白と黒の世界は夢を見る   作:haru970

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大変お待たせしました、次話です!

楽しんで頂ければ幸いです!

そしてアンケートの投票と感想投票してくださって、誠にありがとうございます! m(_ _)m

今作での結果は『姉の認識』とでましたので、その方針をもとに書いていきます!

……………なおこれは『今作』なので『変わらない』とは言っていませんが、それは未来の自分や感想、リクエスト、etc. 次第です。 (汗汗汗汗

あと、何話か前に言ったおさらいがこの話と次話に出てきます、遅れて大変申し訳ございませんでした。 m( _ _;)m


第101話 Operation Unternehmen Margarethe

 ___________

 

 三月 視点

 ___________

 

 右之助の屋敷内にて、三月は居間の中で差布団の上に座りながらちゃぶ台に額を乗せるようにグッタリとしていた。

 

 漫画であるならば、耳から湯気か煙などが出ている場面だろう。

 もしくはゲッソリとしたお餅顔。

 

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛。 めっさ疲れたわぁ~~~~~~~。」

 

「まぁまぁ、終わった事なんじゃからきっぱりと忘れたほうがいいぞい?」

 

 近くでのほほんと羊羹を頬張る右之助に三月が恨めしそうな目つきで睨む。

 

「だって聞いてよ?! 山おじちゃんってばこう言ったのよ?! 『流石チエ殿の……姉じゃな。フォ、フォ。』っていうのよ?! 絶っっっっっっっっっっ対に間の中に『自称』とか入れているでしょう、あれって?!」

 

 三月は盛大に愚痴っていた。

 

 彼女からすれば、(自分なりに)頑張ったのだが、それに見合ったお礼どころではなかった。

 

「まぁまぁまぁ。 ………(自称(笑))姉なのじゃからもう少し落ち着きを────」

 

 「────おいちょっと待てやこのジジイ。」

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 場所は一番隊、時は前日。

 

 ちょうど三月がチエからの文を受け取った後、彼女はフル回転に脳を動かしていた。

 

 そして『原作情報』も一から(読み)直して何かに気付く。

 

「……そう言えば前回、滅却師達が滅ぼされかけたのって虚を狩りすぎたからでしょ? 『魂魄のバランスが~』で?」

 

「ええ、そう先代から聞いております(それが?)。」

 

「そしてバランスが崩れば世界の境界も崩れる(自業自得で全部が滅茶苦茶になる)ということもな。」

 

 またも互いへの嫌悪をオブラートに包んだ胃が痛くなるような(裏の意味を持った言い合い)会話が戻る前に、三月は慌てながら早口でそれを遮る。

 

「それって要するに互いの理解が乏しかったから起きた災いじゃないのかなって思ってさだって死神は『魂葬(こんそう)』することで虚に成りえる事案を未然に防いでいて、滅却師は虚になった事案を即時に探知できて狩っていたから二つのグループが手を取り合えばより多くの事件を未然に防げるんじゃないかな?!」

 

『どうよ、このアドリブマシンガントークの威力はぁぁぁぁぁ!』と杉田〇和さんの声(少なくとも内心では)で言い放ったかのような、三月が焦りながら出す。

 

「…………………つまりは石田宗弦(いしだそうけん)のように『死神たちが駆け付けるまで滅却師が時間を稼ぐ』という案でしょうか?」

 

「(ちょっと待てズラ。 今のはもしかしてもしかするともしかしなくても石田祖父(そふ)が昔こいつらと同じ組織に身を置いていたということかズラ? オーノーだズラ。 

 ……というか超微妙に違うから言い方を変えよう。) 

 えええと、私が言っているのは『滅却師のより優れた探知能力を使って、死神の魂葬(こんそう)作業の効率化』デスケド……」

 

「「……ん?」」

 

 ここで初めてロバートと山本元柳斎の表情(仮面)が少しだけ崩れた。

 

「(脈あり! ここだぁぁぁぁぁ!!!) 例えば現世の現世駐在の死神たちって、瀞霊廷の指令所経由で探知した虚の報告が伝令神機(でんれいしんき)に伝わってから行動に移るでしょう? 

