自己肯定感の低い少女が他人からの肯定を求めてVtuberになった~美少女なのにコミュ障だからいろいろ台無しに!?でも本人は楽しんでるし数字もまあまあ出てるから問題無いよね~   作:名も無き二次創作家

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定期配信

「黒夜さん、前にお話ししていた切り抜き師の引き抜きに成功しました」

 

「あ、はい。ありがとうございます」

 

あの人の切り抜きはセンスがあったしなあ。

あと愛に溢れている。

ウチで1番人気の那奈瀬さんや貴重な真清楚白船さんではなく、何故か私の切り抜きばかり上げてくれていた人。

ここまできたらガチ恋か?と思っていたが、社内や会社関係者との恋愛は禁止されていることは伝えられているはず。

それでも公式になってくれたのなら熱心なファンってことなのだろう。

 

切り抜き師は人気が出始めると暴走して問題を起こし、会社から契約解除されたり訴えられたりすることもあるらしいが、彼にはそうなって欲しくないな。

だって私の大切なファンなんだから。

 

私は私のことを好きな人が好きなのだ。

 

「最近は、特に個人ライバー達の間で有能な切り抜き師の取り合いが起きています。自社内でそういう部署を作れたり、そもそも囲わなくても勝手に切り抜いてくれる古参企業だったりならいいんですけど、我が社はまだこの業界では新人。Vチューバー界の二巨頭に追いすがり、人によっては我が社含めて三巨頭と呼んでくれていますが、胡座をかかないように気をつけねばなりません」

 

「は、はい。気をつけます」

 

実際、私たち3人はチャンネル登録者数が大手のトップライバーに迫ってきているにもかかわらずアーカイブの延びが他より少し悪い。

また、同時接続の人数もこのチャンネル登録者数なら3,000人くらい欲しいのだが実際は1,000人代ばかりだ。

これは親会社が数え切れないほどある子会社に宣伝してくれて、とりあえず関係者が応援の意味を込めて登録してくれているだけで、配信自体にはさほど興味を持ってもらえていないことを示している。

 

ネットの一部では”サクラ行為”として的確な批判が出ているが、ライバー達が実力(可愛い)で黙らせているのが現状だ。

 

「登録者数に見合う数字を出すのが私たちの今後の課題ですかね、マネージャーさん」

 

「そうですね。その課題を報告したところ、上からこんな指令がでました」

 

「なんです?」

 

「『そろそろ二期生募集しよっか。人数増えればソナーの知名度も上がりやすくなるでしょ』です」

 

!?

そろそろ来るかとは思ってたけど、重大報告の割りに軽いなあ。

 

「なるほど。あ、ちなみにそれって今日の定期配信で言っちゃってもいいんですか?」

 

「ええ。むしろ助かります」

 

後輩かあ。

舐められないといいなあ。

コラボとかしないといけないんだろうか。

だったらまともな人とやりたい。

変な人は怖いからね。

 

あ、コラボと言えば。

 

「あの、そういえばコラボ時のスパチャって配分どうすれば良いんですかね。一応全額私が預かってるんですけど」

 

yuri忠ニキの壮絶なスパチャとかね。

……(経済的に)無事でいてくれ。

 

「ああ、すみません、此方の落ち度です。トラブルになるといけないのできっちり決めて置かなければいけませんでしたね。同じ事を七星さんにも聞かれたので先に伝えておきましたが、基本的に『チャンネル主の独占』とし、どうしても異議がある場合は私を通して意見すること。本人達で直接話し合いや交渉をするのは例外なく禁止とします」

 

「あの、じゃあ前回のyuri忠さんのスパチャは私たち2人に向けてのモノだと思うので折半していいでしょうか……」

 

「ああ、その件は既に彼女から『気を使わなくてもいいよ。収入はあたしのほうが高いからw』と伝言を預かっています」

 

あんのクソ餓鬼が……!

 

「無事仲良くなれたようでなによりです。今後の後輩とのコラボも大丈夫そうですね」

 

「後輩と、コラボ」

 

たしかにライバーなのだから後輩ともコラボするのか。

……クセの少ないまともな人とがいいな。

 

「まともな人達を採用してくださいね」

 

「それは人事部の方に言ってください。他に話しておきたいことはありますか?なければ本日はこれで解散しましょう」

 

解散か。

今までの私ならここで即帰宅、もしくはソロで昼食をとっていただろう。

だが今の私はもうその頃の私とは違う。

2人もの陽キャとのコラボを乗り越えたコミュ力つよつよスーパー美少女となったのだ。

後輩にも舐められないように、ここは陽キャムーブ”食事に誘う”を敢行するぞ。

 

「あ、あの!今からお食事とかどうですか?」

 

「折角お誘いいただいたのに申し訳ないのですが、この後の予定が詰まっておりまして……」

 

「あ、そ、そうなんですか!予定があるんならしょうがないですね!じゃあまた今度行きましょう!」

 

「そうですね、また機会があれば」

 

キカイガアレバ?

え、それってさあ……。

 

 

 

 

 

 

 

#夜明けだヨ

【定期配信】雑談・愚痴。マロも食べるよ【黒夜明】

1,202人が視聴しています・5分前に公開
      
⤴31,241 ⤵55 ➦共有 ≡₊保存 …


黒夜明(こくやめい)

チャンネル登録者数41万人

チャンネル登録

 

 

 

 

「それって『お前となんか行きたくねえよ身の程わきまえろカス』の丁寧語ですよねえ!?」

 

せやな

マネと不仲なんですか?

