Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE   作:武者ジバニャン

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この作品は台本形式で進行します。台本形式が嫌いな人はブラウザバックを推奨します。
原作準拠の方にはこの作品はオススメ出来きません。

それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
オリジナル設定要素も含みます。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。





イメージOP2「ash like snow/機動戦士ガンダム00」

イメージED2「life goes on/機動戦士ガンダムSEEDDestiny」


第五十一章 月の名を持つ男と女

基地の演習場にて、二機の105ダガー….もとい、日本帝国正式配備モビルスーツ•105式叢雲が互いに向かい合って今か今かと合図を待っていた。

 

それを管制室から見ているのは、宗陰、蒼真、森羅、睦城、恭子、唯依、上総、鞠子、咲代子の10人。

 

宗陰「…全くなんでこんなことになるんだ?」

 

咲代子「仕方ないですよ、もうこれは……」

 

などとぼやく様に宗陰が口を開くと、隣に居る咲代子が苦笑いで彼に同意する形で話す。

だがそれに反対の意見を口にしたのは、上総である。

 

上総「いえ!これは月詠大尉に対して、売り言葉に買い言葉をした新月大佐が悪いですわ!」

 

鞠子「まぁまぁ、見届けましょうよ」

 

睦城「とか言いながら、雨宮中尉楽しそうな顔してますよ」

 

上総を宥めながらにこの一戦を楽しみにしている鞠子、その鞠子を見逃さずツッコミを入れる睦城もまた楽しそうである。

 

森羅「てかまだ始めねぇのか?」

 

蒼真「間もなくでないかな?」

 

この二人なんかポップコーンを片手に最早鑑賞気分でいる。

 

唯依「恭子様、ど、どうしましょう……これは」

 

恭子「うーん……まぁもうあとは成るようになるしかないわね、これは」

 

唯依「えぇ……」

 

唯依に問いかけられ人差し指を口に当てながら考えるも、清々しいくらいの笑顔でもう他人事で傍観しようと決め込む。

唯依は余りの答えに引攣った顔を浮かべてしまうが、彼女に抱っこさらてる託未のサポートロボである黒ハロが上部左右の二枚のカバーを羽みたくパタパタと動かしながら間もなく開始する旨を皆に伝える。

 

黒ハロ「ハロ マモナク ハジメル ハジメル ソナエロ アホドモ」

 

恭子「それにしても、このハロ、他のハロたちに比べて口調が悪いわね……やっぱり持ち主に似るのかしら」

 

唯依「…ど、どうなんでしょ……」

 

黒ハロを見ながらぼやきながら、人差し指でつついた。

つつかれる黒ハロは唯依の胸の中で少しばかり暴れてしまう、そのせいで唯依の実った胸をポヨヨンと揺らしながら接触し続ける。

 

唯依「ちょ!く、黒ハロ!や、やめっ……ん///」

 

恭子「あらあら、おませちゃんなのねぇ」

 

森羅•蒼真「「(もうハロじゃなくてエロだ、あれは)」」

 

などと外野はこんなざわざわと騒ぐ中、二機の叢雲のコクピット内では専用の強化装備を纏う託未と、強化装備を纏う真耶は互いに沈黙のまま。

二人とも互いに映る相手の機体を見据えている。

 

託未「……」

 

真耶「………」

 

この二人が一体何故こんなことになったのか……それは昨日に遡る。

 

________________________________________________________

 

 

昨日...。託未は唯依と黒ハロと共に基地内通路を歩いている最中、シミュレータールームが稼働しているのを目撃する。

 

託未「ん?誰かシミュレータールームを使ってるのか?」

 

唯依「ちょっと待ってください!今確認します!」

 

彼女は以前に託未から貰った携帯端末機「ハロパッド」で基地内システムにアクセスし、誰がシミュレータールームを使ってるのか確認する。

このシミュレータールームやモビルスーツのコクピットシステムに、ハロパッドでアクセスすることで登録している者であれば直ぐに分かる。

すると直ぐに誰なのか分かった、表示されたのは真耶であった。

 

