お客様!困ります!あーっ!トリガーはいけません! 作:クロアブースト
まあ本格的な戦闘描写やると一話分の分量になるので戦闘描写はカットしてるけど……
アフトクラトルが近界最大級の軍事国家?
この世界線だと獅子王と百獣円卓のせいでパワーバランスなんて簡単にひっくり返ってますよ……
とある
第一次大規模侵攻を乗り越えた数週間後に騎兵国家レオフォリオの侵略と殲滅の二パターンである。
侵略はまあ良いのだ。百獣円卓と呼ばれるレオフォリオの三大盟主である獅子王に仕える騎士達の中でも10人だけが選ばれる精鋭達。
百獣円卓はボーダーでのS級隊員レベル相当の使い手である。その内3人と共に獅子王が侵略の為にやって来る。
百獣円卓ならボーダーでも何とか戦いにはなるのだ。天羽や迅なら2人は抑えられるだろうし、旧ボーダーのメンバーだって勝てはしなくても足止め位は出来ると信じている。
まあ獅子王は自分が抑えないと確実にボーダー本部吹き飛ばされるので抑えなければならないのだが……
「ヒヒン!では武を競い合いましょう」
レオフォリオの百獣円卓の一人であるケンタウロスのように上半身が人で下半身が馬、顔が馬だけどやけに声がイケボな珍獣が槍の穂先を向けて宣言する。
「赤兎馬ズルい…一番槍はラビがやりたい」
「呂布です」
「ラビがやるの……玄界の兵士と戦いたい」
赤兎馬と呼ばれた男が名前の訂正をするのだが、ラビと一人称を名乗るウサ耳を生やしたゴスロリ少女は無視して闘争心を剥き出しにする。
レオフォリオの百獣円卓の一人であるゴスロリウサ耳少女の周りには禍々しい魔剣のような刀が十本程宙に浮いていた。
「赤兎馬、ラビエル落ち着け。今は獅子王閣下の前だ。まだ号令は下ってない」
「グレイルだって楽しみだって言ってた……」
「闘争は楽しみだ。だが我々は獅子王に傅いているのだ。優先度を忘れてはならない」
レオフォリオの百獣円卓の一人である狼男のように手足に爪を生やして尻尾もあり、頭部が狼状の被り物で覆われた男は二人を宥める。野生的な見た目にも関わらず理性的な配慮を怠らない兵士なのである。
そしてこのイロモノ集団以上に威圧感を放つ存在がここにいた。獅子のフルフェイス兜に神々しい鎧と聖槍を携えて白馬に騎乗する騎士達を統べる獅子王の存在感はボーダー隊員達に次元の違う存在だと思い知らせる程のカリスマに溢れていた。
「玄界の民よ。この土地は我々レオフォリオが支配する」
言葉だけで重圧がのしかかる程の威圧感を獅子王は放つ。
結果だけで言えば侵略は何とか撤退させられたのだ。
だが殲滅に関しては本当にヤバい。今のボーダーではレオフォリオの獅子王が本気になれば三門市など壊滅させられるのだから……
それを知ったのは
空が突然、真っ暗になって雲が割れて東京ドーム並の大きさの光の槍先が見えた。
「何だ……あれは……」
理解を完全に超えていた。
思いもしなかったのだ。まさか惑星国家が隣接してれば門を開くことなく、他国の惑星国家まで届く弾道砲があることなど……
そして膨大なトリオンの熱量で光の矛先となった光の槍は三門市に落ちて来る。
三門市は空から落ちてきた裁きの光に呑み込まれ爆風で消滅したのであった……
「こんなの……化け物じゃないか……」
更地になった三門市を見て呟く白亜。迅の予知でボーダー隊員や職員達全員が事前にトリオン体になっていたのでボーダーに所属する隊員達の人的被害は起きなかった。トリオン体が空から降ってきた裁きの光によるダメージを受けてくれたことで肩代わりしたからである。
しかし、三門市に住んでいた住民達は建物諸共爆風で消滅させられたのである。
もう三門市はおろかボーダーがこの国で活動するのは無理だろう。何故ならこんな街一つ消滅させられた失態だけでもボーダーが民意から戦犯扱いされかねない。しかも弾道砲が一発とは限らないのだ。すぐ様二射目が来ないのを見るに連射出来ないのだろうが、もう一度放たれてもボーダーでは防ぎきれないのは明白である。
白亜は玉狛支部のあった場所に来ていた。建物は無くなってたがその場所では事前にトリオン体になってたことで難を逃れた迅や小南を含めた玉狛支部メンバー達がいた。小南は白亜を見て抱き着いてくる。
「詩音!無事だったのね!」
「ああ、迅の予知があったからトリオン体でやり過ごしたからな。だがあの弾道砲は防げなかった」
「仕方ないわよ。迅の言ってた通り、防ぎようもない災害だったわね」
「ああそうだな……」
最早天変地異並の災害である。街一つ吹き飛ぶ弾道砲を近界が保有するという恐ろしさを痛感したのだ。しかもその使い手はレオフォリオにいるので完全に人災である。こんな馬鹿げた相手に戦いを仕掛ける行為自体が無謀だと白亜は思う。
白亜は後に誰がやったのかを知る。騎兵国家レオフォリオにはとある国宝と呼ばれる黒トリガーが存在する。
