パーフェクトオールラウンダーの蓮夜くんは茜ちゃんに告りたい   作:フィン・マコーレー

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評価赤バーいきました。嬉しすぎて2万回も目を疑いました。本当にありがとうございます。

俺は頑張れ

冨〇はもっと頑張れ

猫は頑張ってはいけない

※biim兄貴リスペクト注意


日浦兄婚活RTA part1

 はい、よーいスタート(棒)。

 

「熊谷パイセンを心の奥底まで懐柔するRTA、はーじまーるよー!」

 

「いや言い方!!」

 

 どうも、三門市民体育館よりお送りしております。うp主の神風蓮夜です。

 

 そして今回ご用意した素材がこちら! 我らが天使たる茜ちゃんの兄である兄貴こと日浦正平です。なんとコイツはですね、兄貴のクラスメイトにして那須隊の攻撃手である熊谷パイセンの事が好きなのですよ! そこでしょうがないから俺も手伝ってやることになったんですよねぇ!(恩着せがましい)

 

 まあ一応、なんで手伝う事としたかと言うとですね、日浦家の引っ越し阻止計画の一つとして、まず味方を増やす事を考えた。そこで日浦兄が熊谷パイセンに惚れている事を思い出し、それを利用させてもらう事とした。

 

 兄貴にはどうあってでも大規模侵攻までに熊谷パイセンを頂いてもらう。そうすればせっかく息子に彼女が出来たのに、離れ離れになってしまうのは父親母親も吝かなはずだ。それで引っ越しを止められるのかと言えば、まあ甘い見通しと言わざるを得ないが、それでも何もしないよりはマシだろう。

 

 だが、もしも兄貴が熊谷パイセンにオッケーを貰って、かつ引っ越しを止められなかったとしたら、折角彼女が出来たのに兄貴には上げて落とすという相当残酷な仕打ちをしているのではないかという懸念もなくはなかったが、どうも兄貴は熊谷パイセンには本気っぽい。結果は兎も角、自分は兄貴の恋路を応援したい。自分の目的の為なのもそうだが、人情においても兄貴に協力したいという気持ちは本物だ。

 

「まあそういう訳で今日のチャートを説明する前にお1人協力者を得られたのでご紹介しましょう!」

 

「あ、どうも。巴虎太郎っていいます。よろしくお願いします!」

 

「お、おう……日浦正平だ。よろしくな」

 

 兄貴に自己紹介をしているこのショタは柿崎隊のガンナー、巴虎太郎です。がわ"い"い"な"あ"虎太郎ぐん"! この子はですね、小学生の時からB級に上がった有望株ですよ! ステータス上では大したことないように思いますが、原作のROUND5では状況に応じてハウンドを撃ってたのでよく戦況が見えていたように思うのでとても優秀ですよ!

 

 そんな虎太郎くんがですね、兄貴の婚活を応援してくれるって言うんですよ! 今回はザキさんから今日市民体育館でバスケする予定なのをこっそり聞いてきてくれたんですよねえ! 可愛い顔して何でもやりますよコイツは!

 

 ザキさんはよく熊谷パイセン等とバスケをしているリア充なんですよねえ。まあザキさんが来るってだけで、熊谷パイセンが来るかどうかはまあ運なのですが、だとしてもここに来る意味はありました。

 

「では今回のチャートの説明をば。現在8時に集合してもらったのはですね、柿崎さん達と対等に渡り合う為です。兄貴がバスケでいいとこを見せて熊谷パイセンに注目してもらおうという訳です! だからこうしてバスケの練習をする必要があったんですね」

 

 

 

 2 時 間 後

 

 日浦正平

 

 レイアップ成功回数 6/20

 

 シュート成功回数 4/20

 

 5分間マンツーマン 神風 33-4  巴 30-2

 

 ドリブル 20往復中7回取りこぼす。

 

 

 

 

ウ ン チ ー コ ン グ

 

 

 

 

 

 

「いや兄貴弱すぎない?」

 

「ぜぇ……はぁ……こちとら帰宅部だよ! 悪かったな!」

 

「これっぽっちの練習でへばってんじゃねぇよ! 妹よりだらしねぇ体しやがって、受精卵からやり直せ馬鹿!」

 

「いやウチの妹、女にしては結構動ける方だから……てか辛辣すぎねぇ!? もうちょい手心というかさあ……」

 

「煩いですね……熊谷パイセンと一線を越えるまで兄貴に人権はありません」

 

「基本的人権」

 

