Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE   作:武者ジバニャン

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この作品は台本形式で進行します。台本形式が嫌いな人はブラウザバックを推奨します。
原作準拠の方にはこの作品はオススメ出来きません。
設定を忠実に守りたい方、抵抗がある方もブラウザバック推奨です。


それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
オリジナル設定要素も含みます。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。



イメージOP2「ash like snow/機動戦士ガンダム00」

イメージED2「life goes on/機動戦士ガンダムSEEDDestiny」


第六十五章 依頼

夕呼「貴方たち五人に、ある訓練小隊の教導をしてほしいのよ」

 

彼女の頼み事を聞いて託未たちは訝しげな顔になる。その疑問を宗陰が声に出して夕呼に問いかける。

 

宗陰「訓練小隊の教導?そいつらは衛士過程に入ってるのか?」

 

夕呼「いいえ。その小隊はまだ衛士過程処か、まだ総戦技演習に合格してないわ。それに」

 

上総「それに?」

 

夕呼「その小隊は一度総戦技演習を不合格で終わってるのよ」

 

総戦技演習...正式名称・総合戦闘技術評価演習、それは衛士を志すまだ衛士過程に入る前の訓練生が、衛士になるための体力、知力、判断力、精神力などさまざまなものが試されるモノである。

兵士としての基本的な座学、実技で培ったモノをその総戦技演習で披露する。

この最終試験であるこの演習に合格せねば、戦術機に乗るなど夢のまた夢である。

それに未だに合格していない訓練小隊の教導を託未たち、政威大将軍直属部隊の彼らにお願いするなど正直どういう了見か、確かめたいというのが彼らの心情である。

 

睦城「一度総戦技演習を落ちている...落ちこぼれ、ということですか?」

 

夕呼「まりもが言うには、個々の能力は悪くはないのよ」

 

鞠子「個々の、ですか...」

 

引っかかるような言い方である。つまり個々の能力が高くともチームワークは最低なのだとその話で直ぐに認識できた。

個人だけでクリアなど総戦技演習はそう甘くはない、それは衛士の道を志す為にやってきた唯依たちは理解している。

 

咲代子「じゃあ次に落ちたら....」

 

宗陰「最悪、機械化装甲歩兵送りだろうな。なまじ衛士適正が高いせいで...」

 

恭子「....」

 

唯依「そんな...」

 

機械化装甲歩兵は、強化外骨格という人間の動きをトレースして力を増幅する、動力付きのパワードスーツのマシンに乗り込み、小型種に対抗するためにある。

機械化歩兵装甲部隊装着する強化外骨格はPMS...パワードマスタースレイヴによる動作情報出入力と、間接思考制御ならびに音声入力の併用によって、搭乗者の動きを模倣する。

搭乗者はヘッドセットを装着したまま専用のヘルメットを被り強化外骨格に接続。

コアフレームの緩衝機構によって装着者は保護されて、強化外骨格に加わる衝撃や加重から隔離されている。

その出力は腕部スレイヴモジュールが最大5倍速、最大12倍力で随意追従運動可能で、脚部スレイヴモジュールは最大8倍速、最大17倍力で可動。

さらに腰部には跳躍ユニットが2基装備されており、連続して200秒の飛翔も可能である。

だが、機械化装甲歩兵が対応できるのは小型種である兵士級や闘士級、そして中型種である戦車級までで、それ以上になると重兵装であっても持て余す事になる。

だがこれまでのBETA大戦で機械化装甲歩兵は多くの兵士から、歩兵用の動く棺桶と揶揄されることもある。

だが衛士訓練で合格出来なければ、その適正の高さが仇となり多くの者は装甲歩兵へ転化される。

 

託未「合格出来なければそれは仕方ないことだ。次でもダメなら諦めることだ」

 

託未の言うことは無情ではあるが、正しい意見である。軍とは学校とは違う、特別扱いなど許されるものではないし、この大戦下でそんなの今まであったことである。

だが夕呼はそれに対してそういう訳にはいかないとばかりに反論する。

 

夕呼「申し訳ないけど、そういう訳にはいかないのよ。その訓練生たちが、ある意味“VIP”な子たちだから」

 

託未「...」

 

真耶「まさか...」

 

