うまぴょいしてた(ウマ娘)
地球を防衛してた(地球防衛軍5)
エイリアンとの戦いを指揮してた(XCOM2)
課題がヤバかった(苦痛)
初めての攻勢作戦を無事完了した後、俺は訓練学校の校長室にいた。理由は単純、出席日数の不足によって卒業が危ぶまれていたからだ。勿論学校側は俺が憲兵として活動しているのを知っているし、そのため多くの授業が免除されている。例を挙げるなら、護身術や射撃訓練、その他様々な物品の使用方法などetc...。
だが憲兵として活動しても養われない知識や能力…艦隊の運用方法とかに関する授業は受けなければならない。しかし治安維持のために出動することも多いので免除されていない授業を休むことも多かった。
「何とかならないんですか。休日にやるとか、夜もやるとか」
「この戦時下、月月火水木金金、休日なんかない。夜もやるとなると教官側に問題が起こる」
「現場の提督や憲兵隊は夜も活動しています。それがここではできないのですか?」
「いやそうしたいのは山々だが・・・」
すまないな校長、俺はどうしても提督にならなければならないんだ。なって艦娘たちと仲良く暮らしたいんだ!!そのためなら俺は、実現不可能な理想を実現するよう求めるモンスタークレーマーにもなる!!
「中佐、山吹元帥より電話です」
この学校にて唯一の専業憲兵が扉を開けて言う。山吹元帥からの電話となればこの場を離れなければならない。
「わかった。…また話しましょう」
校長を睨みつつ言う。校長は二度と来てほしくなさそうな顔をしていたが俺としてはどうでもいい。俺の提督ライフの方が重要だ。
「もしもし、ロイです」
繋がっていた電話に出る。
「おお、V。今すぐこっちに来てくれ。会わせたい奴がいる」
「会わせたい奴?いいですが、このままだと提督訓練学校を卒業できません」
「単位か...こちらで何とかする。まずは来てくれ」
「分かりました」
電話を切る。すぐに憲兵用の車に乗り込み出発する。
会わせたい奴…会わせたい奴…相棒妖精か?
本編で出会う時期とはもう数ヶ月もズレてるが、会わせたい奴なんて言われても相棒妖精しか出てこない。
てかこの前航空機で会ったあの妖精が相棒妖精だろ。一式陸攻を水上機に改造できるのなんて明石か夕張か相棒妖精ぐらいだ。そしてあの桜花。艦これでは確か特攻兵器は実装されていない。実装されていないものは明石が改修したとしてもできないし、艦娘は総じて特攻兵器を嫌っていたから作らない筈だ。
だとしたら桜花を作るのは相棒妖精だけ。あのときは気付かなかったが、もう既に会っていたんだ。あとはコンビになって行動するだけ。
そしてこの後大本営で会ってコンビになる。そしたら夢の超技術による兵器群が…。
――
「な…な…」
「おお、遅かったな。早く挨拶してくれ」
「あ…ああ。は、初めまして…」
元帥室で手を差し出し、握手をする。握られた手は温かく、女の子特有のいい匂いがするが、それを堪能することはできない。
「一度見たことはあると思うが、もう忘れてしまったか。自己紹介を」
「わかった!!」
山吹元帥に促され、彼女は自己紹介をする。
「白露型一番艦、白露です。はい、一番艦です。久しぶりだね、ロイ!!」
「…」
相棒妖精はどこですか?超技術の兵器群はいつ手に入るんですか?
「や、山吹元帥…」
「そうか、完全に忘れていたのか。なにしろもう二か月前だからな」
「い、いえ。そういうわけでは」
「なーに。そういうこともある。白露君。君と彼がどこで会ったか言ってやれ」
いや覚えてるよ!!盃二世のとこにいた白露だろ!?こっちを見る目が英雄を見る目だからすぐに分かったよ。俺が言いたいのは相棒妖精はどこだっていう話だよ!!
