めちゃくちゃ堂々とあの方とか言ってるが第三勢力なんて存在しない 作:幽
お久しぶりです、薄めです。本当に薄めです。ずっと書こうと思ってかけてなかったので、リハビリがてら書いたんですが、どうも、忘れてるなあと。というか、先に伏黒の母校の話を書くべきだった。次で書きます。
「・・・・知りたくはないですか?」
静かな声がそう言った。それは彼が同級生をロッカーにすし詰めにしたとある日のこと。
「あなたが何を呪い、そうして、呪われているのか。」
死ぬなら、それを知ってからにしませんか?
柔らかな声でそう言った男のことを乙骨憂太はずっと覚えている。
「・・・あの。」
「はい。あ、ご飯、柔らかい方がよかったですかね?」
目の前には、ほかほかとしたご飯だとか、煮物だとか、一般的な食事が置かれている。
それを前にして、乙骨憂太は困惑気味に目の前の人を見た。そこには、奇妙な布で出来た面を付けた男が一人。
「今日も、呪力操作を頑張らねばならないので。ご飯をしっかり食べましょう。」
「・・えっと、はい。」
その人は乙骨に呪力という存在を教えてくれた。
あの日、同級生を害して、教室で震えていた乙骨の前にあられたスーツの青年は乙骨にこう聞いた。
「リカちゃんは何かに呪われてああなりました。」
「のろ、われて?」
「ええ、そうです。あなたは、このままでいる気ですか?」
「・・・そう、するしかないじゃないですか!だって、リカちゃんのことを、どうすれば!」
「ええ、ですから。彼女をなんとかするための手助けが私には出来ます?」
その言葉に乙骨は上を見上げた。不可思議な布面をしていて、顔は見えないはずなのに、何か優しそうな眼が見えた気がした。
見えた気がして、なのに、どこか哀しそうに乙骨には見えて。
「・・・もうすぐ警察も、救急車も来ます。まあ、あなたがあんな人間離れしたことが出来るとは思われないでしょうから罪にはならないでしょう。だから、ここに残るなら残っても構いません。ですが、私に着いてくる、ということも可能です。」
あなたは、どうされますか?
あやしかったのだ。
当然現れた、名前も知らない、顔も分からない男。
戸惑うそれに男は言葉を重ねる。
「別段、着いてこなくてもかまいません。あなたはきっと、このまま日常の中に帰るだけ。でも、あなたはそれに耐えられるのですか?」
まるで乙骨の心中を覗きこまれたかのような心地だった。
違う、と、そう言いかけて、乙骨は無言でうなだれる。それにざわりとリカちゃんがざわつくような手触りを感じる。
それに男はゆっくりと膝を立てて、うなだれる乙骨に囁く。
「死ぬなら、それはそれで止めはしません。ですが、少しぐらい足掻いてもいいのではありませんか?」
「あが、く?」
「・・・・このままではあなたは一人で死ぬでしょう。一人で、きっと。でも、それはやめて置いた方がいい。人は誰しも、結局は死ぬときは一人、なのです。ならば、死ぬ間際は誰かが側にいるような生き方を目指してみませんか?」
「そんなこと!」
「力とは!」
乙骨のそれに男は力強く言い放つ。
「・・・・誰かを傷つけることが出来るものです。それと同時に、誰かを助けるという使い方も出来るもの。」
選ぶことが貴方にはできる。
「さて、どうされますか?」
その言葉に、乙骨は男の手を取ったのだ。
リカちゃんについて、そうして、このままでいたくなくて。
彼は男の言葉に頷いた。
「・・・・なら、一つ、縛りを結びましょう。」
「縛り?」
「約束です。それは・・・・」
そう言われて頷いた条件のことを、乙骨はすっかり忘れてしまった。
人の負の感情を起点にした力が乙骨に宿っており、そうして、リカちゃんはそれが影響して呪霊になっているのだと。
「なんで、なんでですか!?」
「・・・・そうですね、考えられるのは、彼女に呪力の力があった、からかもしれませんね。呪術師は呪力以外で殺されると、呪霊になってしまうので。」
