Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE   作:武者ジバニャン

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駄文が含まれております。それで良ければ軽いお気持ちでお読みください。


それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したりする部分があります。

それも含めてよろしくお願いいたします。


イメージOP1「閉ざされた世界/劇場版機動戦士ガンダム00」

イメージED1「signs ~朔月一夜~/マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス



第十二章 戦火の結果

《あらすじ》

 

前回、唯依と上総を保護した託未たちだったが、帝国が首都京都を放棄して京都から撤退したという報告を受け取る。

帝国は東京に逃げることに。その殿に帝国斯衛第16大隊が着き、追撃してくるBETAを向か撃つことになった。

光線級を駆逐したまでは良かったが、だが敵の猛攻の所為で窮地に立たされることとなった。

しかしそこへ五体のガンダムが現れ、斑鳩と16大隊の衛士たち、そして月詠真耶は彼らが操るガンダムという悪魔の力を思う存分に魅せつけた。

斑鳩崇継はガンダムが魅せる圧倒的な力に驚嘆し、目を輝かせる。しかし、月詠真耶はHi-νガンダムを睨んでいたのだった...。

 

 

=====================================================

 

彼らガンダムチームによって先ほどまで崇継たちを苦しめていたBETAたちは殲滅された。

生き残った斯衛部隊は未だ現場に留まっている五体のガンダムを見て警戒している。先ほどたった五機でBETAを駆逐した異常ぶりに衛士たちは怯え、どうすべきかざわつく。

そんな中で真耶はずっと託未の愛機であるHi-νガンダムをずっと睨んでいる。

彼女はHi-νガンダムがガンダムチームの指揮官であると見たと感じ入った。真耶は彼らにかなりの警戒心を抱き、Hi-νガンダムを操る彼に対して羨望、畏怖、嫉妬を向けていると言っても過言ではない。

あの圧倒的な力を魅せつけられたら誰しもが望む――「あんな機体が自分たちにもあれば!あんな力があれば自分たちもBETAを倒せる!」――真耶の操縦桿を握る力が自然と増していく。

そんなことなど知らず露とも知らず、託未たちのガンダムは一か所に集まっていた。

 

託未「残存は?」

 

睦城『ありません』

 

森羅『もう楽しみ残ってねぇなぁ~』

 

蒼真『この後どうする?』

 

宗陰『ディーヴァに帰還するか...』

 

託未「そうだな。もうこの場でやることはもうない、退くぞ」

 

四人『『『『了解』』』』

 

彼らがその場から飛び立とうとしたその時だった――

 

崇継『待ってほしい』

 

託未「ん?」

 

飛び去ろうとした彼らに崇継が待ったを掛けた。彼のこの行動を衛士たちは呆気に取られて彼に放って置かれる。

それでも崇継は衛士たちを無視して托未たちに話しかける。

 

崇継『そなたたち、今回日本を救ってもらい感謝する。私は日本帝国斯衛軍第16大隊の斑鳩崇継中佐だ』

 

託未「....」

 

崇継『出来ればそなたたちが何者か、教えてはくれまいか?』

 

崇継は何とか今回の日本を救ってくれた功労者に礼の言葉と、可能であればこれを機に彼らと結び付きを得たいかまたは斯衛に取り込みたいともこの時点で考えている。

彼はガンダムの力を見て彼らが諸外国に取り込まれたら大変だ、この力や技術があれば日本は変わるし米国との繋がりを棄ててもいいぐらいに思えてしまう。

宝...彼らは正にそれである、何としてもここで引き留めたい。

そんな崇継に対して託未からの返答は――

 

 

託未「....失礼をと思いますが、貴方様は五摂家に属する斑鳩家の方でしょうか?」

 

崇継『っ!――ああ、私は斑鳩家の当主をも勤めてる。五摂家のことを知っているようだな?』

 

託未「“それなりに”調べているので―――そちらの“お国事情”も」

 

崇継『...なるほど』

 

託未からの返答に目を細める崇継――この者は既に帝国の内情を全て掴んでいると考えても可笑しくないと考える、故に彼らの諜報能力は高いと見た。

崇継は内心これは益々彼らを何とかして交渉しようと托未に話しかける。

 

崇継『お礼がしたいのだ、良ければそなたたちのことを教えてほしい』

 

託未「...つまり、交渉したい――っと言うことでしょうか?」

 

崇継『本音を言えばそうだ』

 

真耶『っ!?』

 

