Mobile Suit Gundam MUV-LUV G-ALTERNATIVE 作:武者ジバニャン
原作準拠の方にはこの作品はオススメ出来きません。
設定を忠実に守りたい方、抵抗がある方もブラウザバック推奨です。
それとですが、この作品にはマブラヴのストーリー内の原作時系列、設定などを無視したり改変したり、ご都合主義な部分があります。
オリジナル設定要素も含みます。
並びにガンダムシリーズのキャラクターが今作にパラレルワールドの人間として登場したりしますし、並びにオリジナルキャラクターなども登場します。
最後にサブタイトル、また思いつかなかったので書いてません。ごめんなさい。
イメージOP2「ash like snow/機動戦士ガンダム00」
イメージED2「life goes on/機動戦士ガンダムSEEDDestiny」
前回、横浜基地にたどり着いた託未たち。迎え入れた夕呼より、頼まれ事を引き受けることとなった。
彼女からの要望…半導体150億個に及ぶ掌サイズの量子コンピューターの開発と、もうひとつは207B小隊の訓練生たちの教導であった。
彼らはまりもの案内で207B小隊の面々と顔合わせをしたのだが、雲行きが微妙な所から始まる。
冥夜「...どうして殿下を御守りする立場にある部隊がここに派遣されたのですか?」
そう鋭く一寸たりとも託未から逸らすことなくそう問いかける彼女...御剣冥夜が、そう尋ねた。
その寸分も逸らすことのない彼女の瞳は確りと託未を捉えていた。
鋭く見つめる彼女に対し、託未は淡々と返す。
託未「我々は政威大将軍殿下の勅命でここに派遣された。それだけだ...これで納得できるか?訓練生」
冥夜「....はい、わかりました」
若干不服そうにしながらも冥夜は着席する。
託未「では明日より貴様らの教導には我々も行う。では俺達はこれで失礼する、神宮寺軍曹」
まりも「は、は!傾注!!」
まりもの号令により、訓練生たちは立ち上がり敬礼の姿勢を行う。託未たちは見送られながらそのまま教練室から退出。
部屋の外に出た彼らはそこで話をする。
森羅「あのガキどもの面倒を俺ら見るんだよな?」
託未「そうだ」
蒼真「あの子たちが総戦技演習に合格できるように?」
託未「ああ」
蒼真と森羅の問いに応える。彼女らを全員総戦技演習に確実に合格できるよう教練するのが、香月夕呼からの依頼である。
しかしこれに何とも言えない顔で鞠子が意見する。
鞠子「大佐。教練すると言ってもここにいる全員で、ですか?」
託未「まぁそうなるが、俺はそんな多くには教練することはしない。“別件”があるので、宗陰が中心に仕切ってもらう。いいな?宗陰」
宗陰「別に構わないが、別件ってなんだ?」
託未が言う“別件”という言葉に頭を傾げる宗陰、それは森羅や蒼真、唯依たちも気になっている様子。
しかし睦城はそれが何なのか知っている素振りで、無言で眼鏡のブリッジを人差し指でクイッと弄りレンズ部分がキランと光る。
託未「それは後に分かる。だからお前らは訓練生らを頼むぞ」
宗陰「分かった。じゃああいつらの面倒は俺達がする」
託未「ああ」
そこへまりもが話かけてきた。
まりも「いかがでしょうか。どうするかはお考えですか?」
託未「もう決めてある。明日07:00に訓練生たちをグラウンドに集合させろ、軍曹」
まりも「は!わかりました!」
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一方、教練室では託未たちティターンズ面々とまりもが居なくなったのを確認し、冥夜、千鶴、慧、壬姫、美琴の五人の少女らは集まって話ていた。
千鶴「まさか斯衛が来るなんてね」
美琴「驚いたよねぇ~。なんかすごそうな人たちだったねぇ」
壬姫「うん、とっても強いって感じでしたねぇ」
慧「....さぁ、どうだろうね」
冥夜「.....」
四人が話す中、冥夜は一人思考していた。何故に斯衛が...それも政威大将軍殿下直衛の部隊が此処に来たのか、彼らは殿下の命令で此処に派遣されたと言うが、どうしても気になった。
冥夜「(もしや...いやまさか、な)」
一人悩み振り払うようにして無理に納得しようとする冥夜。
千鶴「御剣、どうかした?」
冥夜「ん?いやなんでもない」
冥夜は思ったことを振り払う、そして今は今後の訓練のことを考える。
冥夜「これからの訓練は、恐らく厳しくなるやもな」
千鶴「多分ね」
慧「...関係ない。あんなの見かけ倒し」
その中で慧は淡々と棘のある言葉を口にする。