唯依「月詠大尉のようです」

 

託未「あいつか...使用時間は?」

 

唯依「既にもう、10時間超えてます」

 

託未「....インターバルは?」

 

唯依「...取ってないようです」

 

託未「何やってんだ、奴は」

 

託未は迷わずシミュレータールームに入ると、幾つかのシミュレーターポッドの内――起動し続けている台を発見する。

ポッドからは彼女の気合いが入った掛け声が外まで聞こえる。彼女の気合いある声が響く中、託未はポッド傍にある端末機をタップ。

彼女は一体何のシミュレーション戦闘をしているのか確認することに、するとその内容は...。

 

唯依「....え?これって....」

 

託未「....」

 

彼女がやっているシミュレーターによる内容は1対1による戦闘、しかも彼女の相手は....。

 

唯依「託未さんの、Hi-νガンダム...」

 

託未「....」

 

彼女は叢雲でHi-νガンダムと仮想戦闘をやっていたのだ。しかし彼女の10時間に及ぶシミュレーター内容は散々である、既に彼女の被撃墜数はもう優に100超えている。

 

 

真耶「っ!…ぐっ!このっ!!」

 

シミュレーター内部では真耶が操る叢雲がビームサブマシンガンでHi-νに向けて発砲。

これを眼ではもう追えぬ機動で躱しながら、彼女との距離を詰めてくる。

その時Hi-νのツインアイとモニター越しで眼が合うと、心臓の動悸が早く高鳴り、彼女に焦る気持ちを募らせる。

その時Hi-νが視界から消えてしまう。

 

真耶「っ!?どこだ!?」

 

見渡してもHi-νが見つからない、っと接近警報のアラームが鳴り響く。

 

真耶「上か!!」

 

頭上からビームサーベルで斬りかかってくるHi-νガンダム。彼女もビームサーベルを抜刀して応戦しようとするが、性能やサーベルの出力の違いが勝敗を分けたのか彼女の機体は、サーベルごとHi-νのビームサーベルによって真っ二つに切り裂かれた。

 

その戦闘での生存時間は最高で1分、他では最低で10秒となっていた。

 

唯依「インターバルも取らず、こんなに...」

 

託未「だがそろそろやめさせる...黒ハロ」

 

黒ハロ「ハロハロ リョウカイ リョウカイ」

 

いい加減に止めるべきと判断した託未は、黒ハロに指示する。主である託未からの指示に反応して黒ハロは眼の部分を点滅させると、真耶が使っているシミュレーターポッドが稼働停止となった。

 

真耶「なに!?」

 

いきなりシミュレーターポッドが停止したことに驚く真耶、そんな彼女にポッド傍の端末機から呼びかける。

 

託未「そろそろ出てこい」

 

真耶「っ!!?」

 

少ししてから甲00式強化装備姿の彼女がポッドから出てきた、その顔は不機嫌で彼を睨んでいた。

 

真耶「どういうつもりだ、何故邪魔をした」

 

託未「それはこっちの台詞だ。インターバルもせずここまで馬鹿をする奴がここに居るなんてな」

 

真耶「馬鹿だと?」

 

託未の棘のある辛辣な言葉に、ムッと眉間に皺を寄せて彼を睨むように鋭く視線をぶつける。託未としては彼女の身を一応案じてのつもりで言っているのだが、全く伝わってはいない。

寧ろ彼女の機嫌を損ねてしまっているが、しかし託未は気にせずに言葉を続ける。

 

託未「自分の限界も推し量れず、無意味なことをするのはバカがすることだ。休め」

 

真耶「無意味、だと?」

 

彼女は自分の行動をこうも辛辣に否定され、苛立ちを募ってしまう。一方の託未は冷淡な姿勢で傍にいる唯依が委縮してしまうほど圧を放っている。

真耶もその圧に冷や汗を流し、片足が後ろに下がりそうになったがそこは斯衛の誇りが許さんと気合いで如何にか押しとどめる。

 

