活動報告にも書き上げましたが仕事の急増化からの疲れ&そこから生じた体調不良で上手く書き上げるどころか、考えが上手くまとまりませんでした。
まだ少し引きずっていますが、何とか形になったものを投稿しました。
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チエ 視点
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「落ち着け、一護。」
「そうだぞ一護、そう歩いてもことは進まぬ。」
浦原商店の地下にある訓練場にて、一護はウロウロしていた。
「るせぇよ。」
────そんなことは分かり切っている。
そう一護の言葉の続きの幻覚を聞こえた気がした。
それほどまでにもどかしいのだろう。
無理もない。 特に先ほど浦原が見せた容姿を見た後ではな……
「焦る気持ちは分かる。 浦原は余程の事が無ければ必要最低限の言葉を出してから籠ったりなどせん。」
夜一がここでチラッと見たのはポツンと、地下訓練場の端にひっそりと立っていた
マユリの摩訶不思議系のドア*1と比べれば何の変哲もないように聞こえるが、文字通りに『ドアが立っていた』。
前、後ろ、横からどう見てもただの白い室内ドア。
どこか『どこで〇ドア』に色以外で似ているのは全くの偶然とはいい難い。
そして夜一たちが地下に来た瞬間、ドアの中からどこか切羽詰まった調子の浦原が先ほど出てきてズケズケとした物言いで一方的に彼女たちに話をした。
「時間が惜しいので単刀直入に話します。
まず、藍染の霊圧が瀞霊廷に確認されると同時に一番隊舎に高い霊子濃度を数十個ほど補足。
一つ一つが隊長格と
瀞霊廷に涅さんが以前僕の監視カメラに追加したものをハッキングしてこれらの出来事の直前に総隊長、砕蜂隊長、日番谷隊長、狛村隊長、浮竹隊長、京楽隊長たちが藍染を収監していた真央地下大監獄に降りて行ったのが確認されています。
藍染の霊圧出現から数分後、現世と尸魂界を繋げる
これにて、
「────お、おい待てよ浦原さん!」
ここでさっさと踵を返そうとする浦原を、一護が呼び止めた。
「……なんですか?」
「ッ。」
いつものふざけた態度とは違う浦原の答えに戸惑う一護を見て、代わりに
「三月の様子は?」
「……ことの直前に、総隊長たちと
「「…………………………」」
彼のそっけない言葉に今度はチエも黙り込み、浦原はそれを最後にどこで〇ドア研究室の扉が閉まる。
パタン。
「……あまり気にするな二人とも。」
夜一は幼馴染の行動を弁護するかのように喋りだす。
「奴もかなり根を詰めつつおるのだ。 この様な出来事に藍染の霊圧が補足されたとなると、ほぼ間違いなく藍染がどうにかして再度現れたと見て良い。
それに奴の封印や拘束には
夜一自身、このような浦原を見たのがかなり堪えるのか一護たちだけでなく、自分を含めて安心させるように上記のじょう舌な言葉を並べた。
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??? 視点
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辺りに雨が降っていた。
周りには、瓦礫化した瀞霊廷の様々な建物の残骸。
「力をもう使い果たしたか?」
その中で、山本元柳斎は黒いマントを羽織った男の背中姿を見ていた。
それは約千年前にも見たことのある姿。
「どうする、
挑発的にその男は山本元柳斎に話しかけ、山本元柳斎には怒りというよりも冷静な『目の前の男を粉砕する』という衝動からさっき鞘におさめた斬魄刀を
「ほざけ! 卍解、『
フッ。
「────何?!」
山本元柳斎は突然自分を襲った喪失感に戸惑い、目の前の
「おごりが過ぎたな、山本重国? 何も貴様の卍解が特別ではない。」
ザンッ!
ユーハバッハの前に、霊子でできた大剣が空から降り立つ。
「並みの滅却師では御しきれない可能性があるだけで、貴様の卍解は例外ではない。」
それを手にしてから彼は再度、山本元柳斎に問いかけた。
「さて……
「きさ────!」
「────さらばだ。」
山本元柳斎が叫び終わるより先にユーハバッハが彼の左肩から右腰にかけてざっくりと両断していた。
「(バカな……)」
ドシャ!
