Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE   作:武者ジバニャン

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この作品は台本形式で進行します。台本形式が嫌いな人はブラウザバックを推奨します。

それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。



イメージOP1「閉ざされた世界/劇場版機動戦士ガンダム00」

イメージED1「signs ~朔月一夜~/マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス



第三十四章 新OSのテスト

新たなOSを開発した託未たち。それを今度は戦術機のシステムに乗せる作業に入り、現在格納庫にて撃震の管制ユニット…コクピット内部にてそのインストールを行っている最中であった。

 

蒼真「インストール終わる待ち遠しいねぇ~♪ねぇ~霞ちゃん♪」

 

霞「はい」

 

ニコニコと笑顔を絶やさず、霞に問いかける蒼真。

そんな彼とは対象的に無表情で淡々と応答する霞、端から見て何やってんだかとツッコミを入れられそうな雰囲気である。

 

森羅「何やってんだよお前ら」

 

っとそこへ森羅が間髪入れずにツッコミを入れる。森羅の声に蒼真は作業中ではあるが、退屈そうな顔を浮かべて見せる。

 

蒼真「え~だってさぁ、インストール中はもう何もすることないじゃんかー」

 

森羅「だからって、おめぇのウザすぎな笑顔で話フラれる社が不憫だわ」

 

蒼真の能天気な言い草に辟易し、ため息までも溢す森羅。

そんなやり取りの中、睦城が二人に声をかける。

 

睦城「二人ともちゃんとやってください。サボらずに」

 

森羅「はぁ?!俺は今回ちゃんとやってんだろ!」

 

蒼真「えー、俺だって無実…」

 

睦城「託未から殺意のプレッシャーをぶつけられますよ」

 

森羅•蒼真「「…しっかりやりまーす」」

 

などと戯れが行われている。一方で託未と宗陰は今後のことを話していた。

 

宗陰「新型のOS…あれを帝国にも提供するんだろ?」

 

託未「ああ。その為にもハロたちにはその量産作業もやってもらわないとな」

 

宗陰「ハロたち酷使しているよな?俺たち」

 

託未「まぁな。だが宇宙にいるアプロディアやイノベイドたちに態々やらす必要はない、向こうにもやってもらわないといけない事がある」

 

宇宙にいる彼らにやってもらわないといけない事…それは来るべき横浜ハイブ攻略の為のフォトンリング•リング•レイの改良や今後の帝国におけるモビルスーツ開発における準備も備えている最中である。

そして最後に現在も調査中のソレスタル•ビーイング号のワープ装置復旧作業も行われ続けている。

 

宗陰「確かにな。そういえば神宮寺軍曹は強化装備に着替え中か?」

 

託未「ああ。もう来るころだろ」

 

 

っと話していた矢先、その本人がやったきた。

 

 

まりも「お、お待たせしました」

 

託未「ああ、来たか………は?」

 

宗陰「こいつは………」

 

二人がまりもの姿に呆気に取られ、気づいた蒼真たちも何事かと彼女の方を見ると各々反応が様々となった。

 

蒼真「わーお」

 

森羅「なんだ、それ」

 

睦城「これはなんとも」

 

 

五人がそんな反応見せたことには理由がある。それはまりもが今纏っている強化装備なのだが、その強化装備の胸から腹部にかけての特殊保護被膜の色が完全な肌色で、遠目で見るとその部分だけ裸ではと疑うレベルで誤認してしまう。

ベテランの衛士であれば、前線における部隊の男女混成と施設共有を前提とした羞恥心の鈍化など経験していれば、自然となる。

まりもまた訓練教官を務める前は激戦を生き残った熟練の衛士のはずなのだが…何故か彼女、恥ずかしそうに胸を手で隠すように押さえて、チラチラと託未に視線を向ける。

 

 

託未「なんだ、軍曹」

 

まりも「いえ!なんでも!」

 

宗陰「にしても、その強化装備…端から見ると、胸から腹にかけて裸に見えるぞ」

 

まりも「こ、これは本来、訓練兵用の強化装備で…!これを着るのなんて、久しぶりで!…うぅっ///」

 

などと口にするまりも。そう、彼女が身に纏っている強化装備は本来訓練生が使用する物であり、肌色もまた羞恥心を欠如させるのが目的のためにあるのだ。

最前線では男女混合がよくあるので、シャワーなど共有施設を利用のさいにもそれも当たり前。

なので訓練始めたてにその羞恥心を無くすという目的もあり、強化装備の特殊被膜の色は肌色なのだ。

しかしベテランのはずのまりも、どうしてか託未の前で羞恥心を露にしている。

 

託未「…因みに、それを作ったのはどのハロだ?」

 

