僕に甘い三船栞子   作:ぽぽろ

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栞子可愛い→何か書きたい→同好会に厳しかったから主人公だけ甘いというのは?→でも選挙に勝つってことは人気はある→なら周りの人には優しいんじゃね→前提崩壊→同じ甘いでも恋人っぽい態度の感じの栞子にしよう
っていう連想ゲーム
栞子ちゃんを書く練習でもある


本編
僕に甘い三船栞子


僕、夏の居る一年生教室で、僕の事を隣でじっと暖かい目で見つめる視線が一つ。

僕がそちらを向くとニコリと微笑んで、彼女のチャームポイントである八重歯がきらりと見えた。そしてまたじっと僕を見つめる。

 

「えっと……あの……三船さん?何が僕に用かな?」

「栞子と呼んでもらって構いません。むしろそう呼んでください。」

 

僕をじっと見守る様に見ていたのは、一年生にしてこの虹ヶ咲学園の生徒会長、三船栞子だった。

 

§§§

 

僕の事を大分気にかけてくれるきっかけみたいな物をあげるとするならば、きっと生徒会選挙。

選挙用のビラを丁度何処かに運ぶ途中の三船さんを見掛けて、同じクラスだし。と僕が半分くらい手伝って運んだ事に起因するのかもしれない。

 

そこから僕は、ちょくちょくと彼女を手伝う様になった。

ビラを配ったり朝から校門で彼女に投票をして貰えるように挨拶をしたり。

同じ一年生なのに頑張って上級生に挑んでいる彼女を応援したくなったのだ。

 

無事に当選し、生徒会長になった彼女。

そして生徒会長の彼女が最初に決めないと行けない事がある。

それは副生徒会長だ。

虹ヶ咲学園は副生徒会長の任命権は生徒会長が持っている。

それで三船さんは僕を指名したのだ。

それのせいか、副生徒会長と生徒会長は付き合っているなんて噂をされるのだ。

 

「当選おめでとう、三船さん」

「いえいえ、こちらこそ選挙活動手伝っていただきありがとうございます」

「僕は別に大した事はしてないよ。三船さんの力だよ」

「前々から思っていたのですがそろそろ"三船さん"ではなくて、"栞子"と呼んでくれてもいい仲と思うのですが、呼んでくれないのですか?」

「いやぁ、僕にはハードルが高いです」

 

女の子をその場のノリや勢いで名前呼び出来るような胆力は僕には備わっていない。

最初の頃は『三船さん』と呼ぶのにも苦労したと言うのに。

 

「分かりました。最初の生徒会長権限を使いましょう。副生徒会長は私の事を栞子と呼ぶ事を命令します」

「権力の悪用ですよ」

「呼んでくれるまで私は仕事をしません。全て副生徒会長に仕事をさせます」

「それは僕が大変になるので辞めてください……そしてちゃんと仕事はして下さい」

「……」

 

つーんと顔をこちらから背けて抵抗を表す会長。

普段はしっかりしている彼女だが、こんな子供っぽい所もあるのだなと僕は彼女をとても可愛らしく思った。

そしてそれを僕に見せてくれる事がとても嬉しいと感じた

でも目の前に広がる色んな部活から来る要望書等の書類を僕に押し付けるのだけはやめて欲しい。

この量は今日中に終わるか怪しい。

 

「えっと……三船さん?三船栞子さん?」

「……」

「栞子……さん?」

「はい、何でしょう」

「仕事……しましょうか」

「そうですね、夏さんの恥ずかしがる姿が見れましたし。"さん"がついてても許しましょう」

 

彼女は自慢の八重歯を少し出してにっこりと微笑んだ。

それは見蕩れてしまうほど可愛くて、さっき引いたばかりの熱がまた上がってきたのを感じた。

彼女は少しずるい

 

§§§

 

「そう言えば、栞子ちゃんは何でスクールアイドルが嫌いなの?」

 

