初めて買ったモンハンがセカンドGなんですけどやっぱモンハンは
どれも面白い!!
チュンチュンチュンッ
朝の小鳥のさえずりを聞きながら、いまだにまどろみの中をさまよう甚爾は夢を見る。まだ小さな頃の、生家の広い庭で父から武術を習い、姉と母がそれを優しく見守っている。場面が切り替わり、怒りの激情のまま暴れ回る。名とともにとうに捨て去った過去、「・・・・・じ」あの時の怒りは既にないが戻りたいとも思わない「・・ー・・・じ」どうでもいい既に捨てたのだから「とーじ」意識が覚醒する。
「あ?」
「やっと起きたか、朝食にするぞ。顔を洗ってこい」
目を覚ますとそこには、ノースリーブのシャツに下はパンツだけの格好をした史文恭が甚爾を見下ろしていた。
「・・・なんで下を履いてねえんだ」
「ああ、朝食の後に着替えるからなそれまで他の服を着てまた着替えるのは面倒だろ」
かなり扇情的な格好だが、今は空腹が勝った。テーブルに着くと2人分というには些か多いと思われる量の朝食が準備されていたが、そこは武術を嗜む2人、米一粒残さずに完食する。
「さて甚爾、今から凛の元へ行くぞ」
「昨日言っていた奴か?」
「そうだ、道すがら説明する」
準備を整えた2人は家を出て凛という人物の元へ向かう。その道中史文恭から凛の異能について説明を受けた。
「凛の異能は【生誕】血を媒体に様々な生物を生み出す。現存する生物の形したものだったり、空想上のものであったり様々だが、特徴的なのは生み出した生物は大なり小なり固有の能力を持っているんだ。」
「ほう、そりゃすげーな.その異能を使えば核に匹敵する能力を持った生物とか作れんだろ?最強じゃん」
「事はそう単純ではない。能力を持って生まれはするが能力を決めることができない、どんな能力を秘めているかは生み出してからでないと分からないんだ。」
「完全なランダム制ね、そりゃハイリスク・ハイリターンなこって」
「着いたぞここが凛の家だ」
説明を受けながら歩いて、凛の家に到着した。さっそく史文恭が家の扉を叩く。
「おい!凛!いるか⁉︎」
「は、はい!ただいま!」
ドタドタドタッ
「お師匠!お待たせしました!貴方が伏黒さんですね、当主からお話は伺っています。私の異能が必要だとか」
「ああ」
「詳しくは中で話す、邪魔するぞ凛」
中に入りさっそく詳しい説明をする、話を聞き終えた凛は納得といった表情だった。
「お話は分かりました。つまりは私が生み出した生物で、その武器に宿る気を隠すわけですね」
「そうだ。凛、今いる生物でそのような能力を持っているのはいるか?」
「申し訳ありません師匠、今の手持ちでそのような能力を持っている子は...」
「そうか...」
残念ながら凛が現在使役しているもので目的の能力を持っているものはいなかった。
心から申し訳に顔をする凛に、史文恭は仕方のないことだと声をかける。もともと望み薄だったことであり、もしかしたらと考えていたため、凛に協力の感謝こそすれ責めようなどとは微塵も思っていない。
「しかしそれでは私の気がすみません!」
そう言って凛はいきなり立ち上がる。
「師匠、私にチャンスをください!明日はちょうど前に異能を使ってから二か月経ちます。明日に気を隠すための能力を持った子を召喚します!」
この発言に史文恭は、目を見開いて驚く。
凛の異能【生誕】で二か月のインターバルが必要なことは、甚爾に話してはいないが知っていたので問題はなかった。理由は気を隠す能力を持った子、つまりは望んだ能力を持った生物を生み出すといったのだ。
「だが凛、お前の生み出す生物の能力はランダムだと」
「はい、けれどこれまでに生み出してきて一つだけ新たに分かったことがあるんです。それは、
「贄」
「そうです。もっと正確に言いますと、贄にしたものの起源や魂、そして思いです。これまで私は、私の血でしか召喚してこなかった。ですが前に任務で殺した者の血を使ったことがあったんです。そうしたらその子は、殺した者の得意な武器を生み出す能力を持っていたんです。最後にとどめを刺した時、相手はせめて武器があればと言っていました、それが流した血に宿り、得意だった武器を生み出すという能力になったのだと私は思っています。」