「ないです」

 

 なんということでしょう。このクソザコナメクジっぷりではザキさん達と対等に渡り合えません。兄貴に勝ち目はありません。

 

 とりあえず今日は熊谷パイセンは来ない事を祈りましょう。この醜態を見られたら稼げる好感度も稼げな――

 

「あれ、神風? それに正平も……意外、あんたたちバスケやるのね」

 

 ファッ!? 本当に熊谷パイセン来てしまいましたよ……ザキさんと歌川パイセンも一緒に。

 

 なんで? なんで? なんで?(レ) 祈ったじゃーん! ああああああああああああああああああああ! ふーーざーーけーーるーーなーーーーーーーーーーーー! あああああああああああああああああああああああああああ! なんで今日に限ってええええええええええええええええええええええええ!

 

 貴方本当はこんなにできたのね。見直したわ♡ボーナスがあああああああああああああ! 好感度が足りなくなるううううううううううううううう!

 

 詰んじゃう! 詰んじゃううううううううううううううううううう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Foo~すっきりしたぜ。

 

 俺は、そうするべきだと思ったら何でもやるペンチメンタルくんや、そのセコムと違ってちと荒っぽい性格でな。激高してトチ狂いそうになるとBBFを読んで気を静めることにしているのだ(転生したから読めない)

 

 たかが好感度、リカバリ策は既に完成したぜッ! 気にしない気にしない!(トリオン漏出甚大)

 

「虎太郎? お前もいたのか」

 

「あっ……(あの、神風先輩! バスケの予定こっそり聞いてたのは内緒でいいんですね?)」

 

「(おっ、そうだな。頼むぜ)」

 

「(分かりました)柿崎さん、奇遇ですね! 柿崎さんもバスケを?」

 

「ああ、俺達はよくここでバスケしてるんだよ。そうだ、これだけ人数いるんならチーム戦でもやらないか?」

 

 というザキさんの提案に、内心では舌打ちしつつも賛同した。それにしても初対面の人間もいるというのに、この社交性の高さは流石リア充と脱帽せざるを得ない。

 

 そういう事ならせめて、熊谷パイセンと兄貴は敵同士なのが好ましい……兄貴のクソザコナメクジっぷりが露見しても、敵同士なら好感度ダメージは少なく済む。また次の機会に成長した姿で味方になれば、向上心の高さを認められ、好感度に変換できるかもしれない……リカバリ策ヨシ!(現場猫)

 

「あー、それじゃあチームはどうやって決めーー」

 

「虎太郎、一緒にチーム組まないか? 歌川もどうだ?」

 

「あ、はい! 僕も柿崎さんと一緒がいいです!」

 

「いいですよ、柿崎さん。虎太郎も宜しくな」

 

「はい! よろしくお願いします!」

 

 おファ◯クですわ糞が。ザキさんにチーム決めの主導権を握られてしまいましたわ。チャートが壊れちゃ〜う。

 

「じゃあ私は神風と正平とね。宜しく」

 

「あ、うっす! 宜しくたのんます!」

 

「おう、宜しく頼む!」

 

 自分と兄貴は、新しく仲間になった熊谷パイセンに挨拶を交わす。その途中でメッチャ嬉しそうにしている兄貴ですが、状況は想定していたよりも深刻です。

 

 何故かと言うと、ザキさん、歌川パイセン、虎太郎くんの面々を相手に活躍出来るほど、兄貴のステータスは整っていません。ウマで例えると、ザキさんが全てのステータスがCだとすると、兄貴はスピードとパワーだけFで他はGです。スキルもないので確実に足を引っ張るでしょう。

 

 そんな兄貴の情けない姿、熊谷パイセンが見たらどう思うでしょうか。セクハラも一回ぐらいなら許してくれる寛大な心の持ち主である熊谷パイセンの事です。きっと気を遣ってくれる事でしょう。しかし内心では好感度は下がっていると見ていいでしょう。

 

 なので当面の戦術としては、熊谷パイセンにポイントゲッターをやらせて、熊谷パイセンにヘイトを向けさせます。そうして守りが薄くなった所を兄貴がゴールを入れましょう。

 

「2人ともー? もう始まるわよー?」

 

「あっ、はーい」

 

「ああ、分かった!」

 

 こうして、不安の残るバスケの試合が行われることとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 基本的なバスケのルールとして、10分間の試合を4回行うのが普通だ。10分間の試合をクォーターと言う。今その第3クォーターが終わりかけていた。

 

