ワタシは悪いゾンビじゃないよ!   作:ディアズ・R

16 / 16
(;゜∀゜)


気づいたらアレだった。

骨の腕を肩に生やして四腕にし、開幕四連イオナズンで皆吹き飛んだ。

こんなことも出来るようになった私は強い!

そう余裕こいてたら、普通に防いで反撃してきたシキの斬撃、カイドウのブレス、ガープ覇気付き砲弾、センゴクの衝撃波、ゼファーから海楼石製の杭が全直撃。

いつもの真っ二つ処じゃないぐらいグチャグチャに吹き飛び、頭だけゴールの船に落ち、杭に脳天を貫かれながら一言。

 

「やっぱりダメだったよ」

『いやそれでも生きてんのかよ!?』

 

いやいや、流石に死にそうだよ?

死んじゃうな~早く杭取ってくれないと死ぬなこれ。

あー死ぬわーこれ死んだわー。

てかこれ、私の無力化に成功してる?

……いや、なんか、少しずつだけど杭が動いてるわ。

私やベーわ。

 

「ホントに悪魔の実の能力者だよな?流石に怖いんだが」

「なんでもいいからはよ助けろ」

 

コッパーが杭を引っこ抜いてくれたので、さくっと再生。

しかし、広範囲攻撃は雑魚を蹴散らすのに役立つけど、シキ達クラスになるとどうしようもないわ。

直接ヤらなきゃ。

 

「そういえば、戦闘始めちゃったけどゴール達はいいの?」

「なんかおもしれぇからよし!」

「だそうだ」

「なるほどなー」

 

じゃあ馬車馬の様に使うか。

ゴールとシルバーを掴んで、2000%でガープに投げる。

船はコッパー達がいるし大丈夫でしょ。

 

「なんか投げられるの楽しくなってきた!」

「なかなか正確に投げるな」

「増やすな!こっちに来るな!エヴァンジェリィィィン!!」

 

ガープの叫びはフェードアウトし、まずはシキでも無力化しとくかーと言うことで天候操作魔法発動。

空に魔方陣が現れ、魔方陣からドス黒い雲が辺りを覆い始める。

波が煽られ船が激しく揺れるほどの暴風、叩きつけるような大粒の雨と無数の雷が落ちる嵐が発生。

魔法発動からここまで約五秒。

なんか、本来の魔法と違う気がするけど気にしたら敗けだよね?

シキのフワフワの実の特性上強い風に弱いので、悔しそうに撤退していく。

 

「クソ!今回は見逃してやるが、次ウチの艦隊に被害だしたら許さねぇからなぁ!!覚えとけよぉぉぉぉぉ!!!」

 

次に大仏化してるセンゴクを封じるぞい。

分身して二人増やし、ひたすら雷の暴風を連打しといてもらう。

船の上だから避けるわけにもいかず、ひたすら相殺し続けてる。

 

「おのれ……これではなにもできん。というかエヴァンジェリンの奴、増えてないか?……胃が痛くなってきた」

 

カイドウとゼファーが殴りあってるので、刀を出してキングに斬りかかる。

使う刀は雷切だよ。

 

「スキアリ!」

「キサマ!?」

「エヴァさぁん!?こっちじゃないこっちじゃない!!」

 

どさくさで亡き者にしようと思ったんだけど、やっぱり無理だった。

なのでキングを踏み台に(三回踏んで)ゼファーの軍艦に行って、ゼファーの部下達に喧嘩売ってみた。

軍艦はカイドウの船と並走してるから簡単に行ける。

 

マグマっぽい奴、冷気垂れ流してる奴、光の剣出してる奴が攻撃してきたので、マグマと光の二人は一旦無視して冷気の男だけ適当に右パンチ。

ぶっちゃけ、凍らされるのが一番めんどくさい。

他の海軍はカイドウの部下達が相手してる。

あと、コイツらロギアっぽいのでたまには霧を封印しての戦闘だよ。

 

適当に右パンチは覇気無し攻撃なので当然ロギア系能力者には効かないが、パッと先程仕舞った刀を手に持って覇気を纏わせて、か~ら~の~牙突(ガトチュ)零式(ゼロスタイル)

その間もマグマが身体を溶かし光の剣が手足を切るが、溶かされ、切られる端から治るので動けなくなる攻撃だけ注意し冷気男の肩を突き穿つ。

肩……ずれてないよ!狙い通りだよ!ホントダヨ?

とりあえず流れで、冷気男の顔面に覇気メガトンパンチ。

 

ちなみに、マグマちゃんがぴーちくぱーちく五月蝿いので破れた鼓膜だけ治してない。

だから何も聞こえない。

冷気男が吹き飛びあわや海へ転落、と思いきや能力を使ったのかオートか分からないけど海が凍った。

まあ、意識があろうがなかろうが顔面に直撃くらってるからまともに動けないだろうけどね。

 

というわけで次は鬱陶しいマグマちゃん。

光君は私と相性最悪みたいだし最後まで放置で。

マグマちゃんへの対処方法は殴る。

ただただひたすらに殴る。

肉が焼けて骨が溶けるが気にせず殴っていると、マグマが船に飛び散り燃える。

ゼファーの船だし、別にいいよね?

