Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE   作:武者ジバニャン

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この作品は台本形式で進行します。台本形式が嫌いな人はブラウザバックを推奨します。
原作準拠の方にはこの作品はオススメ出来きません。

それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
オリジナル設定要素も含みます。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。





イメージOP1「閉ざされた世界/劇場版機動戦士ガンダム00」

イメージED1「signs ~朔月一夜~/マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス」


第四十九章 部隊設立

悠陽たちがいる上座の間は静寂に包まれていた。彼女らが見つめる先には、先ほどまで託未たち五人が座っていた場所がある。

皆真剣な顔でいる、それは先ほど居た託未の発言が未だに悠陽たちの頭の中に残っているからである。

 

元少年兵……それは彼女らにとって衝撃的だった。その前の身体に機械を入れているということも衝撃だったが、それと同じく驚くべきことだった。

この世界でも若い兵士など居る、30年もBETAとの戦いで多くの兵が命を落としおり、人類の存亡の為に各国で徴兵は何処も行われている。

徴兵制度も行われている。日本も1980年から徴兵制度を執行していて、1994年にBETAがインド亜大陸占領した後に、日本は帝国議会で徴兵対象年齢の引き下げを柱とした法案を可決後方任務に限定した学徒志願兵の動員を開始した。

1995年には18歳以上の未婚女性を徴兵対象とする修正法案可決し、翌年の1996年には帝国議会が男性徴兵対象年齢の更なる引下げを含む修正法案可決し事実上の学徒全面動員へ至るほどに形振り構っていられる状態ではなくなる。

 

そのせいで若者が未来に向かって輝くべき命を、戦場で散らし死んでいっている。

 

だが託未たちは相手が同じ人間相手に、当時子供の身で戦場に送られたのかと思うと胸が痛む。

 

悠陽「……」

 

紅蓮「……少年兵、か」

 

恭子「……託未」

 

悠陽や恭子の顔に暗い影が落ちる。紅蓮は腕を組な考えこみながら口走る。

 

紅蓮「…通りで、あやつは…新月たちの目がああなのだな」

 

家政「ああとは?醒三郎よ」

 

一人納得している紅蓮、その彼に何を分かったのか家政が問いかける。

 

紅蓮「以前あやつらと出会った時だ、あの五人の目……初めて見たあやつらの目が、行き場のない殺気が籠っておった。

幼き頃より修羅なる場にいれば、ああもなろうなぁ」

 

家政「そうであろうな」

 

そう語り合う二人ではあったが、しかし悠陽や恭子、真耶、燐火の女性陣はそんな気にはなれないぐらいに真剣に考えこんでいる。

一方の崇継はと言うと、一人眼を伏せて笑みを浮かべている。

 

恭子「……何をそんなに可笑しいの?崇継」

 

とうとう崇継のその態度に苛立ちが募ったのか、恭子が険しい剣幕で彼を睨む。

それに続くように真耶と燐火も彼を睨む、しかし当の本人は飄々としている。

 

崇継「いやなに、彼らのことが少なからず知れて僥倖と思っただけさ」

 

恭子「僥倖ですって?貴方何とも思わないの?!」

 

思わず怒鳴る恭子。彼女からしたら崇継の態度は先ほど託未たちから聞かされたにも関わらず、笑っている崇継の姿勢には我慢ならなかった。

託未たちの境遇は決して他者が笑って良いものでも、軽々しく扱って良いものでもないというのに、彼女の目の前にいる男は悠然と姿勢を崩していない。

 

崇継「恭子、この日本でも若者が戦場に送られている。

彼らだけが特別ではない」

 

恭子「彼らの話を聞いてよく言うわね」

 

 

 

 

 

 

 

[回想]

 

 

悠陽「それは、まことなのですか……?皆様は…」

 

怖々と問いかける悠陽、その彼女に託未は冷淡にそれを答え……

 