 ボールを打ち付けて駆ける兄貴。取りこぼさないかヒヤヒヤするドリブルを眺めている途中、兄貴の走りを止めたのはザキさんだった。運動神経ティア1のザキさんは相手が悪すぎる。こういうのは真面に相手をするべからず。

 

「止まるな兄貴! 走れ!」

 

 そう言って自分は、腕をクロスしてスクリーンを行う。ディフェンスを妨害して味方を1人フリーにする基本戦術である。これにより兄貴がゴールに接近することを許す。

 

 ペイントエリアでドリブルを停止。シュートフォームに入った。

 

(よーし! 兄貴! 兄貴頑張るよ! 兄貴? 行くよ? 行くよ頑張るよ? 頑張るよ? マジで頑張るよ?)

 

 左手は添えるだけ。拙いシュートで撃たれた兄貴のボールはリングに――

 

 

 

 触れる事すらなく盛大に外した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ア”ア”ア”ゴミカスゥーーーーーーーーーー!!!! 死ねええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

 

 

 

 そんな自分の叫びと共に、第3クォーター終了のホイッスルが鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ兄貴、どうして怒ってるか分かる?」

 

「……折角数少ないシュートチャンスを恵んでくれたのにそれらを悉く無碍にしたからです」

 

「あのさぁ……」

 

 正座する兄貴と、見下すように対面する自分。

 

「兄貴さぁ……何だい? あのクソみたいなシュート」

 

「……」

 

「外した事はまあ百歩譲って目を瞑るよ。皆が皆緑間真〇郎みたいに100パー入れられる訳じゃないしな。だけど事前に言っておいたよね? シュートを狙う時は、中央の四角の角辺りを狙うといいってさ? なのに兄貴ったら思いっきり左に逸れたな? 角に掠りもしなかったな?」

 

「手がすっぽ抜けました」

 

「すっぽ抜けるのはその残念な頭だけにしな」

 

 という感じで説教している途中――

 

「ま、まあまあ……遊びでやってるだけだし、そんなに怒らなくても」

 

 と、熊谷パイセンが仲裁に入る。

 

「いや違うんですよ! 兄貴はやればできる男なんですよ! ねぇ、兄貴!?」

 

「えっ、ああ……おう」

 

「……まあ、あんまり無理しないようにね?」

 

 と、熊谷パイセンは言いますが、現状彼女一人にポイントゲッターをやらせてしまっている現状は少し不味いですよ! 自分は兄貴に目立った活躍をさせてやりたいが為にサポートに回っていますが、肝心の兄貴がシュートを外しまくっています。こんな有様な自分達に対して、ほぼ全ての技術がバランスよく纏っているザキさん達は臨機応変に対応して試合を進めています。26-34で差をつけられているのも必然というものでしょう。

 

 えっ、再走しろ? うるせぇ人生ってのは再走できねぇんだよ。兎に角RTAを続行します。非常に分の悪いチャートになってしまいましたがまあ良いでしょう。(所詮この試合自体前座ですし)

 

 さあ第4クォーターが始まりました。ザキさんがドリブルしているのを私がディフェンスで止めに入ります。

 

 ダンク以外ならどうと言うことはない! ってこれダンクじゃん!? 当然の権利のようにダンクするのヤメロォ!(建前)ヤメロォ!(本音)

 

 はい、26-36、到頭10点差になってしまいました。ここから逆転勝利は非常に難しいです。これはもう勝ち負けに拘らない方がいいでしょう。それよりも兄貴に活躍してもらうのが一番のうま味なのですが……すいませーん、神風ですけど、(兄貴の活躍)まーだ時間掛かりそうですかねえー?

 

 さて点を取り返そうと熊谷パイセンが上がって行きますが、ザキさんと虎太郎くんがそれを阻みます。こういう時はパスをしたいものですが、歌川パイセンが非常にいい位置にいますねぇ。私と兄貴、どちらにパスをしてもギリギリパスカットが間に合う間合いです。糞が(悪態糞土方)

 

 私もなんとか安全にパスできる位置に移動しようとしますが、その都度歌川パイセンが位置を調整しています。それでも限界はあるので兄貴と歌川パイセンの距離を離すのは一応可能ですが、今回の試合を通して、もう兄貴の実力が知れてしまったので、ザキさんが睨みを効かせています。兄貴にパスをしても、ザキさんのディフェンスが間に合うでしょう。やはりヤバい(最初からヤバいとは思っていた)。

 

 そもそも2人にディフェンスされているので、熊谷パイセンもパスを出し辛いです。詰んだ詰んだ♪

 

 

 

あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙も゙お゙お゙や゙だあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!(デスボイス)

 

 

 

 

 

 

 その時、不思議な出来事が起こった!

