Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE   作:武者ジバニャン

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駄文が含まれております。それで良ければ軽いお気持ちでお読みください。


それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したりする部分があります。人によってはかなり好き嫌いが分かれると思いますが、ご了承ください。

以前の作品であるMUV-LUV G-ALTERNATIVE Sad five of manから話を使い回したりしますので、それも含めてよろしくお願いいたします。

イメージOP「閉ざされた世界/劇場版機動戦士ガンダム00」

イメージED「signs ~朔月一夜~/マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス



第五章 世界の反応

託未たち五人が地球に降りてから一ヵ月が過ぎた頃....。

 

===

《アメリカ合衆国・ワシントンDC・ホワイトハウス》
===

 

 

 

アメリカ大統領「諸君、今回の議題だが【例の戦術機達】に関してだ。」

 

やはりと内心思いながら、黙って大統領の話を閣僚達は聞いた。

 

最初は、ただの眉唾物の噂話と思っていた者が多かったが、以前にCIAのエージェントが持ち帰り証拠を収めたディスクの映像を見せられた時、閣僚達は唖然とする者、狂喜乱舞した者が多々いた。

 

大統領「私自身、この目を疑ったよ。

あの五体の戦術機たちは数機でBETAを殲滅できる攻撃能力、さらに光線級のレーザーすら簡単に回避できる機動性・運動性、それだけでなく、なんと自らも光学兵器を所有しているとはな」

 

それを語る大統領の顔は、己の欲望が顔に出ていた。

 

 

「大統領!なんとしてもあの五体を鹵獲し、その技術を手に入れるべきです!」

 

一人の閣僚は声を荒げながら喋る。

 

「私も同意見です!あの技術が他国に、ましてや日本に渡ったりすれば、日米関係は逆転してしまいます!」ともう一人の閣僚も同様に話した。

 

「ああ、分かっている。それだけは、なんとしても絶対に回避したい」

 

 

彼らは欲している……あの技術が欲しいと……ガンダムたちを手に入れたいと……。

 

 

「我々アメリカ合衆国は常に世界のリーダーであらなければならない!!必ずこの戦術機たちを絶対に手に入れ、そしてオルタネイティブⅤを成功させるぞ!!」

 

 

 

 

大統領の言葉に賛同するように、閣僚たちは彼に拍手を送る。

 

 

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===

《日本帝国・京都・煌武院家屋敷》
===

 

 

 

 

ある一室で、ある会談が行われ、そこには複数の男女がいた。

 

征夷大将軍 煌武院悠陽と侍女兼斯衛軍中尉 月詠真耶

 

斯衛軍総大将 紅蓮 醒三郎

 

帝国情報省外務二課 課長 鎧衣 左近

 

日本帝国陸軍技術廠・第一開発局副部長 巌谷 榮二

 

 

悠陽「皆さん今回の会談は、世界の戦場を駆け回っている【例の五体の戦術機】に関してです。鎧衣、例のモノを」

 

鎧衣「はい。いやはや、手に入れるのに中々骨が折れました。」

 

 

軽く飄々ともったいぶるように話しながら鎧衣は、その映像を皆に見せた。

 

映像には、圧倒的かつ信じられないほどの戦闘能力でBETA達を殲滅している五体のガンダム、【Hi-ν】【ΞG】【FAZZ】【クロスボーンX1フルクロス】【ペーネロペー】の姿が映されていた。

映像の五体のガンダムはそれぞれ圧倒的かつ驚異的な戦闘力で物量を武器とするBETAの群れを次々に屠っていく。

悠陽や彼女に付き従う侍女である真耶は言葉を無くしている。巌谷は従来の戦術機の常識では考えられない機動性を見せるガンダムの映像に驚嘆の念を抱き、画面から目が離せないでいる。

紅蓮はガンダムの無駄のない動きと洗練された操縦技術に感慨深く、ただ「ほうこれは」と呟いた。

呆気に取られていた悠陽ではあったが、ハッと正気に戻り技術屋である巌谷中佐に五体のガンダムに関して問いかける。

 

