クリスマスが開けた後、年末年始に入りかかろうして、
神山高校は冬休みに入っていた。
ワンダーランドステージにて。
そのステージで自主練をしていた後。
「ついに、明日は本番だな!各自、しっかりと休憩を取るように!」
「そうだね。万全の状態にしておかないとね」
「そうだな。休憩もほどほどに取らないとな」
「明日に備えないとね」
えむは浮かない顔をしていた。
「あのね。みんな、今日は本当にありがとう!」
「えむ?」
「お兄ちゃん達。最近、考えを改めてくれたの。
ステージのお客さんが増えたからかな?」
「そうだと思う」
「あぁ、その通りだ」
「最初は、えむが困っているから助けようと思っていたけど、
他のキャストにスタッフを見ていたら、わかったの」
「え?」
と、寧々が語りだす。えむが首を傾げた。
「ここは、ずっと、みんなを笑顔にさせる場所。
本当の意味で笑える場所だなってことがわかったの。
少なくとも、ここにいるみんなは、そうなって欲しいって、
思っているんだって。
今は私も、ここをそういう場所にしたいって思っている」
「寧々ちゃん…」
「寧々…!あぁ、俺もこの場所が良い場所であって欲しいと願うばかりだよ」
(思うことがあるが、だが、壊すような真似事だけは俺が、
いや、俺達が許さない!)
「そうだね。何よりここは、僕たちを笑顔にさせた場所だからね。
だからこそ、人々を笑顔にする場所であり続けて欲しいって、
僕も思うよ」
と、類と天成が納得した。
「寧々ちゃん。類くん。天成くん…!
あっ、司くんには、ごめんなさい!」
「なぜ、えむが謝るんだ?」
と、司が言いだす。
「司くん。以前のショーコンテストで、優勝を目指していたのに、
この前のせいで、ダメになっちゃったから…」
「あぁ、そのことか!気にするな!」
と、司が答えたが…!
「まぁ、残念ではあるがな」
「うぅ~そうだよね!司くん!ほんとにごめんなさいっ!」
「一言多いし、何て言うか…」
「正直者。と言った所か」
「あー待て!えむ!残念であるが、構わないのだ!
なぜなら、俺はスターを目指すために、
鍛錬を重ねているからな!気にすることは無い!」
「え?」
「もちろん、優勝していたら、一躍有名になれるかもしれないが、
スターにとって大事なのは、誰かを笑顔にさせる事だ!
この場にいる観客を笑顔にさせる事だからな!
だから、俺は決してめげないぞ!スターを目指すからな!」
と、司は意気込みを語った。
「司くん…」
「さすがは座長だな」
「そろそろ、休んだ方が良いよ?」
と、類の提案で休むことになった。
「そうだね」
「そうだな」
「明日は最高のショーにするぞ!」
「おーっ!」
と、みんなで一致団結した!