Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE   作:武者ジバニャン

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この作品は台本形式で進行します。台本形式が嫌いな人はブラウザバックを推奨します。
原作準拠の方にはこの作品はオススメ出来きません。

それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
オリジナル設定要素も含みます。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。

原作設定を忠実に守りたい方、抵抗がある方もブラウザバック推奨です。


イメージOP2「ash like snow/機動戦士ガンダム00」

イメージED2「life goes on/機動戦士ガンダムSEEDDestiny」


第五十七章 現れた巨影

祷子「っ!...大尉、あれを!!」

 

祷子が示した先を彼女らは振り向くと驚愕する。

 

みちる「あれは...!?」

 

美冴「まさか....」

 

晴子「斯衛の...」

 

茜「あの機体は....」

 

水月「が....ガン、ダム....」

 

彼女らが見た先には、空中に飛翔したままビームライフルを構えた要撃級を狙い撃ったΞGがそこにいたのだった。

 

蒼真「....」

 

《イメージ挿入BGM:TRANS-AM RAISER/機動戦士ガンダム00》

 

驚愕する彼女らの目の前に現れたΞGは自分が助けた叢雲の無事を確認した後、ΞGは躊躇なくBETAの群れに吶喊する。

ビームライフルを要撃級や戦車級に連射しながら、もう片方のマニュピレーターにはビームサーベルを持って突撃するΞG。

単機で突っ込むΞは目標の群れと接触した瞬間、尋常ならざる動きでビームサーベルを巧みに操って要撃級、戦車級、突撃級などを細切れに斬殺していく。

 

晴子「凄い...」

 

美冴「噂には聞いていたが、あれがガンダム....噂以上だ」

 

従来のモビルスーツでは有り得ない戦闘力で次々にBETAの群れを屠るΞG、すると彼の機体の背後より要撃級と光線級がそれぞれ触角とレーザーを同時に攻撃してくる。

そのΞの危険に茜が叫ぶ。

 

茜「危ない!!」

 

だがそんな彼女の叫びは杞憂となる。まるで真後ろにも眼があるようにそれらの攻撃を掠めることなく、無傷で避けて攻撃してきたその二種類に向けてファンネルミサイルを発射、結局要撃級と光線級の群れは程なく爆散して粉々になり果てた。

目の前で見せた戦闘機動に眼を丸くするA-01部隊の面々、特に叫んだ茜やΞに助けられた水月が...。

 

茜「うそ...」

 

水月「なんなの...あの動き...」

 

新型OS「8」を搭載している叢雲に乗っている彼女たちは内心「あんなの真似出来ない」と嘆く。

気を取られている中、新たに現れたのはクロスボーンガンダムX1フルクロスであった。

 

晴子「もう一機、ガンダム!」

 

フルクロスがムラサメブラスターの剣状の本体外縁部に沿って、小型ビームサーベル(ビームザンバー)を合計14基を展開して自ら重光線級や光線級の群れに吶喊する。

それに対し晴子が眼を大きく開いて声を荒げる。

 

晴子「あんな真っ向から行くなんて自殺行為だよ!!」

 

だがフルクロスはスラスターを吹かして更に加速、そのままシザー・アンカー飛ばして一匹の重光線級を拘束する。

そのまま拘束した重光線級を縛ったまま振り回して、辺り一帯の敵を擦り潰しながら突撃し続ける。

出鱈目だ...見ていた彼女ら皆そう思った。だが縛られている重光線級を盾にすることでレーザーが一向に照射されない。

 

祷子「まさか、拘束されている仲間がいるから...」

 

美冴「レーザーを撃てない....のか」

 

っと啞然と見ていた二人に別方向から重光線級が一匹、そんな彼女ら目掛けてレーザーを照射する。

 

美冴「っ!しまった!!」

 

祷子「美冴さん!!」

 

だが...二人が乗る二機の叢雲とレーザーを照射した重光線級の間に割って入るように降り立つ機影が...。

 

美冴「こ、これは...!」

 

祷子「また、ガン...ダム!」

 

彼女らを庇うように現れたのはフルアーマーZZであった。彼女らの前に降り立ったZZは諸にレーザーを受ける。

 

祷子「レーザーを諸に...!?」

 

美冴「馬鹿な!!下がれ!!」

 

しかし重光線級のレーザーを真っ向から受けているが、ZZのフルアーマーの装甲は一切破壊されてはいなかった。

照射が終わった重光線級に対してZZは頭部のハイメガ・キャノンで仕返しとばかりに発射し、原形も残さず消した。

重光線級のレーザーを受けたというのにZZは全くの無傷に二人は開いた口が塞がらない。

標的を消したのを確認してからフルアーマーZZは何事もなかった風に、ホバー移動で滑走して次に向かっていく。

 

美冴「一体、何なんだ...」

 

祷子「....」

 

三機のガンダムの戦いぶりに誰もが見とれている中、みちるはガンダムの強さを間近で見るのは今回で二度目であった。

一度目は明星作戦での横浜で、あの時彼女はあそこに居たのだ。

だが改めて見るガンダムの戦闘狂ぶりに見ていて冷や汗が流れる...っとその時である、上空から新たな機影が複数現れる。

彼女の前に現れたのはHi-νガンダムとペーネロペー、それに6機のティターンズカラーの叢雲であった。

 