 それって私からすればかなり回りくどいやり方なのよ。

 逆に滅却師って虚だけじゃなくて普通の霊にも敏感だから、虚に成る前の魂魄を独自に発見はできるけど魂葬(こんそう)は出来ないから虚を魂魄ごと完全消滅させるすべしかない。

 だったら『滅却師の探知能力』と『死神の魂葬(こんそう)』を最大限に引き出すのが()()()じゃない?」

 

「「「「「…………………………………………」」」」」

 

「(あれ? 何でみんな黙り込んだの? ……私なりに辿り着いたモノけどこかでまずったかなぁ?)」

 

 彼女が口にしたのはロバートが先ほど言った石田宗弦(そうけん)の『滅却師が初動要員(絆創膏役)、死神が魂葬(治療)』という、ある意味上下関係が自然に発生してしまうようなモノではなく、あくまで『対等かつ合理的に双方の長所を生かす効率化』なのだが……

 そこにいた者たちにとって、彼女の言ったことはかなり斜め上を行く提案だった。

 

 ある者にとっては目から鱗、関心を、または呆気にとられたまま場はさらに動く。

 

「後、少し本音を言うと瀞霊廷って最近まで平穏すぎ(何も変わらなかっ)たでしょ? 『鎖国』的な意味で。

 だったら『温室育ちの人』には『外の世界』を紹介するいい機会じゃないかしら?」

 

「「「「「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」」」」」

 

「(ちょっと誰か何か言ってよ。 )」

 

 気まずい空気の中、三月は汗を掻くこと数秒間。

 

「護廷の総隊長として、今の提案はどうか?」

 

「うむ、ワシに異言は無いが────」

 

 事態はそこからいい方向と、柔らかい空気へと変わったことに三月はホッとしたのも束の間だけだった。

 

「じゃ、じゃあ後は上の人たち同士────」

 

 ガシッ。

 

「────そう言わずにもうちょっと話をせぬか?」

 

「そうですよ姫様? 先ほどの提案者ならば、『最後まで見届ける』のが礼儀というモノですぞ?」

 

「「さぁ、お座りなさい。」」

 

 立ち上がりそうになった三月の肩を腹黒ジジイ(ロバートと山本元柳斎)たちがガッシリと掴んで無理やり座らせ直させた。

 

「…………………………………………………なんでさ?」

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 

「────そこから正座を何時間強要されたと思うの右之助さん?! 5時間よ、5時間! もう足が痺れるわ、お茶か紅茶を飲む度に二人の顔色は変わるわでもう嫌ンなっちゃう────!」

 

 ガミガミと言い続ける三月に、今度はぐったりとする右之助の姿が見えた。

 

「いや、それ、お前の自業自得じゃないかえ?」

 

「んグッ…………………………………ハァ~~~~~~。」

 

 三月はまたもぐったりとして、今度はちゃぶ台に額をぶつける。

 

「………………………………………………………………………………………帰ろ。」

 

「見送るぞい?」

 

「あんがと……………」

 

「素直に感謝をされた……じゃと?」

 

「何よ。 何か文句あるの?」

 

「い、いや……意外じゃったから。」

 

「貴方は私を何だと思っているの?」

 

「居候を平然と続ける背伸びしがちなガキ────」

 

 「────藤姉呼ばわりされた?!」

 

「…………………………………………………………誰の事じゃ?」

 

 

 ___________

 

 ??? 視点

 ___________

 

「ただいまぁ~。」

 

「お帰りなさ~い。」

 

 現世のアパートにやっと帰ってこられたフラフラの三月に()()がニコニコした笑顔を向ける。

 

「ああ、マイが『退去』されてなくて良かったわ~。」

 

「実験は一応成功みたいねぇ~?」

 

「マイの場合、体はこの世界の『義骸』が元だからね。」

 

 さて。 ここで二人が話している『退去』とは無論、消えたカリンたちの現象を示している。

 

 この『退去』を説明できる前に、彼女たちの立ち位置をおさらいしようと思う。

 

