SAOに来たんですが、キリトさんがいないようです 作:青い灰
課題が終わらねぇ!(二徹)
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届いたモンハンやって気分転換しましょうね~
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Saoの執筆してねぇ!
ということで作者の徹夜テンションのせいで少し文章がおかしくなりますがご了承ください。ちなみに今朝やっと寝れました。
落ち着いたら編集します。多分。
「らぁッ!」
薙いだ槍がフードを切り裂く。素顔が露になったPoHが懐に入り込んで来る。
「おらァ!」
気迫と共に放たれた高速の包丁が振り抜かれるが、銀色の閃光がそれを弾き、PoHの体勢を崩す。その隙を見て右手の槍で貫く………が、包丁の腹がそれを逸らす。けたたましい金属音が響き、火花のエフェクトが大量に飛び散る。
「っはははは!そうだ、そう来ねぇとなァ!!
後にも先にもお前だけだ…………
ここまで殺したいと思えたのはよォッ!!」
「気持ち悪い」
冷たく冴えきった思考でそう吐き捨てる。包丁の連撃を回転する槍で弾く、弾く、弾く。そして隙を見つけては銀色の閃光を迸らせ一撃で殺せる場所を、狙い撃つ。
だが、包丁によってそれを防がれ、鍔迫り合いに持ち込まれる。
「ぐ……!っ、ははははは!!
どうだ、分かるだろうお前にも!!
殺したいだろうオレが!!
そうだ、救い続けるお前のその歪み!!
オレがお前を人間にしてやるよぉッ!!」
「理解できねぇな……話すだけ無駄かよ」
「そうだ無駄だ!!殺して殺されて!!
っはは、はははははははは!!!」
「頭おかしいんだな、俺もお前も」
槍を包丁に打ち付け、奴を後退させる。その瞬間に踏み込み、左手の銀色の剣を振り抜く。真上に弾かれるが、頭を狙って槍を放つ、が、それも当然首を逸らして回避される。だが、十分だ。弾かれた剣を再び連続で撃ち込んでいく。
「っはは……そうだろう…そうじゃねぇとなァ!!」
「やっぱり俺は、
守るもののためなら平気で人を殺せるみたいだ。
気に食わねぇが結局お前の望み通りかよ、クソ」
「そうだ、それでいい!!
お前はオレの最高傑作だよッ、
くっ、は、はははははははははは!!!」
連続で左手の剣を撃ち込み、隙を狙っては右手の槍で致命の一撃を放つ。集中力を削っていく面倒な戦法だが、必ず殺すためにはこれでいい。ここで仕留めなければならない。犠牲を少しでも減らすために。
「ならよ」
「……………っ!?」
紅の光を帯びた刃が、剣と槍を同時に弾く。…………それが、ソードスキルだと即座に悟り、地を蹴って大きく奴から下がる。
「白黒つけようじゃねぇか。
──────正義の人殺しさんよぉ」
気迫。
明らかに今までとは違うと分かるほど強い殺気が、身を震わせる。剣と槍を握る手が震える。あぁやはり、潜り抜けてきた死線が違うのだ。それを実感する。
もしこの場から逃げれば、奴は俺から興味を失くす可能性もあるだろう。隠れ住めば、逃げ切れるかも知れない。
だが。
なんともたちが悪いことに、奴の言う通りだ。今ここで相手を殺しておかねば互いが邪魔になる。
「ここでお前を殺す。
──────覚悟しろ、人を唆す悪魔」
奴の名を知っているが故の最大の皮肉だ。奴は俺の言葉に一瞬だけ眉を潜めて。
「─────っはァ!!」
「!!」
瞬きの瞬間に包丁を振り上げ、接近される。足を踏ん張り、左手の剣でそれを受け止める。金属音が耳を突く。
「何処で知ったのか知らねぇが………!
ここで終わりにしようぜぇ、ジィン!!」
「上等だクソ野郎!!
