お客様!困ります!あーっ!トリガーはいけません! 作:クロアブースト
本当は第二次大規模侵攻とか、B級ランク戦の続きだとか、三雲隊第一の鬼門のランク戦とか順序があるんだけど書きたいプロットが多くて困る。これがワールドトリガーの恐ろしさか……
暫定①など続編伴う話はきちんと分けてます。まあ思い付いたら書いてるだけなので後でまとめるつもりですが……
時系列バラバラですが今回は最終ラウンドのランク戦という設定です。本編のネタバレ結構あるけどそれでも良ければどうぞ。
解説は桜子、小南、白亜です。
野郎を入れると肉食系が薄れるから王子達はカットしました。
「最終ラウンド、夜の部!実況は私桜子、解説として玉狛第一のエースである小南先輩とS級隊員の白亜先輩に来てもらってます」
「よろしくね」
「よろしく」
「さて今回の最終ラウンドは香取隊、三雲隊、那須隊、弓場隊の四つ巴です」
「お、おう……中々恐ろしい組み合わせだな」
白亜が言うのも無理はない。何故なら今回の試合は白亜の4チーム中3チームが白亜の弟子のいるチームである。
「香取隊、三雲隊、那須隊は白亜さんのお弟子さんが所属していますね」
「そうね。いずれも白亜仕込みの連中ね」
「小南の言うとおりだ。戦闘と鍛錬においては修羅になる連中だ。面構えが違う」
白亜の弟子に共通するのは鍛錬においては全員がストイックなのである。
実戦経験と技術不足を文字通り三途の川を何度も行き来することで人越拳へと至った達人の修。
あらゆる技術を習得して扱う万能性と不利な間合いを徹底した押し付けによる優位性から一点特化型キラーと恐れられる怪獣級と畏怖される香取
前期のB級チームランク戦では、実戦的な観察眼を磨く為に、敢えて事前の情報収集禁止のハンデを命じられながらも実力だけでB級中位に残留し続けながら鍛錬し続けたという技術も性癖も変態級の那須隊
ボーダー上層部の根幹がお人好しだからこそやらないが、もし許可が出たら反射神経磨く為なら痛覚機能ONにしてひたすら模擬戦をやろうとする修羅達である。
覚悟も技量も一般隊員とは格が違うのだ。
今回は怪獣の数こそ、以前の怪獣決戦と比べて見劣りするが、その分エース級が増した。
表にするとこんな感じである。
怪獣級
→千佳、香取
エース級
→遊真、修、ヒュース、那須、熊谷、茜、弓場
カモ級
→若村、三浦、帯島、外岡
因みに以前の怪獣決戦の階級別にするとこんな感じだ。
怪獣級
→千佳、香取、二宮
エース級
→遊真、修、影浦
カモ級
→若村、三浦、辻、犬飼、ユズル、北添
まとめると怪獣級の二宮が減った代わりにエース級が4人追加された。しかもカモ級が減ったせいで高得点を重ねるにはエース級を狩ることも視野に入れなければ採算が取れないので中々の激戦区であった。
「今回の状況はどうでしょうか?」
「戦力だけ見れば三雲隊が一番上ね。エース級3人に怪獣級が一人いるから総合力だけならトップになるわ。身内贔屓になるからこれ以上は三雲隊については控えさせてもらうわ」
「しかし今回の問題はエース級が多いことだ。全員がエース級の那須隊三人に弓場、怪獣級の香取がいるせいで三雲隊ですら運によっては壊滅も充分ありえる。特に修は那須、千佳は茜が天敵だからそこに誰か一人でも援護があると完封される危険性もある」
三雲隊の天敵は恐らく那須隊である。何故なら那須隊は三雲隊二人の天敵がいる上に同じチームなので合流も容易く2対1の状況に持ち込みやすいのだ。
「そういう意味では香取隊と弓場隊は不利でしょうか?」
「まあ確かに隊長二人除いたらタイマンすると確実に狩られるから不利ではあるわね。まあそれでも怪獣の香取ちゃんに弓場ちゃんはタイマンである程度有利に持っていけるから味方の援護ありなら完封出来るわ」
「一点特化型キラーの香取と攻撃手キラーの弓場は確かに特定の相手へのタイマン性能が強い。そこにエース級よりは劣るとはいえ味方の援護があれば充分にエース級を完封も可能だろう」
チームの総合力でこそ劣る二部隊だが、エース狩りは充分な条件を満たしている。
そうして最終ラウンドは開始される。
そのラウンドは静寂に包まれていた………
「おおっと三雲隊のいるラウンドにしては静かな試合です。全くの戦闘音がありません」
「まあ当然よね。今回は千佳のメテオラ絨毯爆撃も天敵の日浦ちゃんに位置を知られちゃうから迂闊には仕掛けられないわ」