託未「はい、自分たちは少年兵でした。それぞれ実戦投入された歳は疎らですが…」

 

悠陽「そんな……」

 

事実であることに悠陽は信じがたい顔で両手で口を覆う。

恭子も動揺しながらも質問をなげかける。

 

恭子「モビルスーツにも、乗ってたりしてたの……?」

 

託未「ああ。子どもがモビルスーツに乗ってるなんて、俺たちの世界じゃあり得ないことじゃない」

 

子供が戦場や戦いを行う、そんなケース幾つもある。

C.E.73年、ブレイク・ザ・ワールド事件において南米フォルタレザに現れたテロ組織所属機のジンが、無差別破壊テロを実行して避難民が右往左往していた市街地は忽ち大パニックに陥る。

当時災害出動中だった国軍と連合軍が迎撃、行動不能となったところへ戦闘ヘリによりトドメとして焼夷弾が大量に投下され沈黙した。

連合軍がハッチをこじ開けてコックピット内を確認したところ、パイロットとして搭乗していたのは年端も行かない3人の子供であった言う衝撃的なことだった。

 

西暦世界ではソレスタルビーイングの刹那・F・セイエイも、洗脳され神への信仰のためと信じて両親を殺害し反政府ゲリラ組織「KPSA」の少年兵となった経緯を持つ。

 

こうした事がガンダム世界では多々存在していた。だがこれを聞いた彼女らはとても理解し難いものであった。

 

恭子「どうして!?どうしてそれを拒絶しなかったの!?どうして誰かに……!」

 

託未「誰かに助けを求めなかったの、か…?」

 

恭子「っ!」

 

恭子はビクッと身体が反応する。託未の自分に向ける眼がとても冷たく、見下すように見つめてくる。

 

託未「誰に助けを求めても無駄だ。俺たちの周りにはろくな奴は居なかった、俺たちが壊れる様を見て悦び嗤う奴は居ても、悲しんで進んで手を差しのべるようなそんな慈悲深い奴は居なかった…それこそお前のようなおめでたいお優しい奴なんて居やしない」

 

恭子「……そんな」

 

愕然とするほかなかった。それ故に彼ら五人はそれほどに人間らしい人生なんて送れたことなんてないのだと頭で理解した。

だがしかし、それでも納得は出来なかった恭子は尚も食い下がろうとした。

 

恭子「でも…!」

 

家政「待て」

 

それを諌めるべく家政が待ったをかけた。

 

恭子「斉御司卿!!なぜ!?」

 

家政「この場はこの者らを斯衛に受け入れるか否かを話し合う場ぞ、履き違えるでない」

 

家政の言葉に本題を忘れてしまったと申し訳なさそうにする恭子。

そして家政は悠陽に向かって…

 

家政「殿下、儂はこの者らを受け入れることを賛成いたします」

 

紅蓮「ほう」

 

崇継「フフ」

 

燐火「……」

 

真耶「なんと…!?」

 

恭子「っ!?」

 

悠陽「斉御司卿、如何なる存念で?」

 

家政「は!」

 

悠陽たちは家政の真意を知るべく彼に視線をぶつける。

そして彼は語り始めた、彼らの過去は確かに重い…だがその頃から戦いを繰り返し生き残ってきた。

その経験を今後の衛士たちにとって貴重な知識に繋がると確信している。

帝国にて兵器転換の切っ掛けをもたらしたのは、間違いなく彼らであり、その期待の証たるモビルスーツは今後の帝国に無くてはならないと告げる。

 

それに……

 

 

家政「今後、もしBETAによって歪んだこの乱世、終息した際にも彼らの存在は貴重です」

 

悠陽「それは……」

 

その意味何を指すのか、悠陽の顔が不安で歪むが、託未が……

 

託未「斉御司様」

 

家政「なんだ、新月よ」

 

託未「それはつまり……"戦後の戦争"を予見していると言うことですね?」

 

家政「然り」

 

