お客様!困ります!あーっ!トリガーはいけません!   作:クロアブースト

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久し振りの投稿かつ唐突に思い付いたオリジナル展開です。
肉食系女子を書くのも良いけど、既に押し倒して勝ち確している千佳に過去のフラグを聞かせて曇らせたいという欲が勝ったんだ。
許されよ、許されよ。我等が罪よ許されよ。

※原作開始前かつ遠征先ということで味方も敵もオリキャラ出てくるので注意。


番外編〜劇場版OSAMU 人越拳と雪原の姫君①〜

これは修が近界で人越拳と呼ばれるに至る物語。

 

 

遠征、玄界から近界の惑星国家へ向かうことだがボーダーにおいて遠征任務に付けるのはA級かつ選抜試験を突破した一握りだけである。

しかし何事にも例外は存在する。

旧ボーダー時代からの古参メンバーかつ、単独で国宝レベルの黒トリガーすら圧倒する戦闘力を持つ詩音はボーダーの遠征部隊とは別口で遠征に行ける特権を城戸司令から与えられている。

そして詩音は今回、直弟子を遠征に連れて来ていた。

 

「まさかA級になる前から遠征に行けるとは思わなかったな……」

 

遠征艇から降りた修は白い息を吐きながら、呟く。

遠征先は気温が低く、防寒具無しではまともに出歩けない程である。

 

「そうね。私も自分のチームがA級に上がるまでは先の話だと思ったけど、一足先に遠征先に行けるだなんて白亜様に感謝だわ」

「二人共実力で勝ち取ったんだから、胸を張れ。本当は木虎も連れて来たかったが広報活動と被ったからタイミングが悪かったな」

「木虎ちゃん、かつて無いほど荒ぶってたわね」

 

香取の言葉に詩音は遠征前にちょっとしたトラブルを口にする。

もし木虎が責任感のあるエリートでなければ即広報任務をボイコットしてでもこちらに合流してたまである。

しかしエリート故のプライド故に苦渋の決断で断念したのだ。

尚帰国後に詩音とのデートを交渉に持ち出す辺り強かだったりするのは余談である。

 

「今回の遠征で得られる経験は大きいが危険度も相応に高くなる。ランク戦と異なり、近界独自のトリガーや戦術による初見殺しや黒トリガーと対峙するかもしれない。ベイルアウト先は協力者の拠点を借りられるが、遠征部隊が全滅した場合文字通り詰むから覚悟はしておけ」

「「はい!」」

 

ボーダー本部での防衛任務との違いは敗北した場合に自分達を庇護してくれる存在が手薄なこと。

近界でも協力者は確かに存在するが、遠征部隊を国を敵に回してでも守ってくれるかと言えば否である。

あくまで互いの利益故の関係だからこそ、戦闘能力を喪失した時点で利益を提供出来ず見捨てることすらザラにあるのだ。

それ故に遠征先及び遠征メンバーは慎重になるのも無理はない。

 

「けど今回は白亜様や私達より強い先輩達がいるから心強いことには変わりないわ」

「うむ!香取姉ぇも修も我が守るから安心して良いぞ」

 

香取の言葉に遠征艇から出てきたメンバーが答える。

金髪碧眼のツインテールにゴスロリ服で眼帯を付けた属性過多な中学生位の少女が出てくる。

ボーダーでゴスロリ服を隊服にして良い規定などある筈もないので彼女個人の趣味なのは明白である。

 

「ええ頼りにしてるわ妖華ちゃん」

「ああ…頼りにさせてもらうぞ妖華」

「うむ!我が魔弾で刺客共を撃ち抜いて見せよう!……あっ、初めての遠征だから困った事あったら何でも相談してね」

 

