「リツコさん…」
「なに?レイ。」
「リツコさんは…碇司令のこと…好きですか?」
「…⁉︎」
「好き、なんですね。」
「なぜ分かったの?」
「前リツコさんが言ってた理由と同じです。」
『そりゃあ私だって恋をした事ぐらいあってよ。』
(まさかレイが人の恋を見抜けるようになるとはね…)
注射器を抜き、ガーゼを当てる。
「リツコさん、私夢があるんです。」
「ほう、聞かせて頂戴。」
「…碇君のお嫁さんがアスカになるなら…私は碇君の妹になりたい。」
「え⁉︎」
「そして…リツコさんには…私のお母さんになって欲しいんです。」
「…そう…私が母親に…」
「ダメですか?」
「いいわよ、全然OK。」
「…ありがとうございます。」
「アスカ、お風呂沸いたよ。」
「はーい、今行くー!」
使徒アラエルを倒した翌日。
食事の後、風呂の時間である。
「シンジー!お風呂一緒に入らない?」
「…水着着るのメンドくさいよ…」
「あら、水着は着ないで入るのよ?」
「え…どうやって…?」
「ハダカで入ればいいのよ!」
「えぇ⁉︎それは流石にダメだよ!」
「ふふ、ジョーダン!」
洗面所に消えていくアスカ。
「まったく…心臓に悪いよ…」
「ただいま。」
玄関からこの家の主人の声。
玄関に大喜びで駆けていくペンペン。
「ただいま、シンちゃん。」
「お帰りなさい、ミサトさん。」
「ごめんね〜遅くなっちゃって。」
「良いんですよ、ご飯出来てますから食べて下さい。」
「おぉ〜今日は豚汁なのね。」
「…前みたいにマヨネーズはかけないでくださいよ。」
「えぇ〜あれが美味しいのに…」
…
白く濁ったお湯に浸かり、考え事をするアスカ。
(シンジ…ホントにハダカで一緒に入りたいなぁ…)
少し本気だった。
(やだ、あたし変態みたい…これもHENTAIJAPANの文化のせいね…)
(…シンジ…シンジとえっちしてみたいなぁ…でも…えっちしたら子供デキちゃうかも…)
飛躍する思考。
(シンジとの子供か…いつか欲しい…いや、あたしじゃ無理よね…)
自分なら虐待してしまうかもしれない、と思うアスカ。
(あたしが母親…シンジが父親…あたしが母親なのはちょっと想像つかないかな…)
(母親…か…ママ…確かに弐号機の中で会えた気がする…)
弐号機に取り込まれた時、確かに会った気がする自身の母親。
(天才のママの卵子と天才科学者の精子によって試験管の中で産まれた天才…それがあたし…)
「ママ…あたし、ホントに天才なのかな…」
前史の自分が倒せなかった使徒を倒したシンジ。
(シンジの方が…よっぽど凄い。)
強くて、優しくて…素直で、かっこよくて…ちょっと可愛い。
(ちょっと…のぼせてきたな…)
赤くなった顔の汗を拭い、風呂から出る。
「あっつ…」
(なんか…目が…視界が黒い…)
風呂に浸かり過ぎたらしい。
バスルームから出ると、その場で座り込む。
すると突然、洗面所に入り込んでくるシンジ。
「アスカー!もうそろそろ出ないとのぼせちゃうよって…うわぁ⁉︎」
「⁉︎…いやぁ…見ないでぇ…っ…」
熱を帯びた桜色の肌と秘部が隠されず晒されている。嗚呼、熱膨張。
視線を一点に集中させながら硬直するシンジと頭が真っ白になって硬直しているアスカ。
そして、時が動き出す。
秘部を手で隠すとシンジと目を合わさないように言う。
「早く…出てって…」
「ご、ごめぇぇえん!!」
素早く洗面所から退散していくシンジ。
(…見られた…完全に…でもなんか…嬉し…)
頭に浮かんだ破廉恥な感情をぶんぶんと首を振って振り払う。
「……しんじの…ばか…」
…
(…凄いものを見てしまった…)
前にも見たことはあるが、今回のようにじっと見つめてしまったのは初めてである。
(…うぅ…でも僕はアスカをオカズにしないって決めたんだ…!)