悠陽「巌谷中佐、これをどう見ますか?」

 

悠陽の問いの声に巌谷は顔を引き締めて彼女に向き直って、その問いの意図に答える。

 

巌谷「はっ。これらの機体の性能もそうですが、操縦している衛士の腕も最早通常の領域を超えているかと。

また、戦術機の方は数世代、いや数十世代以上を行っても可笑しくありません。」

 

悠陽「なるほど。ありがとうございます中佐。では紅蓮はどう見ますか?この映像に映る五体の謎の戦術機たちを...」

 

紅蓮「ハッ!儂の目から見ても彼奴らの技量、我ら斯衛をも圧倒しうるがありますなぁ。しかし出来るならばこの衛士たちと共に戦いたいものじゃ」

 

言葉の最後にガハハハッと高笑いを浮かべる紅蓮にやれやれと苦笑する悠陽。そんな彼らに鎧衣はとあることを話す。

 

鎧衣「この五体の戦術機の戦いぶり、BETAに対する容赦の無さ、これらを目撃した各国の衛士たちは畏れの念を込めてこう呼んでいるようです.....白い悪魔たちっと...」

 

真耶「白い悪魔....」

 

しかし鎧衣の話はそれだけはなかった。

 

鎧衣「欧州連合がかの戦術機たちを捕らえようと、鹵獲部隊を編成されました。そしてBETA駆逐から撤退中であった彼らに、欧州連合の二個中隊が接敵したようです」

 

悠陽「っ?!」

 

巌谷「なんと...」

 

紅蓮「ふぅむ」

 

真耶「な、なんだと?!」

 

鎧衣からの報告に真耶は嫌気を示す表情を隠しもせずここにいない欧州連合に侮蔑する。確かにユーラシア大陸での戦況が芳しくなく、間引きと封じ込め作戦が必死である。

だが目の前に突然自分たちの縄張りに現れた謎の五機の機体、そしてそれらが見せた従来の兵器とは全く異なる常識離れの異常な戦闘能力、光線級の攻撃をも簡単と回避しうる尋常じゃない機動力、そして未だ人類が形するどころか実証実験すら出来ていない光学武器での運用している。

これらの人類が魅了させるほどの技術の宝があるとは言え、焦って手痛いしっぺ返しを食らうの想像するのは簡単である。何せあの脅威的物量を最大の武器にするBETAをたった少数で殲滅できるのだ、ならば人類相手でも同じことが出来るのは容易であろう。

それなのに未知の技術に目が眩み、それに手を出そうなど愚かの極みであろうか。

 

鎧衣「そのすべてが全滅。しかし欧州連合の衛士たちは全員無事であったという結果でした」

 

欧州連合は五体のガンダムを鹵獲し、アメリカを中心とした各国とのパワーバランスを覆して世界をリードしようと画策していた。作戦当日欧州領内でBETAと交戦後のガンダムたちを捕捉、これを襲撃する。

だがガンダムたちの圧倒的な機動性、攻撃力、運動性、そして火力の前に為す術なく皆すべて全滅してしまった。しかし戦術機を大破されただけで欧州連合の衛士たちは重傷を患った者たちはいたようだが死者なしで済んだ。

 

だが最後、その戦術機部隊の隊長に対してガンダムから警告を入れらていたのだ。

 

その内容は...【これは警告だ。今後我々に対する武力活動を行った際、貴様等の全てを駆逐する】っと、その報告を受けた上層部は今後のガンダムに対する軍事活動は控えると決めた。

鎧衣からの話しを聞いた悠陽たちの表情は重くなる。その気になれば、彼らは命を殺すことに躊躇いがない、これは正直衝撃的な情報である。

 

 

鎧衣の言葉に真耶は険しい表情でそう呟く。

 

真耶「白い悪魔...正にその異名に違わぬものですね」

 

彼女はそのまま悠陽に問いかける。

 