「どう、すれば、リカちゃんを解放できますか!?」
「・・・・なら、まずは呪力の使い方を学びましょうか?」
答えはきっと、その先にあるでしょう。
男はそう言って、にっこりと微笑んだように思えた。
不思議な人だ。
それが乙骨の印象だった。
その人、黒と名乗った人は呪術師という、国家に命じられて呪霊を狩るらしい。
「漫画っぽく言うと、退魔師とか、今時の子って何に例えると分かりやすいかな?」
そういって愛想良く笑う男はそういった荒々しい仕事をしているにしては、あまりにも普通の人で、とても優しそうな人だった。
何よりも不思議なのは。
「やあ、こんにちは、リカちゃん。」
「こここんんにちわああああああ。」
リカちゃんに危害を加えられることもなく、ありえないことに友好的な態度を取られていることだろう。
「呪霊を倒しても違和感はないですか?」
「ないいよおおお。」
「それは結構ですね。乙骨君。」
「あ、は、はい!!」
「呪物の使い方は分かってきましたか?」
「はい、それは。」
現在、彼らがいるのは、廃れて久しい廃村だ。
そこで彼らは、そこに出る呪霊を狩っていた。
男は、黒は基本的に実戦で学んだ方がいいという方針らしく、普通に呪霊の前にたたき出されたりした。
そうして、たたき出された先でリカちゃんが出てきて全部なぎ払われた。
その惨状を見て、青年は微笑んだ。
「まあ、あなたはあなたはで素養はあるようなのでこれから慣れていけばいいでしょう。たーだし。」
彼が声をかければ何故か落ち着いたリカちゃんの隣でへたり込んだままの乙骨に黒は言った。
「あなたはまず、彼女のことを制御しなくてはいけません。」
「制御なんて、できるはずが!」
「出来ます!!」
叫んだ乙骨に黒はずいっと顔を近づけ、そう言い放つ。その声はやはり明るくて、だから、だろうか。
とても気が楽になる気がした。
信じられる、出来ると思える。
それが何故か、分からないけれど。
「何を根拠に?」
「・・・・どんな経緯か知りませんが、折本里香という呪霊はあなたの指輪を起点にしている。ならば、あなたと彼女は確かに繋がっており、そうして故に、あなたには彼女を縛る何かがある、ということです。」
山の中、木々が倒された状態でその中心に立った青年は淡々と告げる。
大人しく地面に座ったリカちゃんの隣で、乙骨も蹲り、訳も分からずに首を傾げた。
「感情を持ちなさい、彼女を制御できる感情を。」
「かんじょう・・・」
「あなたが私についてきたのは、確かに、何か願望があったからでしょう?何に呪われたのか、どうしてリカちゃんがああなったのか。それを知って、あなたは何をしたいですか?」
それに乙骨は黙り込み、そうして、ちらっと黒を見た。
「・・・あなたも何かを望んで、呪術師になったんですか?」
それに黒は黙り込んだ。黙り込んで、そうして、息をつく。
「質問には質問で返さない方がいいですよ。」
「あ、すみません!」
恥じ入るように視線を下に向けた乙骨を見つめ、彼は小さく息をつく。
「・・・・交換条件、のようなものでしょうか?」
「交換条件。」
「例えば、漫画とかで、強くなるために修行パートとか挟むでしょう?それと同じ。望みがあるのならそれを叶えるために対価が必要になる。呪力も同じように。」
「望みが?」
「ええ。」
その人は面の下で笑っているのだと分かる声で頷いた。それが本当に笑っているのか、乙骨には確信が持てなかった。
「それは教えてはくれないんですか?」
その言葉に黒は少しだけ黙り、小さく呟いた。
「・・・忘れるからな。」
「え?」
よく聞き取れずに聞返した乙骨に黒は振り返り、そうして、笑う。
言い放ったその言葉を、乙骨はそのまま忘れてしまった。
こんなことでリカちゃんの呪いが解けるのだろうか?