史文恭と甚爾は黙って聞いている。つまりは気を隠すという強い意志を持ちながら血を流すということ。しかし死の直前の思いとただ思っただけでは無理がある。二人はそう考えていた。
「お二人の考えは分かります。ですが、甚爾さんは気がありません。贄にしたものに起因するといいましたよね。つまりは天与呪縛に似た能力、気を隠すのではなく封じる能力を持った子を生み出せるかも」
「「!!」」
凛は甚爾の血を使って召喚することで、甚爾の起源である天与呪縛に似た能力を持った生物を生み出そうと考えた。これには二人も絶句する。もしそのような能力を持った生物が生まれれば、游雲の気を封じるだけでなく相手の気を封じることが可能かもしれない。このことに二人の期待は高まる。召喚するのは明日の正午、玄関で凛に見送られ二人は史文恭の家に帰った。
ーその夜ー
「何を考えているんだ?」
「ああ?」
夕食を食べ終え、風呂にも入りまったりとした時間を過ごしていたが、突然の質問に意識が戻され先ほどまで読書をしていたくせにいきなりなんだと思ったが口には出さない。体の向きを上にして史文恭の顔を見ようと見上げるが、見えない。代わりに見えるのは二つの丘、顔は見えないが声が聞こえるのは丘の向こう、顔も合わさずしゃべるのはいけない、どうしたものかと考えていると一つの天啓。
これだ。
そう思ったならばさっそくこの二つの丘をどうにかしなければ、そう思い右手で丘をどかそうと触れる寸前〈パシッ〉手首が捕まれる
「何ナチュラルに人の胸を触ろうとしているんだお前は」
「人と話すとき胸を挟んでしゃべるのは良いことか?いいや、良くない!」
「反語否定で言えば説得力があるとでも?いいや、ない」
「・・・」
「・・・」
「わり」
「ハァ~まったく.....ボソッ別に言ってくれればいつでも」
「あ?」
「何でもない」
「・・・そうかよ」
「で?何を考えていたんだ」
「もし明日、目的の能力を持った生物が手に入ったら最初の約束通りお前と勝負がてら鍛錬して、そのあとはどうするかって考えてた」
「ちゃんと覚えていたか。まぁそれを決めるのはお前だ、じっくり考えたらいい。さあ0時を回ったそろそろ休もう」
「おやすみ」
「おいここで寝るつもりか?」
「そうだが?」
「ふざけるな、早くベッドに行くぞほら」
「だからな、いくらてめーでも危機感を持て。俺は男でお前は女、手を出さないとは限らないんだぞ?」
「フム確かに、お前の寝相は実は起きているのではと思うほどに激しかった」
「え」
「後ろから私を抱きしめ、胸に引き寄せて足を絡めたら頭にキスを落とす。それ以外にもいろいろされたが、これが起きていたら本気のお前はどの様なことをするのだ?」
「・・・」
まさか昨夜、眠りに落ちた後の己がそのような事をしていようとは思わず開いた口が塞がらない。
「・・・冗談だ」
「ふざけんな!」
「あははは、ほら早くしろベッドで寝なければ明日は朝食抜きだ」
「チッ」
朝食を人質に取られしぶしぶベッドに向かう。今夜も我慢しながら眠りにつくと思うとそれだけで疲れる甚爾だった。
「(あまりに驚いていたからとっさに冗談と言ってしまったが、とーじの奴それなりに私を意識しているのか?・・・まぁそれはなさそうだな。」
こうして夜は更けていく。
無事朝を迎え、なぜか起きたら顔を少し赤らめた史文恭が睨んでいたが、気にすることなく朝食を平らげて凛と合流するべく凛の家に向かう。
合流したのち三人は安全を考慮して森の中へ、少し開けた場所に出たのでここで召喚を行うことにした。
「では甚爾さん、この針で指をさして血を少しだけ出していただけますか。」
「そんな少量でいいのか?」
「はい!」
そう言われて凛から針を受け取る。さっそく血を出すため指に刺すが...パキィ
「え」
「「やっぱり」」
当然のごとく針は折れた。仕方がないので甚爾は指の皮膚を噛みちぎって血を出す。
「ほれ、これでいいんだろ」
「は、はい...では失礼しますね」
「は?」
「あむ」
「「!」」
凛は甚じの手を取ったかと思うと、血を流している指をくわえた。これに二人はそれぞれ異なる反応を見せる。
甚爾はいきなりの行動に困惑の表情、対して史文恭は何とも言えない悔しそうな嫉妬のような難しい顔だ。
「んちゅっ・・・じゅるる・・・ちゅうー・・・・んは・・はむ・・・ちゅる」
