活動報告のほうで、皆さまのお力を借りたいことがあるので一度目を通していただけると幸いです。
今後の展開や描写などに関係あることなのでぜひ、何卒よろしくお願い申し上げます。 <(_ _)>
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一護、三月 視点
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一心、真咲、竜弦たち三人の話を聞いた一護は微動だにせず、話の内容を必死に飲み込もうとしていた。
「おふくろと親父に……そんな過去が………………」
三月は前からいろいろと疑問に思っていた違和感に合点がついて、逆に落ち着いていた。
「(うん、ちょっとびっくりしちゃうよね普通……でもこれで『浦原喜助』、『黒崎真咲』と『志波一心』の接点も分かったし、『黒崎一護』が何で虚の力があるのか解ったわ。)」
またも場が沈黙に浸り、さっきまでボリボリとせんべいを食べていたチエがお茶を飲み干すとともに口を開けてその静けさを破る。
「なるほど。 石田雨竜と一護は又従兄弟か。 通りで似ているわけだ。」
「フナァ?!」
「ブフ?!」
一護はさらに精神的な追い打ちをかけられ、変な声を出して三月が笑いを完全に押し殺す前にお茶を吹き出してしまう。
「う~ん、竜ちゃんと片桐さんの子ってどんな感じなんだろう~?」
「石田に似て捻くれていると思うぞ────?」
シュドン!
「────おおおうぁぁぁぁ?!」
霊視で出来た矢が一心の頭上を掠って壁に突き刺さり、一心はブスブスと今にでも着火しそうな頭を濡らした手拭いで冷ませようとする。
「アチチチチ?!」
「すまない、
「嘘つけこの野郎!」
「そこのバカはさておき…これで君の生い立ちがかなり特殊なモノと理解したかね、黒崎一護?」
一護はただ静かに特にどこも見ていない視線でボーっとしていた。
「(俺の虚の力に……そんな理由が……藍染はこのことを知っていた?)」
≪
かつて藍染に言われたことがまたも一護の脳裏に蘇り、これを横で見ていた三月はただ口周りを拭きながら様子を見ることにしていた。
「……あれ? けど、おふくろは滅却師なんだろ? なんで
一護の疑問は子供のころからずっと抱えていたものだった。
今までの話と一心の言ったことが真実なら
そう一護は思いながら上記の疑問をぶつけた。
「……6月17日のことか?」
「っ。 あ、ああ。 よく知っていたな? えーと……竜ちゃ────」
「────『石田先生』だ……その日なら良く覚えているさ。 その日、久しく真咲から連絡を受け取った日だからな……
そして今になって思えば、片桐が衰弱死し始めた日でもある。」
「……え?」
一護が『衰弱死』と聞き、雨竜の母親らしき人物が既に他界したことに戸惑う。
「私が真咲から『滅却師の能力を失くした』と連絡を受けた後、
突然、愚息が慌てて私の部屋を訪問し、『母が目を覚まさない』と言い、私が質問するとドヤら彼女は日に日に弱っていく容態を私から隠し、子育てと調べに業務に励んでいた……
片桐はそのまま目を覚ますことはなく、9月に息を引き取った。」
次第に一護は真咲と一心、そして竜弦の三人に視線を動かした後に席を立つ。
「悪い。 ちょっと……部屋に行ってくる。」
そのままフラついた足取りで、一護は二階へと姿を消す。
竜弦は当時のことを思い出していたのか、煙草を胸ポケットから出し、そのまま彼は火をつけて大きくニコチンを含んだ空気で肺を満たした後、ため息交じりに息を吐きだした。
「フゥ~……彼女を、私の無茶ぶりに巻き込むべきではなかった。 無理やりにでも、止めるべきだった。 自分を蔑ろにするのは分かっていたのに、どこか彼女に甘えすぎていた……」
「仕方ないわよ竜ちゃん……当時、貴方は医者になったばかりで病院内では新参者。 おまけに若手で周りから疎まれていた上にあの手この手の根回しで設備とかも自己負担。
そんな貴方の力をなりたいって言ったのは片桐さん自身。 だから、
「────それは出来ないよ、真咲……私は……私が『
約9年間、今までずっと蓋をしていた憎悪とともに竜弦の霊圧が一瞬だけ物理的な『小規模な地震』として表現された。
「……(『封じられた滅却師の王』? なにそれ?)」
だが三月はそれよりも聞き覚えのない単語を聞いて、思わず尋ねるところをグッとこらえた。
「……でだ、君たちはこのことをどう思う?」
竜弦が目を細めさせながら三月とチエを見る。
「はぇ?」