その黒トリガーの名は【
特化した性能の多い黒トリガーでも更に一点特化の広範囲殲滅兵器。
射程と破壊力に特化し、隣接した惑星国家まで届く弾道砲を放つ為だけに扱うという能力である。
弾道砲の生成自体に長い時間が掛かる上に、発動したらまともに戦闘出来ないレベルでトリオンを使い切ってしまう。
しかし街一つを一方的に殲滅出来るこの国宝はレオフィリオにとっては重宝されていた。
勿論この脅威は他国に恐れられているのだが、対策もきちんと存在している。国の防衛となる障壁にトリオンを注ぎこめば防げないわけではないのだ。アフトクラトルを始めとした強国はレオフォリオへの侵略に使うトリオン兵達を生成するトリオンを防衛に回すことで対策をしている。強国ならばそれだけの防衛手段は兼ね揃えているのだ。
問題は出来たばかりのボーダーにそれを求めるのが酷であったことだろうか……
そして白亜は玉狛支部のメンバー達に近界に避難する提案をする。このまま残れば確実にボーダー隊員達は街一つ滅んだ元凶という戦犯として処刑されるのが明白だからだ。
そして混乱する玄界でボーダーに残る覚悟のあるメンバー達を避難させ、国から戦犯として捕らえられてしまっていた城戸司令を白亜は救出して玄界を去ったのであった。
「レオフォリオの獅子王が化け物過ぎる……」
第一次大規模侵攻から数週間立ったこの世界にレオフィリオからの侵略が迫っているのを知るのは数日後に知った。
「レオフォリオに行く!?」
「そうだ。獅子王って奴が化け物過ぎて玄界に来られたらボーダー滅ぼされるからな」
小南の驚きに白亜は溜め息を吐きながら言う。殲滅じゃなくて侵略だからこそまだマシではあるが、街一つ吹き飛ばせる聖槍を振り回されるだけで大迷惑なのであった。
「そんなに獅子王って奴は強いの!?」
「
言うなればミサイルの熱量エネルギーを自在にコントロールして移動や武器に纏わせることが出来る時点で化け物なのだ。
騎乗してるのに何故神速状態で急カーブや飛び跳ねたり出来るのか意味不明だった。速い上に変幻自在に動き回られるせいでグラスホッパーやエスクードでの機動力妨害が全くと言って良い程通じなかった。
しかもトリオンエネルギーが違いすぎてただの弧月だと聖槍の突きを受けると溶けるかのように折られるせいでまともに受け太刀出来ないという破壊力まで備えている。
速くて破壊力のある一撃を放てる相手が如何に化け物なのかを思い知らされたのである。
まあそれでも白亜が勝った時点で白亜も化け物なのだが……
「例えるなら光のような速度で変幻自在の機動力を持っててガード不可の槍術を扱う騎兵だよ」
「それ化け物じゃない……どうやって勝つのよ……」
「トリオンのゴリ押しで何とか出力の差を埋めてからの手数の多さで回避ルート潰しながら何とか倒した」
「詩音がそう言ってる時点で化け物よ……」
白亜のトリオン量なら黒トリガー数十個分と言われてるのでゴリ押しも可能である。だが獅子王に関してはトリオン量のゴリ押しでようやく土俵に立てて更に手数の多さで埋め尽くさないと攻撃一つ当たらないというクソゲー仕様だったのだ。
そして白亜は獅子王に玄界に来られると困るので単身でレオフォリオにある遠征艇をぶっ壊しに行った。そこで百獣円卓を退けて獅子王も何とか倒したら気に入られたり無事に帰還したのは別のお話……
百獣円卓
…レオフォリオの三大盟主が一人獅子王に仕える騎士達の中でも10人のみが選ばれる精鋭。大体がトリオン体に動物要素を入れてるせいで百獣円卓だなんて名が付いた。他にも鮫やら龍がいたりするかも……
獅子王の単騎での強さを知りたければ某高難易度アクションゲームでのリミカシオン並の速度でトリッキーに動き回られます。騎乗での動きじゃねぇと白亜はドン引きさせられました。一動作の度に周囲に光の柱が高速で飛んでこないだけマシでしょうね(目そらし…)
ぶっちゃけ単騎戦闘力だとヴィザ以上の化け物級だったりします。
R18版に出すヒロインは?
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木虎
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香取
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綾辻
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宇佐美
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瑠花
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小南