 

 突如兄貴が熊谷パイセン元まで駆け付けたのである。何をするかと思えば、腕をクロスにしてザキさんのディフェンスを妨害。スクリーンである。

 

 そのチャンスを逃す熊谷パイセンではなかった。妨害されたザキさんの横をすり抜け、レイアップで2点獲得。やりますねぇ!(迫真)

 

 満面の笑みで兄貴に手を差し出す熊谷パイセン。兄貴も動作はぎこちないが、その場の流れでハイタッチ。

 

 …………

 

 ここでオリチャー発動!! 私も遊撃要員として攻撃に参加します。兄貴には熊谷パイセンのサポーターになってもらいましょう。こうやって協力し合わせる事によってFE覚醒のように絆を稼ぐことができます! これが……絆か……!(クロム)

 

 

 

 その後も奮闘した結果、37-42と負けはしましたが、好感度はしっかり稼げたはずです。その証拠に見てくださいよ熊谷パイセンのこの顔! こんなスッキリしたような表情してる人が嫌ってる訳ないじゃないですか! リカバリヨシ!(現場猫)

 

 さあーて、ここで終わり……と思っているのかあ?(ブロリー)

 

 行っただろう……これは前座だと……

 

「(兄貴! ブツは用意してるから渡してこい!)」

 

「(お、おう。分かった!)」

 

 そう言って手渡したのはポ〇リである。兄貴にはこれを全員に振る舞って貰います。

 

 まず前提として、熊谷パイセンは好みの異性の傾向として、性格がよく、おとなしい、落ち着いているに結構寄っています。見た目に関しては私が多少仕込んではいますが、まあ最低限で問題ないでしょう。そんな事よりも、こういう気遣いの繰り返しで好感度をねっとり稼いでいくのが何よりも大事なのです。

 

「ほらよ、熊谷。お疲れさん」

 

「ああ、ありがとう! 助かるわ」

 

「わりぃ、あんま役に立たなかった」

 

「いや、そんな事ないわよ。最後のサポートは助かったわ」

 

「ありがとう、そう言ってくれると嬉しいな。神風の動きを参考にして動いてみたら上手くいったよ」

 

「そういえば神風、正平のフォローに回ってたわね。仲良かったのね、2人って」

 

「仲……まあ、悪くはねえか……」

 

 こういう風に物で釣れば好感度を稼げるうえに、コミュニケーションを展開することが可能な訳ですよ。会話も弾んでいるようですね。素晴らしいと思います。

 

 この後暫くマンツーマンで遊んだり、駄弁ったりして午後まで時間を浪費します。

 

 はい、昼になりました。

 

「(おう兄貴、あと巴、今回のRTAは次のチャートに移る。準備は出来てるな?)」

 

「(わかりました! 頑張ってくださいね、正平さん!)」

 

「(おう、ありがとな)」

 

 よし、じゃあ(チャートを)ぶち込んでやるぜ!

 

「歌川パイセン! 今腹減んないっすか?」

 

「えっ? まあ昼だからな。何か食べるか?」

 

「そう言う事ならこの辺にぃ、美味い、ラーメン屋の屋台、来てるらしいっすよ! 行きませんか? 行きましょうよ!」

 

「へぇ……じゃあそこに行くか?」

 

「おかのした! じゃけん今行きましょうね〜!」

 

 と言って、歌川パイセンをさっさと外に連れ出す。歌川パイセンもリア充属性が強すぎるので、変に他人を誘われては計画が破城してしまいます。(1敗)

 

 虎太郎くんも同じ要領でザキさんを連れ出せたようですね。さあこれで兄貴と熊谷パイセンを2人っきりに出来ました。

 

 異性同士、片想い、昼間、何も起きないはずがなく……

 

「く、熊谷!」

 

「ん?」

 

「その……だな、今から飯でも食いに行かないか? 俺、ちょっと……行きたい所があってよ……」

 

「いいわよ、何処行くの?」

 

 

 


 

 

「し、正平……これって……」

 

「あ、まあ……ここのパフェが美味そうでよ、それが安くなりそうでな……」

 

 さぁーて、ここで承諾してもらえるかどうか! 現在私と巴くん、それにザキさん、歌川パイセンも熊谷パイセンと兄貴を尾行しています。

 

「なるほどなぁ、片思いなのか!」

 

「そういう訳で、ザキさんと歌川パイセンには今後も何かあればご協力していただきたいのですがOK?」

 

「ああいいぜ! 俺にできることなら何でも言ってくれ!」ん? ザキさん今なんでもするって

 

「まあ、最終的には2人の意思次第だが、俺にできることでもあればやらせてもらうか」

 

 といった具合でザキさんと歌川パイセンを味方に引き入れることに成功しました! ああ~うめえなぁ~!

