お客様!困ります!あーっ!トリガーはいけません! 作:クロアブースト
二宮「俺は怪獣ではない。そこにいる二人は正しいがな」
→トリオン量と戦略を兼ね備えた指揮官型モンスター
香取「失礼ね!怪獣じゃないわよ!白亜様の忠犬よ!いえ、雌犬の方が服従感があって良いわね!白亜様の雌犬と呼びなさい!」
→一点特化型キラーかつ万能型の絶対服従モンスター
雨取「わ、私……怪獣じゃないもん!」
→昼はトリオンモンスター、夜は修を押し倒す肉食系モンスター
全員否定。しかし周囲には怪獣呼びが定着したのである。
四つ巴のランク戦が始まる前、順調に勝ち進んでいた三雲隊にとある隊員が来訪した。
「久しぶりね修」
その声に振り向くと一人の女性隊員が歩いて来た。
「修以外は初めまして。私は香取 葉子、香取隊の隊長をやっているわ」
「香取隊…暫定一位のところか」
遊真は目の前にB級最強の部隊が来たのだと判断する。
「そうよ。と言っても今のところは何とか暫定一位としか言えないわ。何せ前回のシーズンでは二宮隊には敵わなかったから……」
「でも前回のラウンドだと勝ったんじゃないの?」
「あんなのは作戦勝ちよ。二宮さんが油断していたのと入念な準備をしていたからこそ勝てた。まあ次も勝てるだけの努力はするだけね」
香取隊は二宮隊を破って暫定一位の座に付いている。前回の戦闘では混戦の状況下から二宮を倒すという大番狂わせを起こしたのだ。
「貴方が玉狛のトリオンモンスターね」
「修くんは渡しません……」
千佳は修と親しいと思って警戒している。そして今日の夜、千佳が修を押し倒す未来が確定したのは余談である。
「安心しなさい。私は白亜様に絶対服従なの。他人の男に手を出す程に飢えてないつもりよ」
その言葉をもし白亜が聞いたら、だったら押し倒すのは止めろと言っていただろう。勿論香取は聞くつもりはないのだが……
そして香取に修は尋ねる。
「要件は何だ?」
「ええ、B級上位入りしたから顔を見に来たのと宣戦布告よ。試合を見たけど実力においては不足はないわ。白亜様の直弟子だものまあ当然よね」
香取は今まで特に自分から会いに行かなかったのだが、修のいる三雲隊が上位入りしたからこそ今回は来たのである。
「私は貴方の努力は評価している。何せ木虎も私も鍛錬に関しては白亜様は手心を加えていた。
まぁ白亜様は抱いた女性だから大切に扱いたいと言われたわ。丁重に扱われるのは嬉しいから良いのだけれど……」
「惚気なら帰るが…」
修は惚気を聞くつもりは無かった。他所でやれと本気で思っているのが香取にも伝わる。
「えぇ。私が言いたいのは別のことよ。確かに鍛錬においては貴方が白亜様から一番なのかもしれない。けれど私は自ら白亜様に絶対服従を誓って行動して来た。
そう!つまり白亜様の一番の忠誠者は私、その事実は変わらないのよ!」
「狂信者め……」
修は香取の主張に答える。つまり一番の忠誠者は私なのだと宣戦布告してきたのだ。香取の忠誠心は既に狂信者の域にある。何が原因で白亜に絶対服従などと誓ったのかは不明だが少なくとも常軌を逸しているのは分かっていた。
因みに香取に次ぐ三輪の忠誠心の理由は周知の事実である。白亜の支援が無ければ学生パパになるというのは正直男性としては同情を感じ得なかった。
そして遊真はみんなが目を逸らしていた香取の服装を尋ねる。何故なら隊服がジャージがベースにされている中で香取は何故かクノイチ姿であった。
「そのニンジャっぽい服装は何なの?」
「ええ、ようやく白亜様から教わった隠密行動や忍術をマスターして一流のくノ一になったのよ!今から白亜様の元で修行の成果である房中術をお披露目しに行くのよ!」
「木虎といい、白亜センパイの弟子ってみんなこんな感じなのか?」
「言うな……頭が痛くなる……」
修は額に手を当てて溜息を吐く。香取は最早ボーダーとは一体…?と思われる程に多岐にわたる技能を極めたスキルマスターになっていた。しかもそれが実績に紐づいているのが余計にタチが悪い。