恭子「戦後の……」

 

真耶「戦争……だと」

 

崇継「フフフ」

 

戦後の戦争……まるでBETA大戦の後に、更なる戦火が待っているものだと示唆する言葉である。

だが今度は飄々と笑う崇継が……

 

崇継「BETA所有の資源……それを廻っての戦争がきっと待っている、家政様はそう申しているのさ」

 

笑いながらも崇継はあり得る未来を口にする。BETA所有の資源……G元素、これらは未だ完全に解明はされていない未知の存在。

しかし各国の首脳陣は欲しがっている、独占すればどんな恩恵が待っているかも期待しているのだ。

 

家政「崇継の言い様はあれだが、しかしお主たちにはその時にも力を貸してもらいたい」

 

真耶「っ!?彼らを人類同士による戦争の先陣に立たすおつもりですか!!!」

 

真耶が怒鳴るように声を挙げたが、家政は冷静に受け答える。

 

家政「京都での核弾道発射しようと件、一方的な安保条約破棄、そして横浜での事前通告なしのG弾発射、そして対人戦用の戦術機……最早アメリカはBETAとの戦争よりも、人類同士による戦に準備しておる証だ。

それに対してもいずれ備えねば………」

 

紅蓮「家政殿!!」

 

紅蓮が声を荒げながらに張り上げた。

 

紅蓮「殿下の御前でござる、過ぎた言はお止めなされよ」

 

家政「……申し訳ありませぬ、殿下」

 

悠陽「いえ……」

 

紅蓮に諭された家政は出過ぎたとばかりに謝罪する。

 

悠陽「いえ、では……ここにいる皆様、お答えを」

 

燐火「私は、構いません。自分なりに彼らを間近で見定めたい」

 

崇継「私も一向に構いません、寧ろ願ってもない」

 

崇継と燐火は賛成と答え………

 

家政「儂は先ほど申しもうした」

 

家政も当然賛成……

 

紅蓮「……」

 

その中で紅蓮は険しい顔で託未を見つめる。

 

悠陽「紅蓮」

 

紅蓮「新月よ」

 

託未「は」

 

紅蓮「今も尚、己の為か?」

 

託未「は。今も変わりはしません」

 

無表情でそう返す託未、そんな彼を紅蓮は暫し睨んだ後に豪快に笑った。

 

紅蓮「がはは!ならばその頑固が何処まで続く見物よの!」

 

これにより五人の斯衛入りが確定した。その後五摂家の者たちと幾つかの決め事を作り、帰ろうとした。

その彼らが帰り際、恭子と悠陽が……

 

 

悠陽「託未様……どうか、私たちとこれからも良しなに」

 

託未「お任せを。我ら殿下の為に存在しております」

 

五人は揃うように頭を下げる。悠陽は安心するように笑みを浮かべて……

 

悠陽「そなたたちに、感謝を……」

 

そして恭子が……

 

恭子「託未、機会があれば……唯依に会ってあげて」

 

託未「分かった」

 

恭子「あと、私は…貴方にこの世界で知ってほしいの」

 

託未「……なにを」

 

恭子「人の暖かさを……」

 

託未「……そうかい」

 

 

そう言い残し、五人は帝都城から立ち去るのだった。

 

 

 

 

 

 

[回想終了]

 

崇継「彼らだけが特別じゃない。この世界でも若い兵士は幾らでもいる」

 

恭子「だとしても、彼らを利用するような...」

 

恭子としては彼ら五人を戦い矢面に立たせるようなやり口は嫌いで、家政や崇継の言は何よりも聞くに耐えないぐらいだった。

しかし崇継はそんな恭子に現実というものを口にする。

 

崇継「だが現実、我々は彼らに頼らないとBETAからの魔手から生き残ることはできない」

 

恭子「なら彼らを利用し続けるというの!!そんなあんまりだわ!!」

 