 

 さて現在、今回のチャートの山場になります! この食事イベント、普通に誘うだけでもいいのですが、RTAなのでガンガン攻めて行きましょう! という事で兄貴に紹介したこのレストランですが、なんとラノベで親の顔より見た例のカップルで割引になるプランです! 具体的には、会計の内の4分の1を割り引いてくれるプランですねぇ。これで仮とは言えカップルとさせる事によって距離を一気に近づけましょう。

 

「あ……その、熊谷、嫌なら別の店――

 

「い……いや、いいわよ! 入りましょ!」

 

 ヨシ! 初心な反応してくれちゃってぇ……!

 

 ここで店員さんにラブラブっぷりを見せてくれと、ツーショットを請求してきました。4分の1割引の為、背に腹はかえられぬと2人ともこれを承諾。極限まで密着してのツーショット、うん、おいしい!

 

 撮影が終わってテーブルでゆっくりしています。おっと、ここで私のスマホから通知が来ましたね。

 

 

 


日浦正平

 

お前マジでふざけんなよ!? 

ツーショットとかああいうのがあんなら事前に言っとけよ!?

 

おかげでちょっと恥ずいし、変な空気になってるし!

 

これぐらい平然とした顔でやってのけてみせろ

この童貞チ○ポコ野郎め。

 

本当ならラブホにでも直行してこいって言う所だぞ。

いいから攻めて攻めて攻めまくれ。

 


 

 さて、このまま兄貴達の食事シーンを永遠と見つめるというのも退屈だと思うので

 

 皆様の為にぃ、こんなものを用意しましたぁ

 


 

 僕の名前は幻燈河螢多郎(げんとうがけいたろう)。唐突だが、僕は幽霊の類が大嫌いだ。

 

 写真を撮れば必ず心霊写真になる、前に幽霊からの霊障を受けて友達も巻き込んだ、こう言う事もあって、人付き合いが苦手になってしまった。

 

 けれど周囲の人の応援もあって、バイトで家庭教師のスクエアで社会復帰することとなった。その勤め先がなんと、幼馴染の寶月詠子(ほうづきえいこ)の家だった。何でも僕の担当の生徒が詠子の従姉妹で、去年から一緒に暮らしているらしい。

 

 その従姉妹というのを見た瞬間、僕は……

 

 今まででも体験したことが無いような恐怖感に襲われた……

 

「え……詠子……キミ、何と暮らしてるんだ……?」

 

「え……?」

 

 霊感のない詠子は、その異様な感じが分からず、何もないような感覚で……

 

「従姉妹の、寶月夜宵(ほうづきやよい)ちゃん」

 

 僕には分かる。嫌な感じが肌に張り付いて止まない。鳥肌が止まらず、腕も震える。見ればその従姉妹の見た目も異常だ。瞳孔が2つある。彼女の瞳が髑髏のマークにも見える。

 

 だがこの嫌な感じの正体は何となく分かる。彼女の手に持ってるあの兎の人形、恐らくあれは……幽霊だ。

 

「キミ……っ、今すぐその人形――」

 

 そう言おうとして、何を思ったのか夜宵ちゃんは、手に持ってる人形の首部分をミチミチという音がする程に締め上げた。

 

「ごめんね、おイタして。息の根止めとくから」

 

 馬鹿な……この目の前の10歳前後の女の子は、あのヤバそうな感じがする人形(幽霊)を従わせる程の何かがあると言うのか……?

 

 だけどこれでハッキリした。間違いない……この子も霊媒体質(こっちがわ)だ……しかも……断然深い。

 

「……ッ」

 

 正直関わりたくない。だけど、これも社会復帰の為……! 変わるんだろ僕……!

 

「きょ、今日から夜宵ちゃんを担当する幻燈河螢多郎です……よろしくね……」

 

「うん、螢多郎先生。

 

心霊スポット行こうぜ!」

 

 ……は? ちょっと待て、この子今なんて言った!? 心霊スポットに行こうって言ったのか!? 

