ジェミニストーム戦から後日。あの戦いにより、宍戸、マックス、影野、半田、少林が大怪我を負い病院に入院する事になった。俺達も怪我は負ったが入院するほどではなかった。朝起きた時は身体が痛みが走った。そんな事が起きて、母ちゃんや親父、小町にも心配をさせてしまった。そして、ニュースを見てみるとエイリア学園の話ばかりだった。雷門中や木戸川、そして傘美野以外にも、野瀬中、御影専農、その他の学校までもが破壊されているらしい。一体アイツらの目的とは一体。
そして今、俺は姿を変えた雷門中へ来ている。やはりと言うべきか、雷門中はあの時と同じ姿のままだった。正直夢だと思いたかった。酷い悪夢だと……だが、これが現実。俺はそのまま雷門中校舎を眺めていると、俺に近づく2人の人影があった。
八幡「……よぉ、鬼道、音無」
鬼道「比企谷か。何してたんだ?」
八幡「なに、ただ変わり果てた雷門中を見てただけだ」
鬼道「…そうか」
鬼道はそう言うと雷門校舎に視線を向ける。音無も雷門校舎に視線を向けるが、その目はとても悲しいそうな目をしていた。
八幡「…夢だと思いたかった」
鬼道「そうだな」
音無「…はい。どうしてこんな事になったんですかね」
八幡「わからん。だが、それを知っているのはあのエイリア学園と、名乗った者に聞くしかないな」
鬼道「ああ、そうだな。それしても恐ろしい奴等だった」
八幡「ああ、あの今まで戦ってきたどのチームよりも遥かに強い」
鬼道「イナズマブレイクにプライムレジェンドまでも、あんな簡単に止められてしまうとは」
音無「ものすごい強さでした」
八幡「ホントにな」
それから俺達に沈黙が続いた。その間も俺達3人は雷門中校舎を見続けた。
八幡「それよりも身体は大丈夫なのか?」
鬼道「ああ、問題ない。そっちはどうなんだ?」
八幡「こっちも問題ない」
音無「本当に大丈夫なんですか?」
八幡「ああ、大丈夫だ。こんなの半田達に比べたら問題ない。あいつらの為にも、エイリア学園を倒さないといけないからな」
音無「そう…ですか。無理しないでくださいね比企谷先輩」
八幡「ああ、わかった。ありがとうな音無」
音無「お兄ちゃんも」
鬼道「ああ、わかった。約束しよう」
まったく、音無にも心配をかけさせてしまったか。
鬼道「そろそろ、部室の方へ行こう」
八幡「なんかあるのか?」
鬼道「こういう時、円堂は黙ってじっとしてられないだろうしな」
八幡「ああ、なるほどね」
確かにこういう時、円堂はじっとしてないだろうな。
俺達3人は部室へと向かう。するとそこにはやはり円堂の姿があったが、他にも豪炎寺、木野の姿があった。
円堂「鬼道、音無に比企谷」
鬼道「やはり居たな」
八幡「だな」
夏未「やっぱりここにいた」
木野「夏未さん」
雷門も円堂を探しに来たらしい。
夏未「めっちゃくちゃだとわかっていても、気になっちゃうものね」
そう言って、雷門は地面に落ちていたサッカー部の看板を手に取り、砂などを手で払った。
円堂「俺はエイリア学園を許さない。サッカーは何かを壊したり、人を傷つけるものじゃない。宇宙人に本当のサッカーがなんなのか教えてやる」
豪炎寺「俺もだ。やろう円堂」
鬼道「俺もそのつもりでここに来た。もう一度奴らと戦おう。そして勝つんだ」
八幡「そうだな。このままにしていたら、他にも被害が出てくるしな」
円堂「よしっ!やろうぜ!」
染岡「俺たちもいるぜ!」
声のした方を見るとそこには染岡や風丸、一之瀬達入院した者以外の者達が居た。
円堂「みんな!」
染岡「まったくお前は、相手は宇宙人だぞ。いつもの調子でやろうぜはないだろ」
風丸「どんな相手でも1歩も引かない、それが円堂だな。引かないぜ俺も」
一之瀬「雷門イレブンの新しい挑戦だね」
土門「入院してしまった半田やマックス達の為にもな」