真耶「……訂正しろ」

 

託未「する必要はない、俺は事実を言ってるだけだからな」

 

真耶「貴様……!」

 

一触即発、二人の視線の間に火花が散る。唯依はどうすべきかとたじたじになる。

たじろぐ彼女を放置し、尚も二人は睨み合う。すると……

 

 

託未「……いいだろ、なら俺と模擬戦してみるか?月詠」

 

真耶「なに?」

 

唯依「た、託未さん!?」

 

彼の申し出に唯依は驚く。彼と対する真耶はその言葉を聞いて先ほどの怒りの顔から一変、真顔に変わる。

 

真耶「……ならば、ガンダムでやってくれるのか?」

 

託未「いや、叢雲で相手をする」

 

真耶「なに?!貴様!どういつもりだ!」

 

真耶としては託未にはガンダムに乗って自分と勝負してほしいというのが本音である。

彼から見ても真耶の実力は斯衛でも指折りだというのが、彼女がティターンズに来てから見て分かる。

だが正直以前模擬戦をした斯衛大将•紅蓮と比べても下という印象を持つ。

 

託未「同じ条件で戦うのが良いと思っただけだ」

 

真耶「…ずいぶん上から見るじゃないか」

 

託未「お前がそう見えるならそれでいい。で?やるのか?やらないのか?」

 

真耶「……あとで後悔するなよ」

 

託未「よし、いいだろう。だが……」

 

真耶「ん?……な!?///」

 

唯依「む!」

 

突然託未は彼女の頭に手を乗せたのだ。思わぬことに真耶は驚きと動揺、そして顔が赤くなってしまった。

 

真耶「な!なななにをする!!///」

 

託未「まずは休め…勝負するのは明日だ、いいな?」

 

真耶「…………分かった、だが!忘れるなよ!」

 

託未「分かった」

 

っということで託未と真耶の模擬戦が決まったのだった。

因みに、彼女にこのような行動をとった託未に唯依はずっと不機嫌になり、黒ハロを抱き抱えてプンスカと怒って行ってしまったのだった。

その後、何故か託未は彼女の傍で機嫌取りをしなくてはならないという羽目となったらしい。

 

________________________________________________________

 

そして現在の時間に戻り、二人は互いに相手の機体を見つめる。

二人の叢雲はジェットストライカーを装備している。

そして……

 

黒ハロ「ハロ!ジャイブスキドウ カイシ カイシ」

 

真耶「参る!!」

 

黒ハロの号令を合図として最初に仕掛けたのは真耶であった。

彼女はビームサブマシンガンで先ず牽制を込めた発砲を行う。

託未はそれを少しの動きで回避し、自分もビームサブマシンガンで応戦する。

彼女はローリングで避けるが、先読みしたようにジェットストライカーの左翼部分を撃ち抜く。

 

真耶「ちっ!」

 

黒ハロ「ツクヨミキ ジェットストライカー サヨクブブン ハソン! シュツリョク30%テイカ」

 

真耶「まだやれる!」

 

空中でバランスを崩しながらもMk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッドを託未機に発射。

匍匐飛行で最大出力での全力噴射、それも地面すれすれでジグザグにミサイルを被弾することなく全て回避。

 

真耶「くっ!奴はガンダムではなく同じ叢雲で、同じ新型OSが搭載されてるのに!何故こうも!」

 

今度はMk1323 無誘導ロケット弾ポッドで追撃するが、なんと託未、ビームサーベルを抜刀したと思いきや迫るミサイルを全てまとめて切り裂いてみせた。

 

真耶「なんだと!?」

 

常人の衛士で不可能な神業とも言える操縦技術に相対する真耶は当然だが、管制室から見ていた唯依や恭子、上総や鞠子、咲代子も驚愕を隠せなかった。

 

唯依「凄い……」

 

恭子「飛んでくるミサイルを斬るなんて……」

 

上総「なんて神業……」

 

鞠子「流石は新月大佐、ですね」

 

咲代子「……」

 

