Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE   作:武者ジバニャン

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この作品は台本形式で進行します。台本形式が嫌いな人はブラウザバックを推奨します。
原作準拠の方にはこの作品はオススメ出来きません。

それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
オリジナル設定要素も含みます。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。

原作設定を忠実に守りたい方、抵抗がある方もブラウザバック推奨です。

活動報告に書きましたが、今後私の作品に対してリクエストは一切受け付けません。
よろしくお願いいたします。



イメージOP2「ash like snow/機動戦士ガンダム00」

イメージED2「life goes on/機動戦士ガンダムSEEDDestiny」


第六十章 戦闘後

前回の戦いにて託未たちティターンズは佐渡島から現出したBETA群と、新種のBETAを倒した。

話は現在、彼らの強襲揚陸艦ディーヴァの格納庫から始まる。

格納庫にはメンテナンスハロたちと整備員たちが、彼らの機体の帰還後整備を行っている。

その光景を呆気に取られる人物たちがいる、その者たちは極東国連軍の香月夕呼直属の部隊、A-01隊の伊隅みちるたち。

 

みちる「凄いものだな」

 

美冴「はい」

 

祷子「これが飛行戦艦と噂されている、ディーヴァ、ですか...」

 

彼女たちはこの戦艦ディーヴァの内部に自分たちが知る戦艦とは違うことに啞然とする。

従来の戦艦とは違って広く、綺麗に作られている。

本来ある格納庫特有のオイル臭さがなく、清々しいと思えるくらいに居心地の良い気分である。

 

晴子「私たちの機体も整備してくれるの凄く助かるね」

 

茜「うん。おまけに、隊長の治療までしてくれるなんて、本当に助かるよね」

 

彼女たちA-01隊の隊長である碓氷凛子少佐はあの後、ディーヴァに着いてすぐにメディカルハロたちに運ばれ現在はメディカルルームにて、以前上総のために使った治療カプセルの中で安らかに眠っている。

彼女たちがこのディーヴァにいるのは碓氷凛子の容態が良くないということで、託未が横浜基地に向かう途中だったのでならばと彼女たちA-01部隊を連れていくことにしようと言うことになった。

指揮車両にいるA-01隊のCPオフィサーを務める涼宮遥も合流し、彼女もこのディーヴァにいる。

 

みちる「それにしても、ガンダムを間近で見れるとはな」

 

美冴「確か、大尉は横浜でもガンダムを見たと聞きましたが...」

 

みちる「ああ。だがこうして生身で間近で見ると迫力もかなりなものだ」

 

美冴「まぁ、ガンダムもそうですが....先ほどの“あれは”見てて面白かったですよ」

 

祷子「もう、美冴さんったら」

 

っと悪戯っぽく何かを思い出すように笑みを浮かべて見せる美冴、それを見て呆れるようにしながらも笑みを浮かべる祷子。

そんな彼女らの話にみちるは困ったような苦笑が混じった顔を浮かべる。

 

みちる「あ、ああ。あれか...ははは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[回想]

 

 

ガンダム五体がディーヴァ格納庫に入ってきた。その機体にはBETAの体液がふんだんに纏まり付いてしまっている。

その整備員たちやメンテナンスハロたちはすぐにガンダムの除染作業に入った。

その中でティターンズの女性衛士陣らは、自分の乗機から降りてすぐに五体のガンダムの前に集まる。A-01隊の彼女らも気になってガンダムの前に集う。

この時、既にもう碓氷凛子は恭子の指示で動いたメディカルハロたちによってメディカルルームへと搬送されている。

その中でも唯依は胸に手を当てながらHi-νガンダムから託未が降りてくるのを待っていた。

 

唯依「託未さん...」

 

唯依だけでなく、恭子や真耶、上総や咲代子、鞠子も皆心配するように待っている。

するとコクピットハッチが開き託未たちが降りてきた、彼が姿を見せるのに対して唯依は逸早く誰よりも先に....

