駒王町の駒王学園に通うグレモリー眷族の騎士
木場 裕斗は悪魔家業にて新たな客の対応を任され
その客の元へと向かった
そして裕斗を呼び出した少女は言った
「私を殺して下さい」………と。

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ただ思い付いたから書いた、それだけです


貴女は私を殺してくれる?

雨が降っている中、私は傘を差さずに歩いている

 

私は今日も、生きている

 

私は今日もまだ、生きている

 

私は未だに、生きている

 

私はそんなことを考えながらしながら帰り道を歩く

 

先程、ティッシュ配りの女の人からティッシュを貰った

 

ティッシュには『貴女の願い事を叶えます』と魔方陣が描かれた広告のビラが挟まれていた

 

くだらない、普通の人ならそう言って捨てるであろう紙から私は何故か目が離せずにいた

 

貴女の願い事………私は………

 

雨が降るなか、私は体温が下がっていくのも無視して歩き続けた

 

いつになったら私は………

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木場裕斗side

 

 

僕は悪魔家業の方の仕事を終え部室へと戻ってきていた

 

エクスカリバーの件が終わりこの街は平和その物

 

今まで通りの日常が戻り毎日を楽しく過ごすことが出来ている

 

「裕斗、お疲れ様」

 

「ただいま戻りました、部長」

 

目の前にいる赤髪の少女、リアス・グレモリーに僕はそう言って笑う

 

「実は新しく悪魔家業で契約するかも知れない人がいるの、向かってもらえるかしら?」

 

「わかりました」

 

そう言って僕は新たに出現した魔方陣の中に入る

 

一瞬、体が浮き目の前には何もない部屋があった

 

一応家具はあるけど、ベットやテーブルといった必要最低限のものしかなかった

 

そして僕の前にたっている召喚した依頼主をみる

 

腰ぐらいまで延びた綺麗な銀髪

 

琥珀色の目

 

でもその瞳には光は無く

 

無表情の少女

 

小猫ちゃんの場合は目には光があるがこの子の場合はなかった

 

普通ならば本当に召喚された!?と驚く事が多いので少し以外だ

 

「あなたが私の依頼主、ですか?」

 

そういうと少女は黙って頷き返す

 

「僕は悪魔の木場裕斗です。先に注意しておくのですが、僕たちへの依頼は必ず対価を払わなければなりません」

 

最初に説明を行うと少しの間の後に少女が頷く

 

それにしても普通の女の子ならば部屋は多少でもぬいぐるみやテレビが置かれているはずだ

 

なのにこの子の場合は全く無い

 

「貴女は?」

 

雪無(セツナ)嫌奈(キラナ)

 

一体何故?

 

「それでは、貴女の願い事を聞かせてください」

 

「私を、殺してください」

 

僕は自分の耳を疑った

 

この少女は今なんと言った?

 

聞き間違いかと思った

 

「私を、殺してください」

 

今度こそ、はっきりと聞こえた

 

私を、殺してといったのか?

 

「ちなみに、それはどう言った意味だい?」

 

弱い自分を殺したい

 

弱虫を直したいといった意味ならまだ分かる

 

だが、この子の場合は………

 

本心から自身の死を望んでいるのか?

 

それとも悪ふざけなのか?

 

頭の中が混乱して正常な判断が出来ない

 

「私を、殺してくれる?」

 

そんな状態の僕を他所に、彼女は僕へと頭を傾げそう問いかける

 

僕は……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部室に戻るとみんなが戻ってきており、僕が最後のようだった

 

結局、僕は彼女を殺せなかった

 

『その依頼は少しまって欲しい、少し上の人の話を聞いてみる』

 

そう言って部室に戻ってきていた

 

「お帰り……どうしたの?顔色が悪いわよ裕斗」

 

「木場、大丈夫か?」

 

「部長、イッセー君………実は依頼を行うことが出来なかったんだ」

 

「あらあら?珍しいですわね?裕斗君が依頼を失敗するなんて」

 

「一体どんな依頼だったんですか?」

 

実は…………

 

そう言って僕はみんなに話した、すると部室が静まり返っていた

 

「いつものコスプレや撮影会、野球の練習相手とかなら分かるんですけど、こんな事は無くて」

 

「私も聞いたこと無いわ。まさか、死を望む依頼が来るなんて」

 

「それも、小猫ちゃんより小さい子が本当にそんなことを言ったのか?」

 

「僕も、最初はそう思ったんだ。でもあの子は本心で言っていたんだ」

 

これはもう悪魔の契約や願い事どころではない

 

下手したらこれは犯罪とも言える依頼だ

 

「取り敢えずリアス、お兄さんに連絡をした方が良いわ」

 

「えぇ、こればかりは私でも無理よ。」

 

その後、僕らの連絡を浮けたサーゼクス様がグレイフィアさんを連れてすぐに僕らの部室へとやってきた

 

「木場くん、その少女は本当に『私を殺して』と言ったんだね?」

 

「はい、間違いなくそう言っていました」

 

そういうとサーゼクス様は暫くは思案すると口を開いた

 