栗松「ううっ、俺達本当に宇宙人と戦うんでやんね」
すると、壁山がどこかのホラーゲームにいるキャラみたいに震え始めた。
土門「なんだ?またトイレか?」
壁山「違うっす。これは武者震いっす。俺だって雷門イレブンっす。やるっす!」
目金「宇宙人に勝つとなると、歴史に残りますね。僕も力をお貸ししましょう」
そう目金が言うと何故かかけている眼鏡がキランと光った。そんな事より雷門が口を開いた。
夏未「待って、時間が無いわ。怪我しているみんなの回復を待てる?今の人数は丁度11人、ギリギリなのよ」
八幡「言っちゃ悪いがそんな悠長な事言ってる場合じゃ無いことは確かだ。待っていたら被害が広がるだけだ」
鬼道「確かにそうだな」
円堂「だけど、やらなくちゃ」
「そうだやらねばならん!」
突然そう言われて声のした方を見ると、そこには響木監督と火来校長の姿があった。
円堂「監督!」
夏未「校長先生」
火来「着いてきなさい」
そう言って響木監督と一緒に歩き始める。そんな2人を全員で後を着いていく。そしてついて行って着いた場所は……
風丸「イナビカリ修練場?」
そう、俺達が強くなるために使っていたイナビカリ修練場の入口だ。
円堂「そうか、次のエイリア学園戦に向けて、特訓するんですね」
響木監督は円堂の言葉を否定した。そして、何も言わず修練場のエレベーターを使い下へ下がって行く。そして、着いた場所は修練場とはまったく違う場所だった。そこには大きなモニターや色々な機械がある部屋だった。そしてモニターの前には1人の人影があった。その人物は雷門夏未の父で、我が校の理事長ある人だった。
理事長「君達だけでも無事で良かった。もはや一刻の猶予もない。奴らはこれからも破壊活動続けていくだろう。何としても欠けたイレブンを集め、地上最強のイレブンを作らなければならん」
円堂「地上最強のイレブン?」
理事長「そしてエイリア学園を倒すためには「理事長!俺達にやらせてください」」
円堂が理事長の言葉に重ねるようにそう言った。
円堂「俺達がやります!みんなやろう!日本一の次は宇宙一だ!」
「「「「「おう!!」」」」」
響木「準備が出来次第出発だ。円堂頼んだぞ」
円堂「え?」
風丸「監督は来ないんですか?」
響木「俺は行かん」
「「「えぇ!?」」」
理事長「響木監督には私が頼んでいることがあるのだ。これもエイリア学園と戦う為に必要なことなんだ」
円堂「そんな〜!じゃあ俺達監督無し!?」
染岡「理事長〜」
壁山「俺、監督居ないの嫌っす!」
栗松「俺もでやんす〜!」
八幡「響木監督が無理なら、誰か代わりの人は居ないんですか?」
響木「ああ、その所は大丈夫だ」
すると、エレベーターがこの階に着いた音が鳴る。ドアが開きそこから黒色の長髪の女性が出てきた。
理事長「紹介しよう。新監督の吉良瞳子監督だ」
「「「えぇ〜!?」」」
瞳子「ちょっとガッカリですね理事長。監督がいないと何もできないお子様の集まりだったとわ思いませんでした」
エレベーターの中にいたのにさっきの話をどうやって聞いたんだよ。地獄耳かよ。
瞳子「本当にこの子達任せて本当によろしいのですか?彼らは1度エイリア学園に負けているんですよ」
円堂「だから勝つんです!1度負けたことは次の勝利に繋がるんです!」
瞳子「頼もしいわね。でも私のサッカーは今までとは違うわよ。覚悟しておいて!」
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その後、各自家に帰り先程の話を家族に話をすることになった。そりゃそうだ日本全国を回るんだからな。だから俺も親にそのことを話した。
母「そう……わかったわ。気をつけて行くのよ」
八幡「え?良いのか?」
母「もちろんよ。でも心配はしているのは確かだけど、八幡が決めたことでしょ?なら、私はそれを尊重するわ」
