Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE 作:武者ジバニャン
それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。
それも含めてよろしくお願いいたします。今回はサブタイトルが思い浮かばなかったので許してください。
イメージOP1「閉ざされた世界/劇場版機動戦士ガンダム00」
イメージED1「signs ~朔月一夜~/マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス」
『状況終了、シミュレーター訓練を終了します』
オペレーターのアナウンスが流れ、各シミュレーターから斯衛の女性衛士たちが次々と降りてくる。
その中で五摂家の青を表す強化装備を纏う恭子が髪を掻き上げ、汗を吹き飛ばす。
その仕草すら魅力というものが感じられ、ここに男が居れば眼を奪われていることだろう。多くの女性衛士たちが降りる中で唯依もシミュレーターから降りてきた。
そんな彼女に上総が声をかけてきた。
上総「お疲れ様ですわ、唯依」
唯依「お疲れ様、上総」
親友である上総と労い合う唯依。今回のシミュレーター訓練内容は上出来のようだったのか、彼女らの顔は頗る良い。
衛士としての力量を確実に上がっていると自身で確信している、いやそう信じていたいのだろう。
でなければ京都の戦いで散った朋友や上官、恩師たちの想いが無に消えてしまう、それに自分たちを救ってくれそして日本をもBETAの脅威から助けてくれた“彼ら”にも顔向けが出来ない。
上総「今日も唯依に多くの獲物を取られましたわ、流石は我がホワイトファング中隊の隊長ですわね」
っとからかいながら唯依に語る上総、そんな彼女に苦笑交じりに困った表情を浮かべる。
唯依「やめてちょうだい。まだまだ隊長としては未熟者なのだから」
そう、現在唯依は恭子が率いる第14戦術機機甲大隊・第三中隊・ホワイトファング中隊の隊長に就任し階級もそれに併せて中尉となっている。
山城上総もあの地獄を唯依と共に生き残り且つ、かの白い悪魔たちに命を救われ偶然であるが帝国と彼らを引き合わせたことに多大な貢献だと城内省並びに斯衛上層部から山城家は外様武家から譜代武家へと昇格が為された。
それ故に現在彼女は唯依と同じく山吹色の強化装備を纏っている。
唯依「上総だって今回も上手く支援してくれたお陰よ。貴方のフォローがあったから」
上総「はぁ~、まったく。謙遜はいかが物ですことよ?」
唯依「別にそんなんじゃ...」
???「山城中尉の言うとおりですよ、篁中尉」
唯依「雨宮」
二人のやり取りに入って来たのは雨宮鞠子、階級は中尉で唯依が率いるホワイトファング中隊に所属している。
彼女の立ち位置として上総と共に隊長である唯依の補佐とサポートを担っている。
鞠子「貴方は我々の隊長なのですから、もっと自信強く」
唯依「雨宮、私は一人で戦っているつもりではない。一人で戦える程強くもない」
鞠子「しかし中尉はあの京都の戦いから生き残った衛士です。生き残ったと言うことはそれも強さですよ」
そう彼女を賞賛するが、それでも唯依は首を横に振ってそれを否定的に語る。
唯依「...いや、あの地獄から生き残れたのはひとえに“あの人たち”のお陰だ」
鞠子「あの人たち...白い悪魔と謳われる例の...」
唯依「嗚呼そうだ。あの人たちのお陰で私と上総は生き残れた、今でもその時のことを忘れたことはない」
鞠子「彼ら衛士としての実力がとんでもないとか....」
鞠子からの問に唯依の顔が強張る、何せそれを自身と上総救ったくれた際に間近で垣間見たのだから無理もない。
唯依「嗚呼...複数の要塞級を瞬殺するくらいだ」
彼女からの話に驚愕する鞠子は思わず上総に確かめるように眼を向けると、彼女はそれに気付き只首を縦に振り肯定する。
上総「あの方たちは衛士としての力量は常人から逸脱していましたわ」
鞠子「それほどに....是非お会いしたいですね」
唯依「嗚呼....(託未さん...)」
鞠子の言葉に同意しながらも唯依の顔は何処か切なげに片手で胸に当てて、内にある心では彼...新月託未のことを思い浮かべていた。