崇継の言葉に耐えかねた恭子は声を荒げ、彼に食ってかかる。しかし崇継はそれすら何とも思わぬと冷徹な顔で、彼女に手を翳して落ち着けと諭しながらに言う。

 

崇継「恭子、彼らはいままで“そういう扱い”を受けたことがある。彼らは自分たちの利の為にならば、利用されることで自分たちの益をもたらされることを知っているのさ」

 

託未たちはそれを知っている。何かを成し遂げるならば、まず自分たちの能力を利に繋げるために道具とすることを。

何よりも彼らは人類同士での戦闘にこの世界の誰よりも長けており、その戦闘技術を今後の帝国に於いて必要である。

戦後の戦争……BETAとの戦争が終われば、今度は再び人間同士での争いが戻ってくる、その先陣には必ず彼らとガンダムは無くてはならない。

そして崇継から思わぬ発言が飛ぶ。

 

崇継「家政殿は城内省の連中とで、ガンダムを日本帝国の象徴機体と考えているのさ……でしょ?家政殿」

 

真耶「なんと!?」

 

恭子「えぇ!?」

 

燐火「まことなのですか?」

 

悠陽「斉御司卿、お教えください」

 

口々に彼女らはことの真意を問いかける。紅蓮も口にはしないが友である家政に視線を向けて答えが出るのを待っている。

皆からの問いかけに、眼を伏せて眉間に皺を寄せる彼は静かに語る。

 

家政「城内省では、ガンダムとそれを操る新月たちにかなり好意的に興味を抱いておる」

 

悠陽「アメリカとの関係を無くし、独立を図る御見積りですか?」

 

問いを口にする悠陽の眼が鋭くなった。彼らを戦争だけでなく政争でも利用する気なのかと思うと苛立ちが募る。

家政としては彼らが斯衛の、それも政威大将軍の直属として就けば国務全権代行という立場でありながらも、国政に携わることも許されず、ただのお飾りとして存在している悠陽の立場を確固たるものにもできる。

そして日本独立が叶えば最早、アメリカに対して何も気兼ねする事もなくなる。

これは崇継も同じく考えていた。

 

恭子「……だからお許しになったのですか?」

 

恭子の表情が怒りに変わっている。城内省は、斯衛は、彼らを完全に道具にしようとしている…自分たちにとって利に繋がる存在として。

同じく斯衛としてそして五摂家の者として、このような行為に憤りを隠すことは出来なかった。

そんな彼女の怒りに同調しているのか、真耶も同じ顔で家政と崇継を睨んでいる。

 

そんな彼女らに紅蓮が……

 

紅蓮「しかし、最早あやつら五人の斯衛入りはなった。

さすれば後は、見守るしかなかろう」

 

燐火「紅蓮殿はそれでよいと?」

 

紅蓮「儂は、見てみたいのだ。あの五人の行く末を……」

 

悠陽「紅蓮…」

 

紅蓮は悠陽に向き直り、頭を下げる。

 

紅蓮「殿下!儂はあの者らの行き着く先を見届けやりたいと思うております!どうか!何卒!」

 

悠陽「分かっております、私も……あの方たちを信じております」

 

紅蓮「はは!」

 

そう応答する紅蓮の顔は晴れ晴れと笑みを浮かべている。

これからあの五人が斯衛で何をやらかしてくれるのか、それが楽しみと言わんばかりである。

 

そして数日の時が流れ……紅蓮と悠陽の計らいのお陰で託未たち五人は征夷大将軍である煌武院 悠陽直属の部下となり、彼らには斯衛の赤服を支給する...筈だったのだが、彼らはこれを断り代わりに斯衛の軍服のデザイン設計図を模写させて欲しいと頼み、悠陽はこれを否とせず了承した。

 

軍服の設計図を模写した彼らは、直ぐにディーヴァに戻り"彼らだけの斯衛軍服"を作成し、次の日に悠陽たちの部隊設立記念の宴が執り行なわれた。

その式典の会場内に帝国軍から巌谷中佐が招かれ、裕唯と共にシャンパンを片手に立っている。

 