 三月が自身を『思念珠(記憶の集合体)』と言ったのはあながち嘘でもなく、浦原の『記憶を注入した欠魂(ブランク)』説も間違ってはいない。

 

 だがカリンたちは『欠魂(ブランク)』に『記憶を入れた』存在などではなく、『とある世界』の概念を元にした術……を基礎にした更なる()()()だった。

 

 その『とある世界』では『魔法みたいな鬼道』ではなく、実際に『魔法』や『魔術』などが存在し、中でも『使()()()()使()()()()術』などと言ったようなモノまである。

 

『霊力』も存在せず、代わりに地、水、火、風の四大元素に続いて『エーテル』という五つ目の元素が基礎として存在する世界。

 

 そしてその『エーテル』こそが、カリンたちの肉体を結成していた。

 

 尚『使い魔を使役する』と上記では記入したが、『ではカリンたちは使い魔だったのか?』と問われると、厳密にはそうでもない。

 

 余談ではあるがそれらしいヒントなどがあったとはいえ、ほぼ自力で『中らずと雖も遠からずの仮説』にたどり着いた探究者(浦原)が『半端ではない』、とだけ話を続ける前にここに書き記そう。

 

 以前、彼女たちが初登場した時もサラリと説明したが*1、実は彼女たちは多少の()()をして、本来の『使い魔の召喚』という儀式に便()()した、『とある者の別側面の人格たち』を主人格として表現した結果が()()()()()()()である。

 

 以前、クルミ(アネット)が織姫に『吸血』を行い、『パス』という繋がりを持ったことを覚えているだろうか?*2

 

 その時に示した『英霊』と呼ばれているものを『使い魔として召喚する』行為はそのままの『英霊召喚』であり、カリンたちはそれらで呼び出される『本来の英霊』たちの上に表現(現界)していた。

 

 そして『英霊』の身体は『エーテル』という、『BLEACH』の世界では未知の素材で出来ていても概念上の関係で元が霊体なので()()()()()をして『霊力』を『魔力』にさえ変換すれば『表現可能』、とクルミが単独で長時間の行動の末に『井上(そら)』を自力で見つけられたことが証明してくれた。

 

 場所は織姫のアパートで、二人ともパジャマに着替えていて(頭の上にポイちゃんを乗せた)アネットが自分の事を()()()説明していた。

 

「────ですがまだまだ発展途上の儀式であった上に、『もとより存在しないモノ』を『この世界の(ことわり)に似せたモノ』ですから『問題』や『制限』などもあります………………ここまでの説明はよろしいでしょうか、マスター?」

 

 束ねていても床の上で広がる長さの金髪を持つアネットは眼鏡をしながらスケッチブックに少女マンガっぽく描かれた絵と共に説明をしていたが、目が点になりながら頭からプスプスと蒸気を発する織姫に心配の声をかけていた。

 

「…………………………………………マスター(井上)?」

「ピィー?」

 

「あひゃい?! ……ご、ごめんなさい()()()()ちゃんにポイちゃん! ……ちょ、ちょ~~~~っといろいろな情報が一気に押し寄せてきて混乱しちゃったみたい~。 あ、あは、あははは~。」

 

 実はカリンたちが消えた後、在り方が『改造魂魄』に似ていたマイは勿論のことその場に残った。

 

 だが誰にしても誤算だったのは以前の出来事で、『使い魔』を世界に留ませる為の要石である『マスター』という存在と『パス』が出来てしまったアネットは()()()()()()

 

 最初は『自ら瀞霊廷に単身で行って、自身の事を説明する代わりに市丸や東仙の処罰を軽くしてほしい』という三月の隣に居たいことをアネットは示したが、彼女は逆に『井上さんたちに自分の事を説明して』と眼鏡を渡されながら頼まれて一足先に現世に戻っていた。

 

「え、えっと………………つまりアネットちゃんやマイさんに三月ちゃんたちは『他の世界から来た』っていう事かな?!」

 

「…………………………………………………そうでね。」

 

「ふわぁ~~~~~~~~!!!」

 