自分がこんなにも異性相手に想い続けてしまうなんて思いもよらなかった。彼と過ごした時間然程多くも長くもなかったが、然れど彼女にとって彼と接した一瞬がとても心地よかったと彼女は感じていた。
帝国に帰還する際、託未と離れるのがどうしても嫌だった彼女は初めて我儘を口にして帰りたくない、離れたくないと託未に懇願した。
だが自分は斯衛の一員であり、そして篁家の次期当主という重責を担っている以上そんな我儘など許される訳がない。
それでも彼女は....。
唯依「(それでも....あの人に、託未さんに....逢いたい)...ん?」
等とそんな乙女めいた感情に黄昏いる彼女はふと何やら視線を感じ、目の前を見やると先程からこちらに対し上総と鞠子がニヤニヤと面白可笑しく唯依を見つめている。
唯依「な、なんだ...?二人とも...」
鞠子「い~え~、何もぉ~....ただぁ」
唯依「ただ...なんだ?」
上総「今唯依が思い浮かべているのは、きっと意中のお方だけかと思いまして...」
上総・鞠子「「ねぇ~?」」
唯依「なっ!?///」
二人に揶揄われ唯依は激しく動揺し顔なんかもう赤く染まり、口をパクパクしてしまっているから更に二人に揶揄われることとなる。
鞠子「それで!どのような方なんですか?!篁中尉」
唯依「な、なにが....?」
鞠子「その白い悪魔たちのリーダーであり、篁中尉の想い人!」
唯依「な!?なななななななな、何を言っているんだっ!!?///お、想い人など...断じてないっ!!!///あ、あああの人は!!私の命の恩人であり!!今や帝国を救ってくれた救国の英雄だ!!そのようなお方を...お、想い人などでは///」
等と宣っているが傍から見れば図星を指す態度であり丸っきり説得力に欠ける。実際唯依本人の心臓は早鐘を鳴らすかの如く動悸が激しく高鳴っていたのは事実である、本人は何とか悟られないように気を付けてはいるが上総たちからすれば最早隠し立ては不可能なこと。
上総「そんな態度では図星ですわよ?唯依」
唯依「う、うるさい!!///」
???「あらあら、何やら興味深い話をしているようね?」
三人「「「っ!!?」」」
三人は思わず振り返るとそこには微笑みを浮かべている恭子が立っていた。三人は透かさず敬礼を取るが彼女は気にすることなく三人に話しかける。
恭子「それよりもこの後、ブリーフィングを行うから早く着替えて行きなさい」
三人「「「は、はい!!」」」
恭子「あ、唯依はちょっと待って」
唯依「え?あ、はい」
っと上総と鞠子が先に行き、唯依も後から続くように行こうとしたがそこで恭子に呼び止められた。
唯依「恭子さま?」
恭子「彼に逢いたい?唯依」
唯依「っ!はい」
先ほど上総たちに揶揄われた時とは違って恭子に尋ねられたのに対して彼女の真剣な面持ちでそれを肯定した。
唯依は何処となく恭子から自分と同じ感情を抱いているのでは?と感じる時がある。自惚れや只の勘違いかもしれないが、しかし恭子はそんな唯依に嬉々として口を開いた。
恭子「そう...私と同じね」
唯依「恭子様...」
すると彼女は顔を上げて天井を見上げながらに呟いた。
恭子「私もね?彼に...託未に逢いたいわ」
唯依「....」
恭子「彼...どうしているのかしらね...?」
そう口にする恭子の姿はいつもの凛々しさなどなく、只々純粋に一人の女性としての一面を見せる。彼女がこんなの一面にきっと多くの者が驚愕することだろうが、唯依はそんな彼女に驚きはせず釣られるように天井に向かって顔を上げて口にはせずに心の中で呟いた。
唯依「(託未さん...)」
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一方、その頃。
帝国技術廠に設けられている機密試験運用の演習場――そこでは帝国技術廠にて開発された試験機の運用試験を任されている場所である。
そこにけたたましい音が試験場に響き渡る。その試験場を管制室から見学している帝国技術廠の巌谷中佐と帝国斯衛技術局の篁中佐、並びに両技術局の主なスタッフたちは目の前で見せられている光景に息を吞む。