みちる「またも、ガンダム二機に...叢雲が6機!?」

 

その彼女に通信コールが...。

 

託未「此方、帝国斯衛政威大将軍直属、第13機甲独立戦隊ティターンズ。

指揮官の新月託未大佐だ」

 

みちる「っ!...こ、こちら極東国連軍、国連太平洋方面第11軍横浜基地・A-01所属、伊隅みちる大尉です!」

 

音声のみ通信から聞こえる託未の声にみちるは一瞬ビビッてしまう。

 

託未「指揮官は貴様か?」

 

みちる「い、いえ!!指揮官は敵の攻撃によって戦闘不能です」

 

託未「戦死か?」

 

みちる「いえ!!機体と衛士共に健在ですが、戦闘に復帰が難しく...現在私が指揮を代行しております!!」

 

託未「...そうか。じゃあ悪いが貴様らは暫し俺の部隊と共に行動していろ。ティターンズ6」

 

恭子「はい」

 

託未にコールサインで呼ばれる恭子は応答する、その彼女に命令を出す。

 

託未「部隊を分ける。お前と駒木、山城はA-01と共に共闘。月詠、雨宮、篁は俺とこい」

 

恭子「了解!」

 

5人「「「「「「了解!」」」」」」

 

託未「宗陰、お前は蒼真たちと共に掃除してろ」

 

宗陰「分かった」

 

ペーネロペーは直ぐに飛翔してΞら三機のもとへ向かって加速する。加速し飛びながら肩部に2基とコンポジット・ウェポン・ユニットの2基、メガ粒子砲を照射し要塞級五匹を瞬殺。

後から現れた6匹目をすれ違いざまにビームサーベルで切り裂き殺した。

 

託未「いくぞ」

 

真耶「了解!」

 

鞠子「了解」

 

唯依「了解!!」

 

 

《イメージ挿入BGM:POWER/機動戦士ガンダム00》

 

まず開幕の挨拶とばかりにビームライフルで数匹射殺。続け様にニュー・ハイパー・バズーカ

で突っ込んで来ようとする突撃級を粉砕し、更にビームサーベルを抜刀。

加速し突撃級の群れに吶喊、自ら躊躇なく真っ正面よりの先行など自殺行為であるがHi-νガンダムは意図も簡単に躱しながらにサーベルで次々に斬り殺す。

突撃級の群れを倒したHi-νガンダムは次にフィン・ファンネルを8基全て展開して、縦横無尽に操り敵を射殺しながらサーベルでどんどん斬殺していく。

 

真耶「私たちも大佐に続くぞ!」

 

鞠子「了解です!」

 

唯依「了解!!」

 

彼女らも負けじとビームサーベルやビームサブマシンガンで攻撃しながら、Hi-νガンダムの後を追いかける。

恭子たちもMk1323 無誘導ロケット弾ポッドや空対地ミサイル「ドラッヘASM」で接近してくる戦車級や要撃級を仕留める。

 

恭子「託未に失望されないように、励まないと!!ね!!」

 

恭子はビームサーベルを引き抜き要撃級に接近、触角を躱しそのまま頭部を切り裂く。彼女を援護すべく咲代子と上総もビームサブマシンガンやMk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッドで攻撃して敵を殲滅する。

 

みちる「これが...ティターンズ、か」

 

みちるたちも戦いながら、被弾した凛子の機体を守りながら奮闘している。その彼女に水月が通信で...

 

水月「大尉...自分のせいで....」

 

みちる「速瀬...」

 

水月「はい...」

 

水月を睨むみちるは一呼吸して....

 

みちる「帰ったら、しっかりと性根をたたき直してやるからな!それまで犬死は許さん!!」

 

水月「っ!..了解!!」

 

自責の念で申し訳ないと今にも押し潰れそうな顔をしていた水月に喝を入れたみちる。

水月も涙目ではあるが、敬礼でそれに答えた。

みちるも代行ではあるが、指揮官として部下たちに指揮を執る。

 

みちる「A-01各機に告ぐ!このままティターンズと共に敵を掃討するぞ!!」

 

「「「「「「了解」」」」」」

 

彼女らもこのままティターンズにおんぶに抱っこなって御免とばかりに、突撃前衛である速瀬が先導してビームサーベルで切り込み、彼女に近づこうとするBETAらを後衛である晴子や茜が援護する。

 

水月「06、要撃級が2体抜けたぞ!」

 

晴子「06、了解」

 

晴子はビームサブマシンガンとドッペルホルン連装無反動砲で要撃級を二匹撃破する。

っと撃破したことに一瞬気が緩んでしまう晴子、その直後...。

 

美冴「柏木ぃ!」

 

晴子「え!?」

 