急に話題を振られた上に、竜弦のことが
「………………………………………………………」
チエといえばただ静かに三月を見て、このことに三月は
『どうする三月?』
『私にどないせぇちゅうねん?!』
『口八丁のお前ことだ。 何かとポンポンと出すだろう?』
『無いわよ! どこぞのネコ型ロボットよ?!』
『たまに訳の分からない事を口走るな。』
『誰の所為だと思うてんねんこの子は……』
『それこそ自業自得だろう?』
『絶対にちゃうがな?!』
三月は内心、大きなため息を出しながら竜弦の視線を返さず目を手で覆う。
「その……昔に真咲さんからある程度聞きましたけど……詳細を聞くと、いろいろと一護のことが納得できるというか……放心しちゃいそうというか思わず『どれだけやねん』ってツッコみそうになるというか……」
ちなみにこれははぐらかしなどでは無く、本心である。
「そうか。 君は?」
今度は竜弦の
「……私か? その『封じられた滅却師の王』とやらが真咲となん関係があると聞きたいところだな。」
「相変わらずチーちゃんド直球?!」
「……滅却師には言い伝えというか、伝承がある。
『封じられし王は900年を経て鼓動を取り戻し、
90年を経て理知を取り戻し、
9年を経て力を取り戻す』、と。
もし、『封じられた滅却師の王』が稀に聞く『力の受け渡し』が可能ならば恐らく、自らの力を取り戻すために自らが『
これを聞いて三月はダラダラと内心で汗を流し始めた。
なぜならこの『封じられた滅却師の王』に心当たりがあったからだ。
「(というかそれってあの『凄い髭&モミアゲ』の奴じゃない?)」
それは復興中の尸魂界で、マユリからの強引な
言わずとも、これがきっかけで彼女は色々と苦労することになったのだが……
とか(x3)。
「(………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………うん。 思い結びつかなかったことにしよう。)」
彼女にしては長い脳内での『自己問答』の末に、『放置』することを選んだ。
「そうか。」
チエは逆に冷静だったのか、席を立ってそのまま外へと出る。
「(う~ん、意外。 チーちゃんが出かけるなんて。)」
「邪魔するぞ。」
その時、日番谷が二階へと通じる階段から降りてくる。
「おおおおおお! 元気にしていたかh────」
ドッ!
日番谷に挨拶しようとした一心にほぼノータイムで強烈なドロップキックが彼の顔面にさく裂した。
「────アブレアアアァァァァ?!」
ドゴォン!
「うし。 まずは俺の分。」
一心がそのまま吹き飛ばされたのを見届けた日番谷は腕を回しながらスタスタとまたも近づいていく。
「へ?! ま、待った! タンマ! 今のでチャラに────?!」
ドゴ!
「────アグラァァァァ?!」
「なるわけねぇだろうがこの野郎! 今のは乱菊の分だ!」
顔を今度は容赦一切なしのグーで殴られた一心が痛みを紛らわそうと、顔を手で覆いながら床をゴロゴロと動く。
「えっと……」
「恐らくは死神としての知り合いだろう。」
日番谷が見えない真咲は突然の出来事に目を白黒させると、横から竜弦が情報を足す。
「あらぁ~、これは遠路はるばるご苦労様です~。 お茶や菓子などはいかがでしょうか?」
見えない相手でも客人としてもてなすことを真咲は声を出す。
「いや、いい。 そいつと渡辺元隊ch────もう一人の渡辺に急用なんだ。」
「へ? 私?」
三月が自分を指さすと日番谷がうなずく。
「ああ。 藍染の部屋から
「なーんか『今更感』があるんだけど? それになんで私たちに声がかかるの?」
「……………見つかったのは
日番谷の言った言葉に、三月が初めて表に出した動揺で目を見開いて立ち上がったことにその場にいた者たち全員が驚愕した。
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一護 視点
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自分の生い立ちと、おふくろと親父、そして石田の親父の昔話とか聞いて蒸発しそうな頭を冷めさすために、俺は二階の部屋からコンを使って死神になり、空座町へと出ていた。
ちょうど、日課でいつもの組み手をする
別に深い意味はなく、ただ体を動かしたかっただけだ。
その日はちょうど、自主トレする竜貴は居なかったから好都合だ。
というか『あの夜』での一件以来、アイツはチエと距離をとっている。
今、何しているんだろう?