しかも師匠を押し倒す為ならコスプレでボーダー本部を歩き回ることすら辞さない木虎と香取はトップクラスのヤベー女である。
白亜の直弟子は変人揃いであった。
そして香取がくノ一の房中術を白亜様に披露に行くわと立ち去った後に遊真や千佳に修は香取について説明する。
「香取葉子、見ての通りの師匠への狂信者だ。だが実力に関しては本物であり、俺も空閑もアイツとタイマンなら九分九厘で敗北する」
「!?」
「はっきり言って相性が悪すぎる。アイツを倒すなら何としてでもタイマンだけは避けなければならん」
「それ程なの?」
千佳が尋ねる。
「それが出来る程の修羅場を潜り抜けたのが香取だ」
修は断言する。油断や慢心はなく、純然な事実のみを口にする。
なお、そんなシリアスな雰囲気を出す修も千佳に夜這いを仕掛けられて喰われるのも予定調和だった。
開始早々の絨毯爆撃合戦、香取の犬飼への狙撃による退場により戦局が変わる。
現在の状況は絨毯爆撃の中で千佳ルートか北添ルートの二択を迫られていた。
そして香取隊では通信を通して若村は香取に尋ねていた。
「で、どうするんだ?このまま雨取を取りに行くのか?」
「いえ、殺るなら二宮さんからよ!修や空閑、影浦は全員私が殺れるけど、二宮さんとタイマンだけは避けたいわ」
香取は冷静に状況を分析する。香取隊にとっての一番の鬼門は二宮と雨取だ。しかし雨取はトリオン量こそ脅威だが、タイマンならば幾らでも香取は殺れる。
そして香取隊は全員が北添ルートに進むことを決めたのである。
「俺はどうする?このまま修や千佳と合流するか?」
「いや千佳の護衛は俺一人で良い。恐らくこちらにはほぼ来ないだろう」
「ふむ」
「今までの傾向から二宮隊はリスクを嫌う。だから俺と千佳の二人を相手するより北添を狙うだろう。そして他の隊員達もこちらに来て最初に戦うのは避けたいから必然的にそちらに集まるはずだ」
「つまりこちらは混戦になるんだな」
「そういうことだ。そして混戦になったら千佳はアイビスを使って遠距離かつ高火力砲撃で一方的に攻撃出来る。万が一を避けたいから俺が千佳の護衛をするが、千佳が安全な限りは俺達は一方的に蹂躙出来る。だからクガは遊撃を頼む」
「了解した」
「千佳も頼むぞ」
「了解」
そうして遊真も北添ルートに向かう決断をする。
そして戦局は動き出す。千佳ルートに人が来ない為に修は護衛にいるだけになる。しかし千佳は安全が確保出来た為にフルアタックでのメテオラ爆撃で潜伏拠点を片っ端から吹き飛ばしていくのだ。
そして二宮がユズルを倒して北添を追っている頃に合流しようとした辻は遊真と影浦に捕捉される。本来なら原作通りに辻は遊真に影浦を押し付けたかったのだが、今回は辻が狩りやすい駒な為に二人とも流すつもりは無かったのである。
そうして辻vs遊真vs影浦の三つ巴が始まった。
一方絵馬と北添を倒した二宮の元に二人の隊員が立ちはだかる。
「さて、二宮さん。貴方を狩るわ」
「二対一か……部が悪いな……」
舌打ちをする二宮。しかし辻が遊真と影浦に捕まっている以上は援軍は望めない。そんな二宮に香取と三浦は二人がかりで仕留めようと動く。
二宮vs香取&三浦の戦いが始まった。
「二つの戦いが始まりましたね」
「二宮くんと香取ちゃんの方は二宮くんが不利ね。香取ちゃん連携も凄まじいから」
「本来なら力量以上の結果を出す場合は奇策などを用いるのが常だが二宮はそういうタイプじゃない。恐らく何か対策でもなければ詰むな」
解説席では二つの戦いの解説が行われる。
「空閑隊員と影浦隊員、辻隊員の方はどうでしょうか?」
「辻くんが力不足ね。はっきり言って最初に落ちる可能性が高いわ」
「しかも狩りやすい相手だから二人とも逃がすつもりは無いだろう。辻はあそこで脱落する」
白亜の言うとおり二宮は苦戦していた。三浦も香取も単独ならば勝てる駒だ。しかし2対1という状況で追い詰められていた。