まあ、日本人のお断りの常套句やな

いや、それは極端すぎる

普通にまた今度誘ってくれってことでしょ

 

「コメントはカス派と考えすぎ派が7:3くらいかなあ。実体験ニキいっぱいいるね。自分語りはマロで送って欲しいな。まってるよ~。え?時間あったんならゲリラ配信欲しかった?えへへ、私もみんなに会いたかったんだけど時間があるならあるでやらなきゃいけないこといっぱいあるからねえ。ふふ、でもそう言ってくれるのは嬉しいな」

 

そういえばあの後どうなったの?

社長に呼び出されたよね

ソナー1の問題児

 

も、問題児言うな!

 

「普通に出頭して普通に怒られただけだよ。怒るだけじゃなくて私たちの心配もしてくれて、いい人だったよ。あ、あとアレがポイント高かった!「学生気分じゃ困るよ」って一回も言われなかった!」

 

ああ、あの新入社員を叱るときの常套句

非新入社員が同じミスしても言われないのに新入社員がミスすると必ず言われるやーつ

気分でミスしてるわけじゃないんやけどなあ

上司は特になにも考えずに、新人叱るときはとりあえずこれ言うよね

気にしたこともなかった……

長文ニキ多い。根に持ちすぎィ!

 

「いやあ、上には恵まれたね。下にも恵まれたいもんだよ」

 

そういえば二期生募集開始するとか

ワイ応募するで!

合格枠何個?

 

「おっと、ごめんごめん。その前にコラボの反省会しなきゃ。後輩についてはこの後ね。白船さんと那奈瀬さん、どちらも素敵なかたでしたねえ。……それに比べて私はマネージャーにまで嫌われて……格が違いすぎる……。ソナーの面汚しで御免なさい」

 

うわぁ!いきなり鬱になるな!

今日も絶好調やな

 

「でも那奈瀬さんだけじゃなくて船風さんにも「またコラボやりませんか?」って言われちゃって、えへへ。2人とも優しいんだあ。……私と違って、ね。ははは……」

 

落ち着けって

ただ乗り感情ジェットコースターたのちい

 

人間のムズ

¥500

俺たちの大好きな明ちゃんの悪口は本人でも許さないぞ!好きって言えよ自分のことを!俺たちは大好きだー!

 

「うう、ありがとうございます……。こんな自分でもそういってもらえるとなんだか好きになれる気がしてきました。よし、頑張るぞ!」

 

 

 

 

 

そうしてファンのみんなとお話していき、コラボの反省点は色々出てきた。

たくさんあったけど一番の反省点は”全部受け身だったこと”かな。

これからは後輩を引っ張っていく立場になるんだから、私から動いてあげないとね!

 

 

 

 

「次はみなさんお待ちかね、二期生についてです」

 

きちゃー!

まってました!

 

「まあ私は二期生についてなんにも知らないんだけどね。枠数も知らないし基準も知らないし、審査員も知らないし。たぶん昼頃に上がった公式チャンネルの方が詳しいと思うよ」

 

は?

は?

つっかえ

 

「というわけで、【こんな後輩が欲しい】のコーナー!このコーナーは事前に送って貰った、リスナーさんが配信者という設定の上で「こんな後輩が欲しい!」という妄想を詰め込んだマロを読んでいくコーナーです。ではさっそく1つ目いきましょう!」

 

 

明ちゃんこんにちは!

僕が配信者だったらたぶん数字でないので、

僕より数字が出ない後輩がいいですw

あと先輩をたててくれて、

尊敬してくれるとなおよし!

 

マシュマロ

❏〟

 

 

「うわあ」

 

ドン引きで草

気持ちはわかるが高望みしすぎ

画面の中か夜の店ならいっぱいいそう

俺も欲しいぞ!

正直わかる

ほしい

 

「まあ、このコーナーの趣旨に沿ったマロではあるけど面白みに欠けるかなあ。あと「僕が配信者なら数字でないから」ってさらっと悲しいこと言わないで。そんなのわかんない……わかんないよね?じゃあ次のマロどん!」

 

 

明ちゃんこんばんにちは!

僕が配信者だったら料理上手な

後輩がいいです!

差し入れとか貰いたいです

勿論女の子。可愛ければショタも可

 

マシュマロ

❏〟

 

「わかる~!後輩の差し入れとかいいよね。可愛いショタに差し入れされたい人生だった。「お姉さんのこと、ずっと綺麗だと思ってて……好きです!」なーんて。うへへ……、はあ。キッショ死ねやカス。身の程をわきまえろ」

 

おちつけ

お口が悪いですわよ

ショタコン?

誰か切り抜きよろ

炎上

 

「ショタでもロリでも年上でもいいから、結婚は私のことが好きな人としたい。でも私のことが好きだなんてそんな変な人とは結婚したくない。つまり結婚なんか出来ません。彼氏も出来ません。そもそも仕事関係者以外で友達を作れるようになってから言ってくださいって話なんですけど。はは……」

 

いや、いきなり高望みするのはよくない。

まずはお仕事関係者で……、そうだな。

こんどできるらしい後輩に積極的に関われるようになることから頑張ってみようか。

 

「話を戻して、料理出来る子はいいよねえ。配信には活かせないけど」

 

Vとは相性悪いね

キッチン回りは反射が

包丁とかに中の人映りそう

 

「あー、確かに。ま、企業Vなんだからそこら辺は企業が用意してくれるでしょ。反射しない器具とかさ。知らないけど。あとは動画編集してとか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファンのみんなと想像を膨らませられて、とても楽しい日だった。

後輩は船風さんや那奈瀬さんみたいなまともな人達がいいなあ。

少なくとも私みたいな変なヤツじゃありませんように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




高評価、ここ好き、感想待ってます

ネタ切れです。今までみたいに一気に時を飛ばして三期制登場までもっていくか、もうちょっと今の環境で続けるか。後者はなあ、ネタ捻りださないかんきん

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