 

「ちょ……え!? ぼ……僕家庭教師で来たんだよ……!?」

 

「知ってる。でも……高確率で出る。先生モテそうな霊媒体質(カラダ)してるから」

 

 どう考えても、幽霊にっていう意味だ……! 冗談じゃない。僕は今までそういうのを避けて生きてきたんだぞ……!

 

「い、いや……勉強しなきゃ――」

 

「もしもし、家庭教師のスクエアですか? お宅の幻燈河先生がいたいけな私に『うへへ、お嬢ちゃんどんなパンツ穿いてんの?』て聞いーー」

 

 な、何を言ってるんだ!? 心霊スポット行きを拒否したからか……!?

 

 僕は夜宵ちゃんからスマホをひったくるように取り上げ、違いますと言って通話を切った。

 

「詠子! 一緒に止めてくれ! 夜宵ちゃんがーー」

 

「準備オッケー♪」

 

 はああああああああ!? その手に持ってるのは車の鍵かああああ!?

 

 ちょっと待って!? 僕本当に心霊スポットに行くの!? 僕の社会復帰は一体どうなっちゃうんだーーーー!!!!!!?????

 


 

はい、ここで熊谷パイセンと兄貴が食事を終えました。因みに今のはダークギャザリングという漫画でして、ジャンプSQでワートリと同じく連載しております。7巻まで出てる非常に新鮮で……非常に面白い漫画なので5巻……せめて4巻までは買って読んでみてください! オナシャス!(露骨な宣伝)俺も買ったんだからさ(同調圧力)

 

 熊谷パイセンには先に外で待っているように言ってあるみたいですねぇ。熊谷パイセンの分も奢る様子。この日の為にバイト頑張ったんですよねぇ。

 

 ってアレ? ちょっと待って? 後ろから熊谷パイセンに近づこうとしてる人がいるんですけど、あのおでこに引っ掛けただけのゴーグルのような眼鏡、濃いめの水色のジャケット……

 

 もしかしなくても迅さんでは? 

 

 まさか痴漢しようとしていらっしゃる……?

 

 まずいですよ! ここで熊谷パイセンの機嫌を損ねられたら今までのうま味がオジャンになってしまいます! そもそも痴漢なんて最低です! 迅さんには失望しました、ワートリ4巻売ってきます。

 

 いや本当に洒落にならないんで止めてくださいよ本当に! ちょ、ちょっちょっと待ってください! 待って! 助けて! 待ってください! お願いします!

 

 うわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいアンタ、今さっき熊谷に何しようとした?」

 

 ……ファッ!? ここで兄貴が迅さんの痴漢行為を止めに入りました! やりますねえ!!(迫真)

 

「えっ、迅さん!?」

 

「……ん? 熊谷、もしかして知り合い?」

 

「やあ! 熊ちゃん! 今日もいい天気だなぁ!」

 

「……とりあえず状況は察したわ」

 

 熊谷パイセンがそういうと、渾身の右ストレートが迅さんの顔面にめり込み、前が見えねえ状態となった。

 

 にも拘らず……「相変わらず健康的なパンチだ……!」とご満悦の様子な迅さん。その様子に心底嫌そうな熊谷パイセンは

 

「迅さん……今度やったらガチで訴えますよ……」

 

と警告するも、やはり当の本人は反省の色が見えないようだ。

 

「あっはは! いやー悪かった悪かった! お詫びにこれあげるよ!」

 

 と言って迅さんは、熊谷パイセンにぼんち揚げを一袋押し付けるように手渡した。

 

「そんじゃーね! いい夢見ろよ!」

 

 そのセリフを最後に迅さんはそさくさとその場を去って行った。「何だったんだありゃ……」と呟く兄貴。

 

「ボーダー隊員よ。一応ね」

 

「ええ……あんなセクハラするような奴がボーダー隊員なのか……? 大丈夫か、茜のヤツ……?」

 

「まあ、一応は頼りになるんだけどねぇ……だけど、ないとは思うけど、万が一にもあの人が茜に手を出すようなことがあったら本当に容赦しないし、絶対にそんなことはさせないから……!」

 

「そっか……まあ、お前がそう言うなら、茜も大丈夫かな?」

 

 そりゃまあ本当に迅さんがそんなことしたら、私としても迅さんを半殺しにするのはやむなしですねぇ! まあ迅さんは大人のお姉さんが大好きで、そんな大人のお姉さんに痴漢してるのは、自分の事を叱ってくれる母親と重ねてる説とかまとめスレで囁かれてるぐらいなので大丈夫でしょう。

 

「……と、正平」

 

「ん?」

 

「その……ありがとね。助かったわ」

 

「! ……お、おう!」

 

 おお? これは……痴漢されそうになった熊谷パイセンと、それを寸前の所で守ってみせた兄貴。好感度滅茶苦茶美味しい……美味しくない? 