二宮の強みは豊富なトリオン量からの両攻撃だ。片方の攻撃で広く浅くの容量で広範囲のアステロイドで動きを止めて、狭く深くしたアステロイドで防御ごと撃ち抜くのが必勝である。それを三浦の近接斬撃と香取が常に斬撃の合間にバイパーを仕掛けてくるせいで片方を常にシールドで防ぐ事を強要させられているのだ。
そして三浦へアステロイドなどの攻撃を仕掛けても三浦のシールドと香取の適切なシールド援護のせいで常に実質フルガードをされてしまうせいでまともに弾丸がダメージを与えられないのだ。
ならばと香取の射線に三浦を盾にして封じようと立ち回るが……
バババン!
「!?」
香取は二宮の前に三浦が射線にいるにも関わらず撃った。そして三浦はその弾丸に一切気にせず二宮へ弧月を振り下ろしたのである。
(コイツは背後から来る弾丸に全く不安を感じてないのか!?)
二宮が内心で戦慄する中で三浦は信じていた。香取が三浦が射線にいるにも関わらず撃つならばきちんと考えがあることを……
そして三浦を蛇が避けるように全ての弾丸が器用に避けて二宮に迫る。
「!?」
二宮は三浦によって射線の見えない不意打ちバイパーに対する防御を行う為にシールドを広げて防御をする。射線が見えない以上は範囲が狭いとすり抜けられるリスクもあるからだ。
そして三浦は追撃として旋空弧月を放つ。それを二宮はもう一つのシールドで防御する。
ザシュ!
二宮の背後の地面から生えた鎌状のスコーピオンに二宮は背中から切り裂かれる。
マンティスモールクロー
香取が身につけた技能で足から生やした二つのスコーピオンを地面で繋げたマンティスでモールクローを行う荒技である。通常なら相手の足裏を斬る程度が限界のモールクローがリーチを得たことでカマキリのような鎌が地面から生えて切り裂いたのである。
二宮は最後の一撃としてフルアタックのアステロイドを三浦へ放つ。
自爆覚悟の両攻撃、それを……
「「エスクード」」
一つの壁で駄目なら次々と壁を作って防御すれば良い。阿吽の呼吸で香取と三浦が次々と壁を作った事で二宮のフルアタックアステロイドは防がれてしまったのであった。
「香取隊員が二宮隊員を撃破。これで香取隊は2点、二宮隊と並びました」
「だけど二宮隊は辻くんしか残ってないのに対して香取隊はまだ誰の欠員も出ていないわ。辻くんは正直二人相手に生き残るのは厳しいし、これから点を荒稼ぎするつもりよね」
「そして香取隊員と三浦隊員はそれぞれ別方向に向かう!」
「香取は空閑と影浦を狩りに行ったか、恐らく単独になったところを狩るつもりだろう。三浦は若村と合流して修を抑えるつもりだな」
「なら千佳ちゃんが無防備になるってことよね」
「影浦を千佳に当てるつもりだな。影浦隊はまだ一点も取れていない。空閑と修を香取隊が抑えることで千佳への障害をフリーにしたんだ」
『カゲ!二宮を倒した香取が来るぞ!』
「ッチ」
三つ巴は地力の差で辻がダメージが大きく、遊真と影浦が軽微のダメージがある位だった。そして香取がこちらに向かっていると影浦は通信で知らされる。
『三雲は若村と三浦が抑えているから今なら雨取を狩れるぞ』
「誘導されてるのが気にくわねぇが、仕方ねぇか」
影浦隊はまだゼロポイントであり、ここで辻と遊真に時間を掛けてたら香取が来てしまう。そして若村と三浦が三雲を抑えている以上、香取は遊真を抑えるつもりなのは明白だ。そうすれば千佳は影浦が処理してくれるからだ。
「一旦抜けるぜ、あばよ」
そう言って影浦は離脱する。そして残った辻と遊真のタイマンが始まる。遊真としては香取が来るのは分かっているが、ダメージの大きい辻を倒して点を取りたい。辻は正直撤退したいだろうが、ダメージが大きい為、相討ち狙いしか無かった。
一方修は若村と三浦に足止めをされていた。
「渦廻斬輪蹴」
「っく!?」
渦を描くような連続蹴りにシールドを砕かれる若村。三浦の援護シールドまで蹴り砕かれるまでの時間に後退する。