自信満々に語ってたゴスロリ少女こと妖華は宣言後に、素で二人に安心させるような言葉を掛ける。

彼女の名は乾 妖華。

普段は中二病を拗らせているのだが、根が善人過ぎるが故に、偶に強者風演技を忘れて素で気配りをしてしまう少女である。

そして妖華は基本的にボーダーの先輩風は吹かせても、相手を尊重するのを忘れない善性を持つ。

プライドが高い木虎や香取としては慕ってくれる歳下の女の子というドストライクに可愛がりたくなる対象だった。

 

「くぅ~……妖華ちゃんって本当に良い娘ね!白亜様!妖華ちゃんを香取隊にスカウトしちゃ駄目ですか!?」

「駄目。サイドエフェクトが強力過ぎるが故にボーダー本部出禁になってるから入隊どころか本部に入ることすら許されてないから無理だ」

「っく、済まない香取姉ぇ……我としては香取姉ぇの力になりたいのだが、我が魔眼はボーダー本部では使用を禁じられているのだ」

 

香取の要求に詩音が却下したように妖華はボーダー本部から出禁を受けている。

彼女のサイドエフェクトは稀有な複合型で千里眼と透視を併せ持つ。

迅や詩音に匹敵するS級であり、二つのサイドエフェクトの利点を掛け合わせることで屋内からですら索敵を完璧にこなせるし、情報処理の限界はあれど死角は存在しない。

詩音が持ってきたパラレルワールドからの技術である程度の阻害は出来るのだが、ボーダー本部内の距離で重視された場合に機密情報の秘匿が出来ないが故にボーダー本部から出禁を言い渡されている。

逆に言えば情報量が多過ぎて、日常生活ではサイドエフェクトを抑える眼帯を付けてないと疲労してしまう。

トリオン体ではサイドエフェクトの出力調整が出来るが、調整してるかは自己申告でしか確認出来ないのでボーダー本部出禁は未だに解除されてなかったりする。

もしサイドエフェクトが複合型でなく単独ならば香取や修が勧誘したくなる位には妖華は優秀である。

彼女は銃手だが千里眼だけなら、狙撃が通じないまま撃ち合えるし、透視なら伏兵を見破ったり壁抜き狙撃を行える。

中二病を拗らせてても根が善性だから誰とでも仲良く慣れるコミュニケーション能力すら持ち合わせてるのだから、どんなチームでも即戦力になれる。

余談だが、先の未来で玉狛支部に遊びに来た妖華を修が千佳の目の前で非の打ち所が無いべた褒めしたせいで、ハイライトが消えた千佳による強制的な夜戦が発生するのが確定してたりする。

 

「といっても妖華は近中遠全ての距離での戦闘を対応した銃を扱える完璧銃手(パーフェクトガンナー)だから重宝するのは分かる。だから連れて来た訳だしな」

「拳銃から狙撃まで我が魔弾を好きに運用してくれ」

 

妖華はボーダーに置ける拳銃から狙撃銃と言った全ての銃を使いこなすが故に完璧銃手という称号を持っている。

更にサイドエフェクトと組み合わせれば、ボーダーで最初の狙撃手と畏怖される東に匹敵する狙撃手にもなれる。

 

「妖華は主に後方での援護射撃がメインになる。修や香取も近接で戦えるからフォローを頼みたい。それに敵の主力はともかく精鋭達は俺ともう一人がメインで当たる予定だ」

 

詩音は今回の遠征で実践経験を積ませる為に修と香取に妖華の援護させた上で敵の主力と当たらせる予定だ。

彼等で手に負えない精鋭クラスは詩音ともう一人の同行者が対処する。

 

「確かにあの人なら任せて良いわね。人間離れした強さだもの」

「うむ!我が所属する支部でもあの人は戦闘に置ける才能はずば抜けているから任せて安心だな」

「ああ……あの人は師匠以外で初めて化物と思わされた人だからな」

 

香取や妖華、修が強さにおいて絶賛する。

今回の遠征において修や香取は新人であり、詩音と共に最前線で戦う程の実力者。

あの人と呼ばれる存在が船から出てくる。

 