彼らが今目の当たりにしているのは、軽快な動きを見せている一体のモビルスーツ。
見つめる視線の先にいるのはGA-01A1・105ダガー――GAT-X105「ストライクガンダム」の制式量産機。
正式名称はダガーだが、ストライクガンダムの型式番号から取って「105ダガー」と呼称されている。
本機の主な特徴としては、ストライカーパックを装着、換装することによる汎用性の拡大が挙げられる。戦時急造型の量産機であるストライクダガーでは見送られたストライカーパック用プラグを持ち、バックパックを換装する事で様々な戦況に対応出来る。
また、コスト面の問題からPS装甲、TP装甲は採用されなかったものの、胴体部やエンジン部分などの主要機関の保護の為にアークエンジェルなどの戦艦に採用されていたDPX-D30融除剤ジェルを使用した対ビーム装甲「ラミネート装甲」を採用。後々のザフトのMSの主力兵器がビーム兵器に変わることを考えれば、ある意味PS装甲を採用するよりかは実用的な判断であったようにも思われる。
頭部センサーのスペックはストライクとほぼ同レベルまで引き上げられている。
ストライクのスペックに再検討を加え、ストライクダガーのものに更に改良を加えた
新OSを搭載した事で、パイロットの能力を問わない扱いやすい機体となっている。
それに巌谷や裕唯と息を吞んで見つめていた、それを傍らに立っている託未が淡々と尋ねる。
託未「いかがでしょうか?今回御見せしているモビルスーツ・105ダガーは...?」
巌谷「あ、嗚呼...凄いな」
裕唯「そ、そうだな」
思う言葉は出ない2人に宗陰がインカムで指示を出した。
宗陰「蒼真、次は運動性を御見せしてやれ」
蒼真『りょ~かい』
蒼真が乗る105ダガーは軽快な動きで走り、そのままスラスターを吹かして跳躍して見せ、更には綺麗な放物線を描きながら見事な着地をしてみせた。
巌谷と裕唯「「なっ!?」」
戦術機ではこのような複雑な動きは無理なのを、目の前で105ダガーはそれをやってみせたことに巌谷たちは改めてモビルスーツの運動性に啞然とする。
宗陰「次は武装のお披露目」
蒼真『は~い』
蒼真の105ダガーは装備されているMMP-80マシンガンで演習の的を粉々にして見せ、砕けた的に帝国技術陣たちに「おお~!」っと感歎と興奮の声を上げるのに十分である。
更には次々と現る的を動きながら正確に狙い、弾一発も無駄にすることなく全ての的に命中させる。
105ダガーの性能に巌谷たちは確信する――これは兵器の歴史が変わるかもしれないと。
しかしどうしてここに105ダガーがあるのか?それは前回託未たちがレニューから受け取った補給物資の中にあったものの内にあったのをこうして帝国技術廠に運んでいたのだ。
何故に運んでいたのかと言うと、以前から量産型のモビルスーツを帝国技術廠にて見聞したいと巌谷から願いされていのだ。
そして今度は託未がインカムで指示を出した。
託未「蒼真、もういい。終了だ、戻れ」
蒼真『りょ~か~い』
その後、技術者たちから今回持ってきた105ダガーに関して質問を求められた。
動力は如何にしてるのか?武装は帝国でも作れるか?帝国でもモビルスーツを作れるか?等々、彼らの好奇心と探求心は凄いものである。
そして見世物は終わり、105ダガーは大型の機体運搬用トラックの乗せてディーヴァに帰る支度をする中、託未は巌谷と裕唯の2人と会話している。
巌谷「今回ありがとう、託未君」
裕唯「今回、うちの技術者たちにはいい刺激になったと思うよ」
託未「それは何よりです」
っと会話する中、裕唯は託未に対してある誘いを申し込んできた。
裕唯「所でだが、新月君。近いうちに予定は空いてるかな?」
託未「は?どうしてでしょうか?」
裕唯「以前に話した娘を助けてくれた御礼をと、篁家の屋敷で食事の持て成しをしたいと話さ。良ければどうかな?」
託未「ふむ」
この誘いを機に斯衛技術局の責任者であり五摂家に近しい篁家の現当主である裕唯との間柄を良きにすれば、今後において役に立つのは間違いないと踏む。
しかしその食事の誘いなど急ぎ受け入れる必要はない、だからと言ってこの誘いを無碍にも必要もない。
ならば自分のタイミングでお招きしても貰おうと託未はそれを受け入れる。
