Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE   作:武者ジバニャン

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この作品は台本形式で進行します。台本形式が嫌いな人はブラウザバックを推奨します。
原作準拠の方にはこの作品はオススメ出来きません。

それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
オリジナル設定要素も含みます。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。

原作設定を忠実に守りたい方、抵抗がある方もブラウザバック推奨です。


イメージOP2「ash like snow/機動戦士ガンダム00」

イメージED2「life goes on/機動戦士ガンダムSEEDDestiny」


第五十八章 母艦級

託未「.....くる」

 

唯依「え...?」

 

その瞬間、巨大な水柱が吹きあがりながらその原因が姿を見せる。

 

恭子「な、なに!?あれは!!!」

 

唯依「っ!!」

 

真耶・鞠子・咲代子・上総「「「「っ!」」」」

 

みちる「な、なな、なんだ!!あれは!!!」

 

水月「っ!!」

 

美冴・祷子・茜・晴子「「「「っ!?」」」」

 

宗陰「....冗談だろ」

 

森羅「....なんじゃ、ありゃ」

 

睦城「スケールが半端ない」

 

蒼真「なぁにあれぇー」

 

 

彼らの前に姿を見せたのは...ナマコやミミズを彷彿とさせる姿をしており、正面中央にある口であろう部分にはシールドマシン状に配置された牙を用いて在る。

とても巨大過ぎるぐらいの新種のBETAであった。

 

黒ハロ「ハロ!BETA!ハロ!BETA!」

 

託未「........」

 

コクピット内で黒ハロが騒ぐ中、託未は只々静かにその巨大なBETAを睨む。

そんな彼とは違い、森羅がその第一声を挙げる。

 

森羅「……なんじゃありゃ」

 

睦城「見て分かるでしょ、BETAです」

 

っと普通にそれを返す睦城、だがそうじゃない、そうではあるがそうじゃないと森羅はキレながらにツッコミを入れる。

 

森羅「そうじゃねぇ!確かにBETAだが、そうじゃねぇ!俺が言いたいのは、あの極クソバカデケェ芋虫みてぇなのは何だって話だボケ!この伊達メガネ!」

 

蒼真「あ~!ダメだぞ~森羅ぁ~。人の特徴をバカにしちゃー」

 

宗陰「……いやまず、あれが何なのかが気になるだろ普通」

 

何とも能天気に森羅に言ってくる蒼真、そんな彼に呆れるように突っ込む宗陰。

アホなやり取りに森羅は段々苛立ち怒鳴った。

 

森羅「だぁかぁらぁやぁー!!!あれは何だ!!」

 

睦城「新種、だと思いますよ。今はそれしか言えません」

 

森羅「新種だぁー!?」

 

宗陰「にしてもデカイな……何れくらいあるんだ?」

 

その会話をしている彼らを余所に、睦城が1人黙々とコクピットのコンソールを操作し、あの個体の大きさを調べていた。

 

 

睦城「……出ましたよ、全長1800m、全幅176m、全高176m、こりゃ大した大きさですねぇ~」

 

宗陰•森羅•蒼真「「「…はぁ?」」」

 

睦城が弾き出した結果に三人は間の抜けた声を漏らす。

今まで最高が要塞級の52mだが、この個体はそれをも軽く凌駕している大きさである。

だがその有り余るスケールのデかさ、その壮大な大きさは離れた所にいる帝国軍からでも確認できるぐらいだ。

この戦域にいる全ての部隊が、この巨大な新種の登場により混乱している模様。

それはティターンズやA-01部隊でも同じだった。

 

 

恭子「せ、1800……?」

 

真耶「こ、このようなものが、居るなんて……」

 

上総「ば、化け物、ですわ……!」

 

咲代子「いや、これはもう化け物の中の化け物だ!」

 

鞠子「た、倒せるのか……!?」

 

A-01隊の面々も同様にその巨大さに驚愕し度肝を抜いてしまっている。

 

みちる「し、新種の、BETA...!」

 

水月「こんなの反則でしょ!?」

 

美冴「ば、馬鹿げてるぞ...!」

 

祷子「お、大きすぎる...」

 

晴子「無理、でしょ?こんなの...」

 

茜「あ、有り得ない...」

 

彼女たちの動揺は無理かなることだろう。そりゃこれほどの存在のBETAなど今まで人類の前に現れたことはないのだから。

するとみちるへ通信コールが鳴り響く。彼女がそれに出るとA-01隊のCPオフィサーを務める涼宮遥が報告してきた。

 

遥「こちらCP、今より帝国軍が陸上兵器にて一斉火力による砲撃を加える。至急指定座標まで退避せよ」

 

