都立 神山高校
個性豊かな様々な生徒が在籍している
男女共学の学校だ。
そこの、二年生である、木原天成は、
一年生の草薙寧々の幼馴染で、腐れ縁。
「寧々、今帰りか?カバン持つぜ?」
「いいよ、対して重くないから、
自分で持つし」
「あっ…そうか、それでも、持つよ!」
「あっ、ちょっと!」
天成は寧々のカバンを持ち、
一緒に帰宅するのだった。
「近くにクレープとタピオカの店があるんだ、
お代は、俺が出すから、言ってみないか?」
「天成…何かあったの?」
「えっ、うーん、なんだろうね?
一言言って、エスコートさせてくれ」
「は?なにそれ、気持ち悪い」
「それでも…」
「しなくていいから!
モタモタしてないで、早く行くよ!」
寧々の顔が、少し、真っ赤になっていた。
その時の顔を、天成は、見逃していなかった。
寧々はクレープ
天成はタピオカを、それぞれ、飲む中
寧々は、思いがけない、一言を口にした。
「天成、どうして、エスコートするって、
言い出したの?」
「そ、それは…」
天成は、困っていた…神に選ばれた天才とはいえ、
恋に悩むお年頃、ストレートに言えるわけが…
なかったのだった。
「ひょっとして、私の事が、好きだとか?」
「なっ!?」
図星だった、寧々は、勘が鋭い
隠し事が、バレたかのような、感じだった。
「図星なんだ、目が泳いでいるし、
神に選ばれた天才なのに?」
天成は思わず、黙り込んでしまった。
「そ、そうだよ…俺は寧々の事が好きなんだ」
「いいよ、恋人になっても」
「えっ…!?」
「でも、どちらかというと、類の方が、タイプだけど?」
「じゃあ、類が好きなんじゃ…」
「タイプとか、好きな人が、
イコール恋人と、思っている?」
寧々は、また顔を真っ赤にして、
天成に向かって、そう言うのだった。
「ハッ!つまり、そういうことなんだな!」
「なに、どういうことよ」
「まぁ、いい、聞かないことにしておこう!寧々!」
「はぁ?なんなの?天成…」
「これからも、よろしくな、寧々」
そう言って、優しく笑う、天成に、
寧々は、思わず、笑った。
「うん…もちろん…」
「じゃあ、どこかに行く?」
「あの…じゃあ、腐れ縁として、幼馴染として、
恋人として、お願いしたいことがあるんだけど?」
「いいだろう、神に選ばれた天才である、
木原天成に、不可能が無いことを、証明してやろう!」
「じゃあ、フェニックスワンダーランドのキャストに
なってくれない?」
「いいだろう!俺も前から、やりたいと、思っていたし!」
「本当に?」
「本当さ!」
「じゃあ、期待しているね、ちょっとだけ」
「いいだろう!期待していたまえ!」
こうして、天成は、
フェニックスワンダーランドのキャストを目指すのだった。