「はい!!あなたと出会ったのは盃一世がまだ大臣をしていたころ…」
そう切り出して話始めた白露は機関銃のように話続けており、もはやこっちを見てなかった。
「山吹元帥、以前から要請しています妖精の配属の方はどうなっておりますか」
白露にバレないようこっそり近付き小声で聞く。山吹元帥はそんなこともあったなというような顔でしばし考えた後、答えた。
「いやー、こっちでも君に合いそうな妖精を探しておるんだが、中々見当たらなくてな」
「この前私を一式陸攻に乗せて桜花で射出したあの妖精はどうです?」
ここまで延ばされたらもう指名してやるしかない。延ばされ続けて本編開始はまじで避けなくちゃならない。
「あの妖精は謹慎処分を受けてな。桜花のことを噴進弾として計画書に出したのが発覚してもう数年は牢の中だ」
ファッ!?なにやってんのあのバカ妖精。計画書位真面目に書けよ!!おかげでこっちにも被害が来るやん!!
「お、桜花のことですが、着弾しても私にはなんの被害がなかったので、罰する必要は…」
「女王陛下自らが罰するようにと厳命された。おれらじゃどうにもならん」
なにしとんねん無能クソババア!!そいつがいなきゃこの先どうにもできねえよ!!
「そ、そうであってもあの技術力は必要です。私が監視をしますので、あの妖精を配属してください…」
お願いします、色々試作兵器を作っているけどやっぱりやっぱり限界があるんです。
「…陛下自ら厳罰を命じたんだ。難しいぞ」
「構いません。勝利にはあの技術力が必要です」
「おれの方から働きかけてみる。その間にロイ君にはこの仕事をやってほしい」
山吹元帥から命令書が渡される。中をざっと見ると島の調査らしい。山吹元帥は作戦海域の海域図を出す。
「目標の島付近を通過した艦隊が全て行方不明になっている。戦艦、空母も行方不明になっていることから、姫もしくは鬼級がいる可能性がある。だが公式にはまだ存在が確認されていない。あの5人も今は北方海域に出撃している」
「そこで私の出番と」
「ああ。ロイ君達にはこの島とその近海を調査してもらい、可能なら根本的な解決をしてもらう」
「待って下さい、達?達ってまさか」
勿論のことだが、俺は基本的に一人だ。親衛隊としての側面や実力の問題でチームを組めない。スターターファイブスがいるが、今は北方で任務に当たっている。だが山吹元帥の言い方からして複数人で任務に当たるのは確実だ。そしてこの部屋にはもう一人いる。
「ああ。今日から君と白露君はチームだ」
「…白露」
「そこでね、ロイが妖精に叫んで」
「白露!!」
「は、はい!!」
元帥と話していて忘れていたが、白露はまだ喋っていた。俺達の会話を意に介せず喋り続けているのだから、大したものだ。
「お前、新しい配属先は?」
「ロイのとこだよ?」
「・・・山吹元帥、なぜ白露を配属したんですか」
こういってはなんだが、白露は一般的な艦娘だ。スターターファイブスのように記憶を持っているわけでもなければ歴戦の玄人でもない。実戦経験すらないようだ。
そんな新人を危険地帯に基本単独で突っ込んで土地は荒らして敵は皆殺しにする我ながら頭のおかしい隊に入れるのはどうかしていると思う。
「白露君はロイ君の大ファンでね」
「ファンなだけで配属ですか?」
「いや…あまりにもロイ君のことを尊敬し過ぎて各所を盥回し。そしてロイ君のところに来たんだ」
「そうでありますか」
尊敬しすぎで盥回しって…宗教でも作ったのか?唯一神にして救世主であるロイ様を讃えよとか、24時間俺のことを喋り続けて関係悪化とか…。そもそも一憲兵に対する熱意じゃないよ、あれは。
「もういいかね、質問は」
「はい・・・」
質問はないけど不安なら腐る程ありますねぇ!!
「では、改めて任務を通達する。ロイ・ヴィッフェ・ヒドルフ並びに白露は呼称名ハ島を調査し、問題の根本的解決をせよ」
「「了解!!」」