みちる「了解。聞いたな、これより我々は指定座標まで退避する!速瀬、宗像、碓氷少佐の機体を運ぶぞ」

 

水月・美冴「了解!」

 

二人に命令しながら、みちるは託未に通信で呼びかける。

 

託未「どうした」

 

みちる「大佐。これから帝国軍が一斉火力による砲撃を行います、指定座標をそちらに転送しますので退避を...」

 

託未「...了解。お前たち、直ちに指定座標まで退避するぞ」

 

託未の指示にティターンズの面々はこれを了解する。水月と美冴は先ほどの戦闘で水月を庇って負傷してしまった碓氷凛子の機体を安全圏まで運び出す。

その背後を守るようにみちるたち健在しているA-01隊が続き、それに追随するように託未たちティターンズも後を追う。

安全圏まで無事退避した彼ら、その直後CPの遥から連絡がきた。

 

遥「こちらCP、たった今砲撃が行われた、注意せよ」

 

みちる「っ!きた!」

 

彼らの遥か頭上を飛び越えるように複数の火の玉が巨大BETAに向かって飛んでいき、その全てが直撃する。それだけでなく帝国軍の叢雲たちモビルスーツ隊が低反動キャノンによる一斉攻撃も加える。

間断ない攻撃が巨大BETAに面白く直撃していき、遂には奴の姿が砲撃による爆発と煙で見えなくなってしまう。

立ち込める煙にハッキリと現状が分からぬ状況、みちるや唯依たちは逸る気持ちを抑え、託未たち五人は険しい顔で見つめる。

すると煙が晴れていき、その攻撃の結果が明らかになる。

 

森羅「.....はぁ?」

 

蒼真「マジかー....」

 

彼らの漏れ出た言葉は啞然と愕然。その理由は目の前にある。激しく浴びせた攻撃による爆炎と煙が消え、奴の死骸が垣間見えると思って高を括っていた彼らであったが、新種のBETAは一切のダメージを負っていなかった。

これには衝撃を受けざるを得ない。宗陰と睦城、託未の三人は一切感情を晒すことなく冷静で、森羅と蒼真は取り乱すことはしてない。

だが戦域にいる帝国軍や恭子たち、そしてA-01隊は新種の健在に驚愕し取り乱していた。

 

真耶「馬鹿な!!あれだけの攻撃に耐えるだと!?」

 

鞠子「異常すぎます!」

 

真耶と鞠子が代弁するかのように声を荒げる。真耶は思わずコクピットのコンソールに八つ当たりとして叩いてしまう。

その場にいる他の女性陣らも目の前で起きている状況に、俄かに信じ難いと思うように言葉を出せない。

だがそんな彼らにまたも予想だにしないことが起きる、新種が正面中央にある口にあたる部分が突如大きく開いたのだ。

 

水月「口の部分が!」

 

茜「開いた!!」

 

晴子「っ!!...あ、あれ!!!」

 

恭子「うそ...」

 

唯依「そ、そんな...」

 

彼女らは騒然としてしまう。何故なら先端部の口に類する器官を開いて見せたと思いきや、その内部から何と大多数のBETAが出てきたのだ。

これには驚愕する他ない、そんな中託未は逸早く命令を下した。

 

託未「全機、今出てきた敵を掃討する。来れる奴だけこい」

 

唯依「え!?」

 

っと唯依の隣にいた託未のHi-νガンダムが前方に向かって全力噴射し、新種の口から出現した新たなBETA群に突撃する。

その彼に追随したのは当然宗陰たち四人であった。

 

宗陰「了解」

 

睦城「まぁ、結局BETAなのですから」

 

蒼真「狩るんだからねぇ」

 

森羅「確かに、な」

 

彼らのガンダムもまたHi-νガンダムの後を追いかけ、新たな敵の群れを攻撃する。

思わず見ていてしまう恭子たちだが、ハッとして冷静さを取り戻して託未たちに続く。

 

恭子「私たちも続くぞ!」

 

唯依「了解!」

 

恭子たちまでもがBETAと再び戦闘に入る。それを見たみちるはまず被弾した凛子の機体を下がらせるべく、部隊の仲間たちに命令を下す。

 

みちる「高原、麻倉!速瀬と宗像と代わって隊長と共に後退しろ」

 

「「了解!」」

 

命令を受けた両機は直ぐに水月と美冴と代わり、凛子の機体を運び出す。見届けたみちるは直ちにBETA殲滅に切り替え部下たちに命じる。

 

みちる「我々も大佐たちに続くぞ!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

A-01も続き、ガンダム五機が先導する形で新種の体内から出現したBETA群の相手をすることに。

ただ出てきた数が厄介でフルクロスがビームザンバーで突撃級を20体も斬り殺した辺りで、森羅の愚痴が飛ぶ。

 