託未「分かりました。予定が空き次第ご連絡致します」
裕唯「嗚呼、楽しみにしているよ」
託未「はい。では巌谷中佐、自分たちはこれで」
巌谷「嗚呼。新月君、今回は本当にありがとう。今後もよろしく頼むよ」
託未「はい、では」
そのまま彼は105ダガーを載せた大型トレーラーに向かい、助手席に座る。既に宗陰と蒼真は乗っており、運転席に宗陰が、真ん中の席には蒼真が座っている。
そして彼らが乗ったトレーラーは技術廠の演習場から走り去る。
宗陰「巌谷中佐たちと何の話だったんだ?」
託未「篁中佐が娘を救ってくれたお礼に食事の誘いをしてきた」
蒼真「ほうほう~。っで?行くのかい?」
託未「無碍にする必要はない、相手は五摂家と近しい家柄だ。これを機に五摂家とも懇意を結べる機会を設けるチャンスだ」
宗陰「フッ。考えてることが腹黒いな」
託未「言ってろ。お前らはどうする?来るか?」
宗陰「いいや。俺はその時になったらディーヴァに残る。全員で行く必要はないさ」
蒼真「なら俺も留守番してるさ」
託未「分かった。確かに全員で行ってディーヴァを蛻の殻にするわけにはいかないからな」
確かに彼らが全員で出張るにしてもディーヴァを空きにするのはリスクがある。ハロたちが居るにしてもそれ以上のセキュリティーを用意することは必至であろう、なのでその為に現在ディーヴァに留まっている森羅と睦城の両名にはハロたちと共にそのセキュリティーシステムの製造と構築をやってもらっている。
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森羅「これで一応オッケー、か?」
睦城「ええ。バッチリです」
ハロたち「「「「「「完成!!完成!!」」」」」
今二人はハロたちと共に作業を終えてその完成した物を眺めていた。そこにあるのは縦長の胴体に外装と一体化した格納式の4本足にブルーグレーの配色が特徴のマシンが何十も立ち並び胴体下部前後と頭頂部に備え、胴体下部には対人用機銃を装備している。
このマシンたちはオートマトン――OOの西暦世界にて地球連邦の独立治安維持部隊「アロウズ」が用いた対人用自律行動型無人兵器。
暴徒やテロの鎮圧を目的に開発された無人ロボットで、普段は待機モードとして脚部が収納されてコンパクト化しており、必要に応じて変形して行動する。
移動は脚部先端のローラーユニットによる滑走だが、そのまま歩行することも可能だ。
更には外部機器操作用のアームまで備え、優秀なAIにより自力で情報を収集しつつ任務を遂行する。
鎮圧時には全機「攻撃用モード」に切り替わり、胴体下部には対人用機銃で以て敵対する勢力を一気に殲滅する。
因みにだが一応オートマトンには攻撃モードの他に鎮圧モードも存在しているが、OOの世界では一度も鎮圧モード使われたことはなく、カタロンなどの反連邦勢力の人間が収容されている施設へ投入されて無差別の殺戮を行った。
今回用意されたオートマトンにも鎮圧モードと攻撃モードの二つが搭載されている。
完成したオートマトンたちを眺めながら森羅と睦城は一息入れることに。
森羅「これでディーヴァの警備はまぁ、大丈夫だよな」
睦城「物理的には。この後はデータやシステムにも外部からのセキュリティーを強化する必要はありますよ」
森羅「は?この世界の技術でディーヴァのシステムにハッキングできると本気で思ってんのか?」
森羅的にはこの世界の技術が自分たちが持つ技術に遠く及ぶことはないと思っている。正直宇宙世紀の技術を有している自分たちにこの世界の諜報機関やハッカーなどがこの戦艦ディーヴァからデータを盗むことなど決して不可能と考える。
この戦艦ディーヴァに外部からのアプローチをハロたちがモニタリングしており、何かしらの強制が感知した際にはその大元まで追跡、逆にハッキングしてその対象のデータベースの全てを破壊または盗むことすら出来てしまう。
だが睦城としてはそれでも最悪の場合を想定しなければならない。如何に自分たちよりもこの世界のレベルが余りにも低いが、だからといって相手をただの猿と見下すだけで何も対処をしてないの非常に不味い。