 

 まさか迅さんこれを狙って……? そういや迅さんのサイドエフェクト……迅さん神すぎるでしょ。感動しました。BLEACH全巻売ってワートリ4巻買ってきます。

 

「よう、4人とも!」

 

 こちらに気づいていたのか、迅さんがこっちに来て声をかけた。

 

「あっ、迅さん! ご無沙汰じゃないですか!」

 

 間違いない、迅さんも味方だ。こんなに頼もしい味方もおるめぇよ! このRTAは安泰だな!

 

「迅さん! もしかして正平さんと熊谷先輩の事……」

 

 という巴に頷く迅さん。

 

「んー、あの二人……幸せになれるかどうかは、現時点では五分五分。でも、未来は変えられる。努力次第なら何とかなるかもな」

 

 迅さんのその発言に、一同は「おお~」となった。自分としては五分五分じゃ困るんですけどねぇ……。

 

「にしたって迅さん、あんな方法で距離を縮めようなんて感心しませんよ……」

 

 と歌川パイセンが苦言を放つ。

 

「大丈夫だって。俺のサイドエフェクトがそう言ってたからな」

 

 そうは言ってもこっちは気が気じゃなかったんですがそれは。

 

 まあええわ(寛大)。

 

 この後、ゲーセンにでも行かないか誘う兄貴と、承諾した熊谷パイセンの二人を、迅さんも一緒になって後を付け、無事仲が進展したのを確認できた所で今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 兄貴が熊谷パイセンを送り迎えるのを見届けた所で、自分たちも解散する運びとなった所で、自分は迅さんと二人きりになった。一つ、聞いておきたかったことがある為だ。

 

「そういえば迅さん、いい加減聞いていいっすか?」

 

「? 何をだ?」

 

「いやいや、惚けなくてもいいっすよ。俺が聞こうとしてることもサイドエフェクトで見えてるんでしょう?」

 

 俺がそう言うと、迅さんも困った顔をした。まあ確かに困るようなことを聞こうとしてると思ったけども。

 

「……」

 

「俺の将来何でもいいから予知してくださいよー! 金運でも恋愛運でも仕事運でもいいですからー!」

 

「お前俺の事占い師だと思ってない?」

 

「実質的にはそんな感じじゃないですかね?」

 

「お前なあ……」

 

 苦笑いで返す迅さん。まあ将来を予知してもらうのは建前だ。そこからなし崩し的に迅さんに、自分の事をどう思っているか知っておこうという寸法だ。なのだが、迅さんったら会うたびにその点について暈しちゃうんだもんなあ。今までなあなあで逃げられてしまうのだ。

 

「じゃあ仮に、お前は一生貧乏暮らしで、彼女がいない歴=年齢で、一生ニートとして過ごすって俺が言ったらどうするんだ?」

 

「運命なんざ死人の言い訳です。俺たちを決めるのは運命じゃねえです。俺たち自身の、あがきっすよ。生きる、ってのはそういうことっすよ!」

 

「調子いいこと言うなぁ……まっ、間違いじゃないけどな」

 

「そういう訳で教えてください!」

 

「……一応聞くけど、なんでお前はそんなことが聞きたいんだ?」

 

「あー……だって迅さんのサイドエフェクトって、その本質は未来の分岐を自分の能力の許す限りで誘導できるって事でしょう? なら事前に未来を知っておいて、いい未来であればそれで良し、悪けりゃ何でそうなるかの原因を特定して対策立てられるじゃないっすか!」

 

「へえ、お前行き当たりばったりで聞いてる訳じゃないんだな」

 

「あっ、迅さん! 俺の事フォーク准将みたいに行き当たりばったりで生きてるって思ってます!?」

 

「いや誰だよ。けど、まあそうだな……」

 

 困った顔をしながら迅さんは、手に持っているぼんち揚げを一つ差し出す。

 

「とりあえず、ぼんち揚げ、食う?」

 

「……それで懐柔されませんからね? いただきますけども」

 

 あ~はっはっは、と迅さんは笑って誤魔化した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「(……すまん、神風。俺は、お前の力になれない……)」

 

「……ん? 迅さん、なにか言いました?」

 

「あ、いや、何でもないよ」

 

 そう言って手渡された迅さんのぼんち揚げは、何故か渋かった。前食った時はもうちょっと甘みがあった気がしたんだけどな……気のせいかな?