中でも咲代子は驚きから直ぐに険しい顔で見つめていた。

 

咲代子「(これがティターンズ指揮官の実力……いや、ガンダムの衛士として実力、次元が違いすぎる)」

 

宗陰「……」

 

その彼女の隣にいる宗陰は無言のまま横目で、咲代子を見つめている。

 

などと外野が様々な反応見せる中、真耶は弱音を吐こうなどと言う気は一切なく彼女はビームサーベルでもって真っ向から迎え撃つ。

 

真耶「負けぬ!!」

 

託未「……」

 

二機の叢雲がビームサーベルを振るうと火花と共につばぜり合う。

つばぜり合いをやめ、距離をとってから託未の叢雲を再度斬りかかる。

狙いは左肩。肩からビームサーベルを持つ腕までを狙うようにターゲットに吸い込まれるように振るわれる切っ先。

しかし……それを託未は右腕に装備されたシールドを勢いよく投げる。

 

真耶「自ら盾を投げるだと!?」

 

投げられたシールドは、面白いように彼女の機体の左腕間接部分に突き刺さった。

刺さったシールドのせいで彼女の叢雲は左腕を動かすことが困難になった。

それを狙った託未の叢雲は一気に詰め寄り、情け容赦なくビームサーベルで叩き斬る。

両腕を切り落とされ、最後に彼女のモニターに映るのは自身に向かってサーベルを振り下ろす彼の叢雲。

 

 

________________________________________________________

 

真耶「……はぁ」

 

ジャイブスでの模擬戦が終わり、機体を基地内ハンガーに戻った真耶は甲00強化装備での姿でヘルメットを外し、ため息を吐き、ハンガーの隅にある椅子に座る。

圧倒的実力による敗北…相手はあのBETAにとって天敵であり、横浜では同じ人間相手でも容赦なく命を刈り取った人類から文字通り悪魔と恐怖させるには十分だった。

しかもその悪魔と呼ばれし男は、以前に斯衛の総大将である紅蓮にも勝ってる。

 

真耶「……こうまで体感すると、悔しさなんて馬鹿馬鹿しいな」

 

勝てる……なんて甘いことを易々と思いはしなかった、だが一太刀くらいは入れたいと気概があった。

だが結果はその一太刀すら入れることも出来ずに終わってしまった。

 

真耶「……」

 

っとその時だった。頬にヒヤッと冷たい感覚が襲う。

 

真耶「きゃっ!」

 

思わず女性らしい叫び声を漏らした。確かに真耶は女性である、しかし斯衛の者であり古くから綿々と続く月詠という古きよき武家の生まれとして生きてきた以上、自分の女というモノを殺して武家としてこうして此処までやってきた。

その彼女がとても女性だと思わせる声だった。その冷たい感覚の原因は直ぐに分かった、何故なら……

 

託未「……」

 

真耶「お、お前…」

 

真耶の目の前に専用強化装備姿のままの託未が、彼女の頬に缶ジュースを宛がっていたのだ。

 

託未「飲むか?」

 

真耶「……ああ、戴こう」

 

現れた彼に不機嫌な顔になる真耶、負かしてくれた相手にせめての反抗を見せるが、そんなの託未から見てどうでも良かった。

彼女にジュースを渡した彼は、何も言わずそのまま断りを入れず隣に座る。

 

真耶「……何故隣に座る」

 

託未「いやなに、お前とゆっくり話しをしてみたいと思っただけだ」

 

真耶「…なにを?」

 

託未「どうしてシミュレーターで、俺の愛機とばかりやっていたんだ?」

 

真耶「……」

 

彼の問いに真耶は黙りこむ。託未は真耶と模擬戦をしようと提案した後、彼女のそれまでのシミュレーター履歴を見ていた。

全て自分の愛機であるHi-νとばかりシミュレーターで戦っている。

どれも彼女の撃墜で終わってるが、それでも真耶はずっとHi-νのデータで仮想戦闘していた。

 

託未「で?何でなんだ?」

 