ゴゴゴゴゴ
威圧殲滅の天地上下の構えをする修。
「コイツ本当に中学生かよ……素人でもコイツがヤバいってのを肌で感じるんだが……」
「でも僕達は彼を相手に時間稼ぎしないといけない。葉子ちゃんが仕留めるまで……」
彼らは自身のトリオン体が破壊されるまでの足止めを行い続ける。
「防戦一方ね」
「仕方ない。二人では修の動きについていけないから若村が射撃で三浦が防御に徹頭する。時間稼ぎという観点では悪くない」
修と対峙する若村&三浦のコンビは防戦一方だった。若村が射撃での牽制をし、三雲の打撃を全てシールドとエスクードの援護によってやり過ごしているのが現状だった。
修が扱うトリガーはレイガスト。しかしそれはブレードではなく、籠手や靴裏といった身体に装着されたものだった。本部からの特注品で出現場所が手足しか出せない代わりに装備という形で使えるようにしたのだ。それによって修は手足にレイガストのブレードやシールドを纏わせることで打撃でのダメージを可能としたのである。
「一体どんな鍛え方をしたのよ」
「大熊と大猪だな。山籠りの際に生身で命のやり取りをさせた」
「え……」
綾辻の呟きに周囲はどよめく。
「あら意外ね。貴方なら人一人位殺させると思ったわ」
「ボーダーが防衛組織じゃなければなぁ。流石に人殺しはNGでしょ」
「ふふっ、理由が組織の為って言うのが貴方らしいわね」
「あの二人とも……周囲がドン引きしてるのでその話題はやめましょうか」
加古と白亜の会話に綾辻が突っ込む。しかも綾辻が止める理由が観客の為であり人殺しの忌避感とかではないのに周囲は戦慄する。A級以上はみんな化け物だと周囲に共通した認識である。
香取隊は連携が上手い。それは前期で香取のタイマン対策をされた時の連携を見て言われた言葉だった。
かつて二人は香取に合わせることで勝ってきた。周りからは香取がいなきゃ対して強くないと言われていた。そして二人はその通りだと肯定する。
何せ香取がいなかったらマスターランクに上がることすら出来なかったのだから。
だが香取は違った。
「二人は今まで自分勝手な私に合わせて連携してきた。つまり貴方達の合わせる力は立派な武器よ」
そうして香取からマスターランクの技術とは別に連携方法も教わった。シールド援護やグラスホッパーといったサポートトリガーのありとあらゆる連携を試した。
それが前期のランク戦で発揮された。一人につき、同時発動数はメインとサブの二つ。だがそれを他の隊員がサポート出来たのなら……
香取の機動力強化の為にベストなタイミングでのグラスホッパーを用意したり、咄嗟の防御にシールドを重ね合わせる事で射撃しながらフルガードを可能にしたり、エスクードを重ねて防御したり、左右に仕掛けて動きを制限したりとあらゆる連携を試した。
その結果が修の苦戦である。
「どうやら連携を崩すのは難しいようだな」
あらゆる方法で連携を打ち破ろうとした修だが、巧みな互いの援護により決定打に至らなかった。
阿吽の呼吸によるトリガーサポート。一人につき二つのトリガー機能という概念を打ち消す連携。まるで一人で四つのトリガーを扱う使い手を二人同時に相手にする感覚だった。
修が若村と三浦に抑えられ、雨取に影浦が向かったと聞いて辻を倒した空閑は急いで雨取の援護に向かう。だがそこに香取が立ち塞がる。
「待たせたわね空閑!貴方を今から狩るわ!」
香取は宣言する。そして香取は一点特化型キラー、攻撃手の空閑なら九分九厘で勝利出来るのだ。
そして香取は遊真の周囲を円を描くように歩く。遊真は注視して警戒するが何と香取の身体が残像が発生する。
「!?」
それは別漫画で肢曲と呼ばれる歩法。歩行速度に緩急をつけて残像を見せて分身しているかのように見せかけたのだ。彼女は暗殺術すらマスターしていたのである。
