生まれ故郷と幼馴染から逃げた結果   作:タキオンのモルモット

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エウルアちゃん来ないよおおおおおおおおおおおおおお!!

せっかく病み適性が高いキャラが二人も来てくれたと思ったら刻晴ちゃんすり抜けるしほんまもう()

誰かiTunesカードください、ついったで待ってまs(殴

あと今更だけど地の文では創叡で統一しようと思います。理由は僕がこんがらがったからです。




第二話:安全地帯皆無説

『璃月にて祭がある』。この情報を聞きつけた蛍はウッキウキで準備を始めていた。

 

準備と言っても大したものは無い。精々荷物を纏めてちょっと挨拶してから行くだけである。

 

だが生まれて初めて、彼女は後悔していた。

 

「おい、早く材料持ってこい!!」

 

「ちょっと!!全然足りてないじゃない!!」

 

「クソっ!!やっぱ創叡さんが居ないとダメだ!!早く帰ってきてくれぇぇぇぇ!!」

 

そこにあったのは地獄絵図。運営が右往左往してはアレが足りないコレがまだ提出されてないと怒号が飛び交っていた。

 

「⋯⋯⋯⋯パイモン」

 

「ど、どうした蛍?」

 

何時になく真剣な声色のパートナーに、パイモンはそれでもおそるおそる尋ねた。

 

そのパートナーは満面の笑みを浮かべ─────

 

 

 

 

 

 

「帰ろっか!!」

 

「そうだな!!」

 

「ちょっと待てええええええええええええ!!」

 

「クソっ離せキャサリンッ!!私はモンドに戻る!!」

 

帰ろうとした瞬間、思いっきり腕をつかまれてた。

 

「大体なんの騒ぎなのさ!!私は祭りがあるって聞いたから来たんだぞ!!雑用を手伝わせる気か!?」

 

「その祭りが開催の危機なんですよ!!祭りの実行委員を勤めてた重役の一人が一ヶ月前に失踪してから刻晴様は仕事に身が入らないのかペースダウン、そのせいで仕事が回らなくなって大変なんです!!」

 

「たったそれだけで回らなくなる方が悪いだろそれは!!」

 

「くそっ、正論が痛い!!」

 

 

────────閑話休題────────

 

「はぁ、わかった、わかったから⋯⋯⋯⋯でも冒険者の領分を超えるような手伝いはしないからね」

 

「それだけでも助かります⋯⋯!!全く、創叡さんどこへ行ってしまったのかしら⋯⋯」

 

(モンドに名前も姿も変えて暮らして居ます、なんて口が裂けても言えない⋯⋯)

 

まあ、そんなこんなで。結局冒険者の領分を出ないような手伝いを引き受け、地獄を見る羽目になった。

 

 

 

 

 

 

さて、自分がいなくなったことによる影響など露知らず(というよりかは引き継ぎ書類だけはしっかり残して来たから大丈夫だと思っている)創叡はドラゴンスパインに来ていた。

 

というのも鹿狩りのサラからの依頼でドラゴンスパインにいる巨大イノシシの肉を依頼されたのだ。

 

正直そんな奴がいるのか半信半疑の極みなのだがまあ最初にそいつを見つけ、討伐したのが蛍ちゃんらしいので少なくとも存在は確立されているのだろう。突然変異体が群れを生しているのかは知らないが日を開けたらいるレベルらしい。どういう事なんだろうね。

 

まあそれは考えない事として。

 

いくら俺の評価が高くても一回も登ったことの無い山に一人で登らせるのは⋯⋯と心配してくれた団長が案内人を用意してくれたらしい。

 

「で、アンバーちゃんか。俺がモンドに来て以来だな」

 

「まあ暇だったしね!!」

 

「それでいいのか偵察騎士」

 

「い、今のモンドは平和だから!!」

 

まあジン団長の好意なので素直に受け取っておこう。

 

彼女はアンバー。西風騎士団の偵察騎士、らしい。最初聞いた時はどんな脳筋が来るかとヒヤヒヤした。考えてみ?偵察騎士ってなんだよ。そんなの聞いたことないじゃん?だからテキトーな役職名をを与えられた鉄砲玉みたいなのだと思ったんだよ。許してほしい。