崇継の返答に真耶を始め、衛士たちは驚愕してしまった。まさか彼が独断でそのような事をするなど動揺せざるを得ない、何せ彼は五摂家の人間、そのような高位の人物がいきなりそんな言動をするなど信じられなかった。しかし彼らの網膜モニターに映る崇継の目は正気を失った人間のそれではなく、確固たる意思で話してる。

決して気が触れてるとかではない。

崇継からしてみればここで逃せば、もう二度とないと思っている。日本帝国の今後を考えれば米国の柵から抜け出して新たな道筋を手にしたいのだ。

彼らガンダムチームは正にその起爆剤となり得る可能性を持っている。彼はこれを絶対に物にしようと尚も粘る。

 

崇継『今回の米国が日本に核を撃とうしたことに腹を据え兼ねている。このままではBETAどころか人間の所為で、助かった国土が失ってしまう――私はそう考えている』

 

託未「...だから我々に交渉を?」

 

崇継『そうだ』

 

 

だがそこへ真耶が割って入る。

 

 

真耶『閣下お話の所申し訳ございません――私からも貴様らに話がある』

 

託未「誰だ?」

 

真耶『斯衛第16大隊所属、月詠真耶大尉だ』

 

真耶の目が細め、託未に鋭い問い掛けを投げかける。

 

真耶『....何故貴様たちは、京都に現れたのだ?いや違う。何故京都からなのだ?』

 

託未「....」

 

真耶『貴様たちの機体―――恐らく戦術機とは全く根本的に違うのだろう?機体の性能が物語っている。BETAを少数で駆逐せしめる異常ぶり――これは我々の技術ではまず無理だ。それだけの物であれば、きっと九州でBETAを追い返すどころか攻めてきた彼奴らを全て駆逐出来たのではないか?』

 

真耶の疑問は尤もであろう、確かに托未たちがその気になれば九州でも戦えたはずだし、何より日本の領土をここまで更地にされることなくBETAを全滅させることだって出来たであろう。なのに何故それをしなかったのか?益々真耶の中で托未たちに対して疑心が強くなっていく。

もし彼らが米国みたいにこの日本を、延いては政威大将軍である煌武院悠陽に害を為す存在であれば――っと彼女の眼つきが鋭くそして彼女の瑞鶴が、いつでも突撃砲のトリガーを引けるように機体の指が置かれているが、それに関して托未たちは既に敵意や疑心を感じとり、いつでも行動を起こせるようにしていることは真耶は知らない。

一方、崇継は真耶の横槍に注意することはしなかった。彼はこの成り行きに興味を抱き向こうがどう返すのか気になった。

その間にも真耶の託未に対しての問い詰めは続く。

 

真耶『理由を教えてほしい。貴様たちならば九州からでもBETAを滅することも出来たのではないか?』

 

託未「こちらにも事情がある」

 

真耶『事情とは...?』

 

託未「度重なる激戦で機体のオーバーホールが必要だった(噓だがな)」

 

真耶『そんな事を信じろと?』

 

託未「俺たちは機体共々万能ではない、ただ他より優れているというだけだ。こっちだって手一杯な時もある」

 

真耶『ならば何故我ら日本に助力する?』

 

託未「俺たちが日本人だからだ」

 

真耶『っ!?』

 

崇継『そなたたち、日本人だったのか...』

 

彼らが日本人であることに驚愕する崇継たち。真耶は尚更この者たちの正体を探らなけばならないとしつこく食い下がる。

 

真耶『貴様らが日本人ならば、名を名乗ってほしい』

 

託未「....新月託未」

 

真耶『新月...託未...』

 

そこへ崇継が真耶に下がるよう命令する。

 

崇継『月詠、下がれ』

 

真耶『しかし...!』

 

崇継『そなたの気持ちも分らんではない。だが彼らは敵ではなく我らの恩人だ、それを履き違えてはならない』

 

真耶『.....ハッ!』

 

崇継に命令され渋々引き下げる真耶。しかし彼女の心中は未だに託未たちに対して納得できると言ったものなく、更に彼らに疑念を抱くばかりであった。

そんな部下である彼女の無礼を詫びるとばかりに崇継は託未に謝罪の言葉を口にする。

 

崇継『部下が申し訳ないことをした、すまない』

 

託未「構いません。今回日本が被った被害は計り知れないのですから、心中お察しします」

 

崇継『ありがとう。だが、どうだ?このまま我らと共に政威大将軍殿下の下に随行してはくれまいか?』

 

託未「(政威大将軍...か)」

 

