Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE 作:武者ジバニャン
原作準拠の方にはこの作品はオススメ出来きません。
それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
オリジナル設定要素も含みます。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。
原作設定を忠実に守りたい方、抵抗がある方もブラウザバック推奨です。
活動報告に書きましたが、今後私の作品に対してリクエストは一切受け付けません。
よろしくお願いいたします。
イメージOP2「ash like snow/機動戦士ガンダム00」
イメージED2「life goes on/機動戦士ガンダムSEEDDestiny」
遥と共に美冴、祷子、茜を伴ってみちるはメディカルルームへと向かった。
そして目的の部屋に辿り着き、自動ドアが横にスライドして開いた。メディカルルームには既に水月や晴子、他の隊員たちが居り、みちるたちに振り向いた。
水月「大尉」
晴子「大尉も来たんですね」
みちる「ああ。...大佐」
託未「伊隅大尉。来たか」
みちるたちが来たのを確かめた託未、宗陰、睦城の三人、他のティターンズ側のメンバーに恭子や唯依、真耶、鞠子、上総、咲代子もいる。
この場に居ないのは蒼真と森羅の二人だけである、そんな中メディカルルームには治療用のポッドの中、エメラルド色の液体の中に浸かりながら口元を酸素呼吸器に付けて眠りに着いているA-01隊の隊長・碓氷凛子がとても心地良さそうにして、静かに眠り続けている。因みにポッドの中の彼女は強化装備がない――完全に裸の姿である。
自分たちの隊長である凛子の姿を見て、安堵しながらも託未に礼を述べる。
みちる「新月大佐。本当にありがとうございました」
託未「気にするな。俺たちは元々横浜基地へ向かう途中だったからな、どうせ俺たちの行き先とお前らの帰り先が同じだったのだし、しかも怪我人の容態も良くなかったのだからこの判断は理にかなっている」
そう口にしながら両腕を組みながら彼女らに横目で見る託未。彼にとって別にこの判断は間違ってはいないと思う、何せ彼女らは香月夕呼直属の部隊...かの魔女と呼ばれている彼女に少しでも恩を売っておくの何も悪いことではないし、心象や好感度も良くなる。
第四計画に協力すると決めている以上、少しでも協力者としては心象を悪くするような真似はしないよう心掛ける。
無愛想に冷淡な態度の託未はそう考えるが、A-01隊の面々は彼の何とも言えない雰囲気に言葉を出しづらかった。
それは現在隊長代行をしているみちるもそうである、ティターンズ指揮官・新月託未という男の噂はある程度しか聞いたことがない。
戦術機に変わる新概念人型機動兵器「モビルスーツ」と新型OS「8」、新型強化装備…甲00式強化装備とヘルメット…01式気密装甲兜の開発者。
そして実質世界最強の機体「ガンダム」...その衛士としての実力を持つ最強クラスの人物、密かに彼を他の衛士たちはこう呼んでいる...「白き殺戮者」。
因みに宗陰は冷酷な襲来者、睦城は無慈悲な破壊者、蒼真は鮮烈な蹂躙者、森羅は苛烈な殲滅者っと密かに如何にも中二病臭く聞いてて恥ずかしい異名である。
その最高レベル衛士の彼らが目の前にいるのでは、そのプレッシャーに押されるのは仕方ない。
そんな心情の彼女らに睦城は気にせず、タブレットを操作しながら碓氷凛子の容態を説明する。
睦城「左前腕:粉砕骨折、左大腿部:骨折、右肩部:脱臼、左鎖骨:骨折、肺にもダメージが酷いですね。ポッドで治療して完治するのは三週間はかかりますね」
みちる「さ、三週間!?」