 

唯依「託未さん!!」

 

託未「ん?」

 

彼が振り向いた先にはもう唯依が瞳を潤ませて、強化装備姿のまま自分の胸に飛び込んできた。

自身の胸に飛び込んできた唯依、彼女の豊満な胸が託未に密着してしまっている。強化装備越しでも彼女の見事な発育した魅惑なボディが託未の身体に離れまいとしている。

恭子や真耶は先を越されたと苦笑交じりに互いに顔を見合わせる。

宗陰の下には上総と咲代子が既に傍らに居り、心配したと苦情を呈している。

 

上総「心配しましたわ!!」

 

咲代子「あのような真似、二度としないでください!!」

 

宗陰「い、いや、あれは託未が考えた訳で……」

 

上総•咲代子「「宗陰さん!!|桐生中佐!!」」

 

宗陰「あ、はい」

 

そんな様相を余所に睦城の元にそっと鞠子がやってきて無事であるのを安堵する。

 

鞠子「ご無事で何よりです、司奥中佐」

 

睦城「えぇ。今回はまぁ何とかなった、そんな感じでしたよ」

 

鞠子「ふふ」

 

睦城は眼鏡のブリッジ部分を人差し指で上げて見せながら、今回は苦労したなと感じ言葉にする。

そんな彼を見て鞠子は微笑みながらに見つめるのだった。

一方、未だ託未に抱きついている唯依は彼の温もりを感じながら、安らぎに満ちた表情を浮かべている。

 

唯依「託未さん……」

 

託未「………おい」

 

唯依「♪」

 

託未「おい唯依」

 

唯依「え?」

 

託未の呼び声に顔を上げて、彼の顔と合わせる。

 

託未「お前、どういう場所でどういう状況で抱きついてるのか、分かってんのか」

 

っと淡々と無表情で託未は唯依にそう尋ねると、彼女は辺りを見渡すと格納庫にいる整備員たち、宗陰たちやA-01の面々も唯依と託未の二人を見ている。

A-01の者たちは皆、唖然として開いた口を閉じることはできないでいる。

 

唯依「……………………………………………………………………あ」

 

自分が如何に大胆なことを大勢の前でしたのかを、ようやく気づいた唯依。

彼女は慌てながら託未から離れてしどろもどろになって言葉が支離滅裂となってしまう。

 

唯依「あ!!いいいいいややややっ!!!こここここここここれはっ!そそそそそののののの!!こんなことをしたくしたわけじゃ!あ!いえ!その!!けけけっして!託未さんに抱きつくのが嫌ではなく!!ただ!!そそそそののの!!嫌いではなく!」

 

託未「……なに訳わからんことを言ってるんだ?お前」

 

などと端からすれば一種のコントのようである。そんな中、森羅と蒼真はそれを見て笑っている。

 

森羅「ダハハハ!おもろ~♪」

 

蒼真「ほんと篁ちゃんって分かりやすいよねぇ~♪」

 

などと笑う二人、そこへ....

 

 

水月「あの....」

 

蒼真「ん?」

 

蒼真と森羅のもとへ水月と遥、茜と晴子がやってきた。

 

水月「さっきの助けてくれたガンダムの衛士は....」

 

蒼真「もしかして、突出してた叢雲の...?」

 

水月「はい、私です。あの時はありがとうございました」

 

蒼真は先ほどの戦闘で自分が叢雲を一機助けたのを思い出しながら、それに受け答える。

しかし彼女、速瀬水月の姿を上から下まで目を向けるながら彼は何故か彼女に対して初対面とは思えない既視感なるものを感じる。

 

蒼真「(なぁんか、彼女、初めて見たとは思えないんだよなぁ~)」

 

水月「(なぁんか、彼、初めて見たとは思えないのよねぇ~)」

 

蒼真・水月「「(どっかで見た気がするんだよなぁ~|のよねぇ~)」」

 

そんな中、茜と晴子の二人と一緒にきた遥が森羅に声をかける。その遥に対して森羅は大きく目を見開き押し黙ってしまう。

 

森羅「.....っ!」

 

遥「あ、あのう...なにか...?」

 

先ほど快活に笑っていた彼が遥の前にした途端、それが暗くなり彼女の顔を直視しようともしないまま答える。

 

森羅「...っ。な、なんでもねぇ!」

 

遥「あ!」

 

森羅は気まずいのか、格納庫から出て行こうとする。そんな彼に晴子が声をかけた。

 