託未としてもこの申し出は正に渡りに船というものだった。国土の半分以上と多大なる日本人口の損失、米国による安保条約の一方的破棄と在日米軍の総員日本からの撤退、そして何よりも日本帝国の首都であり日本人の大切な千年の都でもある京都の陥落。

この最悪連続で窮地に立たされ最早追い詰められ破滅する寸前だった日本に、托未たちガンダムチームが駆けつけたことで帝国は救われた。

今回の托未たちの行動はかなりの賛美の声が帝国軍や帝国市民からもでたようだ。そして今、皇帝から国の全権を任せれている国務全権大臣の任を任されている政威大将軍と会うことができる――これは正に最高のチャンスであろう。

しかし彼は――

 

 

 

崇継『どうだ?新月殿』

 

真耶『....』

 

託未「それは嬉し申し出ですが、今はまだ時期尚早でしょう」

 

彼は崇継からのせっかくの申し出を断った。崇継はこれに眉をひそめる託未に問い掛ける。真耶や他の衛士たちもこれには気になった。

 

崇継『何故だ?』

 

託未「未だ混乱は止んでいません。我らはこのまま残存する敵の掃討を開始し、母艦に帰還します」

 

崇継『それなら我らも随伴しよう、共に...』

 

託未「失礼を承知で言いますが、戦術機“程度”の物では、モビルスーツの速度に追いつけません」

 

真耶『モビルスーツ?』

 

崇継『そなたたちのその機体...戦術機ではないのか?』

 

託未「違います。これはモビルスーツです、戦術機とは性能が違います。そして――」

 

崇継『そして?』

 

託未は真っ直ぐ見据えて口にする。

 

託未「我らが乗るこの五体の機体の名は、ガンダム――この世界にてBETAという異形を狩り殺す悪魔です」

 

真耶「ガンダム...」

 

ガンダムの名を呟き、真耶は何か湧き上がる気持ちを抱く。しかしそれは悪いものではなかった、崇継程ではないが自分も少しだけ彼らに信じる程度はしてみようと考える。

崇継は今回振られたが、しかし托未が「時期尚早」っと言っていたのでまだこれから交渉の余地はあると踏んでいる。

 

崇継『そうか――しかし時期尚早ということは、今後も期待していいのだな?』

 

託未「はい、必ずや帝国に接触いたします」

 

崇継『分かった。政威大将軍殿下にはそのようにお伝えしよう』

 

託未「はい、では――」

 

五体のガンダムは区域から離脱した。真耶は崇継に問い掛ける。

 

真耶「閣下、よろしいのですか?」

 

崇継『なに、あの男とはまた相まみえるよ』

 

真耶「それはなぜですか?」

 

真耶は理解できないが、しかし崇継は不敵に笑みをこぼして言葉を紡ぐ。

 

崇継『あの男――あれは純粋なものではなく、きっと野心かそれか...』

 

真耶「それか...何ですか?」

 

崇継は目を細めて口ずさむ。

 

崇継『いやなに、何でもない。それよりも此度のことを殿下にお伝えしなくてはならない、我らも撤退する』

 

真耶「ハッ!」

 

崇継の命で生き残った瑞鶴が次々に彼に続くように撤退していく、その中で真耶は一人呟いた。

 

真耶「新月....託未」

 

彼女の中でこの名前が非常に気になり、そしてずっと残り続ける。

 

 

 

帝都の戦いの結果...託未たちガンダムチームによって日本壊滅という最悪の事態は間逃れた。しかし、首都京都が完全に陥落、防衛の為に戦った帝国軍や斯衛軍、国連軍は深刻な被害を被った。

米国はBETAを殲滅するという名目で京都に核を撃とうとした問題や、それを拒否した日本帝国に対して一方的な日米安保条約を破棄し、在日米軍を日本から即時撤退させるという傲慢な米国のやり方に日本の反米感情は更に高まった。

崇継の報告で彼らが今後また帝国に接触してくれると聞いた悠陽は安堵し、それを心待ちにする。

そして彼からガンダムの名を聞いた帝国は、自分たちを救ってくれたガンダムたちを賞賛し彼らを英雄視することとなる。

しかし一方、ガンダムという乱入者によって阻まれ、かつ追われるように逃げたBETA群は北陸に進路を変更。佐渡島に再上陸を図る。

日本帝国海軍第二艦隊司令・小沢提督が率いる艦隊の奮闘虚しくBETAの佐渡島侵略を阻止できず結果佐渡島は制圧されてしまい、地球に新たな21番目のハイブ【佐渡島ハイブ】が建設されてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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