千鶴「あんた、さっきから随分言うじゃない」
慧「...思ったことを言っただけ」
珍しそうに慧に問いかける千鶴、横目で見てくる彼女の視線などどうでもいいと慧は目を閉じて素知らぬふりをする。
そこへまりもが再び入ってくる。席に戻り敬礼をしようとするが、まりもが「敬礼はいい」と言いそのまま託未から言われたことを伝える。
まりも「明日07:00時にて、グラウンドに集合だ。そこでティターンズの方々が教導してくださる。
決して遅れるな!」
五人『はい!』
まりもはそれを伝え教練室から出ていくのであった。明日から彼女らの教導が始まる、それが否応がなく彼女らにその実感を与える。
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その道中、託未たちは夕呼の下に戻ろうとしている道中、そこで嘗て白陵基地で会った夕呼の秘書官であるイリーナ・ピアティフ中尉が静かに微動だにせず佇み、託未たちを待っていた。
イリーナ「新月大佐、お待ちしておりました。ここから大佐たちのお部屋をご案内します」
託未「部屋?」
イリーナ「はい。副司令のご用命で皆様のそれぞれの自室をご用意しております。どうぞこちらへ」
ここまで用意してるのかと、周到だなと思った。彼らはイリーナの案内の下、それぞれの自室がある居住区画に入る。
そこは他の国連軍衛士や歩兵などの居住区画とは別に、彼らティターンズの為に用意された特別な部屋であった。
そこはディーヴァの部屋とは見劣りはするが、それでも快適に過ごせるよう出来てる。
唯依「いいお部屋ですね」
真耶「確かに、快適そうであるな」
咲代子「でも一介の衛士である我々に過分では....」
宗陰「俺達が政威大将軍殿下直属だからか、はては第四計画の協力者として特別扱いか...」
睦城「両方かと」
睦城の言う通り。これは香月夕呼から託未に対し、自分たち計画の協力者としてそして政威大将軍殿下直属部隊へのVIP待遇という意味を込めてこの部屋を用意していたのだ。
託未「ありがとう、ピアティフ中尉。ここからは俺達だけでいい」
イリーナ「しかし皆様はこの基地に来たばかりで....」
睦城「大丈夫です」
っと睦城は懐より携帯端末機ハロパッドを取り出し操作する。するとティターンズ全員に所持しているハロパッドに着信音が鳴る。
鞠子「今のは?」
睦城「皆さんのハロパッドにこの基地の正確な見取り図を送信しました。これで迷うことはないはずです」
こちらも用意周到である。睦城は既にこの横浜基地の情報を取得していた。
この基地が既にハッキングされたなど気づかないイリーナは、いつの間にと口に漏らしている。
その彼女の反応を余所に、託未はここまでいいと再度言う。
託未「ピアティフ中尉、これで分かってもらえたか?ここまででいい」
イリーナ「わかりました。では私はこれで失礼します」
彼女は敬礼してその場から去っていく。彼女が居なくなったのを確認して鞠子は睦城に問いかける。
鞠子「どうやってこの基地の見取り図を?」
睦城「どうやってって、ハッキングしたに決まってるでしょ」
鞠子「えぇ....」
恭子「ハッキングって....」
睦城の返答に顔を引き攣らせてドン引きしていた。まさか国連軍の極東方面の最前線にして、最新基地の情報をハッキングしてるなんて確実に大問題である。
それを何一つ悪びれることなく平然と答える睦城にもう何も言えないティターンズの女性陣。
その睦城に近づいて、女性陣には聞こえないように語りかける。
睦城「まあこれで困ることはないのですから」
森羅「....お前、昔もそう言って悪びれもせず連邦軍やアナハイムのデータ盗んでなかったか?」
睦城「懐かしいですねぇ~」
森羅「懐かしむな!ボケ!」
子供の頃にいたずらした事を懐かしむように笑みを浮かべる睦城に、見事にツッコミを入れる森羅。
鞠子「....ふふ」
それを見ていた鞠子はそんな彼の笑む姿に嬉しくなり笑いが零れる。
睦城「どうしましたか?」
鞠子「いえ、ただ中佐が楽しそうだったので...」
そう微笑む鞠子。その彼女に口を半開きにして見つめた後、「これは失敬」っと口にしてそっぽ向き、眼鏡のブリッジを人差し指でクイッと押す。
そんなやり取りを余所に、恭子は託未に話かけてきた。
恭子「....これから、大変かもね?託未」
託未「まぁ、確かにな」
恭子「そう言えば、先ほど言った“別件”とは何なの?機密?」
託未「機密というレベルじゃない、ただの“人探し”だ」
唯依「人探し...?」
それを聞いていた唯依は首を傾げる他になかった。