3月も真っ最中。そんな、ある日の事。
木原天成はふとしたことから、妖怪や鬼の演出がある、
お祭りの行事に、携わる事になった。
内容は、妖怪も鬼も人間と共存できますようにと、
願うお祭りが、ある場所で、行なわれるらしい。
そのある場所に、木原天成がやって来た。
「春のお祝いをして、妖怪や鬼が人間と共存する事を願う祭り…
何だろうな、変わった祭りだと、改めて感じるな…」
と、古くからの言い伝えで、春の時を迎えると同時に、
鬼や妖怪が人間と共存する事を願う祭りが、
200年以上前から、行われている模様。
「さて、俺もそろそろ、司や類と合流するか」
と、木原天成は司と類の元へ…
「おう!来たか!天成!」
「フフッ、やっぱり、木原君も来たんだね」
「当たり前だ」
「さて、木原君。準備に取り掛かろう」
そして、司は青鬼。天成は赤鬼を演じて、
獅子舞ロボと共に演技の練習をしていていた。
そして、夕方になり、本番を迎えた。
演技の練習を生かす時が来た。
獅子舞ロボが、向こうから襲い掛かって来る!
「ぬおっ!これは!恐るべき、獅子舞!
ただならぬ気配を感じるぞ!」
「やるな…!力も強いし、すばっしこくて、
さっきから、捕まらない!」
この獅子舞ロボは、自分で動くことが出来る仕組みである。
「ぬうう…!いつも、いつも、シャレにならないイタズラばかりで…!」
「この場所は、俺達、鬼が代々、守って来た場所だ!」
「これ以上、好き勝手するなら、容赦しないぞ!」
「相手は思いっきり受けて立つ感じだな」
「あぁ!赤鬼!連携して、アイツを捕まえるぞ!」
「おう!わかったぜ…!」
と、赤鬼と青鬼が、どうにか連携して捕まえようとしていた。
「ここは…!」
「青鬼!目が覚めたのか!」
「オレ達は…あぁ、思い出したぞ。
嵐の中、獅子舞と戦って、
谷底に落ちそうになった、ウサギをとっさに…
あのウサギは無事か?」
ウサギを助けようとして、谷底に落ちてしまった模様。
「あぁ、大丈夫だ。
だが、谷底から、どうやって登っていく?」
すると、こんな所に、獅子舞が!
「獅子舞、なぜここに!?」
獅子舞が、背中を載せてくれるようだ。
「普段から、争っている関係だが…恩に着るぞ」
獅子舞が何故か、青鬼を襲って来た。
「おい!何故、襲ってくるんだ!?」
しかし、何だかんだで、獅子舞が助けるのだった。
演技後…
「天成。どうにか成功したな!」
「あぁ、俺も手伝えてよかったぜ」
「フフッ、二人共、相変わらずだね。
獅子舞ロボもご満悦だよ?」
と、類も満足げだった。