託未の問いにまりもは恥じらいを交えつつも答える。

 

まりも「く、黒ハロちゃん、です……」

 

託未「……あの、ポンコツが」

 

宗陰「まぁでも、男からしたら眼福だろうこれは」

 

託未「あ?」

 

まりも「な、なんですか!?」

 

淡々とした口調の宗陰の言葉に、託未は徐にまりもに眼を向ける。彼の視線を受けると彼女は頬を赤く染め、動揺してしまう。

普段強化装備を着なれているまりもは、周囲の…それも男の視線というモノには気づいていた。

彼らが強化装備を纏う時の自分に対して、どのような眼で見てくるのかと。

だが衛士を志すと決めた彼女にしてみればそのようなモノ、対してどうでもいいと思っていた。

だが目の前にいる男に対しては何故か見られると恥じらってしまう。

 

託未「なんでもない。それよりも軍曹、用意はいいか?」

 

まりも「え?あ…はい(え?なにも言ってこないの?)」

 

自分の強化装備姿に興奮や興味など芽生えないのか?意識して貰えないのか?っと、なぜかそう考えてしまうまりも。

そんな彼女を余所に託未は睦城に声をかける。

 

託未「おい睦城!準備は?」

 

睦城「こちらインストールはもう終わりました」

 

託未「わかった。では軍曹、乗ってくれ」

 

まりも「分かりました…(少しは何か言ってくれたって…)」

 

彼女が心内でぼやく中、睦城が彼女に待ったと呼び止める。

 

睦城「あー神宮寺軍曹。こちらのヘルメットを被って戦術機に乗ってください」

 

っと彼から差し出されたのは、ヘルメットで見た目ソレスタル·ビーイングのパイロット用のノーマルスーツに使われるヘルメットに酷似している。

 

まりも「ヘルメット?何故これを?」

 

睦城「今回の新型OSにはそのヘルメットが必要なんです」

 

まりも「分かりました」

 

 

彼女は睦城に言われるがまま、ヘルメットを被る。

内心強化装備のヘッドギアと干渉して上手く被れないのではと懸念していたが、しかしそれがすんなりとフィットして被れた。

そして撃震の管制ユニット内部に入る。着座した彼女の視界に網膜投影のモニターが写し出される。

そこへ託未の顔が写し出された。

 

託未『いけるな?』

 

まりも「はい、いけます」

 

託未『気張らなくていい。ただ単に指示された動作をしてくれればそれでいい』

 

まりも「分かりました」

 

彼女が乗る撃震を固定するガントリーロックが解除、機体はゆっくりと移動を開始する。

 

託未『カタパルトハッチまで移動してくれ』

 

まりも「了解」

 

その移動最中、まりもは新型OSの片鱗を感じとる。

 

まりも「以前の時と比べて、動きがやけにスムーズになってる……?」

 

以前動かした時には自分が知る撃震の動きは重く、挙動も不知火に比べて鈍い。

しかし今回新たなOSをインストールしたばかりの撃震は、その動きの一つ一つが遅くなくすんなりと機敏に反応してくれる。

そしてカタパルトハッチの前に立ち、彼女に託未が呼び掛ける。

 

託未『ハッチを開ける。外に出たら新たに指示を出す』

 

まりも「了解!」

 

 

ハッチが開けられ、撃震は跳躍ユニットを噴射。

外に出た撃震は地面に着地する。ディーヴァから出てきた撃震の姿に何事かと、基地内の職員たちは見ている。

一方、白陵基地司令部から夕呼がラダビノッド司令と共に、新型OSを搭載した撃震を見つめている。

 

ラダビノッド司令「楽しみだな、博士」

 

夕呼「えぇ(見せて貰うわよ?新月託未)」

 

託未『ではまず、走ってくれ』

 

まりも「はい!」

 

託未からの指示により撃震は走り出した。その走る姿は以前の撃震の鈍重な動きではなく、それは洗練され、且つ機敏なまでその姿に誰もが眼を疑う。

 

「おい!なんだよ!あれ!?」

 

「撃震とは思えないぐらいに、あんなに走るなんて!?」

 

「どうなってやがるんだ!?」

 

様々な声が飛び交う中、託未は新たな指示を下す。

 

託未『走りながら方向転換してみろ』

 

まりも「はい!」

 

片足を軸にして反転し、別方向へと走る。

従来の戦術機ではあり得ない動きに司令部から見ているラダビノッド司令や司令部内のオペレーターやその他職員らは、仰天の表情を浮かべている。

 

ラダビノッド司令「これは……なんと」

 

夕呼「……」

 