「山本重国。 貴様、
地面に上半身が落ち、薄れる意識の中で山本元柳斎は指摘されていまだに立っている自分の体を見ると、二の腕から下が無くなっていた左腕を見る。
「答えてやろう。 貴様は
他人はもとより、部下や友の命ですら敗ほどの重みも感じぬ男だったが千年前に我ら滅却師に『残火の太刀』を使って一方的な虐殺を行い、その末に安らかな尸魂界を手に入れた貴様は己の技量を過信……いや、『罪悪感』とでも呼ぼうか? そこから貴様も、護廷十三隊も衰退の一途をたどり始めた。
貴様が誇りに思う『護廷十三隊』は千年前、貴様が絶滅寸前に追い込んだ滅却師たちと共に死んだのだ。」
「(そうか……ワシの慢心故か……じゃが……ただでは逃さぬぞ、ユーハバッハ!)」
ガシッ!
山本元柳斎は最後の力を振り絞って自分から離れようとしたユーハバッハの足を掴んだ。
ザッ!
「『死に体でも逃さん』という意地の表示か? 昔の貴様なら藍染惣右介相手に見せた『
「(クソ……)」
それを最後に、山本元柳斎は目を閉じて襲ってくる眠気に意識を手放した。
バシィン!
「ブオァ?!」
「寝るなぁぁぁぁぁぁ!!!」
訂正。
意識を手放そうとして、頬からくる
…………
………
……
…
雨が降り続ける中、狛村も襲ってくる喪失感に倒れて地面に横たわることに抗っていた。
「グッ! 頼む、
次に狛村が倒れそうになると、
「これ、は……」
みるみる姿がより獣らしく目の前で変わっていく様を狛村は恐怖や怒りなどではなく、『無念』に似た感情を抱いていた。
やがて以前よりさらに獣へと変わっていく狛村は己の体を容赦なく打つ雨が来る曇った空を見上げながらゆっくりと目を閉じた。
「(申し訳ありませぬ、山本元柳斎殿……東仙、ワシがお前に放った言葉の報いがこれか……京楽
バシィン!
「────キャイン?!」
「だから寝るなぁぁぁぁぁぁ!!!」
目を閉じようとした狛村は急に叩かれては犬のような変な声を出しながら意識が覚醒した。
…………
………
……
…
「七緒ちゃん!
京楽は雨の中、目を閉じかけていた七緒を抱き上げていた。
悲痛な声で彼女の名を呼びながら。
「た……ちょう……ゴフッ!」
「喋るな、七緒! 今すぐ、四番隊の────!」
「────
京楽たちが潜んでいた白い建物の影……
の、さらに向こう側では鳥の頭と翼を生やした異形の者が愉快な笑みと共に叫んでいた。
だが京楽にはこの異形は眼中にはなく、ただ両手でどうにか七緒から出る量の血を抑えようとした。
「あ……ああぁぁぁぁぁ……(なんてことだ……僕の、所為だ。 頑なに
京楽の
「へぇ~? 『影鬼』って、こんな使い方もあるんだ?」
「ッ!? (見つかった?!)」
京楽が見上げると、先ほどの異形の鳥が構えていた。
目を愉快な笑みに歪めながら。
「この『影』ってさぁ~? 消したらどうなるんだろぉねぇ~?」
カッ!
「しまっ────!」
京楽の視界を、まばゆい光がすべてを埋め尽くす。
「────」
その光が広がり、京楽は眼球と同様に全身が焼けるような感覚と共に意識が薄まっていくのを感じながら、腕の中の七緒の目が虚ろになっていたことに彼の高ぶっていた心は次第に穏やかになっていった。
「(ああ……僕は結局……兄さんの後を追うのか……それが、僕が彼女を信じられなかった報いなんだね……)」
そう思いながら消えていく京楽に、思ってもいない異変が起きる。
「このバカ
「グェ?! (な、なんだいこりゃあ?!)」
京楽は己の体を無理やり首根っこから引かれるような浮遊感と苦しさで潰れたカエルのような声を出しながら意識が戻っていく。
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護廷十三隊、『渡辺』三月 視点
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「う……」
「一体、何が────」
一人一人、半壊した真央地下で気を失っていた隊長たちが目を覚まし始める。
ズズゥゥゥゥン……
「(この音……上ではいったい……ううん、なんで藍染が『ここで』
三月は片手で持っていたハリセンを宙の歪みの中へと戻しながら長い、半壊した階段を見上げながら困惑しそうな思考を別方向に展開していた。
「(それに彼と共に出てきた奴ら……
「……誰か! 『
「「「「「え?」」」」」
三月含めて、ほかの隊長たちが何か様子が尋常ではない山本元柳斎を見る。
「ええと? それ────」
ガシッ!
「────ひ?!」
目が血走った山本元柳斎に両腕をつかまれた三月は小さい悲鳴を上げた。
ギュウゥゥゥゥゥゥゥゥ!
