Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE 作:武者ジバニャン
それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したりする部分があります。
それも含めてよろしくお願いいたします。
イメージOP「閉ざされた世界/劇場版機動戦士ガンダム00」
イメージED「signs ~朔月一夜~/マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス
」
===托未side===
ソレスタルビーイング号に移されたジェネレーションシステムの下で、俺たち五人は眠りに就いた。
何故俺たちが、眠らなければならないのか...何故俺たちが元世界から旅立たなけばならないのか...
答えは、単純かつシンプルだ。
それは俺たちが...戦いと殺し合いの世界でしか生きられない哀れな獣だからだ。
それでもそんな俺たちでも、仲間と..友と..そして愛した女もいた。
だがそれでも世界は俺たちに対して非情にして理不尽だった。
俺はある場所で生まれ、その時に特殊なナノマシンを埋め込まれて普通の人間とは異なる物となった。
そこからの少年時代、軍の研究施設で強化人間の手術を受けさせられ無理矢理ニュータイプ能力を付与された。
俺たちに拒否すること、選ぶこと、未来を想像すること、希望を持つこと、それら全て...世界は俺たちから奪った。
その俺たちから全てを奪っておいて、奴らは強化人間として能力を高め、兵士として生き残る為に実力を上げていく俺たちに恐怖していた。
確かに俺たちは化け物なのだろう。その証拠に初めて人を殺した時の感覚は正直言ってもう覚えていない、と言うか殺した時の罪悪感すら湧かない。
そのせいか、殺した数は10人より先は数える気がなかった。そんな俺たちを誰も人間として扱ってくれるわけもなく、ただの戦争の道具としか見ていなかった。それでも従い、戦う他道は無かった。
だが、当時の俺たちにそれを死ぬまで耐えるという事はできず、軍から脱走。そのあとマークやエターナたちと出会い、アプロディアとジェネレーションシステムを巡る戦いに身を投じた。
結局戦いからは逃れられなかったが、軍にいた頃よりはマシだ。彼らと居た時間は、まるで人間として自由に満ち、俺たちにとって安らぎあるものだった。それにこんな俺に...彼女は...エターナは愛してくれた。
このまま...戦いを終らせ、過去を捨て去る事ができる...........そう、思っていた。
戦いの終わり、アメリアスからシステムの全てを俺が勝ち取ったと共に、一つの問題が発生するその時までは.....。
それは強化人間として異常なまでに発達した俺たちを、世界は人類の天敵と認識してしまう。このままでは世界中の勢力が俺たちを殺しに来る。
別に俺たち五人は構わない、だがその為にマークたちを巻き込むことは出来ない。
その為、アプロディアの提案で別の外宇宙に行き、安住の地を探すことになったのが今に至る。
だが、俺たちは思い知る。
戦いの連鎖から、殺し合いの呪縛からは逃れることはできないと...
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???「…きて…きてください…起きてください。託未」
綺麗な声によって、スリープ状態から目覚めた俺は....。
託未「…なんだ?もうどこか良いところに着いたのか?アプロディア」
そう彼女に聞いた、しかし。
アプロディア「いえ残念ながら、それよりも問題が発生しました。」
アプロディアは深刻そうな顔で言った。
託未「問題だと?他の四人はどうした?」
自分ともにジェネレーションシステム下で眠りに着いた四人の事を聞いた。
アプロディア「皆さんは、すでに目覚めてブリッジにいます。」
託未「分かったすぐに準備する。」
アプロディア「分かりました。」
そう言ってアプロディアは、先にソレスタルビーイング号のブリッジに行った。
俺も用意された愛用していたエゥーゴの制服に着替えて、ブリッジに向かった。
ブリッジの入り口が開き大きな空間が広がっており、その真ん中に自分と同じを恰好している四人の男達がいた。
蒼真「おはよー託未」
俺に挨拶してくる蒼い髪のナチュラルセンターパートのヘアスタイルのこいつは霧夜蒼真、俺たち五人の中で兎に角明るい性格をしている。天然なのか抜けてる所はあるが戦闘の際はそんなのは一切感じさせないぐらい力を奮ってくれる。だが24にもなってガキみたいな所があるし、ゲームやらプラモやらまだやってる。
他人に対して優しげに接するが、ドライなところもある。
託未「ああ。お前らコールドスリープ後の体調に異常はないか?」
睦城「いえ、頗る快調です」
俺の問いに敬語で答える眼鏡をかけた緑色の髪のオールバックのこいつ、司奥睦城。五人の中で一番冷静沈着で作戦立案や外敵の情報収集、分析などしたりする頭脳明晰な奴だ、なのだが戦いにおいては火力ゴリ押したりする一面があり、俺たち四人以外の人間に関して基本的に見下す所があったりする。
森羅「どこもわりぃとこはねぇよぉ」
この口が悪く、茶髪でソフトツイストパーマで刈り上げマッシュの髪型の男は憑神森羅。こいつはいつも何事も面倒くさがり屋で基本サボって昼寝するのが日課する。
やろうと思えば完璧にこなすのに戦い以外では、いつも蒼真に仕事を丸投げにする為に俺と宗陰に怒られた数は計り知れない。
だがこいつは主に格闘戦をかなり好んでやるタイプで、生身だとナイフで戦うのが大好きな戦闘狂(俺も人のことは言えないがな...)
