あと遅れてごめんなさい。色々ありまして⋯⋯
まあ一番の理由は胡桃の聖遺物厳選とダイパのアルセウスバグの練習してたからですね、あれ最初が鬼門すぎない?
ちなみに聖遺物は火魔女4セット、武器は胡麻来なかったので田中になりました。今では行秋君と最近当てたウェンティ君と組み合わせてメインアタッカーです。アドバイスありがとうございました。
さて、とりあえず原神における真のヒロインがパイモン確定ということがわかったのでヤンデレパイモンありだと思います。
あれから一月。璃月はかなりの混乱に包まれていた。
と、いうのも。やはり優秀な人材が一人消えたのは痛手だったというか、創叡に回っていた仕事が刻晴とほぼ変わらなかったという事実が大きかったのだ。
端的に言うと、仕事が前より回ってない。
なので最近、千岩軍や役人の顔が心做しか生気を失っている。
そして業務に支障をきたし、有能な人材である創叡を辞職に追い込んだ刻晴を処分しようにも、刻晴を抜いたら抜いたで更に業務が回らなくなるという悪循環。その結果刻晴は何事もなく璃月七星の座に留まっている。
まあ彼女も彼女で創叡を探しに行けない状況なので、ある種拷問のような形にはなっているのだが。
まあ兎も角。ただでさえ海灯祭が近いのにこんな事になってしまい、誰も気づけなかったのだ。
往生堂の当主も行方不明になっている事に。
第一話:一ヶ月後
「ジンさーん、こっちの書類片しておきましたよ」
「え、もう!?」
「いうて俺じゃ処理出来ないものが大多数でしたので。そちらはこっちに纏めてあります」
璃月から一ヶ月、俺はモンドに身を寄せていた。
最初冒険者協会に「偽名で登録できないか」って質問したら西風騎士団に拘束された時は終わったかと思ったが、理由を懇切丁寧に説明すると凄ぶる同情され、その話は通った。
で、たまたま近くに居て紹介された冒険者の蛍ちゃんと偽名を考え、今では「創叡」の名前を捨てて「ゼノン」と名乗っている。ついでに髪の色も染めて黒から銀に。
今日は偶々暇だったので西風騎士団に恩返しがてら書類仕事を手伝っていた。
「ありがとう創叡⋯⋯おっと、今はゼノンだったな。君のお陰で今日の業務は早く終わりそうだ」
「ジンさんもジンさんで俺並に社畜してるんだな⋯⋯⋯⋯」
若干過去の自分を見てるようで悲しくなってくる。
だがこの騎士団は想像以上にホワイトだ。どんなに遅くとも八時以降は見回りの騎士団以外、余程のことが無い限りは仕事が終わるのだ。璃月にいた頃ならば、信じられない程だ。
「しかし本当に良かったのか?ゼノンはこう言うのが嫌で璃月からこっちに来たのでは⋯⋯」
「それは違うぞ団長。俺は他の同じ役職⋯⋯ではないけど、立場だけなら同じはずの連中は少しばかり余裕があるのに、俺だけは仕事の量が明らかに多かったり、別口で仕事を増やされているって真実が解ったから、嫌になって逃げ出したんだ。別に元より割り振られた仕事だったり、しっかり休みを貰えるならちゃんと仕事するさ」
しかもよりによって部下の嘆願を無視してだ。どんな理由があったのかは知らないが、流石の俺だってそんな話を聞いたら我慢できなかっただけであって。
「だから全然問題は無いさ、これくらい恩返しさせてくれ」
「そ、そうか⋯⋯」
何か言いたげだがまあ気にしないでおこう。
「とにかく助かったよ。報酬は────」
「んじゃあランチ奢りで」
「それだけでいいのか?」
「お金には困ってないしねそもそも恩返しなのに報酬があること自体おかしい気もするけど⋯⋯まあ団長さんと二人きりでご飯が報酬で」
「ふむ⋯⋯まあ君がそう言うなら構わないが」
「?あ、ひょっとしてスキャンダルとかになりそうで駄目だった?」
「いや、そういう訳では無いんだが⋯⋯まあ大丈夫か」
「やったぜ!じゃあ外で待ってるね〜」
ゼノンが出ていった後、入れ替わりでガイアが入ってきた。
「ははは、大人気じゃあないか、団長」
「⋯⋯いつからそこに居た?」
「さて、何時だろう?」
笑って誤魔化すガイアを横目にさっさと片付けを始める。そんな私に「そういえば」と前置きをし、話しかけてきた。
「団長、さっき昼飯に誘われていた時何か考えていたが、あいつになんかあったのか?」
「ああ⋯⋯その事か」
何か、とはまあだいたい予想がつく。大方、「実は極悪人だった」なんて可能性を考えていたのだろう。だがさっき言い淀んでいたのはそうじゃない。
「いやな、私考えたんだよ。なんでゼノンが璃月で酷い扱いを受けていたんだろう、と」
「ふむ、それで?」
「聞けば彼を不当に束縛していた女性は幼馴染だったそうだ。更に聞けばもう一人幼馴染の女性が居たらしい」
「⋯⋯おっと?」
「しかも、そのもう一人の幼馴染は璃月で有名な自営業だったらしいんだ」
「⋯⋯つまりあれか?ゼノンを束縛してた奴はそのもう一人の幼馴染に盗られないように態々秘書として部下にしたと?」
「ああ、最初ゼノンは千岩軍志望だったそうだ。神の目も持ち、戦闘のセンスも相当あって将来有望だったらしい。だが、千岩軍の給料よりもその自営業の方が給金は良かった。だからそれよりも給料の良い秘書として金を吊るして束縛したというところだろう⋯⋯と一応調べた情報と彼の言葉からはこんな予測ができるわけだ」
「⋯⋯それで?団長は何を危惧してるんだ?」
「もし、もしだぞ。万が一ゼノン=創叡がバレて、その時偶々私と彼が二人で食事をしてたら────」
「あっ⋯⋯(察し)」
恐らく私は修羅場に巻き込まれるだろう。だがそんな事はどうでもいい。問題なのはゼノンにも危険があるというところだ。
「⋯⋯とりあえず情報を集めよう。万が一ゼノンに危機が迫っているようなら守ってやらねばなるまい⋯⋯⋯⋯ああ、ゼノン。安心してくれ。お前は私が命に替えても守ってやるからな⋯⋯」
次回はもう少し早く更新出来たらなと思います。