真耶「殿下は、この者たちを如何なさるのですか?」

 

真耶の問いに巌谷、紅蓮、鎧衣の視線は悠陽にへと注がれる。悠陽は目を閉じて少しばかり沈黙するが彼女はゆっくりと双瞼を開け瞳を揺るがすことなく答える。

 

悠陽「それでもわたくしは彼らと出会えた時、協力をお願いしたいと思います。彼らはわたくしたち人類にとって希望です....例えその相手が悪魔であろうとも」

 

真耶「殿下....」

 

 

 

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そしてここ、日本帝国・国連軍太平洋方面基地、白陵基地でも....。

 

 

===《日本帝国・国連軍白陵基地》===

 

 

 

ある研究室、そこに2人の女性と銀髪のウサ耳バンドをした少女がいた。

 

夕呼「来たわね、まりも」

 

彼女は国連軍白陵基地副指令 極東の魔女こと香月夕呼。彼女は軍人ではなく物理学を精通している科学者である。

現在国連の下で所属しオルタネイティブ計画の四つ目――「オルタネイティブⅣ」の最高責任者を勤めており、階級としては大佐扱いとされているようだ。

常にクールな佇まいを崩さず、本心を表に出すことは滅多にない。

 

 

まりも「香月副司令、一体何を?」

 

国連軍所属帝国軍白陵基地衛士訓練校教導官 神宮寺まりも。嘗ては帝国軍において大陸派兵の経験を持ち、凄惨な地獄の戦場を生き抜いてきた歴戦の衛士とも言えるベテラン。

一時期は優れた衛士しか入ることが出来ない富士教導隊に所属していた経歴がある。

帝国軍にいた際の階級は大尉ではあったが、現在彼女は国連に所属しており軍曹として訓練生の育成に励んでいる。

 

夕呼「今からあんたたちに見せたいモノがあるのよ。」

 

まりも「見せたいもの?」

 

夕呼「そう、今世界を賑わせてる謎の五体の戦術機...噂の白い悪魔たちの戦闘映像よ。」

 

っと、彼女の口から語られる言葉に、彼女は衝撃を受ける。

 

まりも「ホントですか?!副指令!!」

 

夕呼「本当よ。あと今この場にはアンタと社しかいないのだから、堅くならないで」

 

まりも「ですが!...分かったわ、夕呼」

 

夕呼「それでいいのよ。じゃあ社、見せてあげて」

 

夕呼の言葉に頷き手に持っていたタブッレト端末で操作し、スクリーンに映した。すると彼女は口を手で覆いながら驚愕してしまう。

 

 

まりも「そんな...」

 

 

まりもは、それ以上言葉にだせなかった。無理もない、たった五機の見たことのない戦術機が、軍団規模のBETAを殲滅しているのだから....。

 

 

夕呼「どう?感想は?」

 

まりも「この映像は...本物なのよね?夕呼。」

 

夕呼「ええ、正真正銘本物の映像よ。帝国情報省の鎧衣が自ら、持ってきたモノをコピーしたのだから。」

 

夕呼「どう?まりも」

 

まりも「正直真似をしろと言われても、まず無理ね。しかもたった五機でこれだけのことをやってのけるなど、異常よ。でも夕呼、まさかあなた....」

 

夕呼「そう。私はね、こいつらを抱き込みたいのよ。だってこいつらが持っている技術力があれば、オルタネイティブⅣを成功させる糸口を見つけられるかもしれないのよ?その為だったら、私は悪魔に魂を売るわよ。人類が生き残る為だったらね」

 

まりも「夕呼...でもどうやって」

 

夕呼「そんなモノは、鎧衣にアイツ等を探させるのよ」

 

それを聞いて彼女は呆れる。

そんな彼女をほっといて、夕呼は考えていた。

なんとしても彼らを見つけ、自分たちに協力させなければと...。

 

 

 

世界は彼ら五人を欲している.....。

 

 

 

===========================================

 