美冴の叫び声が全員の通信に響く。晴子もそれにハッとなり、振り向けば既に視界の横に突撃級が突っ込んでくる。

戦場ではその一瞬の気の緩みが死に繋がるのは理である、それを訓練生の頃から学んできた筈なのにそれを忘れていたようだ...晴子はそれに恥じ入ってしまうが、何処か諦め顔になってしまう。

 

晴子「(あ、死んだな私。ちゃんとやってきたのに....これじゃあ速瀬中尉にも怒られちゃうなぁ...)」

 

その刹那の時...晴子はそう思ったとき、もうすぐ徴兵年齢を迎える弟達のことを思い馳せる。

 

晴子「(ごめんね?おねえちゃん、ここで...)」

 

っとそんな彼女は無残にも突撃級に轢き殺され...なかった。

 

晴子「....え!?」

 

直後、突撃級は綺麗に真っ二つとなって死んでいる。

その代わり彼女の前に立っているのは、ビーム・ザンバーで突撃級を切り裂いたクロスボーンガンダムフルクロスである。

切り裂いた直後、放熱の為の頭部マスクの展開機構がオープン、マスクのスリット部分から下顎が大きく開いた。

それがまるで鬼のように見え、晴子や他のA-01隊員たちは寒気がする。

 

っと....

 

森羅「おい」

 

晴子「は、はい!」

 

森羅「ぼさっとすんな。死にてぇのか?」

 

晴子「す、すみません!あ、ありがとうございます!!」

 

音声通信から聞こえる森羅のドスが効く声にビクッとしながらも礼を述べる。そしてティターンズとA-01が共闘する形で始まってから2時間近くが経った。託未たちは殆どの敵を全滅させ、帝国軍も上手く彼方でも敵を撃破しておりこの防衛戦は決したと言って良かった。

 

託未「片付いたな」

 

宗陰「だな」

 

恭子「終わりかしらね」

 

咲代子「恐らくは...」

 

真耶「終わったか...」

 

鞠子「警戒は続けましょう」

 

上総「ですわね」

 

唯依「ああ」

 

 

そんな中、みちるが託未に礼を述べる。

 

みちる「新月大佐、ありがとうございます」

 

託未「気にするな。無事であればそれでいい」

 

みちる「はい」

 

そんな中、水月は投影モニターに映る自分を助けてくれたΞGを見つめている。

 

水月「....」

 

っが、その時であった。Hi-νガンダムのコクピットの筐体に設置されている黒ハロが騒ぎだす。

 

黒ハロ「ハロ!ハロ!ハンノウアリ!ハンノウアリ!」

 

託未「ん?どうした、黒ハロ」

 

黒ハロ「アラタナBETA!BETA!」

 

託未「数は...?」

 

黒ハロ「カズハ....1!1!」

 

黒ハロから齎された情報に託未は訝しむ。たった1?そんなもうこの状況で一体どういうことかと思う。

だがその詳細が明らかになる。

 

黒ハロ「ハンノウ ゾウダイ!ゾウダイ!チュウイシロ!チュウイシロ!」

 

託未「...っ!」

 

訝しむその時、突如大きな揺れが起きる。

 

宗陰「っ!これは!?」

 

上総「宗陰さん!」

 

咲代子「な、なにが!!」

 

睦城「この揺れは...!」

 

鞠子「司奥中佐!!」

 

蒼真「なになに!!」

 

森羅「なんだこりゃ!」

 

みちる「一体これは!?」

 

美冴「大尉!海側から大きな反応が!!」

 

みちる「なに!?」

 

祷子「っ!」

 

茜「なにが...」

 

晴子「まだBETAが?」

 

水月「もう!なんなの!!」

 

他のA-01隊員たちも動揺を禁じ得ない。真耶や恭子、そして唯依も託未に駆け寄って機体越しに彼の傍に居ようとする。

 

恭子「託未...!」

 

真耶「なにが起きてるんだ...?」

 

唯依「託未さん...」

 

しかし託未はただ冷静に海側を睨み....そして。

 

 

託未「.....くる」

 

唯依「え...?」

 

その瞬間、巨大な水柱が吹きあがりながらその原因が姿を見せる。

 

恭子「な、なに!?あれは!!!」

 

唯依「っ!!」

 

真耶・鞠子・咲代子・上総「「「「っ!」」」」

 

みちる「な、なな、なんだ!!あれは!!!」

 

水月「っ!!」

 

美冴・祷子・茜・晴子「「「「っ!?」」」」

 

宗陰「....冗談だろ」

 

森羅「....なんじゃ、ありゃ」

 

睦城「スケールが半端ない」

 

蒼真「なぁにあれぇー」

 

 

彼らの前に姿を見せたのは...ナマコやミミズを彷彿とさせる姿をしており、正面中央にある口であろう部分にはシールドマシン状に配置された牙を用いて在る。

とても巨大過ぎるぐらいの新種のBETAであった。

 

黒ハロ「ハロ!BETA!ハロ!BETA!」

 

託未「........」

 

コクピット内で黒ハロが騒ぐ中、託未は只々静かにその巨大なBETAを睨むのであった。

 




今回はここまで。最後に出てきたBETAは、マブラヴオルタネイティブの終盤やザ・デイ・アフターに出てきた母艦級です。
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