みちるのみならず、A-01隊の面々も衝撃を受ける。睦城からしたら最低の遅さで三週間と言っているのだが、彼女らからしたら最短時間である。
凛子の容態は二ヶ月以上はかかる重傷をそれを縮めるなど凄い以外になかった。
睦城「横浜基地にはあと五時間で到着しますが、暫く彼女はここに療養するほうがいいかと」
みちる「は、はい」
真耶「それにしても、極東国連軍にもモビルスーツが配備されたのって聞いてなかったな」
託未「以前に香月から指定数でモビルスーツを渡してほしいと言ってきたので、譲渡してやった」
恭子「そうなの?初耳」
託未「言わなかったからな。まぁ、見返りは....一応貰う手筈になっている」
唯依「見返り?」
託未「こっちの話しだ」
協力するに当たって夕呼からモビルスーツを分けてほしいとの打診があったので、見返りは貰うと言ったっら彼女は二つ返事で了承した。
その為105式叢雲を指定数13機渡すこととなった。
託未が話しをはぐらかす中、水月があることを託未に尋ねる。
水月「あの、新月大佐。ここにその、アイツ...じゃなくて、霧夜少佐はどこにいますか?」
託未「あ?あのバカなら、確か自室にいるぞ。案内なら...丁度よくそこに案内役がいるな」
水月「え?...あ」
託未が示した先には、蒼真のパートナーである青ハロがそこにいた。
青ハロ「ハロ♪ハロ♪ナイスチューミーチュー♪」
青ハロは水月の足元まで跳ねてきて彼女の足元にコツンと小突いてきた。その青ハロを見て、A-01隊の面々は皆「可愛い」と黄色い声を上げる。
その中で水月は微笑みながら青ハロを抱き上げる。
水月「よろしくね?私は水月」
青ハロ「水月♪水月♪ヨロシク♪ヨロシク♪」
託未「そいつがあのバカの部屋を知ってるから案内してもらえ」
水月「はい!ありがとうございます」
水月は青ハロと共にメディカルルームから出ていくのであった。彼女が出ていった直後、今度は晴子が問いかけてきた。
晴子「あの、憑神少佐っていま何してますか?」
託未「あ?森羅?おい宗陰、アイツはどうした?」
宗陰「ん?森羅だったら、シミュレータールームにいるはずだぞ」
託未「あ?なんでだ?」
宗陰「さぁな。なんかディーヴァに戻ってからなんか機嫌悪そうだったが」
咲代子「憑神少佐はいつもそうでは?」
などと森羅の様子が変だとか、そうでもないのでは?という話をする彼ら。そこへ遥が晴子に一緒に行くと声を掛ける。
遥「あの、柏木少尉。私も一緒にいっていいかな?」
晴子「はい」
茜「あ、私も!」
茜も交えて三人は一緒に森羅がいるシミュレータールームへと向かうのだった。
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水月は青ハロを抱きながら、蒼真が居るであろう彼の自室に向かっている。そして青ハロが上部のカバーをパタパタと動かして彼女に知らせる。
青ハロ「ハロ♪ハロ♪ココ♪ココ♪」
水月「ここ?」
青ハロ「イエス♪イエス♪」
水月「でも勝手に入っていいの?」
青ハロ「ドアノソバ タンマツ インターフォン アル♪アル♪」
青ハロが教えてもらい、自動ドアの傍の壁には確かに端末機が設置されている。端末機には幾つかのボタンがあり、その中の一つにインターフォンと書かれているボタンがありそれを押した。
水月「これかしら」
押した瞬間、端末機からビー!ビー!と音が鳴り響くが、しかし何の反応もない。
水月「出ないけど」
青ハロは艦内のシステムにアクセスし、蒼真がどこにいるかを調べる。するとすぐに結果がでた。
青ハロ「ハロ♪ハロ♪蒼真♪シミュレータールーム♪シミュレータールーム♪」
水月「シミュレータールーム?そこにいるの?」
青ハロ「ハロ♪ハロ♪」
水月「案内してくれる?」
水月は青ハロに頼み、蒼真がいるシミュレータールームへと向かう。そして一方、その彼女たちの探し人である二人は現在....