晴子「あの!さっきのドクロマークのガンダムの衛士は少佐でいいんですよね?」

 

森羅「....だったらなんだ?」

 

晴子「あ、いえ!その、助けてくださってありがとうございます」

 

にんまりと明るい笑みで森羅に礼を述べる晴子、その彼女を肩越しに振り向いてから...。

 

森羅「....そうかい」

 

晴子・遥「「あ...」」

 

森羅は一人出ていくのであった。晴子と遥はそれぞれ何か言いたげだったが、それ以上に彼を呼び止めることはしなかった。

そのようなやり取りの中、格納庫中に水月の大声が木霊する。

 

水月「ア――――――――――――!!!思い出したぁ――――――――!!!!」

 

出ていった森羅以外の全員は皆、声の主である水月と一緒にいる蒼真へと視線が集中する形となった。

 

遥「ど、どうしたの?水月。そんな大声出して..」

 

茜「は、速瀬中尉、どうしたんですか?」

 

先ほどの森羅が気になってはいるが、それよりも遥は親友である水月に声をかける。

茜もいきなり声を挙げた水月に驚き、恐る恐る問いかける。一方蒼真はいきなり彼女が自分を凝視した思いきや突然大声を挙げたことに戸惑い気味で、「え?え?え?なに?なに?なんなの?」と口にする。

すると水月は怒った形相で遥にその理由を述べるのだった。

 

水月「思い出したのよ!この人!ううん、こいつ!!前に白陵基地で私にぶつかったチャラチャラしてた奴よ!!」

 

蒼真「ちゃ、チャラチャラ...(;'∀')?」

 

宗陰・睦城「「「ぶっ!」」」

 

水月の蒼真へのチャラチャラしてた奴発言に宗陰、睦城の2人はツボに入ったのか、思わず吹いてしまう。託未に至っては笑いはしてないが....

 

託未「まぁ、蒼真がチャラいのは間違ってないな」

 

唯依「た、託未さん...」

 

恭子「それは言い過ぎよ、流石に」

 

真耶「た、確かに...」

 

託未の発言に苦笑交じりにする唯依たち三人だが、それでも水月の蒼真への問い詰めが始まってしまった。

 

水月「あの時はよくもぶつかってくれたわね!!お陰で私、あの時は食べたかったランチメニュー逃したんだからね!!」

 

蒼真「(思い出したぁ~...あー白陵基地でぶつかった気の強すぎ女の子だぁー、うげぇー)えー、もうそれ時効でしょ~」

 

っとあの時はもう会うことはないでしょうと、記憶の彼方に追いやってたのがまさかここで思い出すなど夢にも思わなかったと内心愚痴る蒼真。

しかし顔にすぐ出やすいタイプなのか、それを水月に指摘されてしまう。

 

水月「なに、「うわぁ嫌な奴会ったよぉー」みたいなその顔!!!」

 

蒼真「げ」

 

睦城「プギャー」

 

鞠子「ダメですよ、司奥中佐。笑っては....ぷぷぷ」

 

問い詰められてる蒼真を可笑しく見ている睦城、その睦城に注意するが自身も笑っている鞠子の二人に恨めしげに目線を送る蒼真ではあるが、そんな暇など水月が許す気などなく彼に迫る。

 

水月「なに余所見してんのよ!!」

 

蒼真「いやちょ、ちか...!」

 

身体と身体、顔と顔くっつきそうなぐらいの距離でありながら水月は気にせずに彼に迫る。その彼女に何とか引き離そうとみちるが怒鳴る。

 

みちる「馬鹿者!相手は少佐だぞ!!」

 

遥「み、水月ぃ~」

 

茜「中尉ぃ~」

 

怒鳴るみちるに、焦りながら心配し始める遥と茜、美冴と祷子、晴子、他のA-01隊の何人かは面白いものが見れるのではとニヤニヤする。

託未たちなんかは本気で止めるという気配はしなかった。そんな中、水月は尚も迫っていく。

 

水月「ちゃんと謝りなさいよぉ!」

 

蒼真「ちょっと君、ち、近いって!」

 

水月「うっさい!謝るまでは...!」

 

凄い至近距離になり、迫る彼女の足元に蒼真のパートナーである青ハロが偶然にも通る。

 

