お客様!困ります!あーっ!トリガーはいけません!   作:クロアブースト

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那須隊何とか作成。技術は決まってたけど、性癖が難航。個人的に好きなんだけど変態集団にするのに苦戦しました。


追記
R18の方に国近と香取編を投稿しました。本番シーン見たい方はR-18の方で検索すると見れます。


那須隊と白亜

白亜は異常性癖が苦手である。基本的には押し倒されても相手を重んじて紳士に対応する白亜だが、常識もきちんとあるのだ。

人によっては変わった性癖があるのは知っているし、否定するつもりは無い。

例えば匂いフェチとかで彼氏の服を嗅いでしまう彼女とかは白亜も可愛いと思う位なので人に迷惑をかけない異常性癖に関してはまあ寛容なのだ。

 

因みに苦手ではなく嫌いなのがヤンデレとNTRである。ヤンデレに関しては害意の行動をする時点で迷惑をかけている。

そしてNTRは堕ちた人間も奪われた人間も不幸になるから嫌いだった。まあ白亜がハッピーエンド主義からの偏見だと自覚しているから他人には絶対に強要したりはしないのだが……

 

そして問題なのは那須隊である。ヤンデレでもNTRでもない彼女達は嫌いゾーンからは外れている。だが苦手ではある。

那須隊はチームメンバー全員が白亜の弟子という女子チームなのだが、戦闘面に関しては優秀だ。

では何故苦手なのか……

 

それは彼女達が全員異常性癖を抱えた上で白亜の四等分を目論む害悪部隊だからである……

 

 

 

 

 

 

 

那須隊は白亜に多大な恩がある。その一つに茜のボーダー脱退を阻止した事である。

 

那須隊の中で最も大きな事件は狙撃手である茜の脱退事件だろう。娘を心配した両親が引っ越しを行うからボーダーを止めることを強いてきたのである。

社会的に養われている茜としては反論しにくい問題だ。だから要求を呑むしかないと思っていたのである。

 

だが天は彼女を見捨てなかった。茜は丁度狙撃訓練に来ていた白亜に相談したのだ。

 

 

 

 

 

バン!バン!バン!

 

狙撃訓練、5発撃つ度に距離が離れる的の中心に当て続ける訓練である。中には的で弾痕で絵を作る型破りな狙撃手もいるが白亜はただひたすら中心部にのみ当て続けた。

 

そして周囲は騒めき立つ。中心部に全弾命中させられる隊員は他にも奈良坂がいるがそんなことではない。

 

白亜はイーグレットを片手持ちかつスコープを全く見ずに命中させ続けているのだ。まるで拳銃のように狙撃銃を扱う姿は驚愕の一言である。

白亜は偶に自身の異次元染みた技量の腕を落とさない為に毎回高レベルの技術ばかりを訓練で試しているのである。

因みに前回は、ジャンプしてからの空中一回転からの狙撃で全弾命中という型破りな練習までやっていたのだ。

 

そして周囲が白亜にドン引きしている中で茜は休憩に入った白亜に声を掛ける。

 

「あ、あの……」

「ん、日浦か」

 

白亜は茜を見て名前を口にする。白亜は偶にアドバイスを求められて指導したことがあったなと思い出す。

 

「実は相談したいことがあって……」

 

白亜は多忙ではあるが、教えを乞われればやる気さえあれば誰でも親身になって教えてくれることから向上心のある隊員達から教えを乞われることが多い。茜もその一人だった。

因みに多忙な原因が、日夜ボーダー肉食系女子に押し倒されるせいなのは余談である。

そして白亜はS級隊員で圧倒的な強さとあらゆる技術面でのボーダーでの貢献から超人扱いされていた。

そして日浦は藁にもすがる思いだったのだ。自身の問題を誰か助けて欲しいと思わず白亜に相談してしまったのだ。

 

「引っ越しか……」

「そうなんです。家族にボーダーに残りたいと言っても危ないからと聞き入れてくれなくて」

 

原作よりも早い段階での引っ越しによる脱退に日浦は落ち込んでいた。そして白亜としては優秀な隊員がそんな理由で脱退されるのは損失だと考えた。何故なら本人にはやる気があり、家族の反対以外はやるべきことは沢山あったからである。

