マッドサイエンティストと毒舌歌姫   作:アッシュクフォルダー

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第九話 理想と現実

天馬司 神代類 草薙寧々 木原天成の

四人は、ワンダーランドのセカイへとやって来た。

 

「やぁ、いらっしゃい、四人とも

次の演目の話だね」

 

と、KAITOがお出迎えをする。

 

「どうも。KAITOさん…」

 

「キミが木原天成くんだね。

初めまして。KAITOです。よろしく」

 

「あぁ、こちらこそ、よろしく」

 

「じゃあ、早速、次の演目の話だね」

 

「そうだな」

 

「その事なんだが、

揉めて、決着がつかなかったんだ…」

 

「あれ?えむちゃんは?」

 

「えむは今日、家の用事みたい。

あっ、えむから伝言があるよ?」

 

と、司と類と天成に伝えた。

 

「枠にとらわれない、えむくんの意見も

もっと、取り入れたかったな」

 

「なに、えむのヤツが、喜ぶような、

演目を選べば、問題ない!

それでは、ディスカッションスタートだ!」

 

しかし…

 

「はぁ…はぁ…はぁ…

お前ら、頑固すぎるだろ!」

 

「はぁ、そういう、アンタも天成も、

これしかない!とか、これだ!とか、

しか、言っていないじゃん」

 

「うぅ…神に選ばれた天才の直感が、

外れただと!?」

 

「はいはい、所詮は自称でしょ?」

 

「うぅ…」

 

「あっ、そう言えば、えむが、何か騒がしい状況だったな…」

 

すると、寧々が…

 

「何か、誰かと口論になっていたみたい。

でも、えむはそういうつもりは無かったみたいだけど…」

 

「訳アリだね。様子も見たいね」

 

「俺たちが力になればいい」

 

「ふむ、そうだな!こういう時こそ、座長の力が頼りだからな!」

 

 

四人は現実世界へと戻った。

そこには、えむが、二人の男の人と喧嘩をしていた。

 

「これは…」

 

「なかなか、迫力のある怒声だね」

 

「とにかく、近づいてみるぞ!」

 

「えむの事、前から様子を見ていたけど、

やっぱり、おかしかった…」

 

と、以前から様子を見た寧々が言いだす。

 

「うん…」

 

「ねぇ、もっと、詳しく教えてくれないか?」

 

「実は…えむに、お兄さんが二人いるのは、知っているよね?」

 

と、寧々が言いだす。

 

「知ってるけど?」

 

「その、お兄さんと喧嘩したんじゃないかなって、思ったんだ」

 

「それでか…」

 

「うん、それで、元気がないと思う」

 

「そうか…」

 

と、えむが少し泣きながら、近くにやって来た。

 

「あのね、お兄ちゃんたちが、

あたし達のワンダーステージを、

解体しようとしているの!」

 

老朽化や採算が見込めず、お客も来ないと、

兄と社長である、父親もそう語っていた。

 

「うむ…どうやら、予感は的中だったね」

 

「だが、どうすれば…!?」

 

「あたし!ワンダーステージは残したい!」

 

「解体を止めなければならないね…」

 

と、類が考え込んだ。

 

 

 

 

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