「寧ろ奇襲や鉢合わせに警戒してる分、戦意が研ぎ澄まされていると言って良い。カモ級の四人はエース級に、エース級は怪獣級と遭遇したら即撃破されかねないから一層慎重に動かざるを得ない」
小南と白亜の言うとおりに試合は隠密行動を強いられる戦場となっていた。隊員同士が遭遇するまでは恐らく静寂が続くであろうと思われる。
「では戦局が変わるまで時間がかかると思われますので小南隊員と白亜隊員に質問しましょうか」
「ええ良いわよ」
「そうだな。せっかくだし答えられる範囲なら構わない」
「では小南隊員と白亜隊員の馴れ初めを…」
「え〜、ちょっと恥ずかしいけど仕方ないわね〜」
「ちょっと待とうか」
顔を赤らめる小南と違い白亜は慌てて止める。何故解説会場で馴れ初めを晒さなければならないと危惧したからである。
「まあ詩音と私は名実ともにライバルなんだけれど……」
白亜は何も言わない。
白亜が小南との模擬戦で1988戦中1919勝69敗した為、膨大な数の黒星重ねてる小南が名実と呼ぶべきなのかと疑問に思ったが口にしたらきっと小南が暴れるからと控えたのだ。
「プライベートでもよく出掛けるわね。この前なんか温泉旅行行ったし」
「へぇ〜良いですね。私も行きたいなぁ」
白亜は桜子の言葉に冷や汗を掻く。肉食系女子の言葉は言葉通りに受け取るなというのは押し倒され慣れた白亜の認識である。
桜子はつまり『行きたい=連れていけ』と暗に言っているのだ。勿論勘違いの可能性だってあるのでしらを切ろうと……
「というわけで今度連れて行ってくださいね白亜さん」
「はい……」
駄目だった。桜子の方が上手だったのである。因みに桜子の好きなプレイは実況プレイというマニアックな性癖である。
露天風呂に混浴で男女二人……
そこで何も起きないはずはなく……
そこでナニの実況プレイをするかはお察しであった。
なお情報漏洩のリスクからSNSには流さずに作戦室に保管しているのみなのだが、肉食系女子から見させてと言われたら喜んで見せる豪の者でもある。
そして日々研鑽を怠らない肉食系女子達は自身のプレイ動画との交換でその実況プレイを閲覧する。
他人のプレイを研究し、自分の持ち味を磨こうと思う勤勉さがボーダー肉食系女子なのである。
なお他にやるべきことがあるだろうと言っても聞き入れない暴走娘達なのは周知の事実だ。
「まあ旧ボーダー時代からの付き合いなわけだけど、本格的な馴れ初めは第一次大規模侵攻後なのよね」
「第一次大規模侵攻ですか、そこで転換期が訪れたんですね」
「そうよ。まあ当時詩音は片思いの相手がいるから告白しても振られるのが怖くて私は恋心秘めたまま終わるつもりだった訳だけど……
その事件で落ち込んでた詩音を見てたら放っておけなくて慰めてたらそのままの勢いで押し倒して……まあつまり慰めックスしたわけよ!」
「ぶっちゃけ過ぎだ……」
「やっぱりそうですよね!まずは押し倒すことが重要ですよね!」
「桜子、それ普通に犯罪だからな……」
今のやり取りでボーダー肉食系女子達はやはり自分達は間違っていなかったと確信する。そして押し倒した実績のあるボーダー肉食系女子達は全員納得して頷いているという環境である。
草食系男子に優しくない環境がそこにあった……
こうして静寂から始まる修羅の蔓延る静かな闘争が始まるのであった……
試合後の解説を聞いた香取
香取「そんな!?私は怪獣じゃなくて白亜様の雌犬なんです!躾のなってない怪獣だなんて納得出来ません!」
白亜「香取、しょっちゅう待てが出来ずに押し倒すよな」
香取「それはそれ、これはこれです」
R18版に出すヒロインは?
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木虎
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香取
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綾辻
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宇佐美
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瑠花
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小南