 

「分かった。俺で良ければ力になろう」

「本当ですか!?どぅわああああ~~~~~~!」

「どうどう、日浦は泣くのをやめようか」

 

そして白亜は日浦の脱退を回避するべく動き出した。

 

 

白亜は師匠の病死の件でやるべき努力を怠った末路を思い知っている。

だから頑張った。

いや頑張りすぎた……

 

何故なら茜の問題解決こそしたが、彼自身を追い込む新たな刺客を自らの手で生み出してしまったからである。それこそが那須隊の四等分事件。

 

部外者はハーレムだと言うがとんでもない!

 

意中の相手がいる白亜に無理矢理既成事実を元に四股を強いるという恐ろしい策略なのである。

 

まず白亜は要求と同時に安全策をきちんと資料としてプレゼンしながらお宅訪問したのである。そして相手の要求であるリスク回避を徹底的に行う趣旨は伝えた。では次にもし守れなかったらどう責任を取るのかと言われた時、普通の学生は言葉に詰まるだろう。

だが、白亜は違った。覚悟が決まりすぎていた……

 

「切腹します」

「は?」

「ボーダーで娘さんの安全を最優先にした部隊活動を組むのは前提です。その上でもし守りきれないのなら……俺の意思で日浦……茜さんをボーダーに必要だからと親元から引き離した上で危険に晒したならば……責任を持って切腹する覚悟です」

「だから茜さんへの安全に対する配慮は命懸けで行うし、方法も覚悟も全部用意した上でここに来ました。私に娘さんの人生を預けてください!お願いします!」

「あわわわわわ!」

 

まるで婿入りの土下座のようだったと茜は語る。那須隊がボーダーにとって大きな戦力だったのと人柄も良いからこそ彼は本気で説得にかかったのである。そして両親は白亜の覚悟に理解を得られて茜の在席を認めたのである。

第二次大規模侵攻が起こる際にも事前に通達し、茜には本部からの狙撃などの比較的安全地帯からの活動を行わせるときちんと伝えた上で両親に了承を貰った。そういう手回しをしたからこそ原作と違って第二次大規模侵攻後に引っ越すなどという話が上がることは無かったのである。

そして別に恋人になるわけでもないのに茜の為にここまでやった白亜の評価は那須隊にとって爆上がりである。

そうして那須隊から四等分計画が立案されるまで時間がかからなかったのは当然の帰結だった。

 

 

「さて、俺がここまで動いたのは君達の実績と覚悟を聞いたからだ。勿論、自堕落な行動をし続けたり、家族を心配させる浅慮を行ったりし続けるなら茜の脱退だって行う」

「まずは家族を心配させない為のやることリストを作成した。こういう根回しをしたかどうかでボーダーへの家族からの信頼関係が変わってくるからまずはこれをこなせ」

 

きちんと指針を示してから彼は去った。その気配りが乙女の心に響くのだと彼は理解していなかった。

 

後日、茜からお礼を言われる白亜。

 

「ありがとうございました」

「気にするな。俺は君の熱意に動かされて手伝っただけに過ぎない」

「でも両親に守れなかったら切腹だなんて……」

 

ザワザワ……

 

「俺はボーダーという組織を円滑に回す為に命を掛けてる。そして君という大事な戦力の損失を嘆いただけだからそこまで気にする必要はない」

「はい、ありがとうございます!」

 

そんなやり取りを聞いた周囲は騒ぎ出す。

 

『おいおい、両親に約束守れなかったら切腹って何だよ!?』

『普通そこまでやるか?』

『いや白亜様は相談受けたら何時も親身になってくれるから……あり得るかも……』

『白亜パネェ……』

 

ボーダー内にある噂が広まる。それは自分の女を守る為なら切腹すら辞さない覚悟を持つ男の中の男であると……

そして裏の無い茜を通して那須隊との親密さをボーダー内で知らしめる計画を企てた恐るべき策略家がいることを……

鳥籠と呼ばれる二つ名を持つ彼女は既成事実を持ってして白亜を那須隊から逃さない所存である。

 