水月「ここがシミュレータールーム?」
青ハロ「ハロ♪ハロ♪イエス♪」
彼女の視界に40台位の数のシミュレーターポッドが映る。
初めて見るモビルスーツのシミュレーターポッドに驚く水月。
今までA-01は自分たちが乗るモビルスーツ•叢雲のコクピットのシミュレーターモードで訓練していた。
なのでモビルスーツ専用のシミュレーター機械を見るのは初めてなのだ。
青ハロと共にシミュレータールームに入った水月、するとそこには既に遥と晴子、茜の三人がいた。
遥「水月」
水月「遥、それに茜と柏木も」
晴子「中尉」
茜「中尉もここに?」
水月「うん」
そのシミュレータールーム内部にて現在稼働しているポッドが二基。そこに乗っている森羅と蒼真の二人は今、シミュレーターで模擬戦闘をしていた。
青ハロはシステムにアクセスし、シミュレータールームの中央にある大型モニターにその模擬戦闘の映像を映し出す。
森羅「おぉちぃろやぁー!!!」
蒼真「ちぃ!!」
彼らが模擬戦闘として戦っている仮想空間は、破壊されたコロニーや、撃沈された戦艦の残骸が無数に漂う暗礁宙域では、ぶつかり合い帯電したデブリによって絶えず稲妻が閃くようになった宙域...『サンダーボルト宙域』。
そこで二機のモビルスーツが激突していた。
森羅が操る機体は、メインカラーはダークブルーと白。ビーム兵器と実体弾兵器を多数搭載しており、重武装化の弊害である機動性の低下は肩部や脚部、バックパックなどの各所に配置されたアポジモーターを装備している。
全身の関節にはシーリングが施され、シールドと合わせて宙域の多数のデブリに対応している。
バックパック後部にはプロペラントタンクを兼ねた大型のロケットブースターが2基配置され、バックパックの前部には予備のエネルギーパックと2基のサブアームが取り付けられておりシールドをそれぞれ一枚装備している。
右腕部には大型化された2連装ビームライフル、左腕部には5連装ロケットランチャー、バックパックの右肩部には暗礁宙域の大型デブリを貫くほどの威力を持つ大型ビームキャノン、左肩部に多弾頭型の6連装ミサイルポッドが配置されている。
そのモビルスーツは、サイド4「ムーア」跡宙域、通称「サンダーボルト宙域」を攻略する、地球連邦軍の艦隊「ムーア同胞団」に配備される試作MS•フルアーマー・ガンダム。
蒼真が操る機体は、赤とオレンジを基調の塗装、その見た目、高機動型ザクII(R-2型)。
大型化されたバックパックに装備された武装はビーム・バズーカ、ジャイアント・バズ2基、ザク・マシンガン2基、シュツルム・ファウスト3基、ヒートホークに加え、ザク・マシンガンのマガジンを4つ。
超大型のロケットブースターが追加装備されており、関節部と動力パイプにはシーリング処理を施し、バックパックに2基搭載されたサブアームがある。
そのモビルスーツは、リビング・デッド師団旗艦「ドライド・フィッシュ」に配備された機体、サイコ・ザク。
制式名称は「リユース・P・デバイス装備 高機動型ザク」
二機は今、サンダーボルト宙域にて激しく激突していた。
フルアーマーガンダムのビームサーベル、サイコ•ザクのヒートホークが接触。
雷鳴鳴る宇宙にて激しく火花を散らしながら睨み合う二機のモビルスーツ。
その映像に水月たちは魅入ってしまう。
水月「凄い……」
晴子「というか、あれ、宇宙?」
茜「え?」
遥「ほんとだ、宇宙、だね……」
彼女たちは衝撃を受ける。映像に映る二機のモビルスーツは今、宇宙空間にて激しく戦っている。
モビルスーツが本来宇宙空間を有視界による機動戦闘を行う兵器であるのを彼女たちは知らない。
青ハロ「ハロ♪モビルスーツ♪ホントウハ ウチュウデタタカウ ヘイキ♪ヘイキ♪」
水月「え?」
遥「うそ...」
彼女の胸に抱かれてる青ハロがパタパタとカバー動かしながらそう告げる。
水月だけでなく遥や茜、晴子も驚きを禁じ得ない。そんな中、シミュレーターでは激しく鍔迫り合う二機のモビルスーツは互いに勢い強く距離を離した。
っと同時に森羅のフルアーマーガンダムが2連装ビームライフルを構え、蒼真のサイコ・ザク目掛けて発射。
