同期は社長と高校生、そしてマジシャン   作:冬川冬樹

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第1話

※この物語はフィクションです。

実際の建物や人物とは関係はありません。

人物や会社、VTuberの皆様はリスペクトしております。

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僕は憧れてるものが1つある。

それはバーチャルYouTuber、通称『VTuber(ブイチューバー)』になる事だ。

何故なりたいか、それはある一人のVTuberの配信を見た事だ。

僕はその人の配信を見て、VTuberになろうと決心した。

あの人に少しでも近づく為にも。

 

、、、

こうしてVTuberになろうと決心した僕。ちょうど18歳だし動画とかも出してるしまぁ応募条件は大丈夫だろ。

そう思い応募したのはいちから株式会社、にじさんじのある所。

ホロライブというカバー株式会社がやってるVTuber会社もあったが、にじさんじなら男性でも輝けると思ったからね(個人の印象です)。

録音を撮る。これは会社に送る為の物なので最初の印象は大事だ。

息を吸い、第一声を発する。

「こんにちは!天津 凱人(あまつがいと)と申します!」

そうしてなぜ会社を希望したのか、そして自分の事を少し話し、時間的には後1分くらい、なので自分の憧れの人について話してみた。

こうして録音を終わらせる。

これを会社に送り、返事を待つ。その間は心臓がやばかった。

 

、、、

凱人「あ、結果届いてる。」

ついに来た。これをクリックすれば合格か否かが分かる。

さて、希望か、はたまた絶望か。

凱人「天秤はどっちに傾くかな…っと!」カチッ

ロードは瞬間で終わり、結果が出てきた。

凱人「え〜っと、

天津凱人様

この度はVTuber採用試験に(中略)

ですので天津凱人様を採用とさせていただきます。

詳しい話についてはいちから株式会社の本社についてお話させていただきます。

お待ちしております。」

合格した。数十秒くらい固まってた。

正気を取り戻し、ようやく実感が湧いてきた。

「いよっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

近所迷惑なんて知るか。自分の出せる限りの最大音量で喜んだ。

「はぁっ…、1歩、ようやく1歩踏み出せた…」

これで少しは近づけたかな。

こうして僕は、VTuber「赤月 白人(あかつき はくと)」としてにじさんじ所属VTuber人生を歩む事となる。

、、、

合格発表から1ヶ月、モデルも完成してもう配信ができる状態にある今日この頃。

今日は同期で顔合わせだ。同期は僕と合わせて四人。

そして会社の会議室に着く。

中から微かだが話し声が聞こえる。

凱人(ん?女の子が多いか?)

嘘やん。女の子3人とかだったら辛いよ?

そんな事を考えながらドアを開ける。

そこには20代の前半くらいの男性が1人、かっけぇ(語彙力)。

そして女の子が2人。うん可愛い(だから語彙力)。

?「あ!初めましてー!」

凱人「あ、どうも。」

なんか片方の女の子が話しかけてきた。活発ですねぇ!

そして他の2人も軽く会釈。返して席に座る。

「では始めましょうか。」

今話してるのは僕のマネージャーらしい人。

名を佐藤化理奈(さとうかりな)さんと言う。顔を見るのは初めてだが、若い。多分20じゃねぇの?

化理奈「ではまず天津さんからお願いします。」

おいおいトップバッターかーい!

と思いつつ席を立つ。最初は大事よ。

凱人「初めまして、赤月白人としてにじさんじ所属のVTuberとして活動する天津凱人です。これからよろしくお願いします。」


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