願わくば、その一瞬以上を君と
作者:

オリジナル現代/恋愛
タグ:見切り発車 日常 SF要素 ご都合主義設定
世の中では、運命という言葉がそこかしこで飛び交っている。

「私たちが出会ったのって、きっと運命だね」

「この結末は、運命的な何かで決まっていたんだ」

「ここで終わることも、僕の運命(さだめ)か」

場面によって飾るものを変えて、愛する時やうれしい時、悔しい時に悲しい時も、運命を確信して幸、不幸を噛みしめる。

そんな中で一つ。誰が使うときであろうと、形を変えることがない一文がある。

「君は、運命を信じるだろうか」

誰もがどこかしらで一度は聞いたことがあるだろうこの一文。なぜこれが他と異なるのか?と言われれば答えは単純明快。

これを使うのは、決まって運命(それ)を否定したい時だから。
  星空の記憶、秘密の星空()
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