武闘家殺し
ハァハァ…
丑三つ時に差し掛かった時間帯、キャンプをしたことがあるものならば想像しやすいだろう夜の森はそれはもう暗い右も左もわからなくなるくらいに暗い風が吹く音、その風で揺れる木々の枝そして川が流れる音闇の中にあるのはそれらのみただの森でこれなのだではそれが樹海となるとどうだ?
ハァハァッ…クソッ!
ここは静岡県にある青木ヶ原樹海月の光をも遮る中を一人の男はひた走るまるでそれは
どれだけ走った? 分からない
奴はまだ追ってきているのか? 分からない
狙いは何だ? 分からない
追いつかれたとして勝てるか? 否
交渉することは可能か? 否
「
目の前にいたあり得ないずっと後ろから追ってきていたはずだ、しかも足場の悪いそして木々の枝で月明かりさえもろくに届かないこの樹海の中でどうして、どうやって先回りができる!
クソッタレ噂は本当だったガキだと思ってなめていた、それがこんな
「化け物め」
「失礼なおっさんだなぁ、まあいいどうやって追ってこれたか気になってんだろ?教えてやるよ」
「・・・・・」
「そう睨むなまずどこから追ってきたか簡単だ、木々の枝を足場にして追ってきた森の中の鬼ごっこは後ろだけでなく上にも注意を払ったほうがいいぜ?」
この少年、簡単に言っているがことはそう単純ではないまず何度も言うがここは月明かりさえろくに届かない樹海、その中で人が乗っても大丈夫な枝を瞬時に見極め飛び移るとしても2~30㎝幅の枝踏み外せば終わる
「だが、足跡も姿すらまともに見えない中でどうやって追ってこれた」
「ん?ああそんなことか。お前も武術の世界に生きてる身だ聞いたことくらいあんだろ?」
生まれ落ちた時よりその身に宿る縛り何かを失う代わりに膨大な何かを得る。例であげるなら身体的な欠損がある代わりに膨大な気を扱えるなどがある
「俺の場合は気が一切ない、そう一切だ。天与呪縛で身体能力が高い代わりに、気が一般人の十分の一以下なんて症例があった。が俺にはそれがない、俺はまさに天与呪縛のフィジカルギフテッド。お前が俺の追跡に気が付かなかったのはそのせいさ、お前は俺の気を感知しようと必死だったが一切ない俺には意味がない。加えて気配を完全に絶てばお前にとって俺は透明人間というわけだ。まぁ壁越えの奴ほど気で探ってくるからそんな奴らにとっても同じだな、だから落ち込むこたぁねえよ」
「そんなことじゃねえ、俺が聞きたいことはどうやって俺を見失うことなく追ってこれた?呪縛で視力が常人の倍以上だとしても難しいはずだ」
「確かに呪縛でも光が届かない中で20m以内に入らないと体の輪郭すら見えないが、人が残す痕跡はそれだけじゃない。臭跡やその場に残るお前の気を辿った。呪縛で五感なんかも強化されてんだよ、そのおかげで俺は気を全く持たないのに感じることができ見えるからな」
「ハハッなんだそりゃ?チートが」
世界中で壁越えを果たした武術家は必ず気を操る。気を身体能力強化や技えと昇華させるのだしかし目の前の少年は逆に気がない代わりに化け物じみた五感で見ることができた
「さてお別れだ、なんか言い残すことあるか?」
「…じゃあ一つだけ……死にさらせ
「やなこった」
首と体が分かたれる消えゆく意識で
「(あいつ刀どこから出した?)」
死にゆく瀬戸際に男が思ったことだった
読んでいただきありがとうございます。
呪術廻戦が連載当初から好きでクロスオーバー作品を書いてみたいと思っていた時
アニメでマジ恋を知って乗りで書きました。
ご意見を募集中ですよろしくお願いします。
ヒロインが未定なので募集します。
呪術廻戦二期 伏黒甚爾登場! マジで甚爾に恋しなさい!再連載始めるか?
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再連載!
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再連載しない!