そしてこれは序章に過ぎない。白亜はあらゆる面でボーダーの隊員達のケアをしてきたのだが、その恩恵が那須隊にも大きく影響していたのである。

だからこそ生み出してしまったのだ。

 

後に技術も性癖も変態だと呼ばれる化け物集団を……

 

 

 

 

那須は作戦室で何時ものように手を組んで祈りを捧げていた。原作ならば病弱故にベッドにいるはずなのだが、白亜のサイドエフェクトによる最先端医療の恩恵により病弱体質すら改善されたのである。

だから那須にとっては白亜は救世主であり神にも等しい存在だった。

 

那須玲は白亜を崇拝している。一日一回は白亜に対して感謝の祈りとして手を組むのだ。その姿に那須隊メンバーの熊谷は声をかける。

 

「玲はいつも祈りの所作をするわよね」

「ええ、私は毎日白亜様に感謝の祈りを捧げてるの」

「相変わらずの白亜信者ね……」

 

熊谷が呆れるのも無理はない。何せ玲の崇拝レベルは香取に匹敵する程であり自他共に認める狂信者である。

香取が白亜へ絶対服従したいのに対して那須にとっては信仰したいのだ。

まあどっちも白亜を押し倒す行為には変わりないのだが……

 

しかもその崇拝が強みになるというとんでも現象を起こしてしまった傑物だ。

 

 

こんなエピソードがある。

 

那須は感謝した。那須自身の病弱体質改善だけでなく、茜の脱退阻止に那須隊を鍛えてくれるというのだ。

そして白亜の指示で毎日訓練室で一日一万回の感謝の合成弾作成を行ったのである。

因みに白亜が言ったのは合成弾をやれと言っただけであり、感謝されるのはありがたいが感謝の祈りをしろとは言ってない。既に狂信者の片鱗は出ていたのである。

 

祈りの所作で手を組み、そこから合成弾の作成をして射出する。前期のB級ランク戦では試合と並行して毎日それをひたすら行い続けたのである。その結果が……

 

 

パン!ヒュヒュヒュン!

 

祈りの合成弾。本来なら隙となる祈りの動作を挟んでの合成弾作成速度が0.1秒という驚異の合成弾使いへと変貌した。

最早正面から攻撃手と対面出来るレベルである。何せギムレットやトマホークなどの強力な合成弾を瞬時に放てるからだ。

更に白亜から伝授されたもう一つの合成弾のせいでシールド封じすらも可能に変貌出来るレベルである。

 

 

那須の頬を涙が伝う。これは悲しみなどではない……

 

「届いたのね……私の感謝が……」

 

感動したのだ。祈りが届いたのだと……

 

自分の病弱体質を治し、チームメンバーのピンチを助けて、祈りを己の武器として昇華させて下さったのだ。白亜が実は現人神なのだと言われても玲は信じて疑わなかった。

ここに完全な狂信者が生まれたのである。

 

なお白亜は合成弾が早くなるのは想定内だったけど祈りと狂信者になるのは想定してなかったのでドン引きしていた。

 

そして那須は狂信者として異常性癖を抱えてしまった。

 

「白亜様……感謝します……んんっ……」

 

目を瞑って祈りを捧げていた那須は身体をビクッと震わせる。そしてはぁはぁと荒い息を吐く。

 

まさかの白亜を想って祈ると達するという境地に達していた。祈りによる自己発電出来るように那須は成長したのだ。

 

勿論戦闘中の合成弾作成ではそんなことは無いのだが、普段の一日一回の感謝の祈りだけで達する那須はまごうことなき変態である。

つまり祈りを毎日こなす那須は肉食系ボーダー女子に恥じない恐ろしさだった。

 

 

 

 

というわけで那須は白亜の命令ならば何を持ってしても遂行するレベルである。

 

「でもくまちゃんも白亜様に仕込まれたんでしょ」

「まあ否定しないけど……」

 

顔を赤らめながらそっぽを向く熊谷。既に熊谷本人は白亜無しでは生きてはいけない身体にされたと思っている。

最初は迅のセクハラ被害を受けてたから尻なんて何が良いのよと言ってた熊谷なのだが、白亜押し倒した際に白亜からじゃあ試してみるかと言われて経験したらまさかのド嵌りしてしまったのである。