 

それからまた一か月後のことである。世界に注目され始めた託未たちガンダムチームを乗せた強襲揚陸艦ディーヴァは、現在北京上空を飛んでいる。

 

そんな彼らが次なる戦いを探していた際、ハロが戦闘の反応を確認する。

 

ハロ「戦闘ノ反応ヲ確認!」

 

蒼真「流石だねぇ、ハロ。もう見つけたんだ」

 

ハロ「ホメロ!ホメロ!」

 

蒼真「うん、偉い偉い♪」

 

役目をしっかりとやるハロに蒼真は笑顔で撫でてやる。それが嬉しいのか、ハロは転がり回る。

 

ハロ「ハロ♪ハロ♪」

 

蒼真「アハハハッ」

そんな彼とハロを余所に森羅が険しいで託未と宗陰、睦城に話し掛ける。

森羅「でもよぉ、この前みたく戦闘が終わった直後に人類側が攻めて来る可能性があるんだろ?」

 

宗陰「まぁ在るだろうな」

 

託未「捨てきれんな」

 

睦城「まぁ、実際にBETAと戦闘か怪しいですしね」

 

蒼真「罠、かな?」

 

森羅「だったら行くのやめるか?」

 

現地に赴くのをやめる事をなげかける森羅に、託未は少しばかり無言で思考した後答えを口にする。

 

託未「.....行ってみるか」

 

宗陰「了解だ。ではハロ、戦闘の反応は何処だ?」

 

ハロ「ハロ!朝鮮半島南西部 光州(クァンジュ)広域市!」

 

睦城「ここからディーヴァの最大船速で行きますと、2時間で到着ですね。行きます?」

 

託未「ああ。全員出撃の準備をしておけ」

 

四人「「「「了解/へいへい/分かりました/分かった!」」」」

 

託未「行くぞ」

 

ディーヴァの進路は急遽朝鮮半島南西部 光州(クァンジュ)広域市に向かうことに。

 

 

 

============================================

 

===

《朝鮮半島南西部・光州》
===

 

光州、そこでは現在国連軍・大東亜連合軍が朝鮮半島撤退支援を目的とした作戦が行われていた。だがその最中、日本帝国から派遣された帝国軍将校、彩峰萩閣中将は途中脱出を拒む現地住民の避難救助を優先する大東亜連合に同調し、それに協力を行ってしまう。

 

その所為で国連軍司令部は陥落。指揮系統は完全に瓦解してしまい、現在はその原因を作った彩峰中将の指揮の下、部隊を再編しながら戦闘を行っている始末だ。

 

彩峰中将「現在の被害状況は!」

 

「は、はい!現在被害率55%!このままでは本戦線までもが壊滅します!!」

 

彩峰中将「く!!」

 

 

オペレーターからの報告を聞いて彩峰中将は苦虫を噛み潰した表情を浮かべる。自身が招いた事にしてもこの状況は完全に危ういと思っている。

 

 

彩峰中将「(このままではようやく避難を受け入れた人々に被害がッ!!)」

 

 

その時、オペレーターが慌てふためきながら声を荒げる。

 

「ッ!!?中将!!前線の側面、新たに師団規模のBETAです!!」

 

彩峰中将「バカな!?」

 

「このままでは横腹を突かれてしまいますッ!!!」

 

 

オペレーターから告げられた絶望に彩峰中将は「これまでか...」っと小声で呟いてしまう。だがその間にも、前線では多くの衛士、兵士たちが死んで逝く。

 

 

 

『助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ―――――ッ!!!!』

 

 

『イヤァ!!嫌よぉ!!!こんな所で死にたくないぃ!!!いやアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ―――っ!!!』

 

 

『あ、あああ!!!戦車級がハッチを食い破ってきやがったぁ!!!!うあ...や、やめろ!!来るな!!あ、嗚呼ああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛―――――――ッ!!!!!』

 

 

 