無数の香取が一斉におそいかかる。それを遊真はスコーピオンで切り裂くが、残像はかき消えて本物の香取が動作後の遊真へスコーピオンを振るう。それを遊真は身体から生やしたスコーピオンで受け止めて距離を取ろうとした瞬間に香取は左手の拳銃から無数のバイパーを放って追撃を仕掛ける。
時間差での射撃により前方に張っていたシールドを避けた数発が遊真に被弾する。
被弾箇所からトリオンが漏れる中で遊真は香取に話しかける。
「オサムの言ってた通り、多彩だね香取センパイ……」
遊真は冷や汗をかきながら呟く。今の一連のやり取りで遊真は理解できてしまった。遊真の強みである機動力は香取の技能で容易く対処されてしまうだろうと……
今度は複数のグラスホッパーを使っての高速駆動であるピンボールで香取の周囲を移動する。それに対して香取は
「……遅いわね」
遊真の位置を目で完全に捉えていた香取はリアルタイムのバイパーによる弾丸で次の遊真が踏むはずだったグラスホッパーを撃ち抜き破壊する。
「!?」
本来踏ん張るタイミングでのグラスホッパーの破壊のせいで体制を崩しかける。だが遊真はすぐ様体制を戻しながらスコーピオンを伸ばして攻撃を行う。それを香取はスコーピオンで弾いて防ぐ。
遊真の行動は全て対処されて封殺される。その徹底した対応力はある人物を連想された。
「俺の動きが全部対処されてる……まるで村上先輩みたいだ……」
「流石に私はあんな便利なサイドエフェクトは持ってないわよ。
ただ単純に貴方よりも出来る手段が多くて…
貴方よりも早くて強い白亜様と何度も戦闘経験を積んで……
状況判断力に優れているから最善の手段を取れる……それだけよ」
「厄介だね……」
つまり遊真の動きは香取にとっては対処可能の域を出ないのである。
白亜は『平行世界』のサイドエフェクトによって知識や経験を共有出来る。そう、自身を通してなら短期間で複数人の経験値を蓄積出来るのだ。
某忍者漫画で影分身の術による人海戦術トレーニングがあるように白亜も同じことが出来る。
そしてかつては100人同期が限界だった白亜は覚醒して同期可能人数を劇的に増大させた。
その数……何と10万人である。最早1日修行するだけで最高10万人分の経験値を得られるという完全チートである。
だからこそ白亜はあらゆる技能を収めており技術お化けと言える技能を持っている。勿論それは直弟子である木虎、香取、修に対して必要な技能を伝授しているのである。
そして修は近接戦闘中心なのに対して木虎と香取は万能性がある為、多岐に渡る技能を伝授されている。既に二人はボーダーにおいてトップクラスに技能が高いと言えるのだ。
まあそんなことより白亜を押し倒したい二人は強さへの尊敬よりもアイツら容赦ねぇと思われてるヤバい女認定されてるのは余談である。
今の香取を崩すには香取の対応力を上回る力を発揮しなければならない。しかし白亜という化け物相手に研鑽してきた香取の戦闘経験値は傭兵をしていた遊真を遥かに超えていたのである。
そうして香取と遊真の激闘が始まった。
遊真は大魔王香取からは逃げられない。B級ランク戦時の香取はスキルマスターを名乗れるレベルです。
R18版に出すヒロインは?
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木虎
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香取
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綾辻
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宇佐美
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瑠花
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小南