一方、夕呼は無言で眼を大きく開いたままモニターに映る撃震を見ている。

戦術機のOSを変えただけで、ここまで変わるものなのかと驚愕し言葉が見つからなかったが、だがこれで彼女は確信した。

 

夕呼「(やはり彼らの協力は必要不可欠…どうあっても協力してもらわないと…!)」

 

そう彼女が見つめる中、撃震の管制ユニット内では操縦しているまりもは、新OSの性能に驚嘆していた。

 

まりも「すごい…」

 

託未『もういい。戻ってくれ』

 

まりも「は、はい!」

 

託未の呼び掛けに撃震はディーヴァに戻っていく。

見事な良き見せ物だったのか、基地職員や衛士らは興奮が止まなかった。

 

夕呼「司令、私は彼らの戦艦に行ってきます」

 

ラダビノッド司令「わかった。新月くんには、素晴らしいものだったと伝えてくれ」

 

夕呼「はい」

 

 

________________________________________________________

 

 

その後、ディーヴァに戻ったまりもは基地職員たちと同じく興奮ぎみな反応で託未たちに称賛した。

対して彼らは自分たちがやったことなど、どうとも思ってないのか淡々としていた。

まりもとしては戦術機の挙動の変化をこんなにも変えられる彼らの能力には驚くばかりである。

その時、託未の携帯端末機の着信音が鳴る。

 

託未「…もしもし」

 

夕呼『今そっちに向かってるわ。入れてちょうだい』

 

託未「わかった」

 

まりも「新月さん…」

 

託未「…香月がここに来る」

 

まりも「え?」

 

 

 

 

 

 

 

ディーヴァに招き入れた夕呼は無言で託未に近寄り……

 

夕呼「もぉう最高よ!!アンタたち!!」

 

託未「なに...んぐ!!!」

 

宗陰•睦城•森羅•蒼真「「「「わぉお」」」」

 

まりも「ちょ!?」

 

霞「……///」

 

突如彼女は託未の胸ぐらを掴んで引き寄せ、有無を言わさず託未にキスをする。余りのことに託未は反応出来ずただ呆然とされるがままとなってる。

宗陰たち四人は他人事みたく呆気になり、その光景を霞は頬を赤く、まりもは余りのことに驚き、咄嗟に二人の間に割って入った。

 

まりも「なにしてるのよ!!夕呼!!」

 

夕呼「あら、まりも。てかアンタ、なにその強化装備…」

 

まりも「う、うるさいわね!こ、これには事情があるのよ!」

 

夕呼「ふぅーん…」

 

ニヤニヤしながらも夕呼は託未に視線を向ける。

彼女の視線にさっきのキスも相まって苛立ちを隠せない。

 

託未「なんだおい」

 

夕呼「そういう趣味?フフッ」

 

託未「……殴るぞ」

 

夕呼「冗談よ、本気にしないでよまったく~」

 

まりも「夕呼!!!」

 

夕呼「はいはい…話変わるけど、新OS、素晴らしかったわ」

 

先ほどのからかい好きな顔から一変して、科学者としての真剣なモノになっている。

 

託未「頼まれたから仕事しただけだ」

 

夕呼「そう…どう?この際、悠陽殿下から私に鞍替えしない?フフッ」

 

っと胸を強調するようにセクシーアピールを託未にしてみせる。

まりもはまた怒り、夕呼を諌め止めさせようとする。

 

まりも「ゆぅ~こぉ~!」

 

夕呼「ん?もしかして…まりも、新月みたいな男が好みだった?」

 

まりも「な、何言ってるのよ///!!」

 

託未「……くだらん」

 

などとやり取りを興味なさげに無愛想に口にする託未。

 

夕呼「所でまりも、ヘルメットなんかしてどうしたのよ?」

 

まりも「これは、被れって言われて…」

 

託未「それには仕掛けがある。今回の新型OSと必須なモノだ」

 

夕呼「必須?」

 

託未「そのヘルメットには、脳波や神経伝達情報を読み取る機能が備わっている。

間接的に思考制御による操縦が可能だ」

 

夕呼「そんな仕掛けが…」

 

語られる内容に感嘆の声を漏らす。そこへ睦城が更に捕捉する。

 

睦城「いずれ自己学習機体制御システムも作り、より一層機体の性能を上げるよう精度をあげますよ」

 

宗陰「その為には新型の強化装備も作らないとだがな」

 

夕呼「それも可能なの?」

 

託未「可能だ」

 

 

夕呼「……」

 

まりも「すごい…」

 

彼らにはどれだけの引き出しがあるのか計りしれない。

だがその中でまりもは託未に対して…

 

まりも「(新月さん….貴方は一体何者なんですか?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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