バスルームでしたい気持ちをぐっと抑えて風呂に入る。
白濁色のお湯。
(…前から思ってたけどなんでこんなに濁ってるんだろう…空気がいっぱい入ってるのかな…)
なんとか思考を切り替えようと奮闘。
(アスカ…ちょっと毛が生えてたんだ……っじゃなくて!風呂は命の洗濯風呂は命の洗濯風呂は命の洗濯風呂は命の洗濯…)
邪念をなんとしてでも振り払わねば。
(こう言う時は父さんの顔を思い浮かべるんだ…っ…)
収縮。
(体洗おう…)
石鹸で体を洗っていく。
(…そういえばカヲル君来てたんだよな…来るのが前より遥かに早すぎるけど…)
(もしかして…使徒じゃないのかも知れない。)
(…そうだといいな…カヲル君は殺したくないし…)
体に付いた泡を洗い流す。
「はぁ…そろそろ出よう…」
…
アスカとシンジが寝静まった後、ミサトもバスルームへ。
(昨日の使徒…何故自爆したのかしら…シンジ君の中に…見てはいけないものでもあったと言うの…?)
リツコからの説明によると、使徒が人の心に耐えきれなくなったとの説明だった。
(そもそも、あれは本当に自爆なの?)
違和感が残る。
(…あの時、初号機から槍のような光が出ていたような気がする。)
(それに、人に耐えきれず自爆するんだったら前の参号機も自爆していたはず…)
(あれはやはり初号機の力?)
もう一つ気になることがある。
それは、マルドゥック機関を通さず委員会から直接送られてきたフィフスチルドレン。
(渚カヲル…生年月日がセカンドインパクト発生日と同一…)
なにか、嫌な予感がする。
(リツコは何を考えてんのかしら…エバーって何なのかしら…)
(加持のデータにあった人類補完計画って…なに?)
思い出すのは加持から口渡しに与えられたマイクロチップのデータ。
(セカンドインパクト…あれは何だったの?)
…
時は10分前に遡り、ミサトが恵比寿を飲みまくって「うぃ〜」とか言っている時。
シンジはトイレに行こうと、布団から出た。
トイレにはどうやら先客がいたらしい、灯りが点いているのがすりガラス越しに確認できる。
トイレに近づくと、アスカの湿っぽい声。
「ん…んぅ…ぁ…しんじぃ…んん…っ」
(これは…まさか…アスカが僕を想像して…⁉︎)
くちゅくちゅ、という音が微かに聞こえる。
聞いてはいけないものを聞いた気がして、高速で布団に戻る。
(…だめだ…僕はもう、アスカをオカズにしないって決めたんだ…心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却…)
すると、アスカが部屋に入ってきて耳の近くで囁く。
「あたし…もう我慢できない…」
「…え⁉︎が、我慢出来ないってナニを…⁉︎」
「決まってんじゃない…あんたとヤリたいって言ってんのよ…」
「そ、そんな…ダメだよまだ僕らは中学生で…公式にも禁止されてるんだよ⁉︎」
「…商業目的じゃなきゃ問題ないわよ…」
「18禁タグなんか付けたくないよォ⁉︎」
まずい、学生層が読めなくなる!
「あなたたち、イチャイチャはそこまでにしてもう寝なさい!明日学校でしょ!」
「あ…はい。」
「…良いところだったのに…」
こうして、ミサトによって今作に18禁タグを付けずに済んだのだった。
…
翌朝、アスカは恥ずかしさで死にそうだった。
(なんで昨日シンジ誘っちゃったのよ…恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい死ぬ!)
目の前の寝ているシンジに顔を向けられない。
(……もうむり…なんか吹っ切れちゃいそう…)
リミッターが外れていく感じがする。
(シンジを…寝ている間に…)
ごくり、と唾を飲む。
「…やっぱあたしには出来ないや…」
服を脱がそうとしていた手でシンジを揺さぶる。
「朝よ、シンジ。起きて。」
「ん…アスカ…?お早う…」
(あたしには襲う勇気は無いけど…でも…!)
「んぅ⁉︎」
起きたばかりのシンジの唇にキスをする。
いわゆる”おはようのキス”。
口を離すと、精一杯の笑顔で。
「お早う、バカシンジ。」
「あ…ぁ…あ…⁉︎」
顔を真っ赤にして停止しているシンジ。
「朝ごはん作り、一緒にやりましょ?」
その日の朝のシンジはいつもより遥かに仕事の効率が悪かった。
つづく
アスカえっちぃ…
この話は下、メタネタ注意←遅い
UA三万超えましたありがとう!
前回のアンケートの続き(レイがくっつくべき人)
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渚カヲル
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リツコ
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リリスちゃん
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碇ユイ
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王子一彰(ワールドトリガー)
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六分儀ゲンドウ
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伊藤誠
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碇シンジ(圧倒的なハーレム支持者の数)
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だいふくさんご(作者、オタクの願望)