「久し振りの遠征だ。偶に遠征でうちの支部にやって来る太刀川や風間では物足りないからな。せめて黒トリガー辺りと殺り合う位はしたいものだ」

 

黒髪ロングで赤眼の女子高生位の少女で表情から強者特有の自信を持ち合わせていた。

妖華はサイドエフェクトが理由で本部から出禁を受けたが、今遠征艇から出てきた黒髪の少女は真逆。

過激過ぎる戦闘スタイルと思想故に旧ボーダーから所属していたにも関わらず城戸司令自らボーダー本部への出禁を命じられた。

平和な日本で産まれたにも関わらず、戦闘への桁違いの適応能力とトリオン体の痛覚をONにしてでも反応速度を向上させるという覚悟から戦闘狂を上回る修羅と畏怖される狂人。

彼女の名は黒鋼 刹那(くろがね せつな)

 

かつて修に『何時か必ずお前は俺の手で殺す』とまで言わせた女傑である。




現時点のオリキャラ

乾 妖華
…中二病ゴスロリ中学生位の少女。
根が善性かつ近中遠全てをこなせる完璧銃手。サイドエフェクトで本部から出禁を受ける。

黒鋼 刹那
…黒髪ロング赤眼の高校生位の少女。
過激過ぎる戦闘スタイルと思想から城戸司令直々に出禁を受ける。
某青い監獄のレスバ最強ストライカー並みの適応能力とトリオン痛覚ONにしてでも反応速度を鍛える覚悟を平和な日本育ちで兼ね備えるという産まれる時代を間違えたというべき修羅。
修が風間相手に圧勝出来たのは彼女の戦闘スタイルが常軌を逸しており、スコーピオンでの戦闘が稚拙レベルに感じる程だからなのは余談である。






後の玉狛支部での遠征任務の話を聞いた玉狛第二

遊真「ふむ。修も既に近界に行ったことがあったんだな」
修「ああ、と言っても師匠のコネで行っただけだから本当の意味で遠征部隊に選ばれた訳じゃないがな」
千佳「香取さんや他の女の子達と一つ船の下でお泊り……」
修「いや待て千佳!あの時は師匠もいた。あくまで任務で行っただけで色恋沙汰になったことは断じてない!」
千佳「遊真君、修君の言葉は本当?」
遊真「嘘は付いてないよ」
千佳「じゃあ質問を変えるね修君。船の下でラッキースケベ的なのは無かったの?」
修「……!?っく……(事故だがGパニックで下着姿の妖華に抱き着かれた事があって否定すれば嘘判定されるので葛藤中)」
千佳「修くん?(目からハイライトが消えていく)」
修「っく……千佳には嘘は付かない約束だからな。ラッキースケベは確かにあった……」
千佳「遊真くん?」
遊真「嘘は付いてないよ。誤魔化さないのは男の中の男ってヤツだな(無慈悲)」
千佳「正直に答えてくれてありがとう修くん。じゃあ二階にあるベッドへ行こう?(強制)」
修「ああ……(諦観)」


やめて!トリオン量と性欲が直結してる説のある千佳と夜戦をしたら、修が満身創痍になるまで絞られちゃう!
お願い、死なないで修!
君が今ここで倒れたら、好敵手認定されてる刹那からファム・ファタール呼びされてる話やキオンの姫君から婚約者認定された話はどうなっちゃうの?
体力はまだ残ってる。夜戦を耐えれば、修の人越拳に至った物語の続きが語れるんだから!


次回「修、千佳と夜の三連戦」デュエルスタンバイ!

千佳と夜の三連戦、何処でギブアップ(上から順番予定)

  • 刹那のファムファタール呼び
  • キオンの姫君から婚約者宣言
  • 王位継承戦で義兄から姫君守る決戦
  • EX:お別れの再会願うキス
  • EX2:帰国途中の新しいフラグ
  • EX3:美少女型トリオンロイド
  • IF:エネドラちゃんの尋問
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