 

マグマちゃんはこのままだと不味いと思ったのか、間抜けなことにマグマ状態を解除した。

覇気無しで殴ってたからどうせダメージは無いとか思ったのかね?

まあ、そんな隙を見せたら覇気を纏って殴るよね。

鳩尾に全力の2800%ストレートでガープの船まで殴り飛ばす。

光君が咄嗟に光の剣を間に差し入れたからグチャれなかったよ。

 

というわけで最後の光君である。

ぶっちゃけ、こいつに何されても効かないんだけど。

でも、速すぎてこっちも当てられる気がしない。

光速は捉えられん……見聞色……私なりにやるしかない!

なので、避けられる範囲全て吹き飛ばすことにした。

限界超えの5000%超破壊拳(ビッグバンインパクト)!!

ゼファーの軍艦が粉々に吹っ飛んだが、気にしてはいけない。

あと、限界超えした右腕が千切れて治らないので数分我慢。

そして安定のロギア系特有の油断から吹っ飛んだ光君はセンゴクが受け止めたようで、相殺し損ねた分身の魔法が軍艦を半壊させた。

そして、自爆させるために軍艦に近寄っていた分身が聴力強化でセンゴクの呟きを聞いて、本体の私がカイドウの戦闘に横槍を入れることに。

 

「これ以上は危険か……ツルさん、予定通りに」

『了解したよ』

 

カイドウと睨み合ってるゼファーを真横から1000%でドロップキック。

再生封印中の1000%なので、脚の骨が砕け、肉が裂け、血が噴き出す。

カイドウの船に潰れたカエルの様に落ちるが、ゼファーは船の外へ吹っ飛ぶ。

カイドウが怒って何か言う前に叫ぶ。

 

「センゴクがなんかたくらんでる!」

 

簡潔だが、私もカイドウも伊達に元ロックス海賊団ではない。

私達にとって《センゴクの策=面倒で楽しめない》の方式が成り立つので即撤退。

空を蹴って戻ってこようとするゼファーに、クイーンを中心にした部下達が銃を撃ちまくって牽制。

カイドウが私の首を掴んで、空を跳ぶゼファーが見えるように持ち上げる。

なんとか動かせる左手をゼファーに向ける。

 

「ここか?」

「もうちょい上」

「ならここだな」

「闇の吹雪」

 

ゼファーは迫る黒い吹雪を避けようとしたが、背後の直線上になんとか立とうとするフラフラの氷君がいたのに気が付く。

ゼファーは咄嗟に覇気を全身に纏わせて防ぐが、足場の無い空中で受け止めたことで氷君のいる凍った海に叩きつけられる。

私の魔法と氷塊に叩きつけられたダメージは無さそうだが、身体の大部分が凍ってすぐには動けない状態に。

カイドウが船員に撤収の指示を出すのを眺めてたら、すぐに治らない私を見て呟く。

 

「今の元副船長殿なら死ぬのか?」

「試す?死ななかったら覚悟しろ!」

「めんどくさそうだからやめとく!ウォロロロ!」

 

カイドウの船はワノ国方向へ向かって舵をとる。

回復制限が解除されたのですぐに復活し、ゴールの船に撤収。

 

「なんだ、ロジャーの奴と組んだのか?」

「んーエドワード探し中」

「白髭を?そうか……会ったら宜しく言っといてくれ」

「あいあい」

『お達者でー』

 

キング以外に手を振られながら、三隻の軍艦に包囲されてる船に飛び乗る。

ゴールとシルバーはまだ戻ってないようで、コッパーとダグちゃんを中心に砲弾を防いでいた。

船の周りに霧を出し、迫る砲弾を灰に変える。

 

「助かったぜエヴァ」

「感謝する。それと、後で軍艦を吹き飛ばした技を教えてくれ」

「こんな反応久しぶりだわ」

 

素直に感謝されたの何時ぶりかな?

ロックス海賊団時代は、「もっと早くこれないのか?」だの「別にいらなかった」だのクズばっかりだったからなぁ。

それはさておき、中将も乗ってない周囲の軍艦を適当に破壊してガープの軍艦を横切るように船を進めると、ゴールとシルバーが飛び乗ってくる。

ガープも合わせて皆ボロボロだ。

 

「やっぱりガープは強いな!」

「言いたいことは色々あるが、とりあえず投げるのはやめてくれ」

「待たんかこのクソ海賊共!!」

「言われてるよクソ海賊」

「エヴァも合わせてだろ?」

 

私は悪くねぇ!

こちらに飛び乗ろうとするガープに私、ゴール、ダグちゃんの適当に右パンチで吹っ飛ばす。

空気を殴るような感じ、と適当に言ったら成功させやがったのだ。

 

「お前ら絶対捕まえてやるからなぁぁぁ───!!」

 

大分飛んでったわ。

これで安全……ついでに船も沈めておく。

大丈夫!誰も殺してないよ!