 キラキラと目を光らせながら身が迫る織姫にアネットは無愛想を装うままドライな返事をすると織姫のテンションが更にアップした。

 

「すご~い! やっぱりすごいよー!」

 

「(サクラ(間桐桜)とは全然違いますね。)」

 

「じゃあ『正義の味方』の上に『異世界』の『魔法使い』なんだー! わはぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「(……………どちらかというとタイガ(藤村大河)似ですね。)」

 

「あれ? でも私にこんなことを話してもいいの?」

 

()()()の頼みでしたから。 後に他の友人たちにも説明はするつもりですが、夜分遅いので別の日にしようかと。」

 

「あ、だからウチに来たの?」

 

「そのほうが説明しやすいと思ったからです。」

 

「あと『上姉様』って三月ちゃんの事?」

 

「ええ。 何か?」

 

「ううん、『大きな家族を持ってるんだなぁ~』って!」

 

「……………………………………………………………………………………急で申し訳ありませんが少々の時間の間、ここに私が泊っていてもよろしいでしょうか?」

 

「うん、いいよー。」

 

「……………………」

 

「ん? どうしたの?」

 

「ああ、いえ。 なにぶん、上姉様(三月)に似ていたもので。」

 

「あ、素はやっぱりそうなんだ!」

 

「(この小娘に上姉様の猫かぶりはバレバレだったようですね。)」

 

 ___________

 

 三月 視点

 ___________

 

『これでよろしいのでしょうか、上姉様?』

『いいと思う。 藍染が封印されたあとは()()()()()()だし。』

 

 疲れた体を芯から癒すように長~い風呂から出ていた三月は寝る用意をしながらアネットと念話を交わしていた。

 

『あとこの“井上織姫”ですが、サクラと似ているのは外見と少し前の心細い心境だけですね。』

『迷惑だった、アネット? 私なりの配慮だったんだけど────』

 

『────いえ。 むしろ新鮮で楽しいです。 ただ敵であった筈の者たちにまで治療を施すとはかなり……いえ、私がそれに対して何かを言う権利はありません。 では夜も遅いので、明日に備えるとします。』

 

『うん、じゃあお休み。』

 

 念話を切ると三月は大きなため息を出して自分のガランとした部屋を見る。

 

「(でも以外。 あのチーちゃんが黒崎家に泊まるなんて。)」

 

 マイに聞いたところチエはあの日から黒崎家で泊まり掛けを続けていたらしく、いま彼女のアパートは三月だけが居た。

 

 マイはお風呂に入る前に『虚圏にいるドルドーニと会う用事がある』と言い、すでに出かけていた。

 

 そして彼女は実に珍しくかつ久しぶりに、布団の中へとひとりで潜り込む。

 

「はぁ~……」

 

 どこか憂鬱なため息を出して、独り言を零す。

 

「久しぶりに()()かしら? ………………()()わよね、これって多分……」

 

 そう言いながら、三月は若干重くなった信教のまま瞼を閉じた。

 

「(やだなぁ~~~~~。)」

 

 ___________

 

 ??? 視点

 ___________

 

 場は変わり、夜空が照らす巨大な砂漠のど真ん中にある山のようなものへと移る。

 

 その中にある洞窟らしき場所で焚火の前に座っていたのは『十刃』の生き残りであるハリベルと彼女の従属官(ふらしおん)の一人であるスンスンが座っていた。

 

 洞窟の入り口らしき場所にはミラ・ローズとアパッチが立っていた。

 

「……………………」

 

「ハリベル様、何度も聞くことに申し訳なさを感じますが……本当に場所はここであっているのでしょうか?」

 

 スンスンの問いに、ハリベルも共感を持ち始めていた。

 

 ハリベルは偽・空座町から離脱した後*3、スンスン、アパッチ、ミラ・ローズの三人が織姫の治療が施されて動けるようになると、礼も言わずに同じくその場から急遽離脱し、虚圏にて合流していた。

 

 そこから指定された場所であるこの洞窟に根を下ろして怪我を癒すこと数日間。

 