 

 

 

 

 

「で、件のでっかいイノシシが居るってのはどこよ?」

 

「蛍に貰った地図があるからそれ見ながらになるけど⋯⋯あ、飛ぶ事になるね」

 

「⋯⋯この寒空の中を?」

 

「大丈夫だって!!いざとなったら私が温めてあげるから!!」

 

「物理的に温められるのかぁ⋯⋯」

 

「そんなんじゃないからね!?」

 

無駄口を叩きながらも、二人はモンド方面から、正規ルートでドラゴンスパインに足を踏み入れた。

 

 

 

 

その同時刻。璃月側、瑠璃浜に近い場所にて。

 

蛍は窮地に陥っていた。

 

本来ならば、彼女は璃月で海灯祭の準備をしている筈だった。

 

数えるのが馬鹿らしくなるくらいの書類輸送、灯の準備、その他諸々を手伝って、一段落着いた頃。

 

本当に突然だった。後ろから何者かに抱きつかれたのだ。

 

痴漢、セクハラ、性犯罪者。

 

そんな単語が脳裏を過ったが、同時に柔らかな感触。

 

それは同性特有の、胸の感触。恐る恐る振り返ると、そこには見知った顔がいた。

 

「⋯⋯⋯⋯か、甘雨?」

 

そう、そこに居たのは璃月に存在する仙人の一人。璃月七星の秘書である甘雨だった。

 

普段は仕事大好きな事以外は理知的で聡明な女性なのだが、今回ばかりは何かがおかしい。

 

突然抱きついたかと思えば、くんくん、と匂いを嗅いで、ブツブツと何かを言っているのだ。

 

「あ、あのー⋯⋯?」

 

状況が飲み込めず惚けていると、後ろからさらに二人分の足音が聞こえてきた。

 

「しょ、鍾離と⋯⋯魈?」

 

「む、旅人か。久しぶりだな」

 

「すまないな、そこの甘雨を追ってきたんだが⋯⋯おい、お前何してるんだ?」

 

魈は私から無理矢理甘雨を引き剥がす。彼女はボソボソと何かを言っていた。そして──────

 

「創叡の匂いがする⋯⋯!!」

 

 

彼女はそう呟いた。

 

 

 

知らなかったのだ。彼女までそっち側だったなんて。

 

知らなかったのだ。彼が仙人達と深い繋がりがあったなんて。

 

 

 

 

「全く、母に内緒で家出するなんて悪い子ですねもう!!しかもあんなに辛い思いをして相談してこないだなんて⋯⋯⋯⋯!!優しいところは貴方のいいところですが母にはしっかり頼るものなんですよ、その辺を全く理解してないのが本当に悲しいです!!後百年くらいはしっかり家で母が二十四時間付きっきりでその身体に教えこんであげますからね⋯⋯!!」

 

 

 

 

 

知らなかったのだ。彼が仙人と人間のハーフだったなんて。

 

「⋯⋯一応言うが、創叡は甘雨の子供ではない。我々の旧友の忘れ形見だ」

 

「だとしてもだよ、てか逆にそっちの方がやばいでしょ」

 

普通ないだろう、子供として接していた人を、異性としてみるのは。いくら血が繋がってないとしても。

 

あと匂いとかいう曖昧なもので察知するな、怖い。

 

そして気づいたら璃月側のドラゴンスパインの麓まできてしまった。

 

彼は今や冒険者。例え姿と名を変えていたとしても匂いなんて不確かなもので、少なくともモンド方面に居ると把握した甘雨の探知能力はある種本物かもしれない。

 

と、なると。もしかしたら依頼でここに来ている可能性もあるのだ。

 

 

──────────どうか、彼がいませんように。

 

蛍はそう祈り、仕方なく仙人達と山登りに向かった。




お願い見つからないで創叡!!貴方がここで見つかったらヤンデレヒロインたちとの間で戦争が起こってこの辺が焼け野原になっちゃう!!手段はまだ残ってる!!ここを凌げば割とどうにかなるんだから!!


次回:創叡、見つかる!!

デュエルスタンバイ!!
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