「くぉっら、乙骨!しゃきっとしなさい!!!」
「や、やま、みちを、らん、にんぐ、なんて!!!」
「しょーがないでしょ!こんな平日の真っ昼間にどーみても学生の私たちが公園なんかにいなさい。すぐに補導よ!」
「乙骨、もう一往復だ。」
彼は現在、黒の持ち物だという山の道を走らされていた。まだ道として整えられているそこを走らされていた。舗装されている道に比べて走りにくく、疲れる。
「ほれ、飲め。」
「あ、ありがとう、ございます、脹相さん・・・」
「ほんとに貧弱ね。そんなんでやってけるの?」
「ひどいです、真依さん・・・・」
へたり込んでペットボトルから水を飲み干す乙骨に真依が呆れた息をつく。
「当たり前でしょ。肉体の強さは呪力の扱いに関係ないけど。それはそれとして、基礎体力は基本中の基本よ。あと、刃物の扱い方も覚えさせないと。」
目の前の彼らは黒の仲間らしく、彼が忙しいときに色々と世話を焼いてくれる。
脹相はなんでも黒の兄らしい。
初対面でものすごい勢いで主張された。黒は遠い目をしていたが。
呪術師にも派閥やら家系というものがあるらしい。
呪いというものの解説の延長戦で真依が話してくれた。
「まあ、結局人間の構築する組織だからしゃーないんだけどね。特に、御三家って言われるような強力な術式を継いでる家とかが有名ね。」
「術式。僕にも、あるんでしょうか?」
「さあ?それはあんたにしかわかんないわ。でも、そんなの連れても平気ならあるかもねえ。ねえ、脹相、呪霊を操れる術式ってあったわよね?」
「ああ、そういったものもある。術式は様々で、突然術者家系以外から発現するとわけのわからんものが産まれたりするしな。」
「まあ、御三家でも、家の有力な術式継いでないと冷や飯食べさせられるなんて当たり前よ。」
「そ、それは、ひどい、ですね。」
乙骨のそれに真依ははんと息をつく。
「何言ってんの、そんなの仕方がないのよ。」
「ど、どうして、そんなことを?」
「あのね、いい?呪霊なんてものがばかすか産まれる時点で、呪いを扱える呪術師ってのはある意味で防衛って意味のライフラインなのよ。でも、呪術師は基本的に血に寄ることが多いし、非術士家系から術式まで持ってる個体が産まれてくるのは超レアよ。強い術式持ちを鍛え、持ってない奴にはリソースを割かずに運営する。それが、血なんてものに頼って増えることしかできない社会の運営に必要な存在を効率的に維持する方法なのよ。」
真依は息をつく。
「それをひどいことだって、普通の家庭のように育ててみなさい。呪術師は、戦わないといけないの。自分の命を、どんな理由があるにせよ捧げなくちゃいけない時が来る。それを社会の運営のために強制させる。だから、価値を下げる。だから、価値を上げる。術式も持たぬ身で命も捧げられぬかと。術式を持つ身でありながら臆病風に吹かれるかと。」
そんなものに頼らなくちゃいけない社会をあんたは変えられるの?
