Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE   作:武者ジバニャン

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この作品は台本形式で進行します。台本形式が嫌いな人はブラウザバックを推奨します。
原作準拠の方にはこの作品はオススメ出来きません。
設定を忠実に守りたい方、抵抗がある方もブラウザバック推奨です。


それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
オリジナル設定要素も含みます。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。



イメージOP2「ash like snow/機動戦士ガンダム00」

イメージED2「life goes on/機動戦士ガンダムSEEDDestiny」


第六十六章 顔合わせ

託未「殿下から賜った仕事は二つ。第四計画の協力と....

 

 

....この御剣冥夜の極秘による警護だ」

 

 

宗陰・森羅・蒼真・睦城「「「「...は?」」」」

 

唯依「え...?」

 

彼から思わぬ発言に宗陰たち四人や、唯依たちは目を丸くしてしまう。

その中で唯依が尋ねる。

 

唯依「何故彼女の警護を?」

 

託未「彼女は将軍家所縁の人間だからだ」

 

咲代子「将軍家の...?(どういうことだ?)」

 

訝しむ皆を捨て置き、託未は宗陰を見やると彼はこれ以上疑問を抱くのは無粋だと思い、何も言わず頷く。

蒼真たち三人もこれに追随するように頷き、異を唱えることはしなかった。

しかし女性陣ら、上総や鞠子、咲代子、そして唯依は釈然としなかった。だが隊長である託未からの命令には従うしかないと自身に言い聞かせるのだった。

託未は夕呼に振り返り、この訓練生たちの教導を受け入れる。

 

託未「この教導の依頼、受け入れる」

 

夕呼「ありがとう。じゃあ...ちょっと待って」

 

彼女は自分のデスクにある通話機のボタンを押した。

 

夕呼「あ、私、香月だけど。まりもを呼んでちょうだい...えぇ、お願いね」

 

通話機で指示をしてから彼女はこの後の予定を告げる。

 

夕呼「じゃあこの後だけど、まず貴方たちには今からくる207訓練小隊の教官に会ってもらって、その後訓練小隊の彼女らとも会ってもらうわ」

 

託未「分かった」

 

少し時間が経ってから、すると夕呼の研究室に彼女...神宮寺まりもが入ってきた。

 

まりも「失礼します!神宮寺まりも軍曹、入ります」

 

敬礼をしてから入ってきた彼女に夕呼は、「敬礼なんて無駄なことしないでいいから」と手をひらひらとさせながらぼやく。

 

夕呼「まりも。彼らは政威大将軍直属部隊「ティターンズ」よ、これからオルタネイティヴⅣの協力に来てくれたの。

そして彼...隊長である新月大佐よ」

 

まりも「よろしくお願いします!神宮寺まりも軍曹であります」

 

託未「ああ」

 

まりも「...」

 

託未「...」

 

応答した託未と眼が合う彼女、その顔は一瞬悲しげだったがすぐに引き締め、凛々しく佇む。

その彼女に夕呼は訓練小隊にたいして今後彼らにも教官としてやってもらうことを告げる。

 

夕呼「これから彼らも207B小隊の教導をやってもらうわ。彼らと共に、あの子らを使えるようにしてね」

 

まりも「え!?ちょっといきなり!?」

 

夕呼「そういうことだから、お願いねぇ~」

 

まりも「ま!」

 

夕呼に何か言いたそうに声をあげようとしたが、そこへ託未が割って入る。

 

託未「よろしく頼む、軍曹」

 

まりも「っ!....分かりました。...じゃあ副司令、今から彼らを彼女たちに会わせても?」

 

彼に頼まれたからか、これ以上夕呼に異を唱えることはしなかった。寧ろ彼が自分に頼んだことに自分勝手ではあるが、心地良いと感じる。

そう内心で嬉々とした感情を抱くがそれを表に出すことはせず、ただ飽くまでも一人の軍人としての顔で夕呼に尋ねる。

そんな彼女の気持ちを分かったように笑みを浮かべて頼む。

 

夕呼「ええ、そうよ。じゃあ頼むわよ」

 

まりも「...分かりました。では皆さん、こちらです。付いてきてください」

 

託未「分かった」

 

託未たちは夕呼の研究室を後にして、まりもの案内で通路を歩く。その道中、彼女は口を開いた。

 

まりも「あの...お元気でしたか?」

 

託未「ん...あぁ、まぁな」

 

まりも「そう、ですか...」

 

託未「...」

 

まりも「...」

 

唯依「(託未さんとの距離感が...近い)」

 

何とも言えない空気感、それに疑問を抱くのは当然のことだろう。それに気になったのがまず唯依だった、彼女はすぐに託未とまりもの距離感が何とも言い知れないものを感じとった。

その感覚を感じ取る彼女の速さ、ニュータイプかと疑うものである。

そんな中、咲代子がまりもに尋ねた。

 

咲代子「神宮寺軍曹」

 

まりも「はい何でしょうか」

 

咲代子「もしかして貴方は、あの富士教導隊に所属していた神宮寺大尉ですか?」

 

宗陰「知ってるのか?」

 

咲代子「はい、以前私が帝国軍に居た際に聞いたことですが...大陸では凄まじい実力で戦い抜き、その様から狂犬と言われたようです。

その後、帝国軍において有能な衛士が集まった部隊・富士教導隊に属していた、と」

 

経歴であろう彼女の過去の一部分を聞いた託未はすぐにまりもを見る。それに彼女は苦笑交じりにそんなこともあったが所詮過去だと言わんばかりに、咲代子に言う。

 

