LASだと思う、知らんけどw   作:かの存在完全に消滅す

4 / 33
ミサトの住むコンフォート17で…

「金魚を飼いたい⁉︎」

「ええ。日々の癒しと思って…」

「うちにはペンペンがいるでしょ?」

「別種の可愛さなんですよー。」

シンジは見つけてしまったのだ。
綾波と図書室に行った時に。

「この本、読んだんです。」

「どれどれ、ブッ⁉︎」

「どうしたんです?ミサトさん。」

ミサトがシンジの差し出した金魚のカタログの金魚の一つを指差して、

「いや、だってこれ…」


頂点眼、襲来

 

「碇君…非常招集。早く行きましょう。」

 

空を見上げているシンジに紅眼の少女が告げる。

 

「…あ、うん…」

 

 

 

 

眼鏡をしているオペレーター、日向が、主モニターに映る新たな使徒を睨みながら、作戦部長であるミサトに話しかける。

 

「前は15年のブランク、今回は僅か3週間ですよ」

 

「コッチの都合は御構い無しか…女性に嫌われるタイプね…」

 

(ミサトさんは女性の都合を考えてくれる男がタイプか…ふむふむ。)

 

「しっかしあの上向きの目玉…金魚の頂点眼にそっくりねーw」

 

「頂点眼?何ですかそれ。」

 

とロン毛の男オペレーター、青葉。

 

「中国産の金魚ね。気になるならYahooで調べ(ヤフっ)たら?」

 

リツコが補足する。

 

「金魚の名前なんてよく知ってますねミサトさん」

 

と日向がミサトを褒める。

 

「えへへー、そーでしょ日向君。シンジ君に見せてもらった本に載ってたのよ〜。」

 

「…あの、私も知ってるんだけど…」

 

日向にスルーされて落ち込むリツコ。

 

「戦闘中なのに全く緊張感ありませんね。」

 

と潔癖症の女オペレーター、マヤ。

 

「ゲンドウさ…いえ、碇司令が居ないからね。」

 

「マダオはホントに人類の敵よね〜。」

 

「真面目にやらんか。」

 

と副司令が小言。

 

 

 

 

第四の使徒。光の鞭を持つ中距離特化型の使徒である。別名ドウモシャムデース…じゃない、シャムシエルである。

 

 

 

 

 

「シンジ君!訓練通りにやるのよ!いいわね!」

 

「はい!」

 

「エバンゲリオン初号機!発進!」

 

 

 

 

シェルターの中で眼鏡の少年がビデオカメラを見て顔をしかめる。

 

「ちっ、まただよ。」

 

「なにがや?」

 

ジャージの少年、鈴原トウジが返す。

 

「見ろよほら」

 

第三新東京をバックに『特別非常事態宣言が発令されました』がどうとかの文字が書いてある。

 

「僕ら民間人には何にも見せてくれないんだ。こんなビッグイベントだっていうのに…」

 

 

 

 

「うおおおおおお!!!」

 

パレットライフルが爆煙をあげる。

弾が次々と使徒に命中し、爆裂する。

すると、爆煙で使徒が見えなくなってしまった。

 

「煙で敵が見えない!ミサトさん!指示を!」

 

「オーケー、分かったわ。いったん退いて、後で隠れながらナイフで攻撃するわよ!」

 

「分かりました!」

 

 

 

「ウオーッ凄い大迫力!」

 

町の外れの神社でカメラを回す眼鏡の少年。

 

「碇…あんな気色悪いもんと戦っとったんか。」

 

碇の乗るロボットが銃を撃つのをやめ、ビルの陰を利用しながら使徒から離れて行く。

 

 

 

 

シンジはしゃがみながら機会を待つ。

 

(あと少し…)

 

使徒との距離が50mを切ると、ミサトが合図する。

 

「……今よシンジ君!」

「うぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

勢いよく地面を蹴り、シャムシエルに肉薄する。しかし、シャムシエルは突然の奇襲にも対応して光の鞭で初号機を叩き飛ばす。

 

 

「!? こっちにくるでぇ!」

「うっそおおーー!!」

 

「「ぎゃああああああああ!!!」」

 

轟音。初号機に押し潰された木々がポキポキと音を立てて折れていく。

 

「アンビリカルケーブル断線!活動限界まで残り5分!」

 

「シンジ君大丈夫⁉︎シンジ君⁉︎」

 

「だ、大丈夫です…」

 

「! ミサトさん!民間人がッ」

 

初号機の左手、人差し指と中指のあいだに泣き目のトウジと眼鏡の少年、ケンスケが頭を手で守っている。

 

「シンジ君のクラスメイト⁉︎何故こんなところに!…はっ!シンジ君起きて!」

 

見上げるとシャムシエルが目の前にいる。

その時シンジの頭によぎったのは、エヴァは使徒のコピーであることだった。

 

「一か八かッ!」

 

閃光が起こる。初号機から発せられた光は、シャムシエルを貫いた。

 

「⁉︎」

 

「今だ!」

 

初号機の右脚がシャムシエルを突き飛ばす。A.T.フィールドを失ったまま吹き飛んだシャムシエルは、尖ったビルにコアを貫かれて爆散した。

 

「…パターン青…消失しました…」

 

「…ねぇリツコ…」

 

「………」

 

「エバーってあんな事も出来たの?」

 

「…流石にあれは計算外…」

 

「…まじすか…」

 

 

 

 

 

 

太陽が真上にある時間の学校の校舎裏。

 

「ぐはっ!」

 

トウジが倒れ伏せる。

 

「す、済まんかったな碇、けどこれで貸し借りなしやっ!」

 

「うん。ありがとう。」

 

「なんで礼を言うんや!」

 

「生きてて、くれたから。」

 

「なーんか気持ち悪いなぁ。」

 

ケンスケが何気なく言った一言。だがこれがシンジのメンタルを抉った。

 

”気持ち悪い”

 

「ウッ…アス…ッ」

 

「あっごめん碇!そんなつもりは…ッ」

 

「なんで泣くんや碇〜!」

 

「大丈夫?碇君…」

 

素早くレイが駆け込んでくる。

 

「あやなみぃ…」

 

「「は⁉︎あの綾波が心配しと(て)る⁉︎」」

 

「…心配?…それはなに?」

 

 

 

 

 

つづく




今回いつもより雑。
なので改訂しておきました。
結局シンジ君は金魚の飼育許可をもらえなかった模様。

残念だったなシンジ君。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。