巌谷「ようやくって感じだな」

 

裕唯「ああ。だが彼らが大変なのはこれからさ」

 

巌谷「だな……そう言えば、唯依ちゃんも来てるのだろ?」

 

裕唯「ああ。山城家のご令嬢と共に恭子様と一緒に居られるよ」

 

裕唯が指差す方に唯依と上総が神妙な顔で恭子と一緒にいた。

 

巌谷「……まだ、切り替えるって訳にはいかんか」

 

裕唯「ああ。……何せ恭子様から彼らの話を聞けばな」

 

二人が話し合う中、唯依は手にしているシャンパンのグラスを見つめながら浮かない様子である。

それは託未たちと五摂家の対談が終わった後だった、恭子に呼び出された唯依は上総と共に、託未たちの過去の一部を聞かされた。

 

 

 

[回想]

 

唯依「託未さんたちが……」

 

上総「元少年兵……!?」

 

二人は余りのことに衝撃的すぎて眼の焦点が定まらない。彼らは子供の頃から人殺しをしていたという事実に信じられないと叫ぶが、恭子はそれを悲しげに哀れむように本人たちがそう教えてくれたと事実であることを告げる。

唯依と上総は「そんな……」と愕然とするが、恭子は……

 

恭子「託未たちは知らないで生きてきたと思うの、人の本当の暖かさを、その温もりを……」

 

唯依「恭子様……」

 

恭子は唯依の肩に手を乗せて諭す。

 

恭子「見守っていきましょ、彼らを……託未を」

 

唯依「……」

 

 

[回想終了]

 

 

 

 

彼女がその時のことを思い出していた時であった、会場内の人々がざわめきだしたのだ。

すると彼ら五人はその新たな斯衛服を纏って登場した。

 

 

悠陽「まぁ...」

 

紅蓮「おぉう!」

 

家政「中々に良いな」

 

巌谷「ほほう?」

 

裕唯「いい出で立ちだ!」

 

恭子「へぇ?良いわね」

 

燐火「しかし色がどうも私は好かん」

 

真耶「ですが、彼ららしいのかもしれません」

 

上総「素敵、です……宗陰さん」

 

鞠子「あの方々が、ガンダムの衛士である……」

 

唯依「託未さん……」

 

彼らが見つめる先に居る五人の格好とは....形は斯衛軍の軍服なのだが、色が青・赤・黄のトリコロールカラーである。

そう、その色はまるでジオン残党狩り部隊「ティターンズ」のそれと同じ色であった。

 

その彼ら五人は悠陽の前で足を止め、跪き、こう述べた。

 

五人「「「「「我ら、今より政威大将軍殿下の刃となりましょう」」」」」

 

 

悠陽「はい、どうか良しなに...」

 

これにより...日本帝国斯衛軍征夷大将軍直属第13機甲独立戦隊「ティターンズ」が設立された。

部隊が設立された為、託未たち五人に階級が支給され、霧夜蒼真、憑神森羅は少佐の位を、司奥睦城と桐生宗陰には中佐の位を、そして彼ら四人を取りまとめティターンズの指揮官となった新月託未には大佐の位が与えられた。

 

その後、帝国技術廠の巌谷榮二と帝国斯衛軍技術局の篁祐唯と共にモビルスーツの開発の為の研究・開発の為に尽力する事となった。

そして少しづつ帝国に提供され始めた105ダガーの操縦訓練をする帝国衛士たちに教練や、整備員たちにその整備技術などの教えなど行っている。

こうして彼らの帝国内での仕事に明け暮れ、月日は流れ西暦2001年10月に差し掛かったある日........。

 

 

 

《帝都仙台•ティターンズ駐屯基地》

 

森羅「だぁー、サボりてぇー」

 

