだ?」

 

と、司が言いだす。

 

「司くん。以前のショーコンテストで、優勝を目指していたのに、

この前のせいで、ダメになっちゃったから…」

 

「あぁ、そのことか!気にするな!」

 

と、司が答えたが…!

 

「まぁ、残念ではあるがな」

 

「うぅ~そうだよね!司くん!ほんとにごめんなさいっ!」

 

「一言多いし、何て言うか…」

 

「正直者。と言った所か」

 

「あー待て!えむ!残念であるが、構わないのだ!

なぜなら、俺はスターを目指すために、

鍛錬を重ねているからな!気にすることは無い!」

 

「え?」

 

「もちろん、優勝していたら、一躍有名になれるかもしれないが、

スターにとって大事なのは、誰かを笑顔にさせる事だ!

この場にいる観客を笑顔にさせる事だからな!

だから、俺は決してめげないぞ!スターを目指すからな!」

 

と、司は意気込みを語った。

 

「司くん…」

 

「さすがは座長だな」

 

「そろそろ、休んだ方が良いよ?」

 

と、類の提案で休むことになった。

 

「そうだね」

 

「そうだな」

 

「明日は最高のショーにするぞ!」

 

「おーっ!」

 

と、みんなで一致団結した!

 

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