「って痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い?!」
「説明はあとじゃ! 早うせんか?!」
そしていつもの調子どこから焦っている彼の握力に痛がりながらも、
「(ええっと、『検索』……あった、172話のコレね。) 黒白の
三月は詠唱後に膝と
「縛道の七十七、『
そして彼女は気付かなかった。
周りの隊長たちが不思議な物を見る、または興味深い『観察者』のような目を向けていたことに。
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鳳橋ローズ、吉良 視点
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ローズは鞭のような『
ガガガガガガガガガガッ!
ただの黒い矢ならばこの二人にとってさほど問題ではない。
ないのだが攻撃の数が半端なく、貫通力
そして遠距離相手に決定打を持っていないことも災いしていた。
ローズの『
吉良の『
極めつけはシャズがどれだけ攻撃を受けても
「う~ん、
「そうですね、鳳橋隊長。」
そんな二人でも冷静にシャズの対処を考えている途中で『
「……う~ん、これはちょっと予想外。」
「『卍解を使うな』とは、タイミングが少々悪いですね隊長。」
「ま、僕の卍解披露は次に取っておくとしよう……じゃあ吉良君、
ここでローズが顔間近に手をかざして、ペスト医師のような仮面が出現する。
「『
「チッ!」
ローズの攻撃がちょうど上空にいるシャズ目掛けて伸びていき、彼はこれを横によける。
「
『
ドッ!
「ガッ?!」
『
そのままシャズは地面へ叩きつけられる前に、無言で吉良が『侘助』で斬りつけられるとシャズの落下は勢いを増す。
ドォン!
「うん、やっぱり吉良君は頼りになるね。」
虚の仮面が消えていくローズは笑みを浮かべながら、シャズが落下した場所の土煙を見た。
「ああああああああああ…クッソ痛てぇなぁ、オイ。」
土煙の中からシャズが
シャキン。
「あ?」
ここでローズは斬魄刀を鞘に戻したことに、シャズは不思議に思った。
「んだよ? 諦めたのか? 死神にしては潔いな?」
「諦める? 僕がかい? 質の悪い冗談は僕から離れてからやりたまえ。 ああ、
「テメェ、俺をなめ────!」
ズッ!
くるりと背中を見せながら歩くローズに、シャズが踏み出すとお腹に来るような重い音が彼の足元から発生する。
「な、んだ…これ、は?!」
それと同時にシャズはここで自分に襲い掛かる重圧感に気付き、立つのがやっとの程だった。
「だから言っただろう? 『吉良君は頼りになる』と?」
「な、に、を────?!」
「────『
次第にシャズは自分の倍々になった体重に耐え切れず、またを付きながら力んだことによって血管が浮き出始めた。
「隊長、一番近いのがこちらからです。」
「うん、それじゃあ行こうか吉良君。
ズン!
股だけでなく、両手を地面について倒れるのを抗うシャズは身動き取れずに遠ざかっていくローズと吉良を睨んだ。
…………
………
……
…
「スタァァァァァァァー! ラリアット!」
マスキュリンの(普通の)ラリアットを恋次が交わすと彼の後ろの壁が風圧によってへこむ。
「卍────ッ。」
白哉はエス・ノトを相手に
恋次も同じく一瞬だけ固まってはイラつきからか、特に誰にも向けていない叫びをした。
「『卍解を使うな』だと?! それじゃあ、俺たちはこんな奴らとどうやって戦えばいいんだ?!」
ベシッ!
「いで?!」
そんな恋次の頭が
「いらぬ情報を敵の前にして漏洩するなこの阿呆が。
白哉が敵の針をよけながらチラッと恋次を見ては口をつぐんだ。
「???? 隊長?」
余談だが、白哉の頭の上には
「……………………いや、なにも。」
いつもなら嫌味っぽい文句を言う白哉だが、状況だけに余計なことを言わなかった。
凛(天の刃体):なにこの『スターラリアット』?
作者:ナンデココにイルノデスカ遠坂さん?
凛(天の刃体):あら? 私がここにいちゃ都合が悪いのかしら?
作者:黙秘シマス。
弥生(天の刃体):う、うーん……この『ローズ』ってのがまさか大前田と同じ声を出せるとはちょっと意外。
作者:なにっぬ?!
どのような投稿スタイルが好ましいですか?
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投稿できる日は同じ時間帯
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短くても毎日投稿(時間に多少バラ付き可)
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長く、切りの良い所
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作者が死なない/エタらない程度
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その他(感想欄にて)