宗陰「サボるな、バカ」

 

彼ら、ティターンズの為に宛がわれた基地に森羅の声が木霊し、宗陰の注意する声が木霊する。

彼らはこれまで帝国に各基地に配備されたモビルスーツ105ダガーの操縦教練や整備教練など、多忙の連続である。

この世界の日本に配備された105ダガーには、託未たちが開発した新型OSが搭載され、腰後部に戦術機の兵装である跳躍ユニットが装備されている。

但しこの跳躍ユニットは従来のモノよりも小型になって、モビルスーツ用として出力も原型よりも高くなりティターンズによって開発された。

これは彼らがこの世界の高機動戦闘に合わせて考えたモノである。

次にOPパーツも開発、インスタント・エネルギータンクIIIを開発・量産することでモビルスーツのEN回復策として着手したのである。

更にティターンズは基地内部に極秘の製造工場を建設、そこからモビルスーツ用の武装を開発。

格闘兵装にビームサーベルは勿論、射撃武装にティターンズが開発したのがビームサブマシンガン。

更に要塞級のような巨体、戦車級みたく数で殺到してくる相手を火力で葬る為に低反動300mmキャノンというのが作られた。

弾倉はカートリッジ式で戦局に合わせて、一撃で要塞級を葬る爆発力と火力が高い弾と物量で殺到してくる戦車級や要撃級などを一蹴する炸裂散弾型が用意されている。

そして105ダガーにはバックパックにストライカーパック用プラグを持っているので、戦局に応じてのストライカーパックも用意された。

大型の実弾砲塔を2門備えた対艦攻撃用のストライカーパックのドッペルホルン連装無反動砲。

大気圏内用の空戦型ストライカーパックであるジェットストライカー。

現在ティターンズの工場にて生産され、帝国内の基地に配備されている。

多忙の身の彼ら、そんな森羅と宗陰のやり取りを見て笑っていた蒼真が思い出したかのように話しだした。

 

蒼真「あ!そう言えば、今日でしょ?……新人さん」

 

睦城「えぇ。今託未が連れてくる頃でしょ……お、噂すれば」

 

っと皆がいる部屋に託未が入ってきた。

 

託未「おいお前ら、喜べ。俺たちに部下が出来たぞ」

 

蒼真「わぁ!やったね!森羅!部下が出来たよ!」

 

森羅「おいやめろ殴るぞ」

 

宗陰「部屋の外にいるのか?」

 

託未「ああ。…よし、入れ」

 

託未の声を合図に、ティターンズカラーの斯衛服を身に纏う可憐な乙女たちが入ってきた。

 

恭子「本日よりティターンズに転属しました、崇宰恭子大尉であります!」

 

真耶「月詠真耶大尉です」

 

唯依「篁唯依中尉です!」

 

上総「山城上総中尉です!よろしくお願いいたしますわ!」

 

五摂家の恭子や、悠陽お付きの真耶、更に唯依と上総に……

 

鞠子「雨宮鞠子中尉です!篁中尉、山城中尉と同じ部隊から来ました!よろしくお願いいたします」

 

唯依と上総と同じ部隊から鞠子もティターンズにやってきた。

 

宗陰「これで全員か」

 

託未「……ああ、斯衛からはな」

 

睦城「意味深ですねぇ?」

 

託未「最後の一人は……」

 

宗陰「ん?………っ!?」

 

最後の一人が入って来たのを見て宗陰は驚愕するが、相手は凛々しく敬礼をし……

 

 

咲代子「帝国本土防衛軍帝都防衛第1師団・第1機甲連隊より転属しました、駒木咲代子中尉です!よろしくお願いします!」

 

 

宗陰「なん…だと?」

 

驚く宗陰、これからこの面子でティターンズとして行動することとなる。

 

 

 

 

 

 




今回はここまで。今後も無理ありげなご都合展開がありますが、よろしくお願いいたします。
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