青ハロ「ハロ♪ハロ♪」

 

そんな青ハロの存在に気づかず、水月の片足は青ハロによって躓きバランスを崩してしまう。

 

水月「え!?」

 

蒼真「え?」

 

託未たち全員「あ...」

 

 

蒼真「危ない!!」

 

水月「きゃ!!」

 

その場にいる誰もが声がハモって出てしまう。その状況で水月は前のめりに倒れる、そう、蒼真に覆いかぶさる形で...。

彼はその流れで仰向けに倒れながらも、何とか彼女だけは怪我をさせまいと自身の両手で支えようと差し出した。

 

そして....

 

 

唯依「あ!」

 

恭子「まぁ!」

 

真耶「あー...」

 

上総「これは...」

 

咲代子「酷い...」

 

鞠子「ぷぷぷ」

 

みちる「うわぁ...」

 

遥「み、水月...」

 

茜「ちゅ、中尉!」

 

晴子「こ、これは...ははは」

 

美冴「フフ、いいものが見れた」

 

祷子「もう美冴さんったら」

 

宗陰「何やってんだ?あの馬鹿は」

 

睦城「まぁ蒼真くんですから、ある意味ネタに生きてるようなもんですから」

 

託未「アホだな」

 

などど皆それぞれの反応を口にする中、その一点を見ていた。彼らが見ているもの...それは、仰向けに倒れ自身の両手で水月の豊満な胸を思いっきり鷲掴みにしている、アホな蒼真の姿である。

 

 

水月「.....」

 

蒼真「あー、あ、あはは....こ、こりゃあ....」

 

鷲掴みにしている彼女の胸の感触を実感しながらも冷や汗を流す蒼真、その蒼真を無表情で見つめる水月。

そんな二人を見て青ハロが....

 

 

青ハロ「ハロ♪ラッキー♪蒼真♪ラッキー☆スケベー♪ナイス♪ナイス♪」

 

蒼真「ちょ!」

 

転ぶ元凶である青ハロが他人事のように抜かす。そんな無責任な相棒に助けを求めようとするが、青ハロは「ハロ♪ハロ♪ナイス♪バーイ♪バーイ♪」っと何事もなかったかのように青ハロは仲間の黒ハロたちと共に一緒に飛び跳ねていなくなってしまうのだった。

そして再び水月に眼を向けて....

 

 

蒼真「あー...そ、そのう、ゆ、許してくだしゃ...」

 

水月「....ふふ」

 

蒼真「あ、あははは」

 

 

 

パァンッ!!!!!!

 

 

っと甲高い音が格納庫に響いたのであった。

 

 

[回想終了]

 

 

みちる「あの後、速瀬に怒鳴ってアイツには頭を冷やすよう言っておいた。本当に大佐たちには申し訳ない」

 

祷子「ですが大佐たちは「気にしてないし、あれは霧夜少佐の自業自得だ」だと言っていましたね」

 

あの後みちるによってこっぴどく られた水月。そして共に蒼真と彼の上司である託未にも謝るが、託未は「あれは蒼真の自業自得だ、気にするな。な?蒼真」と彼に問いかけると当の本人は苦笑いでビンタされ、赤々となった頬を摩りながらも「気にしてない気にしてない。大丈夫だから気にしないで」と二人にそう告げるのだった。

殴った本人である水月も流石にやり過ぎたと反省している様子でもあったので、この件はこれで終了したのであった。

 

美冴「しかし、あんな速瀬中尉を見れたのは面白くてよかったですよほんと、ふふ」

 

などと思い出し笑いを浮かべる美冴。そこへ遥がやってきた。

 

遥「大尉、新月大佐がこの艦の医務室で待ってます。碓氷少佐のことでお話しがあるようです」

 

みちる「分かった。いくぞ」

 

美冴・祷子「「はい」」

 

遥の知らせにみちるは美冴たちを連れて行こうとする中、彼女は水月のことを問いかける。

 

みちる「速瀬はどうした?」

 

遥「水月もメディカルルームにいます」

 

みちる「そうか」

 

彼女らはメディカルルームへと向かった。この間にもディーヴァは横浜基地へと向かっていくのだった。

 




今回はここまで。
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