鋭く、冷たい声音の真依に思わず乙骨は怯える。それに乙骨を見下ろしていた真依は呆れたように息をつく。
「・・・・ほんと、何がしたいのか、私にだって分からないわ。あんなとこに残るなんて。」
基本的に脹相は乙骨と対人戦のために戦ってくれている。口数は多くないが、穏やかな人手接しやすい。
そうして、真依は、といえば。」
「ほら、新しい武器!ちゃっちゃとやる!!!」
「わ、わっかりましたああああああ!!!」
武器の補充、真依は物質を作る術式らしく、乙骨がどれだけ武器を壊せども、某あんパンのヒーローの顔のごとく放り投げてくる。
切実に止めて欲しい。刃物が投げられるのめちゃくちゃ怖い。
「しっかりやる!あんた、その呪霊の制御もしなくちゃいけないんだからね?」
「・・・本当に、僕に出来るんでしょうか、真依さん。」
しおしおの乙骨に真依は息をつく。
「お兄ちゃんがそういうのなら、そうなんでしょう。まあ、それにねえ。」
荒れ果てた山の中、今日も今日とてぼこぼこにされた乙骨のそれに真依が呆れたように息をつき、座った椅子の上で背をのけぞらせながら上を見上げた。
「リカ、ちゃんはあんたのいうことを必ず聞くわ。
「な。なんで、ですか?」
「そりゃあそうでしょう。惚れた男の言うことを聞いてやりたくなるのが女ってものだもの。」
その言葉に乙骨は気が抜けるような気分でがっくりと肩を落とした。
鍛える、戦う、呪力を練る。
鬼のような反復行動のおかげか、乙骨はだいぶ動けるようになってきていた。
「いやあ、なかなかになってまいりましたね。」
「あ、ありがとう、ございます。」
黒は呪霊のいるところに乙骨を連れて行き、一人ではだめそうならば手助けをしてくれる。だが、基本的に荒療治に等しい。
「うん、背も伸びましたね。今日の晩ご飯は肉です!!」
「真衣さんが、喜びそう、で。」
今の生活は、正直に言えば居心地がいい。
脹相や真依は乙骨を小馬鹿にすれども侮辱することはない。鍛えられても、なぶられることはない。
なによりも、だ。
目の前の男、黒の側はひどく安心できた。
今の今まで、乙骨には本当の意味で誰かに頼る、ということができなかった。
リカちゃんが現れても、周りの大人たちは目の前の好きな女の子を亡くしたショックだろうと哀れんだり、カウンセリングにつれていってくれたけど、それだけだった。
それでもリカちゃんは消えない。
彼女はそこで、家族に本当の暴力を加えることはなかったけれど。
それでも、確実に、乙骨の生活をむしばんだ。
だからといって、何か出来るわけでない。ただ、耐えて、耐えて、耐えるだけ。
自分が何かしなくても、誰かのことを傷つける。
こんな自分が、このまま生きていていいのだろうか?
そう、思ったのに。
それでも、自分に手を差し出してくれた人は、けして傷つくことはなかった。乙骨によっても、リカちゃんに傷つけられることもなく、ただ、ただ、そこにいてくれた。
乙骨のことを見守ってくれた。
それがどれほどありがたかっただろうか?
安心する、嬉しい。この人の側にいたい。
こんなにも心穏やかに過ごせた事なんて今までなかったから。
(・・・でも、信用されてないんだろうか?)
呪術師は、昨日の味方が今日の敵、なんていうのも珍しくはないので。一つ、約束をしましょう。契約、のようなものです。
もしも、あなたと私が敵対するときが来たのなら、私や、私の周りに関する記憶を忘れてください。
その約束が書き換えられることはないままに。
「黒!その少年をどうする気だ!」
「おやおや!そのような、保護者が必要な少年を導くことにいったいなんの理由が必要で?」
ああ、面倒なことになった。
黒は、いや、板取祐礼は憎々しげに目の前の存在を、夏油傑を見つめた。
乙骨憂太に近づいたのは、本心を言えば、彼を扱いかねていたのがある。
彼も、幽霊の仲間に加えるか、悩ましい部分があった。
あの日、運命の日。
幽霊の弟が渋谷をめちゃくちゃにするその日。
乙骨というそれを駒の一つに加えられれば、どれだけ戦況をひっくり返すことが出来るだろうか?