アイツの事だから道場は俺みたいに辞めないし、今でも頼まれているから多分なるだろ。
師範代に。
………………………………………………アイツが師範代になって、俺がまだ通っていたら『先生』と呼んでいたかもしれん。
通うの、やめてよかったぜ。
一護は『竜貴
「一護。」
背後から声を掛けられて、振り向くとチエが立っていた。
「付いて来たのか?」
「ああ。」
そこで俺はハッと、とあることを思い出す。
「な、なぁチエ? もしかしてだけどよ?」
「ん?」
「前にお前が言っていた『気付いていないのか?』って……………もしかして、
「…ああ。」
あ、口どもったな。
しかもその一瞬だけジト目になったし。
「「………………………………」」
川のせせらぎ、そよ風に揺らされてこすり合う草の音、そして時々近くの川沿いの道路を走る自動車の音だけが周りから聞こえた。
スッ。
って、ナンデソコデ背負った竹刀を構エテイルノデショウカ渡辺サン?
「構えろ一護、せめてもの慈悲だ。」
「ッ?! ちょ、ちょっと待ってくれよ?!」
「何を慌てている?
「
『シャレにならない』というのは言葉通りの意味。
何せ『竹刀』と外見を偽装していても、中身は鞘に入った真剣の刀。
質の悪い鈍器にも似た威力を持っている。
その場を埋めたのは既に何度も味わったモノで、間違いようがない
ドッと汗が体中から出る。
反射的に斬魄刀……ではなく、背中の竹刀を手に取っていた。
「(マジかよ?!)」
その感覚とは『戦場』などで感じ取れる『緊張感』。
しかも冗談をほとんど言ったこと……いや、そもそも冗談染みたことを意図的に言ったことがない堅物が前に居た。
「(来る?!)」
一瞬だけ空気が感覚的に緩んだ瞬間、横目でブレたチエの姿が見えて反射的に竹刀で左側の首から脇をガードする。
ドッ!
「グッ?! (クッソ重い!)」
次に右からくる危機感に視線をそっちに移らせるとローキックが既に向かってきていた。
ミシッ。
未だにしびれる腕を動かしたが到底間に合わず、嫌な音が耳朶に聞こえてきて『あ。 やっぱこいつマジだ』、という考えが呑気にも俺の脳裏を過ぎった。
そして当たり前だけどマジ
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『渡辺』チエ 視点
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「(む? おかしい、いつもの
そんなことを考えていると、一護がよろけながらも左手に持った竹刀で反撃してくるのを躱して距離を取り、そのまま彼を攻撃していく。
無論、なるべく死に直接繋がらない部位などを狙っている。
が、違和感は上がる一方だった。
何度一護を痛めつけても、
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
時間はさらに過ぎていき、ここまで来ると流石の奴も身の危険を理解したようで今は真剣な顔をしていた。
よほど疲労したのか、汗が滝のように流れ、肩で息をするほどだ。
…………よし。
ならば
私が竹刀を水平に構えると、一護の目つきがさらに変わる。
さて。
今ここで一護に致命的な傷などをつければ、三月の奴に
……『狙い』を言うとするか。
「いいか、一護。 私が今から狙うのはお前の『
「ッ?! ど、どういう……いや、なんで教え────?」
「────今から繰り出すのは
「────待っ────!」
「(────『弐ノ型・
チエが内心でそう自分に言い聞かせると同時に、二人の傍にあった川の流れが変わる。
変わるといってもまるで水がゼリーのようにうごめき、よく見れば周りの景色もかなり速度を落としたかのように動いていた。
そんな中、チエはスライドするかのように地面の上を力強い一つの踏み込みで移動し、その間にも一護も遅くだが反応はしていて、無理やり両腕を上げていた。
が、一護の動くスピードはチエと比べるとはるかに遅かったのは彼自身も気付いていた様子で彼は必死に目をつむるのを我慢して
ドッ!
「カッ?!」
チエの攻撃が当たった瞬間に重い、低い音が出る。
例えると誰かが
竹刀をがっちりと手で握っていたのは最後の意地だろう。
………………………………………………多分。
「(これだ。 この感覚だ。)」
チエは
「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………あ。」
ドボォン!