真耶「……少しでも近づけると思った」

 

託未「なにを」

 

真耶「………お前の強さに」

 

そっぽ向いてそう恥ずかしそうに話した。その彼女に託未は「仕方ない奴だな」と思いながら、話し始める。

 

託未「俺の強さに近づいてもそれが果たして、お前が心の底から望む強さか?」

 

真耶「どういうことだ?」

 

託未「俺の、俺たち五人の強さなんて歪んでしまったモノだ。

それに近づいたとしても、それはお前自身が歪んでしまうだけだ」

 

そう語りながらの託未は表情は変わってはいないが、声音は聞いてて優しく感じると真耶は思ってしまった。

 

真耶「……」

 

託未「強くなるなら、歪んでる奴じゃなくて純粋な奴にしろ。

それがお前の為になる」

 

真耶「……お前は」

 

託未「ん?」

 

真耶「お前は変な奴だ」

 

彼女は思わずその言葉が出た。確かに彼女が知る、知ると言っても全てをわかってる訳じゃないが、それでも彼女の知る新月託未とは思えないくらいの優しさだった。

彼女の知る新月託未…それは冷たく徹して、どんな相手にも無表情な奴……それが彼女の託未に対する印象である。

しかし今の彼にはそれが何処か違って見えた。

 

真耶「お前は何処か、矛盾してるな」

 

託未「そうか?」

 

真耶「ああ。冷徹だと思ったら、今のように優しい……変な奴だ」

 

託未「なら、尚更お前は俺みたいな変な奴にならないようにしろ」

 

託未は立ち上がると、真耶は彼を眼で追う。すると彼は振り向いて……

 

託未「…少なくとも、お前の直向きな所、嫌いじゃないし…好みだな」

 

真耶「………………………え?」

 

その一言に真耶はキョトンとしてしまう。託未はその言葉を残してその場から立ち去っていく。

残された真耶はずっと身動きひとつしないでただ彼が去っていった方へ見つめていた。

 

 

だが彼女の顔は赤くなっていた。

 

 

 

翌日………,。

 

 

此処、新月託未の大佐として執務室。彼は黒ハロと共に書類と睨んでいた。

その時、ノックが鳴る。

 

託未「入れ」

 

真耶「失礼します」

 

入ってきたのは真耶だった。

 

託未「どうした?なにか用か」

 

真耶「……その」

 

モジモジとしだす真耶に訝しむと、彼女は意を決して……

 

真耶「……これからは、真耶と呼んでくれ」

 

託未「あ?なんだいきなり」

 

当然の反応ではある、しかし彼女は話しを続けた。

 

真耶「斯衛には私の身内がいるんだ。同じ月詠だと呼ぶ時混乱すると思う……から」

 

っと頬を赤くしながら話す彼女、託未にチラチラと気にする様に見てくる。

 

託未「姉妹でもいるのか?」

 

真耶「いや従姉妹だ」

 

託未「あっそ」

 

真耶「それでどうなんだ?ダメ、か?」

 

不安げに上目遣いで託未に尋ねる真耶、そんな彼女にため息を吐きながらも答える。

 

託未「……いいぞ、別に」

 

っと彼女を見ないで書類を眺めながら受け入れる。すると彼女、もう一つお願いごとを口にする。

 

真耶「出来ればお前のことを、名前で呼んでいいか?勿論公私はちゃんと弁えるから……!ダメか?」

 

託未「……好きにしていいぞ」

 

真耶「っ!そ、そうか!じゃ、じゃあ!よろしく頼む!た、託未///」

 

彼女はそう言い残して執務室から嬉々として出ていくのだった。

 

真耶「~♪」

 

その足取りはとても嬉しそうで、端から見てもそう思えるくらいに真耶は幸せそうだった。

 

 

 

 

 

一方…………

 

 

 

託未「……出来ればこの書類の山、片付けるの手伝って欲しかったんだが……」

 

黒ハロ「ハロ ザマァ」

 

託未「あ?」

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまで。
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