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今晩(2023/4/24)の""22時""からダークソウルⅢやるぞ!今回はなんとなんと視聴者参加型でマルチプレイをするから皆も来てくれよな、レベルとかの都合上、また最初から始めるから、皆も準備してくれよな。
※STEAM版だぞ!PS4とかとのクロスプレイは対応してないらしいから注意だゾ!
葦名は断崖絶壁の土壌。岸と岸を繋ぐ何かが無ければ向こう側に行くことは叶わない。
そんな葦名の土地柄故、そこに寺などがあればそれはそれは便の悪い立地だったに違いない。
いまや葦名城とその寺を繋ぐ橋は崩れ、城からこの寺に繋がる隠された道を使うことでしか、そこに行くことは叶わなかった。もっとも、その場所を必要とする者は限られていたが。
竹藪の中にポツンと、風通しの良い寺がある。正しく荒れ寺だった。
白く冷たい雪が狼の視界にちらつく。
この荒れ寺は狼にとっては世話になった寺だった。寺自体に世話になったわけではないが、主に、この寺に住んでいる仏師に世話になったのだ。狼は九朗と葦名を脱出する任務が失敗したとき、その怪我の治療を受け、忍びの牙をもらい受けると共にその牙の砥ぎ方を教わった。謂わば恩人であった。
だが、その恩人は――鬼になった。
戦場に降り積もる怨嗟を受けて鬼となり、狼がその鬼を斬った。
――おまえさん、ありがとうよ。
燃え盛る怨嗟の炎に呑まれた鬼が放った最期の言葉は、それだった。
鬼は斬った、剣聖も斬った、そして自分も斬った…。なのになぜ。
しょぼつく雪が肩に乗る。しかし狼はそれを払いのけることなく、その荒れ寺の中へと入った。
そして見えるのは、小さく丸まった背中だった。片足で何やら木のようなものを支え、右手のみでそれを削り取っている。本人曰く、仏を彫っているらしい。そして目につくのは既にない左腕。
狼が困惑していると、仏師は仏を彫りながら、面倒くさそうに口を開く。
「おまえさん、また来たのか」
「………」
狼は困惑した。
何故、が頭を巡った。
鬼になったはずの仏師、そしてその鬼は斬ったはずだった。
そしてこれは夢であると結論付けた。前にも同じような脈絡のない世界で葦名弦一郎と会った。今回も同じだった。
狼がそんなことを考えていると、仏師は静かに口を開ける。
「また迷っているようじゃの…」
「っ……!」
その通りだった。前に弦一郎と出合った時も、わざわざ葦名一心の言葉を借りてまで警告してくれた。
――迷えば、敗れる。と。
その言葉を忘れるなと言われたが、狼はまた迷っていた。しかし、それも仕方のないことだ。
九朗から命を受けたが、やはり狼は九朗の命を救うことを選択した。狼は、九朗を救うために、人に返すために自刃したのだ。
だがあの時、不気味な洞窟の奥でオリヴァスと名乗る男と対峙したとき、狼は確かに死んだ。だが、次の瞬間には桜の花弁が舞い落ちるのと同時に立ち上がっていた。そしてその時には、確かに鼓動していたのだ。
あれは、まさしく回生の力、竜胤の血の力であったのだ。
未だに狼に回生の力があるということは、九朗を人に返すことに失敗したのだろうか。だから、狼は迷っていた。
仏師は静かに続けた。
「そのような顔、フンッ。おまえさんらしくもない」
「………」
「また、任に敗れたのか」
「…そうではない」
「おまえさんが左腕を失った時、儂が忍びの牙をくれてやった」
「………」
「その時ですら、おまえさんはそのような顔をしておらなんだ」
忍びの掟、その三つ目、一時の敗北はよい。だが手段を選ばず、必ず復讐せよ。
その言葉を胸に、狼は復讐を果たし、九朗を救い出した。
だが今回はそれとは状況が全く違っていた。知らない土壌、知らない人たち、そして自らの主がどうなったのかすらもわからず、この仏師ですら夢であるとはっきり理解できる。
「さぁ、用がないなら出ていくんじゃ。儂は仏様を彫らにゃならん」
「……わかった」
仏師が面倒くさそうにそう言うと、狼はその言葉を肯定して荒れ寺を後にしようとする。
そして荒れ寺を出ていこうとする瞬間の事だった。
「忍びの牙が完成することはない。どれだけ砥ぎ、鋭くしようとも、完成することは無い。死ぬその時まで、研き続けるもんだ」
狼は足を止めて黙って聴いた。
「………」
「じゃが、おまえさんの牙は折れかけておる。誰か腕のいい奴にでも見せるんじゃな」
仏師の云う“忍びの牙”には多くの意味が含まれている気がした。忍びとしての殺しの技術、武器、そしてもらい受けた義手。敵を殺すために扱うものすべてが忍びにとっての牙である。故に、自分の体ですらも殺しの牙であるのだ。
なれば、回生の力も使い方次第。
だが、腕のいい奴に見せるというのはどういうことだろうか…。
荒れ寺を出たところで狼は目を閉じる。すると、すっと意識が覚醒していく感覚を覚えた。
狼は、ただただ仏師の最後の言葉が気になったのであった。
マジで短くてごめん!次への繋ぎです。