八幡「そうか。まさか許可を貰えるとは思わなかった」
母「さっきも言ったけどやるって決めたんでしょ?ならやりきりなさい私応援するから」
八幡「ああ、わかった。ありがとう母ちゃん」
その後、小町にもその話をした。
八幡「そういうわけなんだ」
小町「そっか…」
小町は俺の話を聞くと少し悲しそうな表情になる。
八幡「だから、しばらく家に帰って来れないんだ」
小町「うん……わかった。だったら約束してお兄ちゃん」
八幡「約束?」
小町「うん、絶対にあの宇宙人達をやっつけてよね!」
八幡「小町……」
小町「でないと小町来年雷門中に通えないよ!そうしたらお兄ちゃんと一緒に中学校生活送れないし、春奈さん達と一緒にマネージャーもできない。そんなの小町嫌だよ!だからお兄ちゃん!絶対に、絶対に、ぜぇぇったいに!宇宙人をやっつけてね!」
小町が通えなくなるのはマズイ。小町にこんなに言われたらやるしかないだろう。
八幡「ああ、わかった。約束する」
小町「うん!」
小町と絶対にエイリア学園を倒す事を約束し、母ちゃんに手伝って貰いながら旅の準備をした。そして、準備をしていると、理事長から連絡があった。それは、奈良の奈良シカ公園で総理大臣である財前総理が謎の集団に誘拐されたと。それで、急いで戻ってきてくれと連絡があった。おいおい、なんだよ謎の集団って。なんでその集団は総理大臣を誘拐したんだ?人質か?その集団はエイリア学園と何か関係が?そう思いながら学校に戻っている途中、鬼道と合流する。
八幡「なぁ、鬼道。謎の集団はなんの目的で財前総理を誘拐したんだろうな?」
鬼道「さぁな、だが1つ言えるのはその集団はエイリア学園と、何か関係があるかもしれないと言うことだけだ」
八幡「確かにそうだな」
そして、俺達は再びあの部屋で奈良シカ公園のニュースを見ていた。その映像には巨大なシカの像が壊されており、そしてそこには雷門中や他の学校を破壊に使用した黒いサッカーボールが発見されたという。
理事長「先程も言った通り財前総理は謎の集団かに連れ去られてしまった。この集団はエイリア学園と関係があるようだ」
やはりそうか。ということはその集団はエイリア学園の仲間ということか。
瞳子「出発よ。エイリア学園とすぐに戦うことになるかもしれないわ」
理事長「瞳子君、円堂君達をよろしく頼む。情報は随時イナズマキャラバンに転送しよう」
瞳子「お願いします」
イナズマキャラバン?
円堂「イナズマキャラバン?」
やはり、全員聞きなれない単語が聞こえた。そんな中、俺達は連れてこられた場所は真っ暗だったが、電気がつくとそこには明るい装飾が施された大きなキャラバンの姿があった。これに乗り日本中を巡り、仲間を集めエイリア学園と戦うらしい。そして、キャラバンにサッカー部の看板があった。
響木「ここは言ってみれば新しい部室。ならそれが必要になるだろう」
なるほど、ここが新しい部室ね。だが、気になることがある。
八幡「そういえばこのキャラバンは誰が運転するんですか?もしかして瞳子監督が?」
理事長「いや、運転してくれるのは古株さんにお願いしている」
八幡「なるほど」
古株さんもエイリア学園と戦って、怪我をしたと思うのだが、運転できるくらいなって良かった。
響木「しっかりな!俺はお前達ならエイリア学園を倒れると信じている!」
「「「「「はい!!」」」」」
そして、出発するために俺達はイナズマキャラバンへと乗り込む。全員、適当な席に座っていく。俺も適当な席に座る。イナズマキャラバンはエレベーターで地上へ上がる。そして、全員シートベルトをつけたことを確認する。
円堂「イナズマキャラバン!」
「「「「「発進!!」」」」」
その掛け声と共にイナズマキャラバンは奈良へ出発した。
いかがでしたか?ではまた。