その出かけた先は京都駅。
そこにはストリートピアノが設置されていて、その演奏中にまさかの出来事が!?
その出来事とは!?
そして、僕から美晴さんへ伝えたい思いとは!?
今日は2月6日。
美晴さんがリフレッシュのために、僕を連れて行きたいとのこと。
僕は何も知らないまま、美晴さんについて行く。
近鉄特急に乗って、やってきたのは京都駅。
その京都駅から、少し歩いて……
京都駅の東広場にあるストリートピアノにやってきた。
「マネージャーさん、ここでピアノ演奏しませんか?」
美晴さんが甘い声で言ってきた。
そんなの……断るはずがない。
「うん、弾こう」
どっちが先に弾くかじゃんけんをして、僕が勝ったので、美晴さんが先に弾くことに。
「じゃあ、弾きますね」
「うん」
美晴さんが演奏する。
美晴さんの演奏は落ち着いた雰囲気があって、すごく羨ましいなって思う。
人を惹きつける力があるなって思う。
僕もそんなふうに弾けたら……って思っちゃう。
美晴さんの演奏が終わる。
「マネージャーさん、よろしくお願いします」
「うん……任せて……」
マネージャーさんの音……どんな音でも出せる可能性の広さが素敵……男性らしい強い音、優しい音、寂しい音、どれも素敵……
僕がピアノの演奏してる途中に……
「!?」
ファンファーレが響き渡る。
何事かと思い、後ろを振り返ると……
なんと結婚式か行われていた
「結婚式……」
「……みたいだね」
「こんなところで結婚式なんてできるんですね……」
「僕も流石にみたことはなかった……」
まさか、こんな場所で結婚式をとは思わなかった。
予想外のことにびっくりした。
すると、美晴さんの顔が赤くなる。
「美晴さん?顔赤いよ?」
「な、なんでもないですよ〜?」
(今私、マネージャーさんと結婚式を挙げていたことを考えて……)
美晴さんの顔は赤くなったままだった。
ファンファーレが終わると……
「使っていいですか?」
と高校生くらいの人が言ってきた。
多分式の関係者なのだろう。
その子が演奏する。
その子の演奏はとても綺麗だったし、式を飾る素晴らしい曲だった。
その途中で美晴さんが僕に……
「ねぇマネージャーさん、私たちもお祝いしないかしら?」
と囁いた。
お祝い……か……
「あの曲でいいなら……」
「じゃあ、よろしくお願いします」
「え?美晴さんはいいの?」
「だって、私が弾くより、マネージャーさんが弾いた方が想いが伝わるかなって……」
「うん……わかった……」
多分、美晴さんが弾きたくないとかそういうことではない。
美晴さんは、僕のことを「マネージャー」としてではなく、「1人のピアニスト」として信頼しているという証でもある。
だなら素直に嬉しかった。
そんなことを考えていたら、式のピアノ演奏が終わる。
その後、僕がピアノに座り、今日結婚する2人へ送る曲を演奏した。
今日結婚式をした2人には届いているかわからない。
でも、届いてほしい。
そんな願いを込めて演奏した曲は、今日結婚した2人の今後の幸せと、僕から美晴さんへ「アイシテル」の意味も込めて、青空へ飛び立っていった。
皆さん、こんにちは。おみです。
この度は「幸せに、花を添えて」を読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、どちらかというと、「こう言ったことができる」ということを理解してほしい回ですので、甘さとか、そう言ったことは考えていません。
もし皆さんも結婚するとなった時は、頭の片隅に置いていただければと思います。
この回も、今連載中の「あの日、幸せの花が咲く」のストーリーに少しだけ絡んでいるので、それもお楽しみに!(ほんの少しですけど)
それでは次回の小説もお楽しみに!