宗陰「託未の方こそ異常はないか?」
そしてこの爽やかツーブロックの髪型の、俺と同じくらい目つきが鋭いこの男は桐生宗陰。補佐をいつもやってフォローしてくれる俺の右腕的存在だ。
五人の中でいつも仲間たちを何時も気に掛けている兄貴分な所があるが、まぁ真面目すぎる一面があったりして俺としても大変だが、戦闘では俺の背後を守ってくれるいい相棒だ。
託未「ああ。問題ない」
蒼真「それにしてもさぁ、いきなりコールドスリープが解除されたってことはとうとう移住可能な場所に着いたとか?」
などと蒼真が言うが果たしてそんなに早く安住が出来る場所に着くなどあるのか?俺はそうとは思えなかった。
だがこの時の俺...いや、宗陰たち四人も恐らく感じとっているだろう。ワープしたと思われる宇宙から感じるこの感覚...何か宇宙に得体の知れない気味の悪いプレッシャーを感じる。
まるで何かが虫のように無数で蠢きひしめくあっているような、そんな気持ちを抱いてしまう。
俺は一刻も早く確認したいが為にアプロディアに報告を求めた。
そこから、アプロディアの説明が始まった。彼女の説明をまとめると....
1.外宇宙にワープしたはずが何故か太陽系で、それも月の裏側にいた。
2.恥を忍んでネェル・アーガマに通信してみたが、繋がらなかった。
3.月の表側まで移動したら、月表面に謎の物体を発見しその物体周辺に生命反応を検出した。
今まで黙って聞いてた俺はアプロディアに質問した。
託未「生命反応?人間か?」
アプロディア「いえ、違います。」
宗陰「違うだと?じゃあ何だ?」
アプロディア「皆さん、こちらをご覧ください。映像を拡大したものです。」
その映像を見た時、俺たちは戦慄した。二つ大きな目玉を持った生物が映像に現れ、俺の隣にいた蒼真は吐き気を催したようだ。
蒼真「ウエぇ、何こいつは気持ち悪い、ウエェ。」
託未「おい大丈夫か?「...なんとか」一体こいつは何だ」
それを聞いたらとんでもない答えが返ってきた。
アプロディア「地球のネットワークを使って調べてみた所、この生命体の名は"BETA"と呼称されている地球外生物です。」
宗陰「ベータだと?」
アプロディア「はい正式な呼称はBeings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race...。」
とこの気持ち悪い昔のSFホラーに出てきそうな生物の事を、教えてくれた。
睦城「人類に敵対する地球外起源種...ですか」
森羅「ようはただのエイリアンなんだろ?それに見た目...」
宗陰「ああ、これを見るに友好的には見えない」
蒼真「...うう....で、どうするの?」
吐き気からやっと解放された蒼真の問い掛けと共に、四人が俺を見る。それに対し俺は冷静に即断する。
託未「殲滅あるのみだ。アプロディア準備は?」
アプロディア「皆さんのMSは常にメンテナスしておりましたから、何時でもだせます。
こちらもレギナとMDビルゴIIとフェニックス・ゼロを大量に投入させます。ですのでシステムの使用を許可を願います」
託未「分かった、許可する。よしお前たち久方振りの戦闘だ....行くぞ!!!」
四人「「「「了解!」」」」
俺は内心、またかと思った。結局世界は俺たちのことになると邪魔してくる。だがだからといって、それを甘んじて死んでやる訳にはいかない。何人も俺たちの全てを奪う権利は何処にも在りはしない。
ならばそんな物は壊そう、そして殺そう。
相手が何であれ、俺の..俺たちのやる事は一つ、眼前の敵をガンダムという悪魔の力で殺すまでだ。
今回は此処までです。それではまた次回...。