回線から木霊する部下たちの断末魔、絶望と恐怖、死の連鎖が中将やオペレーターたちが居る司令部を支配する。もう此処には(戦場)希望など在りはしない、死という絶対な言葉だけが彼の頭を縛りつけ、まともな思考を阻んでしまっている。だがせめて、戦場とこの基地に居る者たちに逃げよう促さなくてはと彩峰は口を開く。

 

 

「総員、退避...」

 

その時である。雲の彼方から複数の閃光が降り注ぎ、それらはBETAに命中し、奴らは物凄い速度で次々に粉々になっていく。この異常な事態に彩峰中将、並びにオペレーターたちや前線に居る衛士たちは口を開けて呆けてしまう。

 

 

彩峰中将「い、一体...何が...?」

 

「ちゅ...中将!!」

 

彩峰中将「どうした!?」

 

「じょ、上空に...」

 

 

オペレーターは何かに気付き、上空に何か居ることを示唆する。これに彩峰は思わず仮設基地から飛び出していく。それに続くようにオペレーターたちも彼の跡を追う。

 

彩峰中将は無我夢中で上空を眼を向け、見渡していると閃光が降り注いだ所の雲がドンドンと消え晴れていく。そしてそこから光が射してくる。その眩い太陽の光に受け眼を細ながらも、彩峰中将はその光の中に居る"存在"を捉えた。

 

 

彩峰中将「あ、あれは...!」

 

 

彩峰中将は"その存在たち"眼を奪われた。何故なら彼の眼に映ったのは、【Hi-ν】【ペーネロペー】【フルクロス】【FAZZ】【ΞG】の5体のガンダムが太陽を背にして現れた。

托未はコクピットから戦場を冷めた目で見下ろす。

 

托未「....」

 

宗陰『託未』

 

托未「ああ。各機、今まで通りにやれ。今日は大量に居るから遊び放題だ。行くぞ」

 

『『『『了解』』』』』

 

 

5体のガンダムはそれぞれ暴れまわる。

 

 

森羅「Yaaaaaaaaaaaaaahaaaaaaaaaaaaaaaaaa―――――――――――――ッ!」

 

ピーコックスマッシャーをBETAに対して広範囲に炸裂させながら、ムラマサブラスターで周囲の敵を片っ端に斬り捨てる。

 

森羅「ハハッ!もっと来いよぉ!俺を楽しませろよぉ!!!ハハハハハハハハハハハッ!!!」

 

近寄って来た要塞級の足目掛けてシザーアンカーを用いて足に絡め、そのまま傍に居た戦車級の群れに倒す。下敷きになった戦車級は当然原形を留める事無くれた。その時機体の下顎部分が、強制排熱の為のギミックが動く。そのフェイスオープンをした姿が死を撒き散らす死神のように見える。

 

 

蒼真「オラオラオラァ!ハハハハッ♪」

 

ΞGは近寄る要撃級をサーベルで次々にたたっ斬る。次に正面から突っ込んでくる要塞級の触角を躱してすぐさま奴の顔面にまで接近。

肩部メガ粒子砲を、要塞級の頭部目掛けて至近距離で放つ。これを諸に受けた要塞級の頭部は跡形もなく砕ける。

更に殺到してくる戦車級の群れには、ファンネル・ミサイルを用いて蹴散らすのだった。

 

蒼真「さぁ!つぎつぎぃ!!」

 

そのままΞGは再度BETAの群れに突っ込む。

 

 

睦城「光線級、確認。即時殲滅」

 

スプレーミサイルランチャー発射、しかしそれを光線級は見事に迎撃。だがそれを睦城は分かって撃ったのだ。何故なら光線級がレーザー照射後のインターバルは12秒掛かる。それを知っているため敢えて撃ち、次にハイメガ・キャノンで光線級の集団を殲滅。

 

睦城「ん?戦車級の群れ、ですか..........邪魔だ、虫風情が」

 

レーダーで戦車級を捉え、振り向きざまにハイパー・メガ・カノンを発射、カスすら残さず全て消えた。

 