 

「いや、これ、海軍の船ほぼ全滅じゃねぇか?」

「船しか壊してないもん!」

「もんって……似合わねー」

『確かに似合わん』

 

私の見た目相応の喋りに対するゴールの感想に、興味無さげなダグちゃん以外全員が頷く。

それに対する私の反応は───

 

「……あ"?」

 

この瞬間、ロジャー海賊団の船が半壊するのが確定した。

私は悪くねぇ。

 

 

 

・・・

・・

 

 

 

そんなこんなでなんやかんやありつつ、停泊していた島にエドワード達白髭海賊団がやって来たらしい。

その前に海軍も来たが、トップが少将程度の雑魚だったとか。

何故らしい、だったとか又聞き風なのかと言うと、その時寝てました。

卵の上で一週間程。

起きたら皆で宴してるんだもの、目が点になったね!

そして今である。

 

「おーでーんー」

「エ、エヴァ……」

「みーつーけーたー」

「話し合おう!話せばわかる!人間だもの!」

「無理ブッコロ」

「白吉っちゃん助けてぇぇぇ!?」

「あの日の選択の結果だ、諦めろおでん」

 

数分後、顔をボコボコにされたおでんが正座で私の前に。

勝手にワノ国を出ていった負い目があるからか、抵抗らしい抵抗はなかった。

で、エドワードに着いていったおでんが、なんか、結婚して子供までいた。

妻の【トキ】ちゃん、息子の【モモの助】君、娘の【日和】ちゃんを紹介されたので、おでんの顔面にドロップキック。

 

「ぶぅへぁ!?いきなり何すんだ!?」

「結婚したなら一回帰ってこいやボケェ!どんだけの人が待ってると思ってる!」

「それはわかってるけどよ……」

「……スキヤキ様が亡くなられた」

「な、なんだと!?それはホントかエヴァ!!」

「ホント、今のワノ国は将軍不在で康イエ様を中心に他の大名がなんとか管理してる」

「……そう、か。死に目に会えず、残念だ」

「まだ帰らない?」

「答えがまだ出てないんだ。だから、すまん」

 

おでんはホントおでんなんだから。

頭を下げるおでんの隣に寄り添うトキちゃん。

お似合いだぁねぇ~

スキヤキ様で思い出したけど、葬式の日に変な噂があったんだよね。

スキヤキ様の遺体が墓にないとか、天狗が二人いたとか、何故かこけしが大量に売られてたり。

実はスキヤキ様生きてる?

だとしたらなんで死んだことにしたんだろうか……まさか、黒炭的なの、まだいた感じ?

んーとりあえずおでんを連れて帰れば大丈夫かな!

あと、スキヤキ様がワンチャン生きてるかもしれないのは黙っとこ。

 

「ほら、帰るよ」

「嫌だぁぁぁ!!俺はまだ帰らねぇぇぇ!!」

 

体格差を無視して首根っこ掴んで引っ張るが、近くにいたエドワードの腕を掴んで耐えるおでん。

 

「まあ待てエヴァ」

「おん?」

「連れてくにしてもトキ達はどうする?置いてくのか?」

「む……」

 

おでんみたいな無茶は止めた方がいいか……船出しても此処等に使役できそうな人魂ないし、んーどうしよ?

 

「あ、おでんだけど俺等と一緒に行くことになったぞ!」

「そう言うことになった……ハァ」

 

ゴール、お前は何を言っている。

エドワード、溜め息ついてないで止めろや。

シルバーは苦笑いで首を横に降るだけだし、マルコは残念そうだ。

いや、なんでそうなった?

 

「途中でワノ国よる?」

「わからん!」

「うぼぁ」

 

変な声出た。

そういうことで、おでんがゴールの仲間に加入した。

ゴール達は持ってたお宝をエドワード達に渡し、エドワード達は食糧をゴール達に渡してた。

エドワード達はおでんがとても気に入ってたらしい。

私からもおでんの面倒をみててくれたお礼に、いつぞやの酒島の酒を30樽ぐらい渡しとく。

出航時に渡したが、半分を自分用に確保しようとしたエドワードが反乱されてて笑った。

 

「それで、次はどこ行くの?」

「んーとりあえず、おでんと親睦を深めることから始めるかな」

「つまり、仲良くなればいいんだな!」

 

あ、これ、絶対面倒なことになるやつだ。

予感は的中し、通過する予定の島に泳いで上陸したおでんが騒ぎを起こす。

爆笑してるゴールを海に叩き落とし、島に近寄らせる。

 

「おでんを食おう!話はそれからだ!!」

 

おでん流のコミュニケーション、後始末するのは誰かな?

私だよ!!クソが!!

その日、おでんの出した被害の倍の被害が発生したが、誰がやったかは誰も口にはしなかった。

なお、その島は翌朝には復興したもよう。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUED




夏が、来る!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。