広い射角を維持しつつ、通常のビームライフルよりもはるかに上回る威力が高い一撃は直撃...することはなく、戦艦並みの大きいデブリを一発で爆砕してみせた。
森羅「ちっ!...っ!!」
その時、殺気を感じその方向に向くとサイコ・ザクがビームバズーカで反撃してきた。
蒼真「うぅおちろぉ!!!」
森羅「ちぃ!!」
直撃は間逃れようとサブアームで保持しているシールドで防御するが、しかしそれが目くらましとなってしまう。
サイコ・ザクが既に懐にまで入ってきており、ヒートホークを振りかざしてくる。それをフルアーマーガンダムはランドセル右に装備された本機最大火力の武装・大型ビーム砲でコクピットを狙い撃つ。
どちらとも互いに攻撃が直撃、フルアーマーガンダムとサイコ・ザクは同時に爆散するのであった。
そこで二人のシミュレーターによる戦闘はそこで終了した。
森羅「だぁ!!引き分けたっ!!くそが!!」
蒼真「いやまぁ、楽しかったねぇ~」
それぞれのポッドから出てきた二人。森羅はぼやきながら、蒼真はにこやかにしながら出てくるのを見た水月たちはそんな二人に近づいた。
水月「あ、あの」
蒼真「ん?あ」
水月「その、見てました」
蒼真「あー、はははっ。いやー恥ずかしいなぁハハハ」
水月に対して頭を搔きながらにこやかに笑ってみせる蒼真、そんな二人とは打って変わって茜と晴子、そして遥が森羅に近づいていた。
遥が自分の前に現れたのに対して、森羅は複雑な顔を浮かべる。そんな森羅の心境など知らず先ほどの模擬戦闘を見てか、茜が興奮した様子でドッと彼に迫る。
茜「あの!!凄かったです!!」
森羅「あ?あ、ああ」
茜「モビルスーツって宇宙だとあんな風に動くんですか?!」
そう問いかける茜の目はキラキラと輝いている、まるで無垢な子供のようである。その茜に対して少し押され気味ではあるが答える。
森羅「あ、ああ。元々モビルスーツは宇宙空間による機動戦闘が主目的だからな」
晴子「凄かったですよ、まるで空を縦横無尽に綺麗に飛ぶ鳥みたいでした...ね?涼宮中尉」
称賛しながらも最後に遥に意見を求める晴子。そんな遥の存在を気付き森羅は黙るが、遥は恐る恐る話しかける。
遥「あの、憑神少佐って前に、白陵基地でお会いしましたよね...?」
森羅「....あ、ああ。そうだな」
遥「あの、私何か少佐に...」
森羅「....すまない」
遥「え...?」
遥が何かを言おうとするが、その前に森羅が突然の謝罪の言葉を口にする。
森羅「...その、アンタに不快な想いをさせちまった。本当にすまない」
遥「そんな...」
森羅「....アンタが、その、知り合いに似てたんでな」
遥「気にしてないですから...」
森羅「....そうかい」
っとバツが悪そうにする森羅、そんな彼に優しい笑みを浮かべる遥。
するとそこへ黒ハロとそれを抱き抱える唯依が現れる。
黒ハロ「ハロ タクミガヨンデイル ハヤクコイ ハヤクシロ アホドモ」
唯依「こら黒ハロ!ダメでしょ!そんな言い方!」
黒ハロ「ハロォ…ピエン」
っとコツンと黒ハロを小突く唯依。そして再び彼らに眼を向けて知らせる。
唯依「憑神少佐、霧夜少佐、新月大佐がお呼びです。間もなく横浜基地に到着しますので」
蒼真「はいはい……んじゃ戻りますか」
森羅「ああ」
そしてその道中、水月と遥の二人はそれぞれ蒼真と森羅の背中を見つめる。
水月「(霧夜、少佐…か)」
遥「(憑神、少佐……私に似てる知り合いの人ってどんな人、なのかな……)」
そしてその後、ディーヴァの前方に広大な土地を陣取って建てられたそれこそ大規模な軍事基地がそこにある。
託未「あれか?」
恭子「そうね」
真耶「らしいな」
宗陰「ずいぶんとデカイな」
咲代子「そうですね」
上総「ですわね」
睦城「最先端の技術で作られた国連基地、興味深い」
鞠子「ふふ、中佐ったら」
それぞれが思ったことを口にする中、ディーヴァは漸くたどり着く。
嘗て甲22目標であった横浜ハイブがあったその場所に、人類が築いた対BETAの要塞にして、オルタネイティヴ第4計画の要の場所、国連太平洋方面第11軍基地……横浜基地。
今回はここまで。