「木場くん、もう一度そのこの子の元へ僕を連れて行ってくれないか。その子と話してみようと思う」

 

「わかりました」

 

僕は魔方陣へとサーゼクスさんと入りあの子の住む場所へと転移した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ、はじめまして。一応、僕は彼の上の役職についているサーゼクスと言う。」

 

そう言うサーゼクス様に少女、嫌奈は頷いて返す

 

「早速だけど、君は彼に『私を殺してと』と依頼したんだよね?」

 

またもやコクリと頷く嫌奈

 

「そんな事を願っていると、親御さんは知ってるの?」

 

サーゼクス様の問いに首を振り、否定する

 

「ここまで君を育ててくれた君が、死ぬと知ったら親御さんが悲しむ。だからそんなことを願うのはやめなさい」

 

優しく、諭すように言う

 

だが、嫌奈は顔を横に振り否定した

 

「親はいない」

 

突然のカミングアウトに僕もサーゼクス様も驚いたがどうにか会話を続ける

 

「じゃあ………なんで君は死にたいのかな?良かったら教えてくれ」

 

「一年前」

 

「ん?」

 

「親や親戚を全員、殺しました」

 

……………え

 

その発言に僕は思考が止まった

 

サーゼクス様も驚いたのか、言葉が出ずにいる

 

「母の料理を手伝おうと、包丁を手にして。次に気がついた時には家族が全員……死んでいました、私の手には血がついた包丁がありました」

 

突如として始まった少女の独白

 

「私の中の何かが、私を使って家族を殺しました。」

 

少女の話した私の中の何か、もしかして神器(セイクリッドギア)なのか?

 

でも宿した人物の意識を奪うような効果の神器なんて聞いたことが無い

 

「どちらにしろ、こんなことをしたのは私です。私は沢山の人を殺した、私は死なないと行けない。一人で死ねないから私はそこのユートに依頼した、誰がどう言っても私はこの願いを変えません」

 

何もない、無表情な顔と感情を感じさせない声色がとても少女に対しての恐怖を強める

 

「私を殺したら、それが出て来ます。私を殺す依頼の対価になるはずです」

 

彼女は神器のせいで人生を狂わされた

 

それはイッセー君も同じだ、彼は神器を宿していたせいで堕天使に殺された

 

きっと彼女と僕らの違いは救いが無かったこと

 

僕もイッセー君も部長のお陰で生きている

 

でも彼女には何もなかった

 

無くなってしまった

 

それも、自分の手で自身を知るすべての人を殺してしまった

 

故に、彼女は思ってしまったのだろう

 

“死なないと行けない”と。

 

少女の発言にサーゼクスさんは静かに口を開いた

 

「わかった、君の願いを叶えよう」

 

その声にはとても弱々しく、悲しそうに少女へと放たれた

 

「ここじゃなくて、静かな森で……殺してくれる?」

 

何故か少女は僕に近付き、そう言った

 

「なんで、僕に?」

 

「ユート、あなたが最初に私に召還されたから。たぶん、私が死んだ後に出てくるのは貴方が使うものだと思う」

 

僕が使うもの、もしかして彼女の神器は何かの武具なのか?

 

その後、サーゼクス様に見送られ僕は嫌奈と近くの森に入り崖のような場所に来た

 

僕の前で月を背にたつ少女はとても綺麗に見えた

 

「ユート、私を………殺してくれる?」

 

僕はそう言って手に魔剣を作り出し、嫌奈に近付き心臓へと突き刺した

 

その時だ、ふと嫌奈の顔を見る

 

少女は笑っていた

 

口から血が溢しながらも笑っていた

 

「終わらせてくれて、ありがとう」

 

そう言って少女が瞳を閉じ、地面に倒れそうになるのを支えゆっくりと地面に横にさせる

 

すると少女の体が一度ドクンと動くと少女の体から光り何かが出てきた

 

それは、とても綺麗な刀だった

 

刃は赤く、彼女の琥珀色の瞳のようで

 

峰は綺麗な銀髪のように光輝いており、柄の近くの刀身には『雪無(セツナ)』と掘られていた

 

僕はその刀を、少女の依頼の対価として受け取る

 

「終わった、ようだね」

 

後ろから声が聞こえ、振り替えると

 

そこにはサーゼクス様がいた

 

「その刀が?」

 

「はい、彼女の神器………です」

 

「そうか………それは君が持っていなさい。彼女も、そう言っていた」

 

「はい」

 

そう言ってこの刀と共に出てきた鞘に剣を納める

 

これは、僕が出会った

 

神器によって人生を狂わされた少女についての記憶

 

きっと彼女は今頃、家族と再開しているのだとそう信じて僕はサーゼクス様と共に部室へと帰った

 

 

 

 

 






ご愛読ありがとうございます

感想、お気に入り登録、お待ちしています

下におり神器の正式名称をいれておきます

死ヲ奏デシ儚キ妖刀(セツナ)

この神器はフリー素材です

万が一でも使いたいと言う方がいる場合は作者にメッセージを下さい

それでは、駄文


失礼しました

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