まりも「確かにそうですが。しかし今は国連軍横浜基地所属の軍曹です、中尉殿」

 

咲代子「そう、ですか...」

 

まりもの言葉に彼女はこれ以上聞くのは失礼だとその辺で止めた。だが託未はそのまりもに尋ねた。

 

託未「じゃあどうして教官をすることを決めたんだ?」

 

まりも「どうして...?」

 

託未「富士教導隊と言えば、帝国軍内部でもエリート部隊じゃないか。そこを抜けて、しかもこんな国連軍に転属してまですることのか?」

 

まりも「....」

 

恭子「ちょっと託未」

 

デリカシーもなく唐突に尋ねる託未、そんな彼に恭子は声を掛けて止めようとするが、託未は敢えて無視する。

しかし彼女は...

 

まりも「私は、私が経験したことを若い子たちに伝えたいと思って教官という道を選んだんです」

 

託未「前に、自分は本当は軍人になりたくなかったと言ってなかったか?」

 

まりも「言いました、でも後悔はしてないとも言いましたよ、私」

 

託未「....アンタはやはり軍人向きではないな」

 

まりも「そんな...」

 

その一言は彼女のこれまでを否定するのに等しいものであった。彼女が如何にしてここで教官を務めているのかを目の前のこの男は知りもしない。

それがどういう覚悟でいるのかも、彼女は内心怒りにも似た感情が沸々と湧いてしまう。

だが彼は...

 

託未「だが、きっといい優しい教師になってたかもな」

 

まりも「え...?」

 

託未のこの言葉に内に湧いていた負の感情が、まるで川の流れによって洗い流されるように消えていく。

無表情で何の躊躇なく言う姿に間の抜けた声を出してしまう。

 

託未「アンタは軍人よりも教師に向いてる」

 

まりも「新月、さん...は!す、すみません!!新月大佐!!」

 

思わず彼の階級を忘れてしまいつい出してしまった。慌てて敬礼をする、そのまりもの肩に託未は手を乗せて彼女に顔は向けずに言う。

 

託未「アンタはこの戦争が終わったら、教師をやるといい。それが一番似合うし、そんな姿をするアンタはきっと綺麗だ」

 

まりも「っ///!?」

 

唐突のこの無自覚に女性の心にストレートにぶつける、正にジゴロである。これには宗陰たち四人や咲代子や上総、鞠子は「おー」っと関心するような声を漏らすが、恭子や真耶、そして唯依は....

 

恭子「フフフ」

 

真耶「(イライラ)」

 

唯依「むぅ..!」

 

恭子は青筋を立てながら笑みを浮かべており、真耶は端から見てもイライラしだしているのが分かるし、唯依に至っては拗ねたように託未を睨んでいる。

 

まりも「い、行きましょう///!!」

 

一方まりもは赤々となった自身の顔を誰にも見せられないと、彼らに背中を向けて再び歩きだす。

そして一向は訓練生たちがいる教練室の前までたどり着いた。

 

まりも「ここに207B小隊の者たちがいます」

 

託未「そういえばB小隊とお前や香月が言ってたな?A小隊はどうした?」

 

まりも「A小隊は既に総戦技演習を合格しており、現在はA-01にいますよ」

 

託未「そういうことか」

 

A-01にいる少尉階級の者たち、彼女たちがきっとA小隊の者たちだったのだろう、託未はそう理解する。

そしてまりもは中に先に入ると告げて、先んじて教練室に入る。中から彼女の声が聞こえる。

 

まりも「今回貴様たちにご紹介したい人たちがいる...どうぞ」

 

託未たちは彼を先頭にして次々と教練室に入る。彼らの視界には五人の少女たちがそれぞれの席に着いている。

その外見は資料と同じ、例の少女らである。一方、対する少女らは目の前に斯衛の軍服を纏う男女の集団が来たことに驚愕する。

 

「あれって...」

 

「うん、あの軍服...」

 

「斯衛...?」

 

「.....」

 

「(何故斯衛が...どうして?)」

 

まりも「では大佐、どうぞ」

 

託未「ああ。...我々は政威大将軍直属第13機甲独立戦隊・ティターンズ。俺はその隊長を務める新月託未、階級は大佐だ。

今日ここに来たのは、政威大将軍殿下からの命令でこの基地に派遣された。そして更に香月博士からの要請で貴様たちの教導を神宮寺軍曹と共に行う。

唐突のことに戸惑うだろうが、しかし貴様たちが総戦技演習を必ず合格する為にも必要だと、香月博士からの考えだ」

 

彼女たちの反応は様々である。これは託未からすると予想通りのリアクションであった、当たり前だろう。

いきなり斯衛の、しかも政威大将軍の直属部隊が来て自分たちを教導してくれるなんて異例である。

だが一人の少女が手をあげ、彼に問いかける。

 

冥夜「質問をしてよろしいでしょうか?」

 

まりも「御剣、大佐の話はまだ...」

 

託未「かまわん。いいぞ」

 

冥夜「ありがとうございます。では...どうして殿下を御守りする立場にある部隊がここに派遣されたのですか?」

 

そう鋭く一寸たりとも託未から逸らすことなくそう問いかける彼女...御剣冥夜が、そう尋ねた。

 

 

唯依「(彼女が、警護対象の...)」

 

真耶「(冥夜様....)」

 

託未「....」

 




今回はここまで。
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