 

宗陰「ペーネロペー、敵勢力を駆逐する」

 

マルチセンサーの先端部に接近戦用のものが4門装備されているバルカン砲で戦車級を次々とミンチにして、ペーネロペー本体とも言うべきオデュッセウスガンダムの両腕部に装備されているショートシールド状のビーム・ユニットからビームサーベルを展開、そのまま要撃級の群れに吶喊。ばっさばっさと斬り伏せていき、締めにファンネルミサイルで壊滅せしめる。

 

 

託未「Hi-νガンダム、敵を撃滅する」

 

そしてHi-νはより多くのBETA群と戦っていた。ビームサーベルの二刀流で要塞級四体の頭を素早く切断し、複数の重光線級のレーザーを回避してそのまま持ち替えたニューハイパーバズーカ、ビームライフルで駆逐する。

締めにと、フィンファンネルとハイパー・メガ・バズーカー・ランチャーで押し寄せる複数の要塞級を一蹴する。

そして気づけばBETAの軍勢は五体のガンダムによって全滅したのだった。この光景に帝国将兵は皆完全に言葉を無くしてしまっていたが、彩峰中将は唯々感謝の思いを込めて敬礼の姿勢をとっていた。

 

彩峰中将「......」

 

そんな彼らを余所にガンダムたちはすぐさま上空へと飛び去ってしまった。この後、避難民たちは無事国外へと逃げ延びた。だがその代償として国連軍司令部という犠牲は無視できず、この数か月後、彩峰中将は帰国後敵前逃亡の罪を問われ投獄、遂には銃殺刑に処されたのだった。

 

 

============================================

 

 

===

《朝鮮半島上空・ディーヴァ艦内・ブリッジ》
===

 

 

森羅「いやぁ~、今回も中々に暴れられたなぁ♪万々歳だぜ~♪」

 

 

ブリッジでビール缶を片手に喜ぶ森羅。そんな彼に呆れながら宗陰が口を開く。

 

 

宗陰「はぁ~、お前はどうしてこうもそんなにバカをやれるんだ....」

 

森羅「あ?だってよぉー、ああも戦える機会が増えるんだ。最高だろ?」

 

宗陰「まったく....」

 

 

だがそこへ睦城の言葉で空気が変わる。

 

 

睦城「ですが...大陸での活動は今回で終わりですよ」

 

蒼真「...........は?」

 

 

聞き捨てられない言葉に森羅は持っていたビール缶を落してしまう。落とした缶から残りのビールが吞口から漏れ、ディーヴァ艦橋の綺麗な床を汚してしまった。

 

蒼真「うわぁ!勿体無い!!」

 

宗陰「蒼真黙ってろ」

 

蒼真「いやだって~」

 

 

宗陰と蒼真のやり取りを無視して森羅は睦城に問い詰める。

 

 

森羅「いやいや!!どういうこと?!今回で終わりって!!」

 

睦城「我々は今世界中に注目されています、良くも悪くも....。それに欧州連合の時のように他の国も我々を狙ってくる可能性がある。一々間抜けな猿共の相手をするのは面倒くさいんですよ、ねぇ?託未」

 

睦城はそう託未に投げ掛けると、彼は即座に返答した。

 

託未「ああ。それに連日の出撃による疲労もある。なら何処かで休暇が要る」

 

蒼真「休暇って....何処かで?」

 

宗陰「東、だろ?託未」

 

森羅「東?東っていやぁ.....」

 

蒼真「日本!」

 

蒼真の答えに託未は頷き答える。

 

託未「そうだ。ディーヴァの進路を日本に切り替える。行くぞ」

 

四人「「「「分かった/あ~、へいへい/やっと休暇ですよ/あ~っと、私服どうしたっけ俺...

」」」」

 

 

 

そうしてディーヴァは、進路を日本へと向けて進みだす。だがこの時の彼らは知らない、その日本にもBETAの魔の手が近づいている事を........。

 




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