どのような事でも容易く対応できるよういつでもベーダを通して世界各国の一挙手一投足を監視しておくのが睦城としてはベストだし、そしてそれは彼らのボスである託未も同様の考えでもある。
睦城「何事も備えは大事ですよ、森羅。もしかしたら今日にもディーヴァに侵入してくる輩がいるかもしれない」
森羅「は?んなバカが居るのかねぇ~」
二人がそのように話している際、託未からのコールサインが響く。睦城はインカムで彼からの通信に出る。
睦城「はい」
託未『俺だ。ディーヴァのハッチを開けてくれ』
睦城「了解です」
睦城は懐から端末機を取り出し、自身の端末機とディーヴァのシステムと連動して格納庫ブロックのハッチを開けられる。
外からトレーラーが入ってきて停車スペースに止まり、彼らはそのまま105ダガーを荷台から降ろす作業に入る。
その作業が終わり五人は雑談に入った。
託未「オートマトンの組み上げは終了したか」
森羅「嗚呼」
睦城「あと微調整が残っていますが、それも端末で一括で出来ますので直ぐに終わります」
二人の報告を聞きながら託未はオートマトンをじっくりと吟味するように眺める。
託未「このオートマトンで小型種にも対応できると思うか?」
睦城「はい。兵士級や闘士級ぐらいです」
宗陰「しかしそいつらを使う機会は何もBETAだけじゃないだろ?」
託未「嗚呼。人間相手にも使う機会だってある」
BETA小型種だけに限らずこのオートマトンが向ける相手が人間の可能性もあることを託未たちは理解している。
この世界の人間たちは、第二次世界大戦から冷戦に移り変わり各国が睨みあっていた最中にBETAという共通の敵と戦っているに過ぎない。
更に託未たちというイレギュラーな存在が現れてからというもの、世界は何としても彼らとガンダム、そしてその技術すらも欲しがっているのだから厄介なことである。
託未たちとしては自分たちの身と技術を奪われない為にも、このような自衛の手段は必要なのである。
蒼真「そう言えばさぁ...」
森羅「ん?どったよ?」
のほほんとしている蒼真の一言で五人の雰囲気がガラリと変わる。
蒼真「さっきから......
......誰か隠れて見ているのはなんで?」
宗陰「....」
睦城「....」
森羅「....」
託未「...恐らくトレーラーが入る際に上手く潜り込んで来たんだろうな」
宗陰「今後はもっとセキュリティーを固くしとくか」
託未「だな.....、だが...その前に!!!」
っと託未は振り向きざまに懐から銃を取り出して誰も居ない筈の場所に向けて即座に発砲。四人も彼が向いている場所へと迷いなく銃を向けている。
託未「...さっさと出てこい。それともこのまま俺たちの手で晒上げてからじっくりと嬲り殺しにされるのがお望みか?」
彼から発する尋常じゃない殺気が格納庫ブロックに充満している、しかも宗陰たちも託未に負けず劣らずの気を放っているのだから更に重苦しい。
これを普通の人間であれば満足に立てず仕舞いか、震えて漏らしてしまうかであろう。だが....。
???「.....これは大変申し訳ございませんなぁ。できれば過激なご対応は勘弁願いたいものですなぁ~ハハハハハ」
その人物は飄々と笑みを浮かべて両手を見えるように上げながら出てきた。しかしそんな知ったことかと託未は冷たく侵入者に言い放った。
託未「勝手に俺たちの縄張りに入ったのが悪い。自業自得だ」
???「しかし、貴方方は帝国に招き貰った身。少しはそれを弁えた方がいいかと思いますが...?」
託未「コソ泥みたく入り込んできたバカ以下の貴様に対してそんなの気にする必要はないだろ?行方不明扱いでこの世から消えたくないなら、言葉は慎重に選べ間抜けが。今この瞬間、お前は俺たちに生殺与奪の権限を握られているんだぞ」
???「.....」
男は変わらず表情を崩してはいないが、汗が滲み頬を伝って床に落ちる。
目の前の男たちから来るプレッシャーに圧され、長考する余裕は正直ないのが男の正直なところである。
だがそんな男の感情など無視するように託未は態と男の足元に銃弾を放つ。
???「っ!!?」
託未「っで?一体何の用でコソ泥みたく勝手に入り込んできた?帝国情報省外務二課長・鎧衣左近」
鎧衣「....」
今回はここまで