彼を高専側に置くのか、それとも、自分の駒にするのか。
最後まで悩んだ。
あの日、全ての決着を付ける。
死滅回遊を阻止し、羂索をあの瞬間殺すために。
そのために、乙骨憂太は丁度良いイレギュラーのはずだ。
彼は真依や脹相ともよくやっていた。
真依と口げんかをしているのを見るのが好きだった。真依もなんだかんだと気弱な彼を掘っておけないらしく何くれと世話を焼いているのを見た。
お似合いだと、少し、微笑ましく思えた。
ああ、いつからだろうか。
いや、きっと、会ってすぐだ。
警戒に満ちた目で見られているときは良かった、おどおどしているときもよかった。
自分を、信頼に満ちた目で見つめられることが、どうしようもなく、苦しくなった。
何を今更と自分のことを嘲笑う。
姉から妹を奪い、少年から友を奪い、記憶を奪い、そんな歪な在り方の上に立っていること何て分かっていたいのに。
なのに、その、素直な信頼が苦痛で仕方がなかった。
ねえ、乙骨憂太。
分かっていたんだよ。
君は、折本里香を呪ってしまった。気持ちは分かると、俺もだ。俺も、たった一人の幸福のために、多くを呪ってしまったから。
だから、夏油と、乙骨を連れているときに出会ってしまったとき。
もう、いいかと思った。
夏油はどうも乙骨の顔を知っていたようで、自分が連れていることに全てを察したのだろう。
だが、まあ、いい。
乙骨の体の一部はすでに手に入れてある。
強力な呪霊であれども、契約を取り付ける指輪の模倣も終わってる。
本当の意味で祐礼に必要なものは手に入っているのだ。
だから、もう、いいかと思った。
「乙骨君。」
「は、はい・・・」
「彼は、君の敵だよ。」
「敵?」
いつも通り、囁く。
「彼は呪霊操縦という、呪霊を操る術式を持っているんです。リカちゃんは、きっと、彼にとって喉から手が出るほどに求める存在。さあ、乙骨君。」
今度こそ、大好きな人を守れますか?
それに乙骨は目を見開き、夏油に向かい合う。
(・・・・乙骨のヘイトを買う必要はなかったが。いいや、乙骨を制御できる自信がないなら、あっちに入れた方がよかったんだ。)
夏油と一騎打ちを行った乙骨は現在、高専側についている。当初はぎくしゃくしていたが、憎むべき存在が一緒であるという一体感のせいかはすぐに馴染んだようだ。
そんな乙骨は、黒鷲の助言で現在は外国に飛んでいる。
(・・・夏油と乙骨が争っている間に、黒は逃走。幽霊の存在に気づいた黒鷲の介入で場を収め、乙骨は高専預かりに。まあ、反転術式も、リカちゃんの呪いも解けたんだから。望みは叶えただろう。)
おかげで、夏油の体の一部も回収出来た。呪具も用意できたのだ。結果としては上々だろう。
ぼんやりと考え込んでいると、部屋の扉をノックされる。
それに彼が顔を上げると、真依の声がする。
「お兄ちゃーん!ご飯、新入りの人もいるからね!」
「・・・ああ、わかったよ。」
いつも通り面を付けてゆっくりと立ち上がる。
そうして、向かったリビングには黒い髪を軽く括った青年が居心地が悪そうに座っていた。
「ご気分はどうですか?幸吉君?」
「あ、いや、悪くない。記憶はないが、動きとうに問題はない。」
「なるほど、了解しました。まあ、すぐにあなたにも動いて貰わなくてはいけないので。」
「何かあるの?」
そう、真依に作って貰った肉体に移し替えた血塗がそう問うた。
「ああ、そうだな。そろそろ、最終決戦が近いんだ。」
決着を、ただ、それだけを願って。
祐礼は乙骨というそれが舞台に上がる前に全て、かたをつけると決めていたのだ。
ならば、彼の事なんてどうでもいい。どうでも、いい、のだ。
祐礼
乙骨も駒にしようか悩んでいたが、彼の素直な賞賛というか、愛嬌というか、信頼に心のいろんな所を刺激されて心が荒れて放り出した。
呪ってしまったのは同じだったはずだ。
乙骨
幽霊に騙されて、記憶までなくしたため、周りは同情的で監視付の条件で高専入り。夏油とやり合ったが仲は悪くない、というか申し訳ない。真希さんをいると懐かしい気持ちになって懐いている。
騙されたため幽霊を警戒しているが、何か、嫌いきれない自分がいる。
夏油。
乙骨と戦い、死にかけた。黒鷲と、乙骨の反転術式のせいでなんとか生還。
祐礼が考えているくもなんかの設定について知りたいでしょうか?小説の中ではたぶん部分的にしか出てこないので、関係ないと言えば関係ないんですが。
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知りたい
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別にいい