託未は何かを悟り、真耶もまた気付き声を漏らす。夕呼はその託未にある複数の資料を手渡す。

それは人物プロフィールが綴られている資料であった。それを託未はゆっくりと資料を見開き、目を走らせ内容を見る。

宗陰たちは皆彼に視線を向ける中で、全ての資料を見渡した彼は直ぐに隣にいる唯依にそれらを渡した。

因みにその資料と同じものを夕呼から宗陰たちにも手渡された。

 

託未「...ほら」

 

唯依「え?あ、はい....」

 

恭子「なになに?」

 

真耶「...」

 

傍にいる恭子や真耶も彼女と共に目で追う、その資料に載っているのは訓練小隊の訓練生たち。

まず一人は三つ編みの長い髪で眼鏡を掛けている少女・榊 千鶴。

第207衛士訓練部隊所属の訓練兵。分隊長を務めており、生真面目で規律や統率に誰よりも重んじ、指揮能力の高さも窺わせる。

 

蒼真「委員長タイプかな?学校でいう」

 

睦城「統率力が高いのはいい方ですね」

 

鞠子「ですね」

 

笑みを浮かべて学校でよくいるような存在だと揶揄する蒼真と、小隊を統率できる能力に称賛する睦城と同意する鞠子。

次に二人目、黒髪でセミロングの少女・彩峰 慧。

同訓練小隊の訓練生、近接戦闘技術に優れ常に冷静ではあるが臨機応変さを重視する。

 

宗陰「ほう?近接格闘能力が高いのか」

 

咲代子「(彩峰...まさか、彼女は...)」

 

上総「ですが彼女、問題があるようですわね」

 

この彩峰慧、その臨機応変さを重視するあまり、結果として独断専行型で協調性に欠ける傾向が見受けられるらしい。

そのせいで分隊長である榊 千鶴とは特に考え方が両極で衝突することも多いらしい。

 

森羅「...独断専行、ねぇ~」

 

宗陰「お前と似てるかもな」

 

森羅「あ?言ってろ頭でっかちが」

 

っと森羅は興味なさげに彩峰慧の資料を見つめる。そんな森羅に宗陰がこの彩峰慧と同じく独断専行する癖があることを指摘する。

それをイラッとしながらも流す。

 

睦城「次は...」

 

三人目は緑色の髪をした少女・鎧衣 美琴。

同訓練小隊の訓練生で、サバイバルスキルが高く、危機対応能力も高い。

分隊のムードメーカーでもあるが、マイペースなところがある模様。

 

蒼真「まぁ、快活な子がいるといいよねぇ」

 

睦城「マイペースすぎると問題ですよ」

 

鞠子「あははは....」

 

長所を褒める蒼真に睦城はそれは表裏一体で過ぎれば問題だと指摘。それには鞠子は苦笑交じりに何とも言えなかった。

四人目は小柄な体格が特徴、桃色でツインテールの少女・珠瀬 壬姫。

性格として無邪気で人懐っこく、高度な射撃テクニックを持ち、また協調性を重んじる。

 

睦城「だが極度のあがり症である、と」

 

宗陰「お前、すぐにそういう短所見つけるの早いな」

 

睦城「普通ですよ」

 

託未「....っで、次が」

 

次が五人目、前髪が横に出っ張って☆型のようになっており、後ろ髪はポニーテールになっており、写真から見ても凛々しい少女・御剣 冥夜。

同訓練小隊の訓練生で近接戦闘、特に剣術に秀で、非常に気高く冷静沈着。

これといって短所な部分はないが...

 

宗陰「ん?」

 

上総「どうかしましたの?」

 

咲代子「いかがしましたか?」

 

宗陰は彼女、御剣冥夜の顔写真を見て何か気掛かりとなったのか、ジッと見つめ始める。

 

宗陰「いや...この御剣という訓練生...なんか見覚えが」

 

森羅「あ?そうか?」

 

鞠子「そう言えば確かに」

 

各々御剣冥夜に対して何か既視感がすると思い始める。そんな中、真耶だけは気まずそうにし、恭子は「まさか」と口にしている。

そんな彼女とは違って託未は...

 

 

託未「....そうだ。ここでお前らに言っておくことがある」

 

唯依「言って...」

 

恭子「おくこと...?なに?」

 

託未は宗陰たちの前に立ち、ある事を告げる。

 

 

 

託未「殿下から賜った仕事は二つ。第四計画の協力と....

 

 

....この御剣冥夜の極秘による警護だ」

 

 

宗陰・森羅・蒼真・睦城「「「「...は?」」」」

 

唯依「え...?」

 

 

 

 

 




今回はここまで。
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