あれから暫く月日が経って更に呼び名に不満を持ち呼び捨てにする様に言った会長から妥協案として"ちゃん"付けで収めた日から幾らか経ち、彼女がスクールアイドル同好会という人達に言った言葉が気になった。

 

その言葉を受けて、少し彼女は俯いた

 

「……気になりますか」

「えぇ、まぁ」

「別に話す価値のあまり無い事です」

「そうですか……でも栞子ちゃんがスクールアイドルやったら面白そうだね」

「私が……ですか?」

「うん。ほら栞子ちゃんはスタイルいいし、可愛いし日本舞踊とかしてるんでしょ?」

 

彼女の習い事でやっているという日本舞踊の舞いや茶華道を見せて貰ったが、素人の僕でも「上手い」とわかる程素晴らしかった。

舞踊は可憐で、華道も花が十分に活かされて更に美しく見えた。 抹茶もとても美味しかった。何故毛嫌いしているのか分からないが、十分に向いているのではないかと思う

 

「可愛い……?私がですか?」

「うん、栞子ちゃんが。見てみたいなあ」

 

彼女の頬に赤みが刺したのを僕は見逃さなかった。

褒めには彼女も弱いのかもしれない。

 

「スクールアイドル……あまりやりたくはありません。でも……貴方が私専属のマネージャーとして働いてくれるのなら考えない事もありません」

「僕がマネージャー?無理ですよ。こんな素人に何を期待してるんですか」

「貴方がいるなら私は嫌いな物も何とか頑張れそうです」

「多分スクールアイドルってそんな嫌々やるものでも無いですよ。」

 

前に少し覗かせてもらった時に皆楽しそうに歌って踊っていた。

見ている僕も胸が熱くなったりした。胸の宿る何かが掻き立てられるような感覚。

心の底から誰かに伝えたい気持ちや楽しいと思ってなければあんな皆が元気になる様なパフォーマンスはきっと出来ない。

 

「……何か栞子ちゃんが、部活入ったら更に僕の仕事量が増えそうな気がするし」

「我慢して下さい」

「折角前の生徒会長は仕事をちゃんとしてない!って言ってなったのだから。二の舞になっちゃうよ」

「そしたら、貴方が生徒会長に立候補して下さいね。そしたら私がまた副生徒会長として実権を握ります」

 

そんな自分勝手な……と二人で笑いあって楽しくいつも通りに西日が眩しく刺している生徒会長室で放課後を過ごした。

 

「そんなに僕に構ってるから、周りの人に生徒会長と副生徒会長は付き合ってるって言われるんですよ」

 

周りから言われるそんな根も葉もない噂を彼女は否定をせずに「そうですか……」とどこか嬉しそうにいつも答えている。

嬉しそうなのは多分僕の気の所為だろうけど。

 

「付き合って、結婚でもしたら私が貴方を毎日、食生活から日常生活までしっかりと管理してあげますので」

「うわぁ……尻に敷かれて過ごす事になりそうだ」

「失礼ですね、私は案外尽くすタイプですよ」

 

何故彼女は僕にこんなに構って話してくれて信頼してくれているのかは分からないけれど、そんな彼女を僕は好ましく思っている。

最初は仏頂面で近寄りがたかったけれど、実際はとても気さくで優しくてこんなに可愛らしい女の子なのだと。

クラスメイトすらも知らない様な姿を僕に見せてくれて、その姿を全部僕が独り占めしている様で、男として優越感の様な物が湧いてくる

クラスメイトも知らないだろう。

こんな無邪気で、僕に少しだけ甘い生徒会長を

 

「私と付き合うならば、一生を私に預ける位の覚悟はしててくださいね」

「うわぁ、ちょっと重いなぁ」

 




三船栞子には好きな人には無邪気で小悪魔的で自分の本心を少しづつ出して気を引かせてちょっと将来をよく考えてる女の子であって欲しいという妄想
続くかは知りません。もしかしたら次は違う生徒会長かも知れません。
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