 無論、虚圏とはいえ野良の破面や追手がないとも限らないので交代制で見張りをしていたが全くと言っていいほど、何も起こらなかった日々が過ぎていった。

 

「あー、野良の虚でもぶっ殺してぇー。」

「ミラ・ローズ、少しは自重しな。 今暴れて追手やほかの勢力に感づかれたらどうする。」

 

 もともとジッと出来る従属官ではないミラ・ローズとアパッチはともかく、何も聞いていないスンスンも再度確認を取るほどに緊張感が抜けていった。

 

「おやおや、夜である場所でのんびりカモフラージュも何もない焚火とは感心しませんねぇ。」

 

 そんな時、ミラ・ローズとアパッチの近くで男性の声がした小鬼二人は即座に警戒態勢を取り、奥に居たハリベルとスンスンも立ち上がった。

 

「誰だテメェ!」

「姿をみせろ!」

 

 二人の声に男性はさらにため息を出し、肩をすくめながら焚火が出す光の中へとゆったりとした足取りでその容姿が見えた。

 

「人間……だと?」

 

「全く、これだから野蛮な破面は困る────」

 

「「────ンだと?!」」

 

「貴様が『Q・O』とやらか。」

 

 奥からスンスンと共に出てきたハリベルの問いに、男の口が吊り上がる。

 

「ええ。 そういう貴方は『T・H(ティア・ハリベル)』ですね?」

 

「ハリベル様、この男は?」

 

「やれやれ、上官の許可なく発言とは。 『野蛮』だけでなく、『低能』でしたか。」

 

「てm────!」

 

やめろ、ミラ・ローズ、アパッチ、スンスン。」

 

 一瞬だけ霊圧が膨らんだ従属官たち三人をハリベルは一言で制したことに男は拍手をした。

 

「ですがしっかりとした上下関係ですねぇ、そこは褒めてあげましょう。」

 

「『ティア・ハリベル』だ。」

 

「ああ、失礼。 名もまだ交わしていませんでした。」

 

 男は夜だというのに、かけていたサングラスのような眼鏡を取る。

 

「私は『キルゲ・オピー』。 『Kaiserreich(カイザァリッヒ)』の『Landwehrkorps(ランデュエヘール部隊)』の者です。」

 

 カチャ。

 

「「「ッ?!」」」

 

 金属音がして、ハリベルと彼女の従属官たちはいつの間にか包囲されていることに気付く。

 

「どういうことだ、キルゲとやら。 貴様は藍染様の命でここに来たのではないのか?!」

 

 ハリベルの大きくなっていく声の音量にキルゲはただレンズを拭き終わった眼鏡をかけ直す。

 

「ええ、()()()()ですよ?」

 

 彼のこの言葉に、ハリベルがの目が見開く。

 

「我々を殺す気か?! だが何故だ?!」

 

「『()()』? やはり貴方も低能ですね。 発想が極端だ、そこらへんの獣と同じです。 お忘れですか? 貴方たちのその力は藍染様から承ったもの。 故に貴方たちは藍染様の所有物です。

『所有物』をどうこう扱おうが『所有者』の自由なのは当然でしょう?」

 

 ハリベルが怒りを露わにして、奥歯を噛み締めてから斬魄刀を抜いてキルゲに襲い掛かり、同時に彼女の従属官たちも包囲していた者たちに襲い掛かる。

 

 「貴様ァァァァァァァァァァァ!!!」

 

「では獣らしく、『ハンティング(狩り)』へ移行します。」

 

 ハリベルのそれは、何に対しての咆哮だっただろうか?

 

 自分(破面)たちを物扱いしたキルゲだろうか?

 

 裏切った藍染だろうか?

 

 それともこんな事態を見抜けなかった、己の過ちにだろうか?

*1
24話より

*2
72話より

*3
93話より




市丸:イヤ~、人生どないなるか分かれへんモノやなぁ~

作者:出て行けへっぽこ警備。 干し芋投げるぞこら。 それはそうと、『ここ好き』機能がある事につい最近気付いた自分です。 機能を自分の作品に使っていだたき、誠にありがとうございます!
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