 

その数日後、白亜の元へ熊谷はやって来て……

 

「あ、あの……今日時間……あるかな……その……またシて欲しいの……」

 

モジモジしながら言う熊谷は側から見れば可愛らしい。しかしやってることはあの快感が忘れられずと言うふうに自分からマニアックなプレイによる調教を自分から要求する変態である。

 

開発されきった今では尻を揉まれるだけでスイッチが入ってしまう程だ。

 

「こんなに仕込んだのだから責任は取るべきよね」

 

変態にさせられたと思っている熊谷は本気でそう思っていた。しかし望んだのは熊谷自身である。白亜は断固抗議するだろう。

 

「白亜先輩ってヤバいですよね。那須隊の四人がかりで戦っても勝てませんでしたし……」

 

そして茜も感想を言う。一見傍から聞けば四人がかりでも戦いで勝てない位に強いと聞こえるだろう。だが違うのだ……

 

「四人がかりで種を絞り取ろうとしたら逆に返り討ちにされて白亜先輩専用になりますぅ…って完堕ち宣言させられちゃうし、白亜先輩は強くて格好良くて房中術も凄いんですよ!」

 

茜はもうヤバかった。無知って罪だなと思わされるレベルだった。用語を知らないという意味では無い。純粋さに羞恥心が存在しないせいで隠すべきという論理感が存在せず本番は良いものだと堂々と語るのである。

 

「あ、あの!前回の夜はありがとうございました!また今度ベッドで私を可愛がってくださいね」

 

以前茜は人目のある訓練場で情事テロをやらかしたのである。

 

白昼堂々人目も憚らず感謝を伝えるのは素晴らしい事ではあるが時と場所を考えろと言いたかった。これでは白亜が茜を可愛がる為に自分から抱いたと思われかねない。

白亜は確かに押し倒されて行為に及ぶ時には女性に配慮して優しく可愛がるのスタンスなのだが、勿論自分から手を出したわけじゃない。

茜の脱退騒動を見事に解決した手法や本気度から好意が芽生えて大した性知識も無いのに押し倒した結果がこれである。

 

因みにその次は情事の卑猥な擬音語を躊躇なく言おうとしたので慌てて白亜が止めたが情事を隠す論理感のない純粋キャラはとんだテロリストだと白亜は理解させられたのである。

 

「茜ちゃん、堂々と言うのはやめてください」

「でも白亜さんの種飲むの大好きですよね?」

「はい!最高の一杯です!」

 

さっきまで茜を諫めていたのに飲む話になったら堂々と肯定した小夜子は異性苦手どこ行ったと言う位に白亜の種を飲むのが大好きだった。そして種を飲んだら達する変態である。

 

 

祈りで達する変態の那須

尻で手懐けられ揉まれるだけで達する変態の熊谷

男性恐怖症の割に男性の種を飲むのが好きなオペレーター

天然かつ性知識に無知な癖にド嵌りして来る茜

 

ド変態の倉庫だった。こいつら絶対おかしいよと白亜は言いたかった。ていうか意中の相手がいる男に四股進める時点で絶対普通じゃない。

人はハーレムとか言うかもしれないが、ド変態共に囲われる脅威にしか感じなかった。

 

「では今夜、みんなで白亜様に夜戦を仕掛けるわ」

「「「了解!」」」

 

因みに那須隊は満場一致で白亜派である。

地位も権力も必要ない…

欲しいのは白亜を押し倒して絞り取ることだ……

 

それを実行しようとするボーダー肉食系女子チームなのである。白亜としては余程のことがない限りは押し倒されるのが確定しているのでまず依頼はしない程である。

 

白亜の知らぬ間に夜戦を仕掛けるべく那須隊が動き出した。




因みに那須隊は三雲隊にとっての第一の鬼門。
技術も性癖もド変態の那須隊が三雲隊と対峙する。

因みに相性抜きの強さだと那須隊=直弟子一人になります。
那須隊は部隊単位で鍛えたのに対して直弟子は個別指導だったから仕方ないね。

R18版に出すヒロインは?

  • 木虎
  • 香取
  • 綾辻
  • 宇佐美
  • 瑠花
  • 小南
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