「くっ...」
指の付け根から先まで丁寧に舐められる、血を一滴もこぼすまいと丁寧に丁寧に。
「んん・・・ちゅる・・・ちゅちゅ・・・・ちゅぱ・・・はぁはぁ」
血を舐め終え指を離した凛、そのあと下唇をひと舐めする。その姿に甚爾は少しばかり欲が沸くがこれから本題に入るために即座に抑え込んだ。
「形亡き者よ、今この血を捧げよう、肉体を得たも者よ、仮初の命を授けよう」
凛の両手から赤紫色の煙が上がり空中で集まっていく、次第にそれは大きくなり中に何かの影が見えてきた。
「生れ落ちるは力、その力を持ってして我が敵を滅ぼせ!」
煙はどんどん集まりそして、弾けた。生まれたのは龍だった。姿は東方の龍、四神の青龍を想像してもらうとわかりやすいだろう。青龍と違う点としては鱗は青ではなく黒、そして体は史文恭の半分程度しかない。
史文恭のの身長が172㎝なので約86㎝ほどだろう。生まれたばかりでこちらを見降ろしながらゆったりと空中を漂っている。
「な!」
突然の凛の叫び。
「どうした?」
「・・・すみません師匠、失敗しました。」
「そうか」
「お二人で納得すんな」
「ああ済まない、凛には生み出した生物がどのような能力を持っているか生み出した瞬間に分かるんだがどうやら失敗したみたいなんだ」
「どんな能力だったんだ?」
「・・・」
ふよふよと龍が凛によって来る。まるで遊んでと言いたげに
「この子の能力は【格納】です」
格納つまりは物を入れることが出来る能力たしかにこれはハズレかもしれない
「容量とかは決まってんのか?」
「いえ、たぶんないと思います。ですがただ格納するだけで気は隠せません。申し訳ありませんお二人とも、あれだけ啖呵を切っておきながらこの始末、いかなる罰も受ける覚悟です」
「凛、自分を責めるな。私たちは別にお前に罰など与えるつもりはない。こればかりは運だ、仕方がない」
二人が話すのをしり目に甚爾は黒龍と向かい合う。黒龍も甚爾の目をじっと見つめ返す。
「こいつ貰うぜ」
「え」
「ありがとよ凛。こいつはいい!」
「え?でもこの子は」
「おい黒龍てのはつまんねえな・・・よしお前の名前はクロな」
「安直だな」
「いいんだよ」
黒龍を改めクロは己が主と認めたのだろう、甚爾にすり寄り最終的に体に巻き付いた。しかしそれは動きを阻害することのないように配慮されている。この龍賢い。
「よしさっそく試すか、クロこれ仕舞え」
するとクロは游雲を飲み込んだ。他にも仕舞えるか試す、すると甚爾が持ってきていた武器をすべて飲み込んでしまった。
凛が言うには格納する大きさや量に制限はないらしく無限に格納できるようだ。一家に一台クロだねなんて思っていても課題が残る。
すべて取り込んだはいいが、やはり游雲の気がクロから感じる。仕舞えてもこれでは意味がない。
「クロお前小さくなれるか?」
甚爾が言うとクロは、自身の体を尻尾から飲みこみ始めた。どんどん飲み込んでサイズが小さくなっていき、最後には飴玉サイズになっていた。
そして甚爾はそれを自身の口に入れ飲み込んだ。
「「!」」
するとさっきまで感じていた游雲の気が消えた。史文恭と凛は驚愕する。
そしてクロを吐出し元のサイズに戻すと、また游雲の気が発せられる。
「ハハッやっぱりな。思ったと通りだ」
「どういうことだ」
「簡単だ、透明人間ってのは臓物まで透明だろ?だからクロにサイズ落とさせて俺の腹の中にしまえばいいと思ってな、これで問題は解決だ。ありがとよ凛」
この男、かなりの力技で問題を解決してしまった。だがそれがこの男らしいといと言えばそれまでであり、そうでなければおかしいとさえ思えてくる。
かくして目的は果たした。そして
「それじゃあさっそく
「ああっ!待っていたぞこの瞬間を!」
「え?ちょ、ちょっとまだ私いるんですけどっ!!!」
「早くどかねえと死ぬぞ」
「ですよね!!」
一目散に凛は離脱を図る、そして二人はついに激突する。
呪術廻戦二期 伏黒甚爾登場! マジで甚爾に恋しなさい!再連載始めるか?
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再連載!
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再連載しない!