森羅「何匹居やがるんだ、クソボケが!」

 

睦城「先ほど体内から出てきた辺りから計測しましたが、この増援の数は優に500は行ってます」

 

蒼真「うげ……」

 

っとファルネルミサイルで粉砕しながら嫌悪感を混ぜた顔でひきつる。

その時……。

 

 

「きゃあ!!」

 

1人A-01隊員が隙を作ってしまったのか、機体に複数の戦車級が取りついてしまっている。

戦車級はその一体一体は大したことのない個体だが、それが数万以上もの越える物量で衛士に襲ってくる光景は恐怖するのが正直なところ。

それに機体本体に張り付かれると、それを処理するのも至難である。

っとその隊員を助けるべく近くにいた唯依や水月が駆けつけようとする。

 

唯依「危ない!!」

 

水月「築地!!」

 

だがそれを意図も容易くフルアーマーZZがダブルバルカンで正確に狙い撃ち、助けた。

 

「たす、かった……?」

 

茜「多恵!!大丈夫!?」

 

助けた衛士の無事を確かめた睦城はこの群れの元凶たるあの巨大BETAを睨む。

 

睦城「……それにまだ、あの体内に反応が幾つかありますし」

 

鞠子「まだあの中に!?」

 

睦城「反応からして、あともう500は居ますかね」

 

恭子「嘘でしょ!」

 

淡々に未だ敵の物量があると言う報告に皆誰しも驚愕する中、またも他の隊員が要塞級に狙われる。

 

みちる「臼杵!!危ない!」

 

晴子「咲良!!」

 

「え!?」

 

要塞級が触角を飛ばしてきたのに上手く反応できないでいたが、宗陰のペーネロペーが触角を切り裂くと同時にファルネルミサイルとメガ粒子砲で撃破する。

 

宗陰「無事か?」

 

「は、はい!」

 

隊員衛士の無事を見た後、宗陰が通信で託未に呼びかける。

 

宗陰「どうすんだ!ボス!」

 

その問いに投げかけられた当の本人は冷静に且つ1人黙々と要塞級10匹を斬殺してみせる。

その託未の近くには唯依と真耶が居て、どうすべきを託未に問いかける。

 

唯依「託未さん!」

 

真耶「どうする!!託未!!」

 

 

みちるたちもこの状況をどう打破すべきかそれが分からないでいる中、全然取り乱すことなく冷淡に敵を殺す託未に期待してしまっている。

 

すると………

 

 

託未「……睦城」

 

睦城「はい」

 

託未「さっきの砲撃、奴には何のダメージになってなかったな」

 

睦城「はい。恐らくあれの外皮は相当の硬度なのでしょう」

 

託未「……そうか……"外は"ダメなんだな?」

 

 

その瞬間、四人に電流走り、同時に心でハモった。

 

 

宗陰•蒼真•森羅•睦城「「「「(あ、これ絶対ろくでもないこと考えてる奴だ)」」」」

 

この四人、今までこのボス的存在である新月託未にかなりキツイ思いに付き合わされてきた経験がある。

例えば、たった五人でヤキン•ドゥーエ戦においてザフトのジェネシス破壊のために守備隊の全てと相手させられたり、第二次地球•プラント大戦においても連合軍が新造し後にザフトに接収されたレクイエムとネオ•ジェネシスを搭載した要塞メサイアの撃破も託未に付き合わせる形で行ったり、ザンスカール帝国の最終兵器であるエンジェル•ハイロゥの攻略の時もいつサイコウェーブの影響を受けるか分からない危険な状況でも、そんなの関係ないとばかりに突っ込み破壊しようとしていた。

極めつけにガンダム世界における敵としては、史上初の地球外生命体であり、地球外変異性金属体とも呼ばれし存在•ELSの時も、刹那が一時戦線復帰不可能な状態になった際には、殿を務めて危うくELSに侵食されそうになったこともある。

その時の記憶が甦り、四人は今自分たちのボスが途轍もなくロクでもないことを考えてるに違いないと見ている。

 

 

そして………

 

 

託未「……恭子」

 

恭子「なに?!どうしたの!?」

 

 

 

 

 

託未「今から俺たち五人が、奴の体内に入って暴れてくるから、周囲の雑魚の掃除を頼むぞ」

 

 

 

 

 

恭子「………………は?」

 

唯依「……え?」

 

真耶「なにを……言っている?お前は」

 

みちる「た、大佐……それは一体……」

 

 

っと女性陣らは皆彼のこの言葉に唖然する中、四人は………

 

 

 

 

宗陰•蒼真•森羅•睦城「「「「デスヨネェー」」」」

 

 

 

 




今回はここまで。
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