好感度表 ※印は事情を知っている人間

米屋陽介 (良)アイツと戦うのは結構楽しいぜ。気分でトリガー変えてくるから、戦ってて飽きないんだよ。
神風蓮夜 (微良)この人なんか死生観が他と違ってて怖い。まあ普通に好きだよ。

緑川駿 (良)よねやん先輩と同じく。まあ対策立て辛いから、好き嫌いは分かれるかも。
神風蓮夜 (良)生意気だけど可愛い。ショタも悪くない。

荒船哲次※(良)短期間でパーフェクトオールラウンダーになったのは尊敬する。教えてくれて凄く助かる。
神風蓮夜 (良)野望が偉大過ぎて尊敬する。メソッド完成したら自分にも見せてほしい。

当真勇※(良)大切な後輩。あと、見ていてほっとけねーな。
神風蓮夜 (良)敵のライバルは味方だぜぇ! あれ、違う? まあいいや。

佐鳥賢 (普通)あんまり話した事はないんだよなぁ……凄いやつとは聞いているんだけど……
神風蓮夜 (微良)嵐山隊なんかいつも忙しそうにしてるからあんまり話す機会ってないんだよな……それにしてもツインスナイプが変態過ぎて引く。

別役太一 (微良)あんまり話した事はないけど、村上先輩と来馬先輩からいい話を聞いているから印象はいいですよ!
神風蓮夜 (微悪)こ な い で 。

奈良坂透※(?)???
神風蓮夜 (悪)実力は認めているが た け の こ 許 さ ね え。

東春秋※(微良)少し、在り方が歪なように思う。悪い意味でほっとけない。
神風蓮夜 (良)この人を嫌う選択肢って寧ろある?

那須玲※(良)優しくていい子だと思うわ。きっと……
神風蓮夜(良)信者大量生産装置本当に美しいです。

熊谷友子※(微良)気さくで話しやすいと思う。ただ、あの明るい表情が見せかけだと思ったら悲しくなる。
神風蓮夜 (良)臭そう(偏見)。

日浦正平※(良)最近扱いが酷い。
神風蓮夜 (良)はよう熊谷パイセンと一線を越えるんだよあくしろよ。

巴虎太郎※(良)柿崎さんは格好良くて信頼できる人なので、神風先輩も柿崎隊に入って欲しいです!
神風蓮夜 (良)やっぱ……猫ワールドの……ショタを……最高やな!

柿崎国治 (微良)どうも慕ってくれてるっぽくて嬉しいな。……あんまり接点はないと思ってたんだが……
神風蓮夜 (良)ザキさんいっぱいちゅき♡

歌川遼※(微良)良くも悪くも、風間さんも気にかけている。菊地原の奴は、神風の事あんまりよく思ってないみたいだけどな……
神風蓮夜 (良)時枝ポジのイケメンにして人間の鑑。

迅悠一※(?)???
神風蓮夜 (良)メンタル大丈夫かよこの人。

日浦茜※(好)無理かもしれないけど……振り向いて欲しい……
神風蓮夜 (愛)
茜ちゃん!茜ちゃん!茜ちゃん!茜ちゃんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!茜ちゃん茜ちゃん茜ちゃんぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!日浦茜たんの赤色の二つ結びのおさげをクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!トリオンモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
原作12巻の茜ちゃんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期放送されて良かったね茜ちゃん!あぁあああああ!かわいい!茜ちゃん!かわいい!あっああぁああ!
原作23巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!原作の茜ちゃんの出番終わっちゃう!!!!あ…漫画もアニメもよく考えたら…
茜 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ボーダーあああああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?白黒の茜ちゃんが僕を見てる?
原作の茜ちゃんが僕を見てるぞ!茜ちゃんが僕を見てるぞ!カラーの茜ちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメの茜ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には茜ちゃんがいる!!やったよ猫先生!!ひとりでできるもん!!!
あ、現実の茜ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ、那須パイセン!!く、熊谷パイセン!!志岐パイセェエエエエエン!!!メガネエエエエエェエエエ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ茜ちゃんへ届け!!三門市の茜ちゃんへ届け!
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