ゆえに一護とチエがそのままの勢いで、
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
「ぶえっきし!」
場所は太陽が沈み始めた空座町、黒崎クリニックへの帰り道と移る。
そこではびしょ濡れのチエがこれまたびしょ濡れで意識が戻った一護がくしゃみを出した。
「チエ! テメェ、さっきのは何だったんだ?!」
一護は盛大にブチ切れていた。
無理もないが。
「気は晴れたか?」
ビキ。
「『気は晴れたか?』、じゃ! ねぇだろうがゴラァァァァ?! 『あ、これ死んだな』と思ったぞ?!」
「だが死んではいないだろう?」
「ひ・ら・き・な・お・る・な。」
「ちなみに私はお前の胴体を貫くつもりで突いたぞ。」
「『ちなみに私はお前の胴体を貫くつもりで突いたぞ』、じゃあるかボケェェェェェ!!!」
どこの誰かに似てきたのか、一護が手でチエの頭を叩くために振る。
スカ。
が、
「遅いな。」
「そこは素直に叩かれろよ! 空気読め!」
「空気を読んだからこそ避けられたのだが?」
「そっちじゃない。」
そうしている間に二人は黒崎クリニックに着くのだが……
「すまん、邪魔するぞ二人とも。」
玄関先で目を丸くした夏梨と遊子に会い、次第に二人は慌て出した。
「「どうしたの
勿論、夏梨に死神姿の一護は見えたがどちらかというと遊子と同じでずぶ濡れのチエに驚いていた。
「あら、どうしちゃったの?!」
双子の慌てる声を聴いて急いでその場に出てきた真咲が事情を聞くとチエは考え込んだのか、沈黙数秒後に口を開ける。
「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………川に落ちた。」
この全く説明になっているようで、なっていない答えに疑問を持ったのは夏梨だけらしく、真咲や遊子は二人の体が冷え込まないようにせっせと動いた。
ちなみに夏梨の疑問とは────
「今チー姉ちゃんって、説明を省いただろ?! だめだぞ、あの褐色のオッサンみたいになるのは!」
────という、
「『褐色のオッサン』と茶渡が聞けば『せめて褐色の兄さんと呼んでくれ』とでも言いそうだな。」
ここで夏梨は何故かギョッとし、目を泳がせながら明らかに動揺し始めた。
「え、え、ええええ? そ、そ、そ、そんなことを言われたことは無いとも言えないけどぉ~?」
「「???」」
「な、なんだよ?!」
これに姉の遊子と、母である真咲が意外そうに夏梨を見たことに彼女は声を荒げた。
「そうか。」
そんな状況を作り出したことを全く理解していないのか、どこ吹く風のようにチエは渡されたタオルで髪の毛と体を拭いていく間、夏梨はいそいそと横を素通りしようとした一護の脇に肘打ちを食らわせる。
「ゴフゥ?!」
「何してんのさ一兄?! チー姉ちゃんをずぶ濡れのままにするってどういうことさ?!」
「い、いやこれってどちらかというとアイツの所為────んぐ。」
夏梨の全力ジト目に一護は口を閉じた。
その間チエは居間に入り、眼鏡をかけなおしながらとある特務機関の総司令ポーズ悶々と考え込んでいた三月を見つける。
いつもはおちゃらけた様子の彼女が、このように真面目な顔をして塞ぎ込むのはチエから見れば相当珍しく、彼女から先に話しかけるのを待ったほどだった。
やがてチエの
「チエ。 新しい情報が入った。 私はすぐに瀞霊廷に行くつもりだから。」
「そうか。」
三月の切羽詰まったような、きつい口調にチエはただ短い返事をするが……
彼女の次に言うことにチエでさえも僅かにだが、驚きから目を見開くこととなる。
それは『藍染の部屋で発見した書類で世界のことを変な単語で言及していた』と、日番谷から聞いた内容。
『BLEACH』、と。
ピコーン♪
平子:ん? なんや今の音は?
ラブ:『フラグ』って奴じゃね?
ひよ里:そんなん今更やないか!
作者:えっと────
ラブ:────今のはたぶんアレだ。 『ノベルゲー』での『好感度アップ』の奴だ。
ローズ:なんでそんなこと知っているんだいラヴ?
ラブ:リサに聞け。
どのような投稿スタイルが好ましいですか?
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投稿できる日は同じ時間帯
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短くても毎日投稿(時間に多少バラ付き可)
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長く、切りの良い所
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作者が死なない/エタらない程度
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その他(感想欄にて)