この世界がお前の墓場だ!!」
吼える。
同時に左右に得物を引き、二連続で打ち合う。足払いを跳躍で回避し、槍を振り下ろすが、奴もそれを身体を逸らして回避、跳び蹴りが脇腹を捉えるが、寸前で剣の腹で防御する。だが蹴りの衝撃で迷宮区の壁に叩きつけられる。
「ぐぅ……ッ!」
「おらァ!!」
それを首を狙った包丁が振り払われるが、剣で弾き、壁を蹴って天井へと跳び移る。奴の頭上から投擲スキルを発動、槍を投げつけるが飛び退いて回避される。着地し、槍を抜く。
「っ………!」
PoHの姿が見えない。即座に後ろ手に槍を回し、振り向く。いない。足音だけが視界の外で響いてくる。完全に見失った。
「こんなアサシン染みた動きも出来んのかよ」
背後から風を切る音。振り向くと同時に剣で払うが、まるで煙を斬るかのようで、そこに奴の姿はない。フェイントだと理解し、地を蹴る音が聞こえた正面に奴の姿を捉える。薙がれた刃を地面を削り上げながら振り上げた槍で弾き上げ、隙を作る。
「らぁッ!!」
振り上げた槍を、垂直に振り下ろす。影のように真横に避けられるが、それを剣で斬り払う。ガリッ、というサウンドエフェクトが響き、命中したのを確認する。
「ぐ………っ!」
「逃がすかぁぁぁぁっ!!!」
怯んだ隙に槍を奴の身体に突き刺す。
「ぐ、がぁっ!!っ、ははははっ!!」
「な………がはっ!?」
その槍を掴まれ、壁に叩きつけられる。だが槍はまだ奴に突き刺さったままだ、押し込み、怯ませる。そして、槍を回してマントを巻き込む。
「何!?」
「ら、ぁぁぁぁッ!!!」
そして、巻き込んだマントを利用して槍を引き、奴を引き寄せる。だが奴もその引き寄せを使い、こちらの首へと刃を振るう。こちらも銀色の刃を振り下ろす。
そして。
「───────!!」
銀色の刃が奴の頭を叩き斬り。
「か、は………っ……!」
鈍色の刃が、俺の首を斬った。
「「まだだぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」」
同時に吼える。
まだだ。視界が、思考が炎に包まれる。燃え盛る殺意を刃に込めて、殺すべき敵へと振りかざす。
最早、HPバーは消滅している。
「ぬぁぁぁぁッ!!!」
敵の刃が肩から腰までを切り裂く。
「がぁぁぁぁッ!!!」
敵へ槍を叩きつけ、銀剣で首を斬りつける。
砕け散ろうとする命を構成する光を掻き集め、渾然の一撃を敵に叩きつけ続ける。燃え上がる殺意のままに、たとえ死んでも敵を排除しようと足掻き続ける。
一心不乱に、敵を蹴り飛ばした瞬間。
「─────ぁ」
左手が、斬り飛ばされる。
だが、相手は向こう側の壁に叩きつけられ、その手から包丁は既に落ちていた。
最大の好機が、訪れる。
ほぼ無意識の中、右手を構えた。
「終わりだ、PoH」
深紅の雷が、引き絞られた右手を包み込む。
「お前が俺を人殺しだって言うのならそれでいい。
間違っちゃいねぇし。
…………けど、これだけは絶対に譲れない」
突き穿つ。刺し穿つ。
「人を人殺しにするお前は、赦さない」
「──────終わりか」
紅の雷光が、翔ぶ。
◆◇◆◇◆◇
「は"ぁ"ぁ"!!死ぬかと思った!!」
「死ぬかと思ったわ………じゃねぇぞお前!!
なんで死んでんだよ!!?」
「……………………………馬鹿」
やって来たクラインたちにごめんごめん、と謝る。風林火山の面々も勢揃い。サチには抱き締められているが、プレートメイルのせいで硬くて痛い。あと苦しい。
なんとか離してもらうと後ろから聞こえる更なる足音。凄まじい速度でこちらに近づいて来ている。
「馬鹿ぁぁぁぁぁ!!」
「よぐぅ!?」
高速のダイビングを受け止めきれず、石床に後頭部を強打する。
「あ、アスナさん?」
「何が死ぬかもだからよろしく、よ!!馬鹿!!」
「馬鹿ばっかり言われてるよ」
「馬鹿だからだろ」「馬鹿だからでしょ」
「泣きそう」
風林火山の面々が頷く。泣きわめくアスナに肩を掴まれてガンガン揺すられる。
どうしてこうなったかと言うと。
PoHが襲ってくる少し前、回復結晶を店で買った辺りでアスナとクラインにメールを送った。
「お前からメールが来た時は肝が冷えたよ……
なぁにが『PoHと戦うから手伝ってくれ』だよ。
来てみたら幹部までいやがるしよ………」
「預けてて正解だったな。流石は俺だ」
「反省しなさい」
「ごめんなさい」
預けてて、というのはクリスマス事件の時に手にいれた蘇生結晶だ。使わせてしまったが、まぁ仕方ない。PoHと戦ってる間は気がつかなかったが、既にHPバーが全損していたらしく、死ぬ寸前で戦っていたようで。
「まぁ、結果良ければ、ってヤツだな。
やったじゃねぇかジン、
PoHの野郎は倒したんだろ?」
その言葉に、頷く。PoHは殺した。………だがそれでも、狂った心がそれを赦さない。
「そう、だな……………俺が、殺した」
「そう気負っちゃだめだよ。
あの人のせいで、今まで沢山の人が死んだから。
これから死ぬかもしれない人たちを、
ジンは助けたんだよ」
「サチの言う通りよ、ジン」
それに、力なく笑って立ち上がる。
「そうだな………少し、1人になりたい。
アスナ、悪いけど………気合いを入れたいんだ」
「うん、分かった。
……………死のうなんて考えちゃダメだからね」
「はは、分かってるって。
それじゃ───みんな、ありがとう」
こうして1人、皆に背を向けて歩き出す。
PoHの言った『歪み』。
それを、奴との戦いで理解した。
「…………全てを救う。
それが、おこがましいのかよ」
奴も、もし。
もしも、これまでを幸せに生きてこれたのなら。
「…………いや、考えるな。
あいつは死んで、当然なんだから」
胸の疼きは、いつまでも消えることはない。
アンケートで生死を決めて編集します。
任せてばかりですいません。
(結果)
PoHは死んだ!もういない!
PoHさんの安否について
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ちゃんと死んで♡
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アリシゼーション編後半があるから生かせ