SAOに来たんですが、キリトさんがいないようです 作:青い灰
『3話の悲劇』。
誤字報告、ありがとうございます。
訂正しました。
「下がってろ!」
そう叫び、槍を左手に構える。
数人の隙間を走り抜け、
大きく踏み込み敵を薙ぎ払って下がらせる。
「下がってポーションを使ってくれ。
絶対に油断するな、敵が来たら言えよ!」
「わ、分かった、だけど君1人じゃ」
「いいから逃げろ!死んじまうぞ!」
「っ、ご、ごめん………!」
…………さて、必然か、
もしくは偶然なのか。
それとも、
最近、そんなことを考える。
オレの行動が、無意識に
キリトと同じになってきていること。
彼は武器強化の素材集めで
下層までやって来て、あのギルドと出会った。
丁度、オレも同じだった。
武器強化の素材を集めに下層まで降りた時。
さも偶然のように、
危機的状況だった彼等に出会った。
「頭がおかしくなりそうだよ
…………全く──────なぁッ!!」
薙ぎ払い、突き刺し、切り裂く。
偽物の命とはいえ、もう殺すための動きに
躊躇は完全に無くなっていた頃の話。
━━━━━━現在の攻略情報━━━━━━━━━━
攻略最前線組の〝黒槍〟〝閃光〟
そして〝聖騎士〟の活躍により32層のボス撃破。
聖騎士、ギルド血盟騎士団を発表。
既に閃光が所属し、副団長である模様。
依然、黒槍は行方が不明。
ソロプレイヤーとして最前線で活動中か。
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~数時間後~
「いやね?
別にオレだって隠れてるワケじゃないし。
下に降りたくなる時だってあるよ。
強化素材とか下層の限定とかあるしさ」
「お願いします!」
「や、やめようよ、
攻略組の人たちは忙しいんだから………」
「だからってさぁ、
女1人おいて土下座って君たちさぁ………うん」
即、身バレしましたよ。
宿屋の一室で4人の男に土下座され、
大いに戸惑っている。
原作と違うじゃないか………どこでミスった?
いや死なせる気は一切ないけど。
「お願いします、戦い方を教えてください!」
「槍しか知らねぇです………」
「上手い戦い方を!」
「ソロです………」
「お金を!」
「自分で稼いでどうぞ………」
「なら、ならギルドに入ってくれませんか!?」
「血盟騎士団の勧誘蹴ったの知らない?」
泣きそうな顔されても野郎じゃ響かねぇよ。
と、1人の少女が土下座している4人を
見下ろしている時に耳打ちしてくる。
「ごめんなさい………迷惑ですよね」
「いや、良いんだけどさ…………」
少女のプレイヤー名は、サチ。
キリトが目の前で死なせて
トラウマになったヒロインの1人だ。
流石に原作も忘れかけてきているが、
死ぬ時だけは鮮明に覚えている。
………それはともかく、だ。
攻略組プレイヤーとして知られ過ぎた。
アルゴとの契約関係は続いているし、
おそらくそのせいだと思うのだが…………
「……………分かったよ、だけどギルドには入らない。
半年だけお前たちの用心棒になろう。
あとボス攻略戦は抜けさせてもらうから」
「ほ、本当に!?やったぁぁぁ!!」
「よっしゃあ!!」
その言葉に喜びまくる4人を苦笑いで見る。
すると、横に立っていたサチが聞いてくる。
その顔は不安そうだ。
「………良いの?」
「いいのいいの。
少し前線の連中との付き合いにも疲れたし」
本音と共にキザったらしくウィンクし、
彼女にフレンド登録のメッセージを送る。
胡散臭いかもしれないが、
彼女は薄く微笑んで承認してくれる。
前線は殆どの連中がギルドなせいで
ドロップの取り合いが本当にうるさい。
アスナまでガチギレしながら取り合いしてるし、
止めるヤツがいないので
逃げているせいで最近は嫌われてきている。
「…………ありがとう」
「オレなんかで良ければ。
次のボス戦は33層……二週間後だから時間はある。
こんなだが、仲良くしてくれると嬉しい」